12 / 25
直後
しおりを挟む
直後、直枝の表情が暗くなるのがわかった。しかし、僕は間違っていない。その点については、断言できる。
奴らが何者なのかはわからない。ただ、まともな人間じゃないことだけは確かだ。
僕は見たのだ。泣いて許しを乞う上条に対し、奴らが振るった容赦のない徹底的な暴力を。
さらに、向かって来た男たちの眼も見てしまった。あれは、僕の人生に嫌と言うほど出現した、弱い者をいたぶる事に喜びを見出だす者の眼に似ている。
いや、それとも微妙に違っていた。
中学生の時に僕をいじめていた連中は、まだ若干の手加減らしきものをしていた。「コイツが怪我したり自殺したりしたらヤベーから、これ以上はやめとこう」というような意識があった気がする。
昔、そのいじめっ子から、逆エビ固めというプロレス技をかけられたことがある。その時、僕は声も出せなかった。経験のない人にはわからないと思うが、あれは本当にきつい。
その時も、相手の全体重をかけられ、苦しさのあまり意識を失ってしまった。そのまま放っておかれたら、死んでいたのかもしれない。
どのくらい時間が経ったのかはわからないが、僕が意識を取り戻した時、心底からホッとしたような表情をしていたのを覚えている。
もちろん、奴らは僕の身を案じていたのではない。奴らが案じていたのは、自分たちの将来だ。僕が死ぬことより、自分たちが殺人犯になるかもしれないことの方が心配だったのは明白であった。
それ以来、いじめはほんの少しソフトになったように思う。もっとも、僕にとって地獄のような環境であったことには違いない。ソフトと言っても、ほんの僅かな差でしかないのだが。
しかし、ここにいる連中はイジメっ子などという生易しい存在ではない。明確な殺意があるのだ。躊躇する事なく、人を殺す眼をしていた。
また、死体が見つからなければただの行方不明だ、という意味のことも言っていたのだ。
警察も、死体を発見すれば事件として捜査せざるを得ない。それが他殺体となれば、なおさらだ。だが死体さえ発見されなければ、ただの行方不明である。家出や夜逃げ、果ては逃亡中の犯罪者などなど……行方不明の人間はいくらでもいる。行方不明と殺人事件とでは、警察のかける時間も労力も比べ物にならない。
奴らは、そういったことを計算に入れつつ、殺人を行う集団なのだ。どう考えても、普通ではないだろう。暴走族のような単なる粗暴犯よりも、遥かに性質が悪い。
そんな人間たちを相手に戦って、全てを殺さずに勝つことなど不可能だ。特に僕のような人間の場合、殺す気がなければ勝てるわけがない。
さっきの戦いが、まさにそうだった。僕は最初から、殺すつもりで襲いかかって行ったのだ。殺さなければ、こちらが殺されていただろう。相手の男か、あるいは明の手によって。
さらに、僕には人殺しに伴うはずの罪悪感は、あまり感じていなかった。
何故なら、奴らは悪人だからだ。それも、凶器と殺意を持った悪人だ。どこから見ても、完全な悪としか言い様がない存在である。
だから、奴らを殺す。殺さなければ、僕の方が殺される。あんな奴らの手で人生を終えるなど、まっぴらだ。
さらに言うなら……あんな連中は、死んだ方が世の中のためだ。奴らが生き延びれば、また他の誰かを殺すことになる。
つまり、奴らを殺すのは正義だ。
僕は悪くない。
今になって当時を振り返ると、この時の僕の思考は完全におかしかった。狂っていた、と言われても仕方ない気がする。
しかし、僕はいじめられっ子だった。その上、ケンカなど生まれてから一度もしたことがない。そんな人間が、こんな戦場のごとき状況でやっていくためには、普段の精神状態では不可能だったのだ。
狂気に、いや凶気に身も心も委ねることで、かろうじて自分を保っていられたのだろうと思う。
そうでなければ、生き延びることなど出来なかったはずだ。
そんな思いとは裏腹に、直枝はなおも言葉を続ける。
「翔、あたしは、あんたのことをよくは知らない。でも、あんたはそんな人間じゃないはずだよ。明とは違うでしょ?」
その問いに、何も言えなかった。しかし、直枝はさらに語り続ける。
「あんただって、さっきは嫌な気分だったでしょ? 明に脅された時、あんたは凄く怖かったはずだよ。だけど、このままだと、あんたも──」
「待ってよ。そんなことより、今は交代で休もう。君が先に寝なよ。目をつぶって横になるだけでも、だいぶ楽になる。休める時に休んでおかないと……」
そう言って、僕は話を打ち切ろうとした。これ以上、彼女と話していても、結局は平行線を辿るだけだと思ったからだ。
今の僕と直枝は、永遠に相容れぬ意見のままであろう。
「わ、わかったよ」
不満そうな顔で、返事をした。僕から視線を逸らし、横になった。よほど疲れていたのだろう。すぐに寝息をたて始める。
思わずドキッとした。鼓動が早くなる……直枝はどちらかというと地味な、化粧っけのない顔ではある。だが、それでも女子の中では可愛い方だと思う。そんな女の子が、すぐそばで無防備な姿をさらしている。
僕の人生において、あり得ないと思っていたシチュエーションだ。よからぬ考えが頭を掠める。
頬がまたしても赤くなった。思わず、彼女をじっと見つめる──
だが、今はそんな場合ではないのだ。目を逸らし、外の様子を窺う。
耳をすませると、虫の声らしきものが聞こえる。さらに、小動物の立てるカサカサという音も。どうやら、この周辺には誰もいないようだ。
改めて、これまでの出来事について考えてみた。来た時には気がつかなかったが、この村はかなり広い。しかし、この建物にしてもそうだが、かなり長い間ほったらかしにされていたようだ。
近いうちに取り壊しになる廃村か、あるいは得体の知れない者たちが住んでいた集落か。いずれにしても、今はまともな人間は住んでいないらしい。少なくとも、生活の匂いがないのは確かだ。
ただ、高宮に連れてこられた小屋は、そこそこ手入れされていた。ひょっとしたら、これまでにも僕らのような人間を誘い込み、そして皆殺しにしていたのかもしれない。
そういえば明は、今まで遭遇した奴らはみんな都会の人間だと言っていた。となると、ここも昔は普通の村だったのだろう。しかし、今はさびれて人が消えてしまい……それを、都会から来た殺人鬼たちが何らかの目的のために使用している、という訳か。
いったい、何のためだろう? いや、そもそも奴らは何者なのだろうか。カルトな新興宗教団体のメンバーか、それとも悪魔教だろうか。
かつて読んだ本に書かれていた事を思い出した。外国では悪魔教が実際に存在し、活動しているらしい。悪魔を神として崇め、集会の時には想像を絶するような行為に耽る。麻薬を用いた乱交パーティーや、時には殺人まで……恐ろしい話だが、まんざらデタラメでもないらしい。
実際の話、海外では悪魔教が絡んだ殺人事件も起きているというのだ。
しかし、奴らがそういった集団である可能性は薄いのではないか、と僕は思っていた。
奴らは全員、どこか真剣さに欠けている気がする。カルト系の新興宗教にハマってしまった者にありがちな真剣さや、狂信的な態度がないのだ。少なくとも、今まで遭った連中からは感じられない。
今まで遭った人間からは……上手く言えないが、サークル活動か何かに参加しているような気楽さを感じるのだ。遊び気分、ともいえるかもしれない。ヘラヘラ笑いながら会話し、嬉々として襲いかかって来た気がする。
だが逆に、サークル活動に参加しているような感覚で、気楽に殺人を行える集団なのだとすると……。
その目的はどうあれ、本物の狂人集団だ。
そして、完全なる悪だ。世の中に害悪という名の毒を撒き散らすだけの存在。
やはり、殺しても構わない人間たちだ。
そんな事を考えていた時、声が聞こえてきた。
「俺だ、明だ。入るぞ」
低く押し殺したような声と同時に、明が静かな動きで入って来た。
心底から、ホッとなった。この状況では、明以上に頼りになる人間はいない。
たとえ、彼がどんな人間であったとしても。
「まだよくはわからんが、奴らの溜まり場は見てきたよ。村の中心にある役場みたいな所で、大勢集まって話してやがった」
不快そうな表情で言うと、直枝の方を見る。彼女はまだ眠っていた。すぐに目を覚ます気配はなさそうだ。
そんな直枝を見ながら、苦笑する明。つられて、僕も笑った。
「寝ているのか。それよりも、これからどうしたもんかな。今、考えているんだが……」
明はそう言って、僕の隣に腰かける。
「奴らはどうしようもないクズだな。俺が調べた限りじゃあ、ここにいるのは殺人マニアの集まりみたいだよ。人数もかなり多い。さて、どう戦うかな……」
奴らが何者なのかはわからない。ただ、まともな人間じゃないことだけは確かだ。
僕は見たのだ。泣いて許しを乞う上条に対し、奴らが振るった容赦のない徹底的な暴力を。
さらに、向かって来た男たちの眼も見てしまった。あれは、僕の人生に嫌と言うほど出現した、弱い者をいたぶる事に喜びを見出だす者の眼に似ている。
いや、それとも微妙に違っていた。
中学生の時に僕をいじめていた連中は、まだ若干の手加減らしきものをしていた。「コイツが怪我したり自殺したりしたらヤベーから、これ以上はやめとこう」というような意識があった気がする。
昔、そのいじめっ子から、逆エビ固めというプロレス技をかけられたことがある。その時、僕は声も出せなかった。経験のない人にはわからないと思うが、あれは本当にきつい。
その時も、相手の全体重をかけられ、苦しさのあまり意識を失ってしまった。そのまま放っておかれたら、死んでいたのかもしれない。
どのくらい時間が経ったのかはわからないが、僕が意識を取り戻した時、心底からホッとしたような表情をしていたのを覚えている。
もちろん、奴らは僕の身を案じていたのではない。奴らが案じていたのは、自分たちの将来だ。僕が死ぬことより、自分たちが殺人犯になるかもしれないことの方が心配だったのは明白であった。
それ以来、いじめはほんの少しソフトになったように思う。もっとも、僕にとって地獄のような環境であったことには違いない。ソフトと言っても、ほんの僅かな差でしかないのだが。
しかし、ここにいる連中はイジメっ子などという生易しい存在ではない。明確な殺意があるのだ。躊躇する事なく、人を殺す眼をしていた。
また、死体が見つからなければただの行方不明だ、という意味のことも言っていたのだ。
警察も、死体を発見すれば事件として捜査せざるを得ない。それが他殺体となれば、なおさらだ。だが死体さえ発見されなければ、ただの行方不明である。家出や夜逃げ、果ては逃亡中の犯罪者などなど……行方不明の人間はいくらでもいる。行方不明と殺人事件とでは、警察のかける時間も労力も比べ物にならない。
奴らは、そういったことを計算に入れつつ、殺人を行う集団なのだ。どう考えても、普通ではないだろう。暴走族のような単なる粗暴犯よりも、遥かに性質が悪い。
そんな人間たちを相手に戦って、全てを殺さずに勝つことなど不可能だ。特に僕のような人間の場合、殺す気がなければ勝てるわけがない。
さっきの戦いが、まさにそうだった。僕は最初から、殺すつもりで襲いかかって行ったのだ。殺さなければ、こちらが殺されていただろう。相手の男か、あるいは明の手によって。
さらに、僕には人殺しに伴うはずの罪悪感は、あまり感じていなかった。
何故なら、奴らは悪人だからだ。それも、凶器と殺意を持った悪人だ。どこから見ても、完全な悪としか言い様がない存在である。
だから、奴らを殺す。殺さなければ、僕の方が殺される。あんな奴らの手で人生を終えるなど、まっぴらだ。
さらに言うなら……あんな連中は、死んだ方が世の中のためだ。奴らが生き延びれば、また他の誰かを殺すことになる。
つまり、奴らを殺すのは正義だ。
僕は悪くない。
今になって当時を振り返ると、この時の僕の思考は完全におかしかった。狂っていた、と言われても仕方ない気がする。
しかし、僕はいじめられっ子だった。その上、ケンカなど生まれてから一度もしたことがない。そんな人間が、こんな戦場のごとき状況でやっていくためには、普段の精神状態では不可能だったのだ。
狂気に、いや凶気に身も心も委ねることで、かろうじて自分を保っていられたのだろうと思う。
そうでなければ、生き延びることなど出来なかったはずだ。
そんな思いとは裏腹に、直枝はなおも言葉を続ける。
「翔、あたしは、あんたのことをよくは知らない。でも、あんたはそんな人間じゃないはずだよ。明とは違うでしょ?」
その問いに、何も言えなかった。しかし、直枝はさらに語り続ける。
「あんただって、さっきは嫌な気分だったでしょ? 明に脅された時、あんたは凄く怖かったはずだよ。だけど、このままだと、あんたも──」
「待ってよ。そんなことより、今は交代で休もう。君が先に寝なよ。目をつぶって横になるだけでも、だいぶ楽になる。休める時に休んでおかないと……」
そう言って、僕は話を打ち切ろうとした。これ以上、彼女と話していても、結局は平行線を辿るだけだと思ったからだ。
今の僕と直枝は、永遠に相容れぬ意見のままであろう。
「わ、わかったよ」
不満そうな顔で、返事をした。僕から視線を逸らし、横になった。よほど疲れていたのだろう。すぐに寝息をたて始める。
思わずドキッとした。鼓動が早くなる……直枝はどちらかというと地味な、化粧っけのない顔ではある。だが、それでも女子の中では可愛い方だと思う。そんな女の子が、すぐそばで無防備な姿をさらしている。
僕の人生において、あり得ないと思っていたシチュエーションだ。よからぬ考えが頭を掠める。
頬がまたしても赤くなった。思わず、彼女をじっと見つめる──
だが、今はそんな場合ではないのだ。目を逸らし、外の様子を窺う。
耳をすませると、虫の声らしきものが聞こえる。さらに、小動物の立てるカサカサという音も。どうやら、この周辺には誰もいないようだ。
改めて、これまでの出来事について考えてみた。来た時には気がつかなかったが、この村はかなり広い。しかし、この建物にしてもそうだが、かなり長い間ほったらかしにされていたようだ。
近いうちに取り壊しになる廃村か、あるいは得体の知れない者たちが住んでいた集落か。いずれにしても、今はまともな人間は住んでいないらしい。少なくとも、生活の匂いがないのは確かだ。
ただ、高宮に連れてこられた小屋は、そこそこ手入れされていた。ひょっとしたら、これまでにも僕らのような人間を誘い込み、そして皆殺しにしていたのかもしれない。
そういえば明は、今まで遭遇した奴らはみんな都会の人間だと言っていた。となると、ここも昔は普通の村だったのだろう。しかし、今はさびれて人が消えてしまい……それを、都会から来た殺人鬼たちが何らかの目的のために使用している、という訳か。
いったい、何のためだろう? いや、そもそも奴らは何者なのだろうか。カルトな新興宗教団体のメンバーか、それとも悪魔教だろうか。
かつて読んだ本に書かれていた事を思い出した。外国では悪魔教が実際に存在し、活動しているらしい。悪魔を神として崇め、集会の時には想像を絶するような行為に耽る。麻薬を用いた乱交パーティーや、時には殺人まで……恐ろしい話だが、まんざらデタラメでもないらしい。
実際の話、海外では悪魔教が絡んだ殺人事件も起きているというのだ。
しかし、奴らがそういった集団である可能性は薄いのではないか、と僕は思っていた。
奴らは全員、どこか真剣さに欠けている気がする。カルト系の新興宗教にハマってしまった者にありがちな真剣さや、狂信的な態度がないのだ。少なくとも、今まで遭った連中からは感じられない。
今まで遭った人間からは……上手く言えないが、サークル活動か何かに参加しているような気楽さを感じるのだ。遊び気分、ともいえるかもしれない。ヘラヘラ笑いながら会話し、嬉々として襲いかかって来た気がする。
だが逆に、サークル活動に参加しているような感覚で、気楽に殺人を行える集団なのだとすると……。
その目的はどうあれ、本物の狂人集団だ。
そして、完全なる悪だ。世の中に害悪という名の毒を撒き散らすだけの存在。
やはり、殺しても構わない人間たちだ。
そんな事を考えていた時、声が聞こえてきた。
「俺だ、明だ。入るぞ」
低く押し殺したような声と同時に、明が静かな動きで入って来た。
心底から、ホッとなった。この状況では、明以上に頼りになる人間はいない。
たとえ、彼がどんな人間であったとしても。
「まだよくはわからんが、奴らの溜まり場は見てきたよ。村の中心にある役場みたいな所で、大勢集まって話してやがった」
不快そうな表情で言うと、直枝の方を見る。彼女はまだ眠っていた。すぐに目を覚ます気配はなさそうだ。
そんな直枝を見ながら、苦笑する明。つられて、僕も笑った。
「寝ているのか。それよりも、これからどうしたもんかな。今、考えているんだが……」
明はそう言って、僕の隣に腰かける。
「奴らはどうしようもないクズだな。俺が調べた限りじゃあ、ここにいるのは殺人マニアの集まりみたいだよ。人数もかなり多い。さて、どう戦うかな……」
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説


不労の家
千年砂漠
ホラー
高校を卒業したばかりの隆志は母を急な病で亡くした数日後、訳も分からず母に連れられて夜逃げして以来八年間全く会わなかった父も亡くし、父の実家の世久家を継ぐことになった。
世久家はかなりの資産家で、古くから続く名家だったが、当主には絶対守らなければならない奇妙なしきたりがあった。
それは「一生働かないこと」。
世久の家には富をもたらす神が住んでおり、その神との約束で代々の世久家の当主は働かずに暮らしていた。
初めは戸惑っていた隆志も裕福に暮らせる楽しさを覚え、昔一年だけこの土地に住んでいたときの同級生と遊び回っていたが、やがて恐ろしい出来事が隆志の周りで起こり始める。
経済的に豊かであっても、心まで満たされるとは限らない。
望んでもいないのに生まれたときから背負わされた宿命に、流されるか。抗うか。
彼の最後の選択を見て欲しい。
シカガネ神社
家紋武範
ホラー
F大生の過去に起こったホラースポットでの行方不明事件。
それのたった一人の生き残りがその惨劇を百物語の百話目に語りだす。
その一夜の出来事。
恐怖の一夜の話を……。
※表紙の画像は 菁 犬兎さまに頂戴しました!
傷心中の女性のホラーAI話
月歌(ツキウタ)
ホラー
傷心中の女性のホラー話を500文字以内で。AIが考える傷心とは。
☆月歌ってどんな人?こんな人↓↓☆
『嫌われ悪役令息は王子のベッドで前世を思い出す』が、アルファポリスの第9回BL小説大賞にて奨励賞を受賞(#^.^#)
その後、幸運な事に書籍化の話が進み、2023年3月13日に無事に刊行される運びとなりました。49歳で商業BL作家としてデビューさせていただく機会を得ました。
☆表紙絵、挿絵は全てAIイラスです
百物語 厄災
嵐山ノキ
ホラー
怪談の百物語です。一話一話は長くありませんのでお好きなときにお読みください。渾身の仕掛けも盛り込んでおり、最後まで読むと驚くべき何かが提示されます。
小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
[全221話完結済]彼女の怪異談は不思議な野花を咲かせる
野花マリオ
ホラー
ーー彼女が語る怪異談を聴いた者は咲かせたり聴かせる
登場する怪異談集
初ノ花怪異談
野花怪異談
野薔薇怪異談
鐘技怪異談
その他
架空上の石山県野花市に住む彼女は怪異談を語る事が趣味である。そんな彼女の語る怪異談は咲かせる。そしてもう1人の鐘技市に住む彼女の怪異談も聴かせる。
完結いたしました。
※この物語はフィクションです。実在する人物、企業、団体、名称などは一切関係ありません。
エブリスタにも公開してますがアルファポリス の方がボリュームあります。
表紙イラストは生成AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる