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炎に帰す
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『青年将校刺殺さる 高崎、夜の惨事』
仰々しい見出しの踊る記事。黒煙を吐き出しながら進んでゆく汽車の中、金花の隣に座った千歳は今朝の新聞を広げていた。
窓の外の木々は黄色く染まり始めている。向かいの席では子供たちが手遊びをしてきゃっきゃと歓声をあげている。大荷物と共に座る自分たちを周囲の客は怪訝な目で見ているようだが、最早家族の一員たる千歳がそれを気にかけることはなかった。
「おい。この記事って」
「言った通りだろ。俺は失敗していなかったということだ」
肩を叩いて記事をちらりと見せると、金花は得意げに頷いてみせる。あの晩、駆け付けた闇医者の処置のお陰で、彼の怪我はどうにか最悪の事態を免れた。流石に数日間は伏せっていたものの、今では舞台にも上がれる程に回復している。金花の腹部には念の為に未だ包帯が巻かれており、彼がそうしてくれと頼むので、手当てをするのは専ら千歳の役目であった。
「本当に、落雁だったんだな……」
「邪魔な奴が居なくなって嬉しいだろ?これで心置き無く浅草に戻れる」
「……そう言われても。実感が湧かない」
新聞記事には落雁が発見された時の様子や、彼の人となりが詳細に書かれていた。正義のために奔走した悲劇の軍人、なんて扇情的な言葉が躊躇いもなく書き立てられている。調べによれば、今のところ証拠らしきものは見つかっていないようだ。千歳は新聞を折り畳むと窓の外に目をやった。汽車は上野に向かって南へと走っていた。凡そ半年ぶりに東京に戻るのだ──家のある場所、肉親の居る場所へ。今更郷愁のようなものは覚えない。しかし彼には少しばかり思うところがあった。金花の昔話を聞かされたあの夜、千歳は自らの家族との蟠りについて一晩中考えていた。自分の肉親は金花と違ってまだ生きているのだ。それならば時間のあるうちに、分かり合うことは出来なくとも、彼らと言葉を交わしておくべきなのかもしれない──それは見世物小屋の新たな家族には告げられない、彼の小さな決意であった。
「お前たち、もうすぐ着くぞ」
「やった!東京だ、浅草だ!」
甲高い汽笛の音。俄に忙しさを帯びる車内。生まれ育った街は、すぐそこに近付いていた。
浅草に凱旋したべっ甲座の面々を、観客たちは喝采と共に出迎えた。中でも金花の人気は目を見張るもので、彼の美貌と芸は巷の婦女子の知るところとなっていた。千歳と二人で歩いていた時に女学生から手紙を貰ったこともある。金花はその度に人好きのする笑顔を振り撒くのだが、本心では彼女たちに何の感情も抱いていないことを千歳は知っていた。
「制服で来るなんて最近の女学生も不良が増えたもんだな。手紙には何と?」
「ただの応援だよ。ああいうのは一時の熱だ。きっと俺のことなんて直ぐに忘れて嫁いで行くんだろうに」
「……あんた、女に興味が無いんだな。柘榴がそう言っていた」
「そうだな。親父がお袋を抱いているのを見た時から、女なんて抱くまいと思って久しい。お前が居ればそれで良いさ」
千歳の頬に口付けると、金花は懐からマッチを取り出し、受け取った手紙に火をつけてしまった。黒く焼け焦げていく丁寧な文字の連なり。時間をかけて書かれたのだろうから少し気の毒になる。その冷たい横顔に、元の家族と会いたい、などと言い出せる筈がないのだ。金花の隣で千歳は唇を固く結ぶ。まだ監視は続いているのだ。小屋を抜け出す機会を、彼は静かに窺っていた。
そしてある日の晩、好機は訪れた。
常のように二人で布団に入ると、千歳がうつらうつらとしている間、金花は早々に寝床を抜け出していった。腹の傷も治ったところで、恐らくまた依頼を受けているのであろう。テントの周囲は静まり返っており、一座の者の寝息しか聞こえてこない。これを逃せば機会はないだろう。千歳はおもむろに布団から抜け出し、テントの外に出る。昼間と違って監視の目はなさそうだ。彼は一つ頷くと、暗い浅草の路地を走り始めた。
「……今なら、きっと、俺は」
地下鉄は終電を過ぎている。方角は大まかにしか分からない。しかし道なりに進めば、必ず家に辿り着ける筈である。ここは、自分の生まれた街なのだから。息を切らしながらも千歳は足を動かし続けた。月の光と僅かな街灯だけが頼りだ。懐かしい店の看板が見え始める。家族に会ったら何を言うべきだろうか。まずは突然家出したことへの謝罪、それから、本当の気持ちを伝えたい。自分は落ちこぼれだったが、それでも、家族の一人として、彼らを大切に思っていたのだ──互いに納得した上で、あの家を出られたなら。空が朝焼けのように色付いていた。夜更けは近いのだろうか。見慣れた道を辿って、千歳は家の前までふらふらと歩を進め、そして──膝から崩れ落ちた。
「……嘘、だろ」
朝焼けだと思ったのは燃え盛る炎であった。見慣れた瓦屋根の家は、ばちばちと音を立てながら、焼け崩れてゆく最中だった。既に延焼が進んでおり、骨組みが見え始めている。それなのに周りには野次馬も火消しもおらず、無論、家族の姿もどこにもないのである。彼は暫くの間、座り込んだまま呆然としてその光景を眺めていた。
「誰か……火事だ!中に人は……」
家族はどこにいるのだろう。千歳ははっとして立ち上がると、玄関に近寄って中を覗き込んだ。何も見えない。煙と炎の熱さでそれ以上入り込むことは叶わなかった。留守でなければ一階には両親が、二階には兄と弟が居るはずだ。若しかすると皆──嫌な想像を振り払うように千歳は首を振った。
「父さん、母さん!居るなら返事をしてくれ!俺だ、千歳だ……頼むから、なあ」
煙のせいだろうか、咳き込んで涙をぼろぼろと流しながら千歳は叫ぶ。何かが焦げる嫌な匂いがする。その激しい炎のせいで、彼は自らの後ろに立つ人影に気付いていなかった。
「こんなところに居たのか。千歳」
「あ……」
果たして、振り返った先にいたのは、どんな暗闇の下でも映える美貌の男。大きく見開かれた金色の瞳。大きな頭陀袋を手にした金花が、彼の肩を掴んでいたのだった。
「家が恋しくて抜け出したか?俺の言葉を忘れたのか?まあ、今晩の俺は気分が良いからな、全部許してやろう。全て終わったことだ」
「……終わった?まさか、あんたが」
「本当は帰ってから証拠を見せてやろうと思っていたんだがな。仕方ないからここで見せるとするか」
千歳はその場から動けなくなった。身体中の汗が吹き出るのを感じた。どうにか絞り出した声は、蚊の鳴くようなひどく震えた音にしかならなかった。そんな彼に仕方ない、とでも言いたげに首を振って金花は笑うと、袋の中身を漁る。そうして彼が取り出したのは──父親であった男の、切り取られた首であった。
「ひっ……」
それを目にした瞬間、千歳は飛び退くと腰を抜かしたままずるずると金花から遠ざかった。身体中の震えが止まらない。何を見たのか理解出来ない、否、理解することを脳が拒んでいる。これはきっと見世物だ。お得意の模型なのだ。そうに違いない。相変わらず咳き込みながら、彼は胃の中のものを地面に吐き出す。金花は気にも留めない様子で生首を乱雑に仕舞うと、さらに袋の中から何かを取り出そうとする。
「今のがお前の父親。母親と兄弟も居るはずだが、見るか?首を切るのは初めてだからそれなりに苦心したぞ」
「嫌だ……嫌だ!金花、やめてくれ、俺は、こんなの……」
「どうして?信じて貰えるように証拠まで持って来ただろ。お前を縛るものはもう何もなくなったんだ。死に顔が見られるなんて良い事じゃないか」
「見たくない!違う!もう嫌だ!そんなもの、見る位なら、俺は……あ、あああああッ!」
ぐちゃり。嫌な音がした。
千歳は自らの眼窩に爪を立てて指を突っ込むと、涙と血が溢れ出すのも構わず中を掻き回す。彼は絶叫した。金花はそんな彼に駆け寄ると、止めることもせず、ただ背中を優しく撫でてやるのだった。
「う、うう……金花、俺を殺してくれ、なあ、俺なんかもう、使い物にならないだろ、頼む」
「殺さないよ。前にも言っただろ。仮令お前の目が見えなくなっても、腕や脚がなくなったとしても、俺の言葉が聞こえなくなったとしても……俺はお前を手放さない。俺は、べっ甲座は、どんな家族も受け入れる」
「嫌だ……殺してくれ、死んでしまいたい、ああ、ああ……」
「可哀想な千歳。お前は俺のところに来るために生まれてきたんだ。誰も俺たちを邪魔する奴はいない。だからずっと、俺の傍で生きていてくれよ」
耐え難い痛みだった。しかし目の前の光景を見続けるよりは幾らか楽であった。千歳の視界は真っ赤に染まって、最早金花の表情など知る由もない。きっと金輪際回復することはないだろう。願わくば、このまま狂ってしまえたら──そんな思いさえも、金花のやけに穏やかな声音が打ち砕いてゆくのだった。
空が白む。本当の夜更けが始まっていた。木が焼けてゆく音が、耳の奥で響き続けていた。
仰々しい見出しの踊る記事。黒煙を吐き出しながら進んでゆく汽車の中、金花の隣に座った千歳は今朝の新聞を広げていた。
窓の外の木々は黄色く染まり始めている。向かいの席では子供たちが手遊びをしてきゃっきゃと歓声をあげている。大荷物と共に座る自分たちを周囲の客は怪訝な目で見ているようだが、最早家族の一員たる千歳がそれを気にかけることはなかった。
「おい。この記事って」
「言った通りだろ。俺は失敗していなかったということだ」
肩を叩いて記事をちらりと見せると、金花は得意げに頷いてみせる。あの晩、駆け付けた闇医者の処置のお陰で、彼の怪我はどうにか最悪の事態を免れた。流石に数日間は伏せっていたものの、今では舞台にも上がれる程に回復している。金花の腹部には念の為に未だ包帯が巻かれており、彼がそうしてくれと頼むので、手当てをするのは専ら千歳の役目であった。
「本当に、落雁だったんだな……」
「邪魔な奴が居なくなって嬉しいだろ?これで心置き無く浅草に戻れる」
「……そう言われても。実感が湧かない」
新聞記事には落雁が発見された時の様子や、彼の人となりが詳細に書かれていた。正義のために奔走した悲劇の軍人、なんて扇情的な言葉が躊躇いもなく書き立てられている。調べによれば、今のところ証拠らしきものは見つかっていないようだ。千歳は新聞を折り畳むと窓の外に目をやった。汽車は上野に向かって南へと走っていた。凡そ半年ぶりに東京に戻るのだ──家のある場所、肉親の居る場所へ。今更郷愁のようなものは覚えない。しかし彼には少しばかり思うところがあった。金花の昔話を聞かされたあの夜、千歳は自らの家族との蟠りについて一晩中考えていた。自分の肉親は金花と違ってまだ生きているのだ。それならば時間のあるうちに、分かり合うことは出来なくとも、彼らと言葉を交わしておくべきなのかもしれない──それは見世物小屋の新たな家族には告げられない、彼の小さな決意であった。
「お前たち、もうすぐ着くぞ」
「やった!東京だ、浅草だ!」
甲高い汽笛の音。俄に忙しさを帯びる車内。生まれ育った街は、すぐそこに近付いていた。
浅草に凱旋したべっ甲座の面々を、観客たちは喝采と共に出迎えた。中でも金花の人気は目を見張るもので、彼の美貌と芸は巷の婦女子の知るところとなっていた。千歳と二人で歩いていた時に女学生から手紙を貰ったこともある。金花はその度に人好きのする笑顔を振り撒くのだが、本心では彼女たちに何の感情も抱いていないことを千歳は知っていた。
「制服で来るなんて最近の女学生も不良が増えたもんだな。手紙には何と?」
「ただの応援だよ。ああいうのは一時の熱だ。きっと俺のことなんて直ぐに忘れて嫁いで行くんだろうに」
「……あんた、女に興味が無いんだな。柘榴がそう言っていた」
「そうだな。親父がお袋を抱いているのを見た時から、女なんて抱くまいと思って久しい。お前が居ればそれで良いさ」
千歳の頬に口付けると、金花は懐からマッチを取り出し、受け取った手紙に火をつけてしまった。黒く焼け焦げていく丁寧な文字の連なり。時間をかけて書かれたのだろうから少し気の毒になる。その冷たい横顔に、元の家族と会いたい、などと言い出せる筈がないのだ。金花の隣で千歳は唇を固く結ぶ。まだ監視は続いているのだ。小屋を抜け出す機会を、彼は静かに窺っていた。
そしてある日の晩、好機は訪れた。
常のように二人で布団に入ると、千歳がうつらうつらとしている間、金花は早々に寝床を抜け出していった。腹の傷も治ったところで、恐らくまた依頼を受けているのであろう。テントの周囲は静まり返っており、一座の者の寝息しか聞こえてこない。これを逃せば機会はないだろう。千歳はおもむろに布団から抜け出し、テントの外に出る。昼間と違って監視の目はなさそうだ。彼は一つ頷くと、暗い浅草の路地を走り始めた。
「……今なら、きっと、俺は」
地下鉄は終電を過ぎている。方角は大まかにしか分からない。しかし道なりに進めば、必ず家に辿り着ける筈である。ここは、自分の生まれた街なのだから。息を切らしながらも千歳は足を動かし続けた。月の光と僅かな街灯だけが頼りだ。懐かしい店の看板が見え始める。家族に会ったら何を言うべきだろうか。まずは突然家出したことへの謝罪、それから、本当の気持ちを伝えたい。自分は落ちこぼれだったが、それでも、家族の一人として、彼らを大切に思っていたのだ──互いに納得した上で、あの家を出られたなら。空が朝焼けのように色付いていた。夜更けは近いのだろうか。見慣れた道を辿って、千歳は家の前までふらふらと歩を進め、そして──膝から崩れ落ちた。
「……嘘、だろ」
朝焼けだと思ったのは燃え盛る炎であった。見慣れた瓦屋根の家は、ばちばちと音を立てながら、焼け崩れてゆく最中だった。既に延焼が進んでおり、骨組みが見え始めている。それなのに周りには野次馬も火消しもおらず、無論、家族の姿もどこにもないのである。彼は暫くの間、座り込んだまま呆然としてその光景を眺めていた。
「誰か……火事だ!中に人は……」
家族はどこにいるのだろう。千歳ははっとして立ち上がると、玄関に近寄って中を覗き込んだ。何も見えない。煙と炎の熱さでそれ以上入り込むことは叶わなかった。留守でなければ一階には両親が、二階には兄と弟が居るはずだ。若しかすると皆──嫌な想像を振り払うように千歳は首を振った。
「父さん、母さん!居るなら返事をしてくれ!俺だ、千歳だ……頼むから、なあ」
煙のせいだろうか、咳き込んで涙をぼろぼろと流しながら千歳は叫ぶ。何かが焦げる嫌な匂いがする。その激しい炎のせいで、彼は自らの後ろに立つ人影に気付いていなかった。
「こんなところに居たのか。千歳」
「あ……」
果たして、振り返った先にいたのは、どんな暗闇の下でも映える美貌の男。大きく見開かれた金色の瞳。大きな頭陀袋を手にした金花が、彼の肩を掴んでいたのだった。
「家が恋しくて抜け出したか?俺の言葉を忘れたのか?まあ、今晩の俺は気分が良いからな、全部許してやろう。全て終わったことだ」
「……終わった?まさか、あんたが」
「本当は帰ってから証拠を見せてやろうと思っていたんだがな。仕方ないからここで見せるとするか」
千歳はその場から動けなくなった。身体中の汗が吹き出るのを感じた。どうにか絞り出した声は、蚊の鳴くようなひどく震えた音にしかならなかった。そんな彼に仕方ない、とでも言いたげに首を振って金花は笑うと、袋の中身を漁る。そうして彼が取り出したのは──父親であった男の、切り取られた首であった。
「ひっ……」
それを目にした瞬間、千歳は飛び退くと腰を抜かしたままずるずると金花から遠ざかった。身体中の震えが止まらない。何を見たのか理解出来ない、否、理解することを脳が拒んでいる。これはきっと見世物だ。お得意の模型なのだ。そうに違いない。相変わらず咳き込みながら、彼は胃の中のものを地面に吐き出す。金花は気にも留めない様子で生首を乱雑に仕舞うと、さらに袋の中から何かを取り出そうとする。
「今のがお前の父親。母親と兄弟も居るはずだが、見るか?首を切るのは初めてだからそれなりに苦心したぞ」
「嫌だ……嫌だ!金花、やめてくれ、俺は、こんなの……」
「どうして?信じて貰えるように証拠まで持って来ただろ。お前を縛るものはもう何もなくなったんだ。死に顔が見られるなんて良い事じゃないか」
「見たくない!違う!もう嫌だ!そんなもの、見る位なら、俺は……あ、あああああッ!」
ぐちゃり。嫌な音がした。
千歳は自らの眼窩に爪を立てて指を突っ込むと、涙と血が溢れ出すのも構わず中を掻き回す。彼は絶叫した。金花はそんな彼に駆け寄ると、止めることもせず、ただ背中を優しく撫でてやるのだった。
「う、うう……金花、俺を殺してくれ、なあ、俺なんかもう、使い物にならないだろ、頼む」
「殺さないよ。前にも言っただろ。仮令お前の目が見えなくなっても、腕や脚がなくなったとしても、俺の言葉が聞こえなくなったとしても……俺はお前を手放さない。俺は、べっ甲座は、どんな家族も受け入れる」
「嫌だ……殺してくれ、死んでしまいたい、ああ、ああ……」
「可哀想な千歳。お前は俺のところに来るために生まれてきたんだ。誰も俺たちを邪魔する奴はいない。だからずっと、俺の傍で生きていてくれよ」
耐え難い痛みだった。しかし目の前の光景を見続けるよりは幾らか楽であった。千歳の視界は真っ赤に染まって、最早金花の表情など知る由もない。きっと金輪際回復することはないだろう。願わくば、このまま狂ってしまえたら──そんな思いさえも、金花のやけに穏やかな声音が打ち砕いてゆくのだった。
空が白む。本当の夜更けが始まっていた。木が焼けてゆく音が、耳の奥で響き続けていた。
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