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三十八話 それぞれの気持ち
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それから眠りまで結構楽しかった。オネェがポンポンとベッドとか出してしかもそれがフッカフカで、やばかった。あとせっかくだしお風呂にも入りたいと私がお願いして、オネェの水とレイド兄さんの火を使ってお湯を作り、お風呂に入った。レイド兄さんはお湯を微調整するときに「なんでこんなこと....」とかブツブツ言ってたけどなんだかんだ私とスピカが入り終わったら長湯してた。匂いとか気にしてたのかな?それで私は速攻で寝る準備をして、レイド兄さんはなんか剣の手入れと筋トレ、柔軟をしていた。私はちゃんとやったらそれだけ結果が出るんだなってことを目の前で実感されてちょっと....なんとも言えない気持ちになった。筋トレしてるときにレイド兄さんにちょっと「ゴーレムと戦っていたときに『ファイアバレット』が防がれるって分かったの?」みたいなことを聞いてみるとなんか「あー....」みたいなことしか言わなかったんだけど何だったんだろう?んでまぁ、各々の準備を済ませていざ寝るぞってなったときに今度はスピカが大声出して「次、何処行ったらいい?」とか言ってオネェに聞いてた。最初は自分も聞こうかなって思ったんだけど結構話が長くて追いつかなかったから寝ちゃった。ちなみにレイド兄さんはその時すでに寝てた。
――寝たか。俺はディルが寝たのを静かに確認してスピカと創造主の話を聞いていた。
少し寒くて布団に潜りながら聞いてたからところどころしか聞けてないけど情報を聞くぶんには十分なくらい話してたから良いだろ。話を聞くにこの先はもっと辛く険しくなる。魔物がいなくとも困難な道を通ったりするらしい。....俺は今日2回もディルに助けられた。いつもそうだ。俺がいつも守るような感じで前線に立つけど結果的にはディルに守られている。
情けない俺が惨めに思う。だからこの借りを返すためにもディルのためにも、絶対に神に会ってやる。....それにしてもゴーレムに防がれたときに俺自身も終わったって思ってたのに『ファイアバレット』を一個誤射したことで助かったんだよな。....言わないでおこう。
――もう二人共寝たのね。私は創造主からの話を聞きながらディルの方を見た。ディルはいつも無茶して自分ばっかり怪我をする。でも私からしたら私がディルを助けたいのよ。でもディルにいつも守られる。....私ってほんとに情けない。だから創造主からの話を少しでも聞いて知識として身に付けてディルの役に立つの。だから少しでも早く...!
「どうしたの~?難しい顔しちゃって。可愛い顔が台無しッ‼」
(あぁ、すいません。少し考え事をしちゃって....)
「そうなの~?今ぐらいは難しく考えなくても良いんじゃない?」
創造主が穏やかに笑いながら話すもんだから緊張の糸が切れて私の眉間のシワがとれた。
「やっぱりソッチのほうが可愛いわ。....ところで、その属性の研究記どこで手に入れたの?」
(えっ?これですか?これはたまたま本屋さんに行ったら売ってあったんです。その時たまたまレイドさんが本を片っ端から買ってるときで....)
「へ~、その本の作者ね。私あってるのよ。」
(あっそうなんですか⁉)
「そうよ~学者って感じなのに私のゴーレムを倒すんだもの。驚いたわ~。でも、これが来たのは1000年ぐらい前なのに、今でも残っているのは少し驚いたわ?」
(へぇ~それだけすごい本だったんですね....)
大事に扱おうと心に決めた。
「さっ、そろそろ寝ましょ?明日朝早いんでしょ?」
(はい。ありがとうございました!)
創造主が机と椅子をしまっている間に私は本を大事に抱え、『アイテムボックス』にしまった。
「それじゃあ、おやすみなさい。」
(はい。おやすみなさい。)
そしてさっきまでぼんやりとついていた明かりが消えた。
――寝たか。俺はディルが寝たのを静かに確認してスピカと創造主の話を聞いていた。
少し寒くて布団に潜りながら聞いてたからところどころしか聞けてないけど情報を聞くぶんには十分なくらい話してたから良いだろ。話を聞くにこの先はもっと辛く険しくなる。魔物がいなくとも困難な道を通ったりするらしい。....俺は今日2回もディルに助けられた。いつもそうだ。俺がいつも守るような感じで前線に立つけど結果的にはディルに守られている。
情けない俺が惨めに思う。だからこの借りを返すためにもディルのためにも、絶対に神に会ってやる。....それにしてもゴーレムに防がれたときに俺自身も終わったって思ってたのに『ファイアバレット』を一個誤射したことで助かったんだよな。....言わないでおこう。
――もう二人共寝たのね。私は創造主からの話を聞きながらディルの方を見た。ディルはいつも無茶して自分ばっかり怪我をする。でも私からしたら私がディルを助けたいのよ。でもディルにいつも守られる。....私ってほんとに情けない。だから創造主からの話を少しでも聞いて知識として身に付けてディルの役に立つの。だから少しでも早く...!
「どうしたの~?難しい顔しちゃって。可愛い顔が台無しッ‼」
(あぁ、すいません。少し考え事をしちゃって....)
「そうなの~?今ぐらいは難しく考えなくても良いんじゃない?」
創造主が穏やかに笑いながら話すもんだから緊張の糸が切れて私の眉間のシワがとれた。
「やっぱりソッチのほうが可愛いわ。....ところで、その属性の研究記どこで手に入れたの?」
(えっ?これですか?これはたまたま本屋さんに行ったら売ってあったんです。その時たまたまレイドさんが本を片っ端から買ってるときで....)
「へ~、その本の作者ね。私あってるのよ。」
(あっそうなんですか⁉)
「そうよ~学者って感じなのに私のゴーレムを倒すんだもの。驚いたわ~。でも、これが来たのは1000年ぐらい前なのに、今でも残っているのは少し驚いたわ?」
(へぇ~それだけすごい本だったんですね....)
大事に扱おうと心に決めた。
「さっ、そろそろ寝ましょ?明日朝早いんでしょ?」
(はい。ありがとうございました!)
創造主が机と椅子をしまっている間に私は本を大事に抱え、『アイテムボックス』にしまった。
「それじゃあ、おやすみなさい。」
(はい。おやすみなさい。)
そしてさっきまでぼんやりとついていた明かりが消えた。
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