29 / 54
野良犬たちの午後 綾人
しおりを挟む
午後八時、小林綾人はルイスを連れて外に出た。この少年は綾人と一緒に外に出られるのが嬉しいのか、ニコニコしている。綾人はというと、その態度に苦笑していた。ルイスは、自分の理解を超えている。
今朝、突然の来客があった。私立探偵の夏目正義と、その仲間らしき青年だ。綾人は怯えながら対処したが、彼らは今にも部屋に上がり込んで来そうな勢いだった。ところが、ルイスが顔を出した途端に彼らは引き上げてしまったのである。まるで、ルイスの存在に怯えたかのようだった。
その後、ルイスを落ち着かせて遅い朝食を食べさせた。
ふと気づくと、部屋で眠り込んでいた。外は暗くなっており、テレビを見れば夕暮れ時のニュースが放送されている。綾人は目をこすりながら辺りを見渡した。ルイスは膝を抱えて座り込み、じっとテレビの画面を見つめている。その時になって、自分にの体に毛布がかけられていることに気づいた。
「ルイス、これ君がかけてくれたの?」
「うん。風邪ひくよと言ってたからかけた。テレビで観たよ」
視線はテレビに向けたまま、ルイスは答える。どうやら、この少年にはテレビから得た知識しかないらしい。両親がいない、というのは本当なのだろう。加えて、今までは周囲にまともな大人が居なかったと思われる。常識というものを教えてくれる存在がいなかったらしい。
そんなルイスが、自分に気を使ってくれたのが嬉しかった。
「そうか……ルイス、ありがとう」
「いえいえどういたしまして」
言いながら、ルイスはこちらを向く。彼の端正な顔に、笑みが浮かんだ。
八時になり、綾人はルイスを連れて外に出た。散歩するついでに、買い物もさせてみようと考えたのだ。この少年は、あまりにも物を知らなさすぎる。いずれ、自分は逮捕されるかもしれないのだ。あの夏目という探偵は、確実に自分を疑っている。今朝、わざわざ自宅まで現れたのがその証拠だ。しかも、仲間らしき男まで連れていた。
自分が逮捕されたら、ルイスはどうなるだろう。恐らくは施設に送られ、そこで暮らすこととなるだろう。それまでは、出来るだけ楽しく過ごさせてあげたかった。
二人は、さっそくコンビニに入った。店内のルイスは、予想したよりおとなしい。子供のようにはしゃぎ、いろんな物を欲しがるかと思っていたのだが……黙ったまま、綾人の後を付いて来るだけだ。
だが、不意に腕をつついてきた。
「綾人これ欲しい」
そう言って、おにぎりを差し出してきた。綾人は頷く。
「いいよ、他は?」
「じゃあこれも欲しい」
今度はクリームパンを差し出す。その時に気づいた。この二つは、綾人とルイスが初めて会った時にあげた物だ。
思わず微笑んでいた。
「いいよ、買ってあげる」
買い物を済ませ、コンビニを出た。すると、ルイスは公園を指差す。
「綾人こっち行きたい」
そこは、ルイスと初めて出会った場所である。彼は自然が好きなのだろうか。綾人は、微笑みながら頷いた。
「いいよ。公園を散歩してみようか」
公園に着くと、ルイスはベンチに座った。買ったばかりのおにぎりを手に取り、ビニールを剥き始める。海苔は残したまま器用に剥いた。
「綾人できた」
言いながら、ルイスは誇らしげな表情でおにぎりを見せる。
「凄いなルイス。本当に凄いよ」
綾人はそう言って、ぱちぱち手を叩いた。だが、まんざら大げさでもない。ルイスは昨日、一度見ただけでこの手順を覚えたのだ。常識はゼロだが、学習能力は低くない。
その時、邪魔者が現れた。
「小林じゃねえか。てめえ、何やってんだよ」
不意に声が聞こえた。綾人が顔を上げると、班長の卯月が立っていた。その後ろには、ガラの悪い男が三人いる。卯月の友人だろう。類は友を呼ぶ、とはよく言ったものだ。
「ルイス、行こうか」
卯月を無視して、ルイスに声をかけた。こんな男を相手にしている暇はないのだ。綾人に促され、ルイスもおにぎりを食べながら立ち上がる。二人はそのまま立ち去ろうとした。
だが、卯月は素早く動いた。
「待てよ、ちょっと遊ぼうぜ。こっちはな、お前が辞めちまったせいで残業やらされちまったよ。おかげで、ストレス溜まってんだよ」
そう言いながら、卯月は綾人の前に立つ。同時に、他の男たちも残忍な笑みを浮かべて二人を囲む。
「そんなの関係ないでしょうが! 遊ぶんだったら、他の人を当たってくださいよ!」
綾人は怒鳴り、横をすり抜けようとする。だが卯月に胸を強く押され、後方によろめいた。すると、他の男たちが笑いだす。敵意を剥き出しにした下品な笑いだ。
「調子こいてんじゃねえぞ。殺すぞガキが」
卯月は低い声で凄む。しかし、彼は何もわかっていなかった。
今、卯月は地雷を踏んでしまったのだ──
「綾人をいじめるな」
感情の一切こもっていない、無機質な声が響く。次の瞬間、ルイスは音もなく動いた。
ルイスの左手が、弾丸のような速さで卯月の顔面に伸びる。彼の指はムチのようにしなり、正確に両目の周辺を打つ。
卯月は完全に意表を突かれた。彼の眼球を指先が打つ。悲鳴と同時に、反射的に顔を背ける。
すると、今度はルイスの右手が動く。卯月の喉を掴む。その瞬間、卯月の口から押し殺したような声が洩れた。人間離れした握力で、声帯を潰されたのだ。
ルイスの攻撃は止まらない。ボロ切れでも扱うかのように、片手で卯月の体を放り投げる。
この間、わずか三秒ほどだろうか。綾人も他の男たちも、未だに事態が飲み込めていない。ポカンとしたまま少年を見つめている。
だが、ルイスは動き続けている。手近な男の襟首を掴み、力任せに投げる。細身の体からは、想像もつかない腕力だ。
その時になって、ようやく相手は反応した。
「や、やめろひょ……」
男のひとりは、そう言いながら後る。もうひとりの方は、足がすくんでしまっているのだろうか。その場に立ち尽くしたまま呆然としている。
だが、ルイスは躊躇しない。間髪入れず襲いかかっていった──
「ルイス……何てことを……」
綾人は呆然とした表情で呟く。周囲には、血を流し倒れている男たちが四人。ルイスは立ったまま、平然とした表情で綾人を見ている。息ひとつ切らせていない。
これだけのことを、一分もかからないうちにやってのけてしまった……。
「ルイス……こ、殺したのか?」
「まだ殺してない。今からとどめ刺す」
そう言うと、ルイスは手近な位置で倒れている男の首を掴む。
綾人は慌てた。ルイスは本当に殺してしまうだろう。彼の手を掴んで制した。
「そんなことしちゃ駄目だ。人を殺しちゃいけない」
「なんで? なんで人を殺しちゃいけないの?」
ルイスは、不思議そうに尋ねる。だが綾人は、答えることが出来なかった。ルイスはある意味、純粋無垢な存在なのだ。法も道徳観念もまるきり知らない。そんな人間に語れるものなど、自分は持ち合わせていないのだ。
いや、それ以前に……自分も人殺しなのである。それも、実の母親を殺した最低の人間だ。本来ならば、人に善悪を説く資格は無い。
「と、とにかく人は殺しちゃいけないんだよ。わかったね?」
「うんわかった」
今朝、突然の来客があった。私立探偵の夏目正義と、その仲間らしき青年だ。綾人は怯えながら対処したが、彼らは今にも部屋に上がり込んで来そうな勢いだった。ところが、ルイスが顔を出した途端に彼らは引き上げてしまったのである。まるで、ルイスの存在に怯えたかのようだった。
その後、ルイスを落ち着かせて遅い朝食を食べさせた。
ふと気づくと、部屋で眠り込んでいた。外は暗くなっており、テレビを見れば夕暮れ時のニュースが放送されている。綾人は目をこすりながら辺りを見渡した。ルイスは膝を抱えて座り込み、じっとテレビの画面を見つめている。その時になって、自分にの体に毛布がかけられていることに気づいた。
「ルイス、これ君がかけてくれたの?」
「うん。風邪ひくよと言ってたからかけた。テレビで観たよ」
視線はテレビに向けたまま、ルイスは答える。どうやら、この少年にはテレビから得た知識しかないらしい。両親がいない、というのは本当なのだろう。加えて、今までは周囲にまともな大人が居なかったと思われる。常識というものを教えてくれる存在がいなかったらしい。
そんなルイスが、自分に気を使ってくれたのが嬉しかった。
「そうか……ルイス、ありがとう」
「いえいえどういたしまして」
言いながら、ルイスはこちらを向く。彼の端正な顔に、笑みが浮かんだ。
八時になり、綾人はルイスを連れて外に出た。散歩するついでに、買い物もさせてみようと考えたのだ。この少年は、あまりにも物を知らなさすぎる。いずれ、自分は逮捕されるかもしれないのだ。あの夏目という探偵は、確実に自分を疑っている。今朝、わざわざ自宅まで現れたのがその証拠だ。しかも、仲間らしき男まで連れていた。
自分が逮捕されたら、ルイスはどうなるだろう。恐らくは施設に送られ、そこで暮らすこととなるだろう。それまでは、出来るだけ楽しく過ごさせてあげたかった。
二人は、さっそくコンビニに入った。店内のルイスは、予想したよりおとなしい。子供のようにはしゃぎ、いろんな物を欲しがるかと思っていたのだが……黙ったまま、綾人の後を付いて来るだけだ。
だが、不意に腕をつついてきた。
「綾人これ欲しい」
そう言って、おにぎりを差し出してきた。綾人は頷く。
「いいよ、他は?」
「じゃあこれも欲しい」
今度はクリームパンを差し出す。その時に気づいた。この二つは、綾人とルイスが初めて会った時にあげた物だ。
思わず微笑んでいた。
「いいよ、買ってあげる」
買い物を済ませ、コンビニを出た。すると、ルイスは公園を指差す。
「綾人こっち行きたい」
そこは、ルイスと初めて出会った場所である。彼は自然が好きなのだろうか。綾人は、微笑みながら頷いた。
「いいよ。公園を散歩してみようか」
公園に着くと、ルイスはベンチに座った。買ったばかりのおにぎりを手に取り、ビニールを剥き始める。海苔は残したまま器用に剥いた。
「綾人できた」
言いながら、ルイスは誇らしげな表情でおにぎりを見せる。
「凄いなルイス。本当に凄いよ」
綾人はそう言って、ぱちぱち手を叩いた。だが、まんざら大げさでもない。ルイスは昨日、一度見ただけでこの手順を覚えたのだ。常識はゼロだが、学習能力は低くない。
その時、邪魔者が現れた。
「小林じゃねえか。てめえ、何やってんだよ」
不意に声が聞こえた。綾人が顔を上げると、班長の卯月が立っていた。その後ろには、ガラの悪い男が三人いる。卯月の友人だろう。類は友を呼ぶ、とはよく言ったものだ。
「ルイス、行こうか」
卯月を無視して、ルイスに声をかけた。こんな男を相手にしている暇はないのだ。綾人に促され、ルイスもおにぎりを食べながら立ち上がる。二人はそのまま立ち去ろうとした。
だが、卯月は素早く動いた。
「待てよ、ちょっと遊ぼうぜ。こっちはな、お前が辞めちまったせいで残業やらされちまったよ。おかげで、ストレス溜まってんだよ」
そう言いながら、卯月は綾人の前に立つ。同時に、他の男たちも残忍な笑みを浮かべて二人を囲む。
「そんなの関係ないでしょうが! 遊ぶんだったら、他の人を当たってくださいよ!」
綾人は怒鳴り、横をすり抜けようとする。だが卯月に胸を強く押され、後方によろめいた。すると、他の男たちが笑いだす。敵意を剥き出しにした下品な笑いだ。
「調子こいてんじゃねえぞ。殺すぞガキが」
卯月は低い声で凄む。しかし、彼は何もわかっていなかった。
今、卯月は地雷を踏んでしまったのだ──
「綾人をいじめるな」
感情の一切こもっていない、無機質な声が響く。次の瞬間、ルイスは音もなく動いた。
ルイスの左手が、弾丸のような速さで卯月の顔面に伸びる。彼の指はムチのようにしなり、正確に両目の周辺を打つ。
卯月は完全に意表を突かれた。彼の眼球を指先が打つ。悲鳴と同時に、反射的に顔を背ける。
すると、今度はルイスの右手が動く。卯月の喉を掴む。その瞬間、卯月の口から押し殺したような声が洩れた。人間離れした握力で、声帯を潰されたのだ。
ルイスの攻撃は止まらない。ボロ切れでも扱うかのように、片手で卯月の体を放り投げる。
この間、わずか三秒ほどだろうか。綾人も他の男たちも、未だに事態が飲み込めていない。ポカンとしたまま少年を見つめている。
だが、ルイスは動き続けている。手近な男の襟首を掴み、力任せに投げる。細身の体からは、想像もつかない腕力だ。
その時になって、ようやく相手は反応した。
「や、やめろひょ……」
男のひとりは、そう言いながら後る。もうひとりの方は、足がすくんでしまっているのだろうか。その場に立ち尽くしたまま呆然としている。
だが、ルイスは躊躇しない。間髪入れず襲いかかっていった──
「ルイス……何てことを……」
綾人は呆然とした表情で呟く。周囲には、血を流し倒れている男たちが四人。ルイスは立ったまま、平然とした表情で綾人を見ている。息ひとつ切らせていない。
これだけのことを、一分もかからないうちにやってのけてしまった……。
「ルイス……こ、殺したのか?」
「まだ殺してない。今からとどめ刺す」
そう言うと、ルイスは手近な位置で倒れている男の首を掴む。
綾人は慌てた。ルイスは本当に殺してしまうだろう。彼の手を掴んで制した。
「そんなことしちゃ駄目だ。人を殺しちゃいけない」
「なんで? なんで人を殺しちゃいけないの?」
ルイスは、不思議そうに尋ねる。だが綾人は、答えることが出来なかった。ルイスはある意味、純粋無垢な存在なのだ。法も道徳観念もまるきり知らない。そんな人間に語れるものなど、自分は持ち合わせていないのだ。
いや、それ以前に……自分も人殺しなのである。それも、実の母親を殺した最低の人間だ。本来ならば、人に善悪を説く資格は無い。
「と、とにかく人は殺しちゃいけないんだよ。わかったね?」
「うんわかった」
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
巨象に刃向かう者たち
つっちーfrom千葉
ミステリー
インターネット黎明期、多くのライターに夢を与えた、とあるサイトの管理人へ感謝を込めて書きます。資産を持たぬ便利屋の私は、叔母へ金の融通を申し入れるが、拒絶され、縁を感じてシティバンクに向かうも、禿げた行員に挙動を疑われ追い出される。仕方なく、無一文で便利屋を始めると、すぐに怪しい来客が訪れ、あの有名アイドルチェリー・アパッチのためにひと肌脱いでくれと頼まれる。失敗したら命もきわどくなる、いかがわしい話だが、取りあえず乗ってみることに……。この先、どうなる……。 お笑いミステリーです。よろしくお願いいたします。
リモート刑事 笹本翔
雨垂 一滴
ミステリー
『リモート刑事 笹本翔』は、過去のトラウマと戦う一人の刑事が、リモート捜査で事件を解決していく、刑事ドラマです。
主人公の笹本翔は、かつて警察組織の中でトップクラスの捜査官でしたが、ある事件で仲間を失い、自身も重傷を負ったことで、外出恐怖症(アゴラフォビア)に陥り、現場に出ることができなくなってしまいます。
それでも、彼の卓越した分析力と冷静な判断力は衰えず、リモートで捜査指示を出しながら、次々と難事件を解決していきます。
物語の鍵を握るのは、翔の若き相棒・竹内優斗。熱血漢で行動力に満ちた優斗と、過去の傷を抱えながらも冷静に捜査を指揮する翔。二人の対照的なキャラクターが織りなすバディストーリーです。
翔は果たして過去のトラウマを克服し、再び現場に立つことができるのか?
翔と優斗が数々の難事件に挑戦します!
===とある乞食の少女が謳う幸福論===
銀灰
ミステリー
金銭の単位と同じ名《めい》を名付けられたその少女は、街中を徘徊する乞食であった。
――ある日少女は、葦の群生地に溜まった水たまりで身を清めているところ、一人の身なりの良い貴族とばったり顔を突き合わせる。
貴族は非礼を詫び立ち去ったが――どういうわけか、その後も貴族は少女が水浴びをしているところへ、人目を忍び現れるようになった。
そしてついに、ある日のこと。
少女は貴族の男に誘われ、彼の家へ招かれることとなった。
貴族はどうやら、少女を家族として迎え入れるつもりのようだが――貴族には四人の妻がいた。
反対、観察、誘い、三者三様の反応で少女に接する妻たち。
前途多難な暗雲が漂う少女の行く先だが――暗雲は予想外の形で屋敷に滴れた。
騒然となる屋敷内。
明らかな他者による凶行。
屋敷内で、殺人が発生したのだ――。
被害者は、四人の妻の一人。
――果たして、少女の辿る結末は……?
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
お家に帰る
原口源太郎
ミステリー
裕福な家庭の小学三年生、山口源太郎はその名前からよくいじめられている。その源太郎がある日、誘拐犯たちにさらわれた。山奥の小屋に監禁された源太郎は、翌日に自分が殺されてしまうと知る。部屋を脱出し、家を目指して山を下りる。
イグニッション
佐藤遼空
ミステリー
所轄の刑事、佐水和真は武道『十六段の男』。ある朝、和真はひったくりを制圧するが、その時、警察を名乗る娘が現れる。その娘は中条今日子。実はキャリアで、配属後に和真とのペアを希望した。二人はマンションからの飛び降り事件の捜査に向かうが、そこで和真は幼馴染である国枝佑一と再会する。佑一は和真の高校の剣道仲間であったが、大学卒業後はアメリカに留学し、帰国後は公安に所属していた。
ただの自殺に見える事件に公安がからむ。不審に思いながらも、和真と今日子、そして佑一は事件の真相に迫る。そこには防衛システムを巡る国際的な陰謀が潜んでいた……
武道バカと公安エリートの、バディもの警察小説。 ※ミステリー要素低し
月・水・金更新
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる