29 / 91
第一章〜幼少期〜
第一章 第二十四話 実技~二次試験開始~
しおりを挟む
一次試験から数日が経ち一次合格者発表日になった。
今日は前日にティナを迎えに行っていたためグランの王都にある家から出た。
「今日が発表の日だね…!受かってるかな?」
「みんなで受かって学園に通いたいね」
「絶対楽しいよ!今から楽しみ!」
「今日受かってたら二次試験がそのままあるから今日も頑張ろう!」
「お~~!」
二人が学園にたどり着くともう合格者の受験番号が張り出されていた。
「っと……あった!あったよ!ティナ!」
「わ、私もあった!一次合格だね!二人はどうだったかな?」
「やったね!確かにまだ見てないね」
「グラン~!受かってたよ!」
「私も受かってた!」
そう言って駆けてきたのはナミアとエリザベートだった。
「よかった!二人とも合格してたんだね♪ここにいなかったから心配しちゃったよ!」
「本当によかった!これでみんなでここに通えるな!」
四人は喜び合い、二次試験へと駒を進めたのであった。
まず初めは剣術の試験だった。
「剣術の試験を担当するギードだ。これから試験について説明する。一度しか言わないので注意してよく聞いてくれ」
ギードの話を要約すると……
これは模擬戦形式で凄腕の試験監督に制限時間以内で一太刀いれたら即合格というものだ。
また一太刀入れることができなくてもその戦いを見て評価してくれるものらしい。
グランたちは順番がまわって来るまで他の人の試験を見ていた。
「みんなすごく強いね~」
「でもあの試験管も相当なものだね……。あれだけの人数を一人でさばいているのに全く疲れなどないかのように動いてる」
「しかもめちゃくちゃ強いよ!」
「これはかなり厳しい戦いになりそうね」
そうこう雑談に花を咲かせているとまずティナの番がまわってきた。
「1569番ティナです!お願いします!」
「よろしく願うぞティナ嬢よ。いざ参るっ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ううっ……負けた……」
「私も……」
「私もいいとこ行ったと思ったんだけどなぁ」
「ティナ最初はいい感じだったんだけどね惜しかったね…」
「まあでも勝つ一歩手前まで行けたし大丈夫だよ。グランを除いて一番先生を圧倒してたもん!」
「でもでもどうせなら勝ちたかったよね…」
「まあ次の魔法で挽回すればいいさ。そろそろ移動だな」
「そう言うグランは勝てたんだからいいんだろうけどさ……」
次は魔法の試験だった。
「私はフランチェスです。魔法の試験を担当します。」
魔法の試験は的に向かって魔法を放つと言うものだった。
的は止まっているものから動いているものなどいろいろあり自分のレベルに合ったものを選べる。
ここでは自分の実力が把握できているかどうかと魔法の威力や組み立て速度、精度を測るらしい。
「魔法は自信あるよ!」
「私はちょっと自信ないから動かない的にする……」
それぞれが的を選び終えたところで魔法試験が始まった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「どうだった?私は結構いけたよ!」
「私はまあまあかな?」
「私は全部当てられたわ!」
「みんなすごいね!ナミアもいい感じだったし」
「そういうグランは全部の的を破壊してたじゃん……」
「結構脆くなかった?」
「「「そんなことはない!!」」」
「え、マジ……?」
最後は面接だ。
これは集団面接となる。
グラン達は番号が近かったこともあり同じ集団になったため順番が回ってくるのを待っていた。
「いよいよ最終段階だね!」
「緊張するとは思うけど頑張っていこう!」
「「「おー!」」」
「では1568~1571番の受験者は入室してください」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「面接が一番手応えがあったね」
面接が終わり全ての試験が終了したので解散となった。
合格発表は2日後になるらしいので今回ティナは王都のベルセリア家に泊まることになった。
「あとは合格発表を待つだけだね!」
「みんな受かってるといいな」
グランとティナは合格発表を待つのだった。
今日は前日にティナを迎えに行っていたためグランの王都にある家から出た。
「今日が発表の日だね…!受かってるかな?」
「みんなで受かって学園に通いたいね」
「絶対楽しいよ!今から楽しみ!」
「今日受かってたら二次試験がそのままあるから今日も頑張ろう!」
「お~~!」
二人が学園にたどり着くともう合格者の受験番号が張り出されていた。
「っと……あった!あったよ!ティナ!」
「わ、私もあった!一次合格だね!二人はどうだったかな?」
「やったね!確かにまだ見てないね」
「グラン~!受かってたよ!」
「私も受かってた!」
そう言って駆けてきたのはナミアとエリザベートだった。
「よかった!二人とも合格してたんだね♪ここにいなかったから心配しちゃったよ!」
「本当によかった!これでみんなでここに通えるな!」
四人は喜び合い、二次試験へと駒を進めたのであった。
まず初めは剣術の試験だった。
「剣術の試験を担当するギードだ。これから試験について説明する。一度しか言わないので注意してよく聞いてくれ」
ギードの話を要約すると……
これは模擬戦形式で凄腕の試験監督に制限時間以内で一太刀いれたら即合格というものだ。
また一太刀入れることができなくてもその戦いを見て評価してくれるものらしい。
グランたちは順番がまわって来るまで他の人の試験を見ていた。
「みんなすごく強いね~」
「でもあの試験管も相当なものだね……。あれだけの人数を一人でさばいているのに全く疲れなどないかのように動いてる」
「しかもめちゃくちゃ強いよ!」
「これはかなり厳しい戦いになりそうね」
そうこう雑談に花を咲かせているとまずティナの番がまわってきた。
「1569番ティナです!お願いします!」
「よろしく願うぞティナ嬢よ。いざ参るっ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ううっ……負けた……」
「私も……」
「私もいいとこ行ったと思ったんだけどなぁ」
「ティナ最初はいい感じだったんだけどね惜しかったね…」
「まあでも勝つ一歩手前まで行けたし大丈夫だよ。グランを除いて一番先生を圧倒してたもん!」
「でもでもどうせなら勝ちたかったよね…」
「まあ次の魔法で挽回すればいいさ。そろそろ移動だな」
「そう言うグランは勝てたんだからいいんだろうけどさ……」
次は魔法の試験だった。
「私はフランチェスです。魔法の試験を担当します。」
魔法の試験は的に向かって魔法を放つと言うものだった。
的は止まっているものから動いているものなどいろいろあり自分のレベルに合ったものを選べる。
ここでは自分の実力が把握できているかどうかと魔法の威力や組み立て速度、精度を測るらしい。
「魔法は自信あるよ!」
「私はちょっと自信ないから動かない的にする……」
それぞれが的を選び終えたところで魔法試験が始まった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「どうだった?私は結構いけたよ!」
「私はまあまあかな?」
「私は全部当てられたわ!」
「みんなすごいね!ナミアもいい感じだったし」
「そういうグランは全部の的を破壊してたじゃん……」
「結構脆くなかった?」
「「「そんなことはない!!」」」
「え、マジ……?」
最後は面接だ。
これは集団面接となる。
グラン達は番号が近かったこともあり同じ集団になったため順番が回ってくるのを待っていた。
「いよいよ最終段階だね!」
「緊張するとは思うけど頑張っていこう!」
「「「おー!」」」
「では1568~1571番の受験者は入室してください」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「面接が一番手応えがあったね」
面接が終わり全ての試験が終了したので解散となった。
合格発表は2日後になるらしいので今回ティナは王都のベルセリア家に泊まることになった。
「あとは合格発表を待つだけだね!」
「みんな受かってるといいな」
グランとティナは合格発表を待つのだった。
1
お気に入りに追加
319
あなたにおすすめの小説
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
みんなで転生〜チートな従魔と普通の私でほのぼの異世界生活〜
ノデミチ
ファンタジー
西門 愛衣楽、19歳。花の短大生。
年明けの誕生日も近いのに、未だ就活中。
そんな彼女の癒しは3匹のペット達。
シベリアンハスキーのコロ。
カナリアのカナ。
キバラガメのキィ。
犬と小鳥は、元は父のペットだったけど、母が出て行ってから父は変わってしまった…。
ペットの世話もせず、それどころか働く意欲も失い酒に溺れて…。
挙句に無理心中しようとして家に火を付けて焼け死んで。
アイラもペット達も焼け死んでしまう。
それを不憫に思った異世界の神が、自らの世界へ招き入れる。せっかくだからとペット達も一緒に。
何故かペット達がチートな力を持って…。
アイラは只の幼女になって…。
そんな彼女達のほのぼの異世界生活。
テイマー物 第3弾。
カクヨムでも公開中。
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
レベルカンストとユニークスキルで異世界満喫致します
風白春音
ファンタジー
俺、猫屋敷出雲《ねこやしきいずも》は新卒で入社した会社がブラック過ぎてある日自宅で意識を失い倒れてしまう。誰も見舞いなど来てくれずそのまま孤独死という悲惨な死を遂げる。
そんな悲惨な死に方に女神は同情したのか、頼んでもいないのに俺、猫屋敷出雲《ねこやしきいずも》を勝手に転生させる。転生後の世界はレベルという概念がある世界だった。
しかし女神の手違いか俺のレベルはカンスト状態であった。さらに唯一無二のユニークスキル視認強奪《ストック》というチートスキルを持って転生する。
これはレベルの概念を超越しさらにはユニークスキルを持って転生した少年の物語である。
※俺TUEEEEEEEE要素、ハーレム要素、チート要素、ロリ要素などテンプレ満載です。
※小説家になろうでも投稿しています。
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる