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二十九話 馬鹿にしてるだろッ!
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(神に会う方法がまだ見つかってないなんて一言も言ってないんだけど?)
スピカも嬉しそうに飛びながら意地悪そうな顔をして私を見てくる。
「意地悪だな~....って‼あるの⁉」
「そんな話聞いたこと無いんだが....」
(それはそうよ!知っている人はごくわずかなんだから!)
「ほへ~、それで?その方法って?」
(....軽く言ってくれるわね。まぁいいわ、それでその方法は――
すべての属性に嫌われし者。属性集まる地に、神に会えし者となる。)
….覚悟はしていたけど壮大だな。これからが長くなりそう....でもたった一文だけか、すべての属性に嫌われし者?なんで嫌われし者なんだろう?好かれし者とかじゃダメなのかな?
「短いな。」
レイド兄さんが頭を抱えて言った。
(でもこれだけしかほんとに無いのこれ以外にもなにかないか探したわよ?)
「でもこれだけでもわかっただけでもいい方でしょ!」
「.....少し寝る前に探してみるか。」
私はレイド兄さんの急な一言に少し驚いた。
「えっ?どうやって探すの?ここ、なにもないよ?」
スピカとレイド兄さんが意地悪そうな顔を私に向ける。
「スピカ。」
(はーい!買っておいてよかったわね!)
『アイテムボックス』
スピカが『アイテムボックス』に手をのばすと、分厚い本が出てきた。それも2,3冊じゃない。2桁は軽くいってる。
「どっ!どうしたのこの本⁉なんでこんなたくさん⁉」
レイド兄さんは一冊の本も取り、広げた。
「ディルが《黒 闇属性》だろ?そこでちょっと気になってよ、属性の事を書いてある本を片っ端から買ってきた。」
スピカもほんと持って本を開いた。
(最初は使いどきがわからずにレイドさんから受け取ったけど、まさかこんな時に役立つなんてね。私もびっくりよ。)
二人共本を開いて読み始めたので、私も本を取り開いた。
馬鹿のために作られた属性講座~!猿でもわかる!これでわからなかったらもう手遅れ!放っておこうね!☆
私は怒りに身を任せて本を閉じた。あまりにも大きな音だったので二人の本を見ていた目線が私に向いた。
「うおっ、なんだよいきなり大きい音出して。」
(びっくりしたわ~)
「なんでこんな馬鹿にするような本を買ってくるの⁉流石にこれはないでしょ⁉」
「片っ端から買ったから俺も何買ったかわからねぇんだよ。」
そうして、レイド兄さんは私の持っていた本を見て大爆笑した。
「まじか!俺こんな本買ってたんだな~!でもディルの引きもなかなかだぞ‼」
レイド兄さんが私にグットポーズをする。
「グッ!じゃ無いんだけど‼グッ!じゃ‼」
「まぁまぁ落ち着け。ほら、この本なら問題はないだろ?」
レイド兄さんが私に分厚い本をん渡してくる、そしてレイド兄さんがスピカに馬鹿にしたような本を渡してしまった。レイド兄さんが渡してくれた本が開いてみるとまともな内容で安心した。
そこからしばらく経ち、もう寝ようとした時にスピカがある本を教えてきた。
(ねぇ、この本で少し気になるところがあるの....)
スピカは私達に 属性の研究記 という本を見せてきた。
(このページのここ!)
そう言ってスピカ指を指して見せたのが 属性の神殿 だった。
私とレイド兄さんはその部分を覗き込んだ。
「なにそれ?」
そのページを見ると 赤の神殿・青の神殿・緑の神殿・黄の神殿・黒の神殿 の事が書かれてあった。けどただ名前と簡単な場所しか記されてなく、説明などは全く書かれていなかった。
(属性に嫌われるとか、全く関係ない可能性もあるけど行ってみる価値はあると思うの。)
「確かに、今の所これしか特に無いもんね。」
私はスピカの提案に頷く。
「そうだな。」
レイド兄さんもスピカの提案に頷いた。スピカは二人の承諾を聞き、嬉しそうに本を全部、スピカが持っていた本以外を『アイテムボックス』にしまった。
(じゃあ決定ね‼じゃあ次の目的地は青の神殿がここからだと近いから....そこに決定で良いかしら?)
「うん。いいよ!」
「俺も賛成だ。じゃあ明日に向けて今日はもう寝たほうが良いな。」
そうして私達は野宿をして朝を迎えた。追手が来るか心配だったけど結構イニーから離れてたから追っては来なかった。でもブーヨの森から少し外れていたからゴブリンが5匹ぐらい出てきてあのときは本当にビビった。まぁ、簡単に倒せたんだけどね?そして私達は準備をし、大雑把な地図とたった一個しか買っていないコンパスを頼りに、青の神殿に向かった。
スピカも嬉しそうに飛びながら意地悪そうな顔をして私を見てくる。
「意地悪だな~....って‼あるの⁉」
「そんな話聞いたこと無いんだが....」
(それはそうよ!知っている人はごくわずかなんだから!)
「ほへ~、それで?その方法って?」
(....軽く言ってくれるわね。まぁいいわ、それでその方法は――
すべての属性に嫌われし者。属性集まる地に、神に会えし者となる。)
….覚悟はしていたけど壮大だな。これからが長くなりそう....でもたった一文だけか、すべての属性に嫌われし者?なんで嫌われし者なんだろう?好かれし者とかじゃダメなのかな?
「短いな。」
レイド兄さんが頭を抱えて言った。
(でもこれだけしかほんとに無いのこれ以外にもなにかないか探したわよ?)
「でもこれだけでもわかっただけでもいい方でしょ!」
「.....少し寝る前に探してみるか。」
私はレイド兄さんの急な一言に少し驚いた。
「えっ?どうやって探すの?ここ、なにもないよ?」
スピカとレイド兄さんが意地悪そうな顔を私に向ける。
「スピカ。」
(はーい!買っておいてよかったわね!)
『アイテムボックス』
スピカが『アイテムボックス』に手をのばすと、分厚い本が出てきた。それも2,3冊じゃない。2桁は軽くいってる。
「どっ!どうしたのこの本⁉なんでこんなたくさん⁉」
レイド兄さんは一冊の本も取り、広げた。
「ディルが《黒 闇属性》だろ?そこでちょっと気になってよ、属性の事を書いてある本を片っ端から買ってきた。」
スピカもほんと持って本を開いた。
(最初は使いどきがわからずにレイドさんから受け取ったけど、まさかこんな時に役立つなんてね。私もびっくりよ。)
二人共本を開いて読み始めたので、私も本を取り開いた。
馬鹿のために作られた属性講座~!猿でもわかる!これでわからなかったらもう手遅れ!放っておこうね!☆
私は怒りに身を任せて本を閉じた。あまりにも大きな音だったので二人の本を見ていた目線が私に向いた。
「うおっ、なんだよいきなり大きい音出して。」
(びっくりしたわ~)
「なんでこんな馬鹿にするような本を買ってくるの⁉流石にこれはないでしょ⁉」
「片っ端から買ったから俺も何買ったかわからねぇんだよ。」
そうして、レイド兄さんは私の持っていた本を見て大爆笑した。
「まじか!俺こんな本買ってたんだな~!でもディルの引きもなかなかだぞ‼」
レイド兄さんが私にグットポーズをする。
「グッ!じゃ無いんだけど‼グッ!じゃ‼」
「まぁまぁ落ち着け。ほら、この本なら問題はないだろ?」
レイド兄さんが私に分厚い本をん渡してくる、そしてレイド兄さんがスピカに馬鹿にしたような本を渡してしまった。レイド兄さんが渡してくれた本が開いてみるとまともな内容で安心した。
そこからしばらく経ち、もう寝ようとした時にスピカがある本を教えてきた。
(ねぇ、この本で少し気になるところがあるの....)
スピカは私達に 属性の研究記 という本を見せてきた。
(このページのここ!)
そう言ってスピカ指を指して見せたのが 属性の神殿 だった。
私とレイド兄さんはその部分を覗き込んだ。
「なにそれ?」
そのページを見ると 赤の神殿・青の神殿・緑の神殿・黄の神殿・黒の神殿 の事が書かれてあった。けどただ名前と簡単な場所しか記されてなく、説明などは全く書かれていなかった。
(属性に嫌われるとか、全く関係ない可能性もあるけど行ってみる価値はあると思うの。)
「確かに、今の所これしか特に無いもんね。」
私はスピカの提案に頷く。
「そうだな。」
レイド兄さんもスピカの提案に頷いた。スピカは二人の承諾を聞き、嬉しそうに本を全部、スピカが持っていた本以外を『アイテムボックス』にしまった。
(じゃあ決定ね‼じゃあ次の目的地は青の神殿がここからだと近いから....そこに決定で良いかしら?)
「うん。いいよ!」
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