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十四話 交渉
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「何も言わないなら敵とみなす。」
「違います‼敵じゃありません‼私の名前はディルレット‼この人は私が倒しました‼」
「......俺に妹はいないはずだが?」
「え~と.....これには深い事情が?あったり?なかったり....((ボソッ」
私は短剣を急いでさやにしまって手を上げて敵じゃないよアピール、そして私は汗でぐっしょりと濡れていた。ちなみに焦りの汗だ。
「....はぁ、まぁいい。とりあえずイディオスを倒すだけの力はあるみたいだし、俺にすごく似てるしな。ギルドの奴らが妹だと思うのはしょうがない。」
「あ...‼ありがとうございます‼」
「でもな、流石に俺の妹だと言われるのは嫌だ、そもそも俺に妹はいないしな。」
確かにそうだ。妹はいなかった。なのに妹だと言われるのは言われる人によっては嫌だ。
だけどここで妹じゃないと言われたら目立ってしまう。色んな意味で...
なんとかして引き止めたいところだけど...あ‼
「あの‼待って下さい‼」
「あ?」
「このイディオスって討伐報酬とかあるんですか!?」
「あ~、そうだな....ざっと金貨40枚ってとこだな。そこそこの家が4軒ぐらいは買える。それにイディオスは冒険者だけど盗賊と繋がりがあるって噂があるからな、謎もさっき解けたことだからそれぐらいはいくと思うぞ。」
お金の価値がわからないけど金貨っていうぐらいだからきっと大金なんだろうな....
「...貴方を見込んで頼みたいことがあります。私は確かに貴方の妹では有りません。ですがここでバレるわけにはいかないのです。そこで私は貴方を引き止める秘策があります。」
「.......何だ?」
「お金で貴方を買います。」
覚悟を決めていった、称賛はなかったからこれでダメだったらもう終わりだ、だけどまだ俺の妹じゃないとバラすなんて言ってないし?あったときだってわざわざ警告した理由は?言う必要は無いはず。これは予想だけど親切な世話な気なのかもしれない、だったら好機はある。あともしかしたらお金にがめついのかも...
「.....条件は?」
「もちろん。私の兄といってくれるだけでいいです。ですがそれだけだと心配なので私とパーティーを組んで下さい。言いましたよね?バレたらまずいって。」
食いついた‼これでもう少しいけばなんとか....‼
「ふっ....‼面白いな。お前。」
「お前では有りません、ディルレットと呼んで下さい。」
いける‼私はこのまま引き下がるわけにはいかない。それにこの条件は私にもメリットはある。
「それでは交渉成立です。レイドさん。」
「待った。」
「....まだなにか?」
「報酬は....?」
「どれぐらいがいいですか?」
もちろん。これでとんでもない額を出されたら終わりだ。だけどこっちからいって向こうがダメだったらそれこそもっとダメだ。
「はっ‼イディオスの賞金をゼロにする働きをしてやる。」
「....出来るといいですね。ではこれで交渉成立です。」
勝った‼これでヤバい展開をを乗り越えたぞ‼良かった‼というか何回乗り越えたっけ?お城で一回と森で一回あとなにげに自分の魔法でも死にそうだったしな、あとは今か、....なにげに4回ぐらいかな、ここに来て4日目だけど毎日死にかけてるね...
疲れ気味に思いながらレイドさんに近づいた。レイドさんは右手を腰に当てている。
「ではこれからよろしくおねがいします。レイドさん。」
そういって私は手を前に差し出した。この世界に握手がなかったら「何やってるんだこいつ」だけど。そうなったら恥ずかしくてまた死ぬ。
「レイドさんじゃなくてレイド兄さん、だろ。」
そういって私とレイドさんは握手をした。良かったここにも握手があって。
「違います‼敵じゃありません‼私の名前はディルレット‼この人は私が倒しました‼」
「......俺に妹はいないはずだが?」
「え~と.....これには深い事情が?あったり?なかったり....((ボソッ」
私は短剣を急いでさやにしまって手を上げて敵じゃないよアピール、そして私は汗でぐっしょりと濡れていた。ちなみに焦りの汗だ。
「....はぁ、まぁいい。とりあえずイディオスを倒すだけの力はあるみたいだし、俺にすごく似てるしな。ギルドの奴らが妹だと思うのはしょうがない。」
「あ...‼ありがとうございます‼」
「でもな、流石に俺の妹だと言われるのは嫌だ、そもそも俺に妹はいないしな。」
確かにそうだ。妹はいなかった。なのに妹だと言われるのは言われる人によっては嫌だ。
だけどここで妹じゃないと言われたら目立ってしまう。色んな意味で...
なんとかして引き止めたいところだけど...あ‼
「あの‼待って下さい‼」
「あ?」
「このイディオスって討伐報酬とかあるんですか!?」
「あ~、そうだな....ざっと金貨40枚ってとこだな。そこそこの家が4軒ぐらいは買える。それにイディオスは冒険者だけど盗賊と繋がりがあるって噂があるからな、謎もさっき解けたことだからそれぐらいはいくと思うぞ。」
お金の価値がわからないけど金貨っていうぐらいだからきっと大金なんだろうな....
「...貴方を見込んで頼みたいことがあります。私は確かに貴方の妹では有りません。ですがここでバレるわけにはいかないのです。そこで私は貴方を引き止める秘策があります。」
「.......何だ?」
「お金で貴方を買います。」
覚悟を決めていった、称賛はなかったからこれでダメだったらもう終わりだ、だけどまだ俺の妹じゃないとバラすなんて言ってないし?あったときだってわざわざ警告した理由は?言う必要は無いはず。これは予想だけど親切な世話な気なのかもしれない、だったら好機はある。あともしかしたらお金にがめついのかも...
「.....条件は?」
「もちろん。私の兄といってくれるだけでいいです。ですがそれだけだと心配なので私とパーティーを組んで下さい。言いましたよね?バレたらまずいって。」
食いついた‼これでもう少しいけばなんとか....‼
「ふっ....‼面白いな。お前。」
「お前では有りません、ディルレットと呼んで下さい。」
いける‼私はこのまま引き下がるわけにはいかない。それにこの条件は私にもメリットはある。
「それでは交渉成立です。レイドさん。」
「待った。」
「....まだなにか?」
「報酬は....?」
「どれぐらいがいいですか?」
もちろん。これでとんでもない額を出されたら終わりだ。だけどこっちからいって向こうがダメだったらそれこそもっとダメだ。
「はっ‼イディオスの賞金をゼロにする働きをしてやる。」
「....出来るといいですね。ではこれで交渉成立です。」
勝った‼これでヤバい展開をを乗り越えたぞ‼良かった‼というか何回乗り越えたっけ?お城で一回と森で一回あとなにげに自分の魔法でも死にそうだったしな、あとは今か、....なにげに4回ぐらいかな、ここに来て4日目だけど毎日死にかけてるね...
疲れ気味に思いながらレイドさんに近づいた。レイドさんは右手を腰に当てている。
「ではこれからよろしくおねがいします。レイドさん。」
そういって私は手を前に差し出した。この世界に握手がなかったら「何やってるんだこいつ」だけど。そうなったら恥ずかしくてまた死ぬ。
「レイドさんじゃなくてレイド兄さん、だろ。」
そういって私とレイドさんは握手をした。良かったここにも握手があって。
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