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七話 なんとかかんとか

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(はぁ...はぁ...ひぃ...ひぃ...あ~、すっごくお腹が痛いわけどもう一回やってほしいわね。)

「おい‼こっちはマジだったんだよ‼ほんとにギリッギリだったんだから‼」

(はぁ...はぁ...ごめんなさいだってすっごく面白かったんだもの....けど、その羽根って、まるで悪魔みたいな羽ね、下がトゲトゲしてる。)

「これしかイメージ出来なかったんだよ、羽毛にしようかとも考えたけどなんか羽とかが落ちそうだったし...」

そう、私がイメージしたのは漫画などでよく見るあの羽だ。ここまで来ると日本から来た人にとっては本物の厨二病だ。だってしょうがなかったんだもん‼これしかイメージ出来なかったし‼

(すごい高さね....ほぇ~圧巻だわ。もうちょっといったら雲の一つになりそうな高さ。私は高い所とか一応は大丈夫だけど、貴方は大丈夫なの?)

「フッ...愚問だね。私自身が飛んだのに怖いわけ無いじゃないデスカ。」

(.....なんかすごいカッコつけてるけど体は正直なんじゃない...?落ちそうで怖いんですけど)

フッ、バレてしまったか。だがな、これしきのこと大丈夫なのさ。

「思いっきり怖いです。もう背筋が凍るぐらい怖いです。イキってすいませんでした。」

ん?なんでスピカはため息を大きくついて呆れた目でこっち見てるの?自分なにか変なこと言った?「大丈夫なのさ」って言ったつもりなんだけど...

(はぁ....多分、口は正直者ね。本音思いっきり言ってるじゃない。)

…..うん。なんとなくスピカの言ったことがわかる気がする。口は正直者だったんだね。そっか。あ、そう言えば森はどうなった?多分イメージ通りにいくともう終わってもいい頃だと思うんだけど...
私は無理やり切り替えて、森を見た。森は多分さっきまでぎっしりと緑があったんだろう。だけどもう緑と木の色の茶色?が入り混じっている。

(あ~あ、誰かさんのせいであんなにきれいな森が大変なことになってしまいましたね。)

「....それ以上は言わないで....こっちも心が痛む。」

別にこの森に特別な思い出はなかったけど緑をすっごい破壊したみたいで心が痛い。
この魔法は、強いけど改良しなきゃな...

(って‼貴方魔力は大丈夫なの!?こんなに大きな魔法をしたあとで飛ぶなんて...すっごい魔力消費してるんじゃない!?【鑑定】してもいい??)

「あ~待って自分で一回確認する。なんか怖いし」

『ステータスオープン』



《 名前 ディルレット   年齢17歳 女  Lv.52  色   黒 闇属性      》
《 体力 8,832  魔力 10,213  攻撃力 8,754                》
《 防御力 9,023  素早さ 9,275                       》
《【忌み子】 ??????   【自分を知る者】ステータスを見ることが出来る     》

I haven't seen anything.[私は何も見ていない] 
I haven't seen anything.[私は何も見ていない] 
This is a dream.[これは夢だ] This is a dream.[これは夢だ] 
This is impossible.[こんなことはありえない]

(ちょっ...ちょっと‼どうしたのよ‼なにかあったの!?ブツブツ呟いて‼)

「...見てはいけない」

(えっ?)

「スピカ、絶対に見るなよ‼これはフラグでもなんでも無い‼マジだ‼マジで見ないで‼」

(はっ!?いやいやいや、何があったのよ‼まぁそう言うなら見ないけど...)

まって...いや、ホントに。え?レベルアップしてこうなったってこと?もう訳がわかんない。

「ね...ねぇ、もしもレベルアップしたりしたらなんかピコンッっとかってなったりしないの?」

(なにそれ?そんなのあったらいちいちうるさいじゃない。え....?待って、もしかして、レベルアップ?いや、まぁ、あいつを倒したからレベルアップをするとは分かっていたけど、
…..もう聞かないわ。魔法の威力とかでわかるしね。とりあえず何処かに降りましょ。ここにいたら見つかってしまうかもよ?)

私はいきなり冷静になってすぐに降りられる場所を探した。私が周りを見るとお城があった。多分私が殺されかけたあの場所だ。私はゾッとして早く降りようとしまたあの森に戻った。私は急いで城の奴らに見つからないように地面に降りた。そして息切れが激しくなって手を地面についた。

(大丈夫?やっぱり高いところにずっといたから無理をしたんじゃない?)

そうじゃ無いと私は笑っちゃいそうだったけどもうそういうことにしてしばらく休むことにした。もう夜が更けていた。スピカはもう私の横で寝てしまっている。私はそこで空腹になっていたのを知った。色々有りすぎてもう忘れていた。だけどもう寝てしまって私自身のも疲れていたのでまた寝た。
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