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はい、来たー修羅場!!
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私は、可愛い生き物との遭遇により朝から幸せな気分に浸っていた
『あ~!可愛かったっ!しかも名前呼びなんてまるで親友みたいじゃない?初めてのちゃんとしたお友達になれそう!!でも、紅葉ちゃんは私のこと監視するためとか言ってたよね・・・・』
朝のHRで私の顔はきっと百面相をしていたことだろう
そんなことよりも、天国から地獄に落とされた気分の私は沈みながらも諦めなかった
『これからもたぶん機会があるし、とりあえず警戒を緩めるところからよね~』
「はぁ~」
ため息を一つ吐き、物思いに耽っている間にHRは終わってしまった
さて、時間はいつの間にか放課後になっていました
朝のあの出来事で私は浮かれていました
きっと地面からも数㎝浮いてることでしょう
そして、何か大切なことを忘れている気がします
まあ、忘れるほどですからそんな大したことではないのでしょう
それからついにやって来た親・友との交流イベントです
響きがいいですよね、親友って!
心の中でだけですけど、紅葉ちゃんは私の親友いや、ソウルフレンド!
そうやってひたすらに頭の中でにやにやと妄想していますと、人がまばらになった教室の扉が開かれました
親友かと思い、そちらを見た瞬間私はある重要なミッションを忘れていたことを思い出した
『誰だよそんな大したことではないとか言ってたやつ!!ああ、私だよっ!』
そのミッションとは、彼との話を着けることだった
そう、あの告白もとい、偽恋人大作戦の返答だ
彼は私を見つけると、こちらに向かってきた
「桜、今日一緒に帰らないか?」
そう言われた私は大いに困った
「えっと・・・」
『さて、ここで問題です。私は親友(仮)と幼馴染みどちら取ればよいのでしょうか?お答ください。』
ポクポクポクチーン
『まじどうすんだよ、これ!この話乗ったら絶対親友(仮)失うよねっ!?最高記録じゃないか?朝親友(仮)ゲットし、放課後に失うなんてそんなギネス記録いらねぇよ!!よし、ここは涙を飲んで親友(仮)を取る!親友(仮)が来る前に断るぞ!』
この脳内会議を2秒という時間で成し遂げた私は早速彼に返答しようと、口を開きかけた
「ごっ・・・・・」
しかし、運命の神は私に優しくはなかった
今度は拓海君が開かなかった方の扉が開いた
「綾小路桜さん、待たせたわね!さあ、行く・・・わ・・よ?」
なんでこのタイミングで来ちゃうかな!?
「く、紅葉ちゃん・・・!」
はい、来たー修羅場!!
いきなり空気が重くなったよ!
いやむしろ、時間が止まったとでも言うのか互いに固まってるからそうなのかも!
先に動いたのは私でも紅葉ちゃんでもない、そう彼であった
「桜、彼女と友達?」
「そそそ、そうだけどっ!」
どもってしまっているが、なんとか答えられた私は彼女の前で友達宣言をしてしまったことにも少し動揺してしまった
『友達って言っちゃった!引かれたらどうしようっ!』
心の中では、身悶えながら床にローリングしているが、表面上はそんなことはおくびにも出さなかった
「もしかして、何か彼女と約束してた?」
「う、うん・・・」
「そっか、じゃあまた今度誘うから」
そう言って彼は親友(仮)の横を通り過ぎて帰っていった
そして、彼は彼女の横を通る時何か彼女に言っていた
それを聞いた彼女は顔を真っ赤にしながら激しく首を縦に振っていた
『一体何を言われたんだろう?』
とりあえず、カチンコチンに固まっている彼女を回収すべく、私は荷物を持って彼女の元へ行くのだった
──────────────────────────────────────────────
ここまで読んで頂きありがとうございます!
約1年越しの投稿です。
大変長らくお待たせしました(。>д<)
見捨てずに待ってくださった皆様には感謝の念が絶えません!!
ありがとうございます!
『あ~!可愛かったっ!しかも名前呼びなんてまるで親友みたいじゃない?初めてのちゃんとしたお友達になれそう!!でも、紅葉ちゃんは私のこと監視するためとか言ってたよね・・・・』
朝のHRで私の顔はきっと百面相をしていたことだろう
そんなことよりも、天国から地獄に落とされた気分の私は沈みながらも諦めなかった
『これからもたぶん機会があるし、とりあえず警戒を緩めるところからよね~』
「はぁ~」
ため息を一つ吐き、物思いに耽っている間にHRは終わってしまった
さて、時間はいつの間にか放課後になっていました
朝のあの出来事で私は浮かれていました
きっと地面からも数㎝浮いてることでしょう
そして、何か大切なことを忘れている気がします
まあ、忘れるほどですからそんな大したことではないのでしょう
それからついにやって来た親・友との交流イベントです
響きがいいですよね、親友って!
心の中でだけですけど、紅葉ちゃんは私の親友いや、ソウルフレンド!
そうやってひたすらに頭の中でにやにやと妄想していますと、人がまばらになった教室の扉が開かれました
親友かと思い、そちらを見た瞬間私はある重要なミッションを忘れていたことを思い出した
『誰だよそんな大したことではないとか言ってたやつ!!ああ、私だよっ!』
そのミッションとは、彼との話を着けることだった
そう、あの告白もとい、偽恋人大作戦の返答だ
彼は私を見つけると、こちらに向かってきた
「桜、今日一緒に帰らないか?」
そう言われた私は大いに困った
「えっと・・・」
『さて、ここで問題です。私は親友(仮)と幼馴染みどちら取ればよいのでしょうか?お答ください。』
ポクポクポクチーン
『まじどうすんだよ、これ!この話乗ったら絶対親友(仮)失うよねっ!?最高記録じゃないか?朝親友(仮)ゲットし、放課後に失うなんてそんなギネス記録いらねぇよ!!よし、ここは涙を飲んで親友(仮)を取る!親友(仮)が来る前に断るぞ!』
この脳内会議を2秒という時間で成し遂げた私は早速彼に返答しようと、口を開きかけた
「ごっ・・・・・」
しかし、運命の神は私に優しくはなかった
今度は拓海君が開かなかった方の扉が開いた
「綾小路桜さん、待たせたわね!さあ、行く・・・わ・・よ?」
なんでこのタイミングで来ちゃうかな!?
「く、紅葉ちゃん・・・!」
はい、来たー修羅場!!
いきなり空気が重くなったよ!
いやむしろ、時間が止まったとでも言うのか互いに固まってるからそうなのかも!
先に動いたのは私でも紅葉ちゃんでもない、そう彼であった
「桜、彼女と友達?」
「そそそ、そうだけどっ!」
どもってしまっているが、なんとか答えられた私は彼女の前で友達宣言をしてしまったことにも少し動揺してしまった
『友達って言っちゃった!引かれたらどうしようっ!』
心の中では、身悶えながら床にローリングしているが、表面上はそんなことはおくびにも出さなかった
「もしかして、何か彼女と約束してた?」
「う、うん・・・」
「そっか、じゃあまた今度誘うから」
そう言って彼は親友(仮)の横を通り過ぎて帰っていった
そして、彼は彼女の横を通る時何か彼女に言っていた
それを聞いた彼女は顔を真っ赤にしながら激しく首を縦に振っていた
『一体何を言われたんだろう?』
とりあえず、カチンコチンに固まっている彼女を回収すべく、私は荷物を持って彼女の元へ行くのだった
──────────────────────────────────────────────
ここまで読んで頂きありがとうございます!
約1年越しの投稿です。
大変長らくお待たせしました(。>д<)
見捨てずに待ってくださった皆様には感謝の念が絶えません!!
ありがとうございます!
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