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27、出立準備
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ドイル国に行くまで早くもあと一週間となった。
トゥイが私の部屋に来た時に詳しい話はメイル兄様かお義姉様のどちらかからあると思うと言っていましたが、その後、連れて行く使用人は1名。護衛はトゥイがするので不要だという事以外になんの連絡も通達もありません。
ドイル国とお義姉様との間に何かあるのは確実なのですがそれを知る術は私には無いし、勝手に調べたら調べたで後が怖いのでとりあえず連絡を大人しく待っていますが、正直気になって仕方ありません。
一度、勇気を出してお義姉様との接触を試みましたが、その日に限りお義姉様は急遽メイル兄様と街の視察に出てしまい叶いませんでした。
確実にメイル兄様の差金ですわよね。
2人の婚約が決まった当初からメイル兄様はドイル国でのお義姉様の事をオブラートに包む様に私達に触れられないようにしていました。
お母様はさすがに知っているかと思いますが、理由はどうあれきっと本当は私にはお義姉様のドイル国の事は伝えたくない事なのですよね。
私がドイル国に行く事になったので、きっと仕方なくお話してくださるのでしょう。
メイル兄様はお義姉様の事を思って触れないようにしているのはわかります。
お義姉様自身も知られたく無い事なのかしら…
そうだとしたら私のわがままで本当に申し訳ない気持ちが溢れて来ます。お義姉様に迷惑を掛けてまでドイル国に行くのはやはり諦めた方がいいのでしょうか…
いやいや。これを逃したらこんなチャンス二度とありません。私に残された道も少ないのでそんな感情は心の奥底にしまいます。
ごめんなさい。お義姉様。
私もこんな気持ちが初めてなので無茶している事も周りに迷惑を掛けている事も十も承知ですが今回だけにします。
だから今回だけはどうぞ許してください。
お義姉様のどんな過去を知っても私はお義姉様の味方でいますし、どんな事も協力します。
ドイル国に行く日が近づくに連れて期待に胸を膨らます反面、お義姉様に対しての申し訳ない気持ちも増してしまい毎日そんな様な事を考えて1人お義姉様に陰ながら許しを乞うています。
直接、お義姉様にお会い出来ていないのも私の思いが迷走してしまう原因なのですよね。
同じ城内に住んでいるはずなのにどうしてこんなにも会わないのでしょうか…メイル兄様が関わっているとなると私がどんな頑張ってもお義姉様に会うことはままならないでしょうね。
メイル兄様の事は大好きでしたが、お義姉様を婚約者として迎えた最近のメイル兄様はちっさい男に思えて仕方ありません…
溺愛するならするでいいですが、独占欲が強いのは重いですよね。
「ティナ様…お寛ぎ中に申し訳ございません。ドイル国に向かわれる際の準備ですが、そろそろ本格的に準備されないと…」
私がいつもの様に1人物思いに耽ってしまっていると困り顔のサリーが遠慮がちに私に話しかける。
「…そうね…。大体持って行くもののリストは出来上がっているけど1週間も城を出る事は初めてだからどのくらい持っていけばいいか迷うわよね…」
サリーがクローゼットを見ながら簡易なドレスから豪華なドレスまで色々手に取っていく。
お義姉様のご実家にお世話になるのだから、荷物は最低限に抑えた方がいいわよね…
「やっぱり一度、お義姉様に時間をとっていただいて確認をしたいわ。何もお話が出来ていないのだもの。」
「そうですね。」
「多分、お義姉様と私がお会いできないのは絶対的にメイル兄様の策略ですわよね。」
私が呆れ気味に言うとサリーは明らかに気不味そうな表情をする。
「…8割型そうだと思います」
サリーの返答に私は思わずため息をこぼしてしまう。
「サリー。メイル兄様に謁見の許可を。できればお義姉様も一緒にお願いしますと…」
「かしこまりました。」
サリーは頭を下げるとすぐに部屋を出て行く。
ドイル国へ出立の日も近づいています。
流石に断られることはないでしょう…
5分程でサリーは私の部屋に戻ってきた。
サリーは身分的に直接皇帝に謁見許可を取る事ができないので執事長のメリールに依頼しに行く。メリールが宰相のハーブスかメイル兄様の側近のランかトゥイに確認をとり謁見許可をもらう。
以前の様にフラッと廊下で出会えればいいですが、まあ…あり得ませんね。
あれもメイル兄様の計画でしょうから。
許可が出るまで1時間…半日か…はたまた1日待つことだってある。
兄妹であるけれど時間が掛かる作業です。
とりあえず何もせず待っているのは時間がもったいない。
絶対的に必要な物をサリーと荷造りを始めるとすぐに部屋の扉がノックされた。
部屋に来たのはメリールで明日の朝一にメイル兄様とお義姉様にお会いできる事になった。素早い対応にホッとする。
翌朝、朝食が終わるとランが私を迎えにきてメイル兄様の執務室へと向かう。
執務室に入るとメイル兄様とお義姉様が仲むつましく私を待っていた。
「メイル兄様。お義姉様。急な謁見申し訳ありません。」
私が頭を下げるとすぐ様にお義姉様が近づいてくる。
「ティナ様っ。ドイル国にお連れするお話をしたまま中々お会いできなくて申し訳ありません。」
申し訳なさそうに私をみるお義姉様を見て思わずメイル兄様を睨みつけてしまう。
そんな私をみてメイル兄様は呆れた顔をする。
「ティナ…考えは変わったか?」
考えが変わる?
メイル兄様の目的はそこですか…
お義姉様と私を引き離して私のドイル国に行くという考えを改めさせるつもりだったのですね。
さすがメイル兄様。私の性格をよく分かっていますね。
普段の私なら悩んだ末に、『ご迷惑をかけるのでやっぱりいいです』と言ってるところですもんね…
でも、残念ながら今回ばかりは私の意思も強いのですよ。
「私の気持ちは変わりませんわ。メイル兄様…お義姉様にご迷惑をかけてしまうのは心苦しいですが、私にとってもこれが最後のチャンスかもしれませんので。」
生まれて初めてメイル兄様に反抗的な態度をとってしまう。
心臓がバクバク言っている。
私の意思を伝えるためにメイル兄様に笑みを投げかけるが、メイル兄様の見えぬ圧にだんだん直視できなくて目をそらしてしまう。
すると丁度その時、お義姉様が私の手をとって微笑んでくれる。
「迷惑だなんて思っておりませんよ。ティナ様。私は嬉しいのです。ティナ様がドイル国に興味を持って下さる事も、私と共にドイル国に行きたいと言って下さった事も…」
お義姉様が私に優しい笑顔を向ける。
その笑顔を見て私の心がツキリと痛む。
自分の下心が気まずくてチラリとメイル兄様に視線を戻すとメイル兄様はそんなお義姉様を愛おしそうに見つめていた。
ドイル国とお義姉様の間に何かあるのは確かですが、お義姉様はドイル国自体を大切に思っているのですね。
何だろう…このチグハグな感じ…
メイル兄様は軽く息を吐くと私の前まで近づいてきて私の手を握るお義姉様の手を私から引き離す。
「アエリアもこう言っているから私ももう何も言わないが、いいかティナ…先日トゥイに言い渡したの言付けは必ず守れ。」
「…分かっております…」
私が答えるとメイル兄様は明らかに不服が残る顔を私に向けた。
その後、メイル兄様は自らの机に座り執務を始め、私とお義姉様はランがお茶を用意してくれたのでそのまま執務室のソファーに座ってドイル国に向かう為の話を始めた。
停滞していた時間が少しづつ動き出す。
トゥイが私の部屋に来た時に詳しい話はメイル兄様かお義姉様のどちらかからあると思うと言っていましたが、その後、連れて行く使用人は1名。護衛はトゥイがするので不要だという事以外になんの連絡も通達もありません。
ドイル国とお義姉様との間に何かあるのは確実なのですがそれを知る術は私には無いし、勝手に調べたら調べたで後が怖いのでとりあえず連絡を大人しく待っていますが、正直気になって仕方ありません。
一度、勇気を出してお義姉様との接触を試みましたが、その日に限りお義姉様は急遽メイル兄様と街の視察に出てしまい叶いませんでした。
確実にメイル兄様の差金ですわよね。
2人の婚約が決まった当初からメイル兄様はドイル国でのお義姉様の事をオブラートに包む様に私達に触れられないようにしていました。
お母様はさすがに知っているかと思いますが、理由はどうあれきっと本当は私にはお義姉様のドイル国の事は伝えたくない事なのですよね。
私がドイル国に行く事になったので、きっと仕方なくお話してくださるのでしょう。
メイル兄様はお義姉様の事を思って触れないようにしているのはわかります。
お義姉様自身も知られたく無い事なのかしら…
そうだとしたら私のわがままで本当に申し訳ない気持ちが溢れて来ます。お義姉様に迷惑を掛けてまでドイル国に行くのはやはり諦めた方がいいのでしょうか…
いやいや。これを逃したらこんなチャンス二度とありません。私に残された道も少ないのでそんな感情は心の奥底にしまいます。
ごめんなさい。お義姉様。
私もこんな気持ちが初めてなので無茶している事も周りに迷惑を掛けている事も十も承知ですが今回だけにします。
だから今回だけはどうぞ許してください。
お義姉様のどんな過去を知っても私はお義姉様の味方でいますし、どんな事も協力します。
ドイル国に行く日が近づくに連れて期待に胸を膨らます反面、お義姉様に対しての申し訳ない気持ちも増してしまい毎日そんな様な事を考えて1人お義姉様に陰ながら許しを乞うています。
直接、お義姉様にお会い出来ていないのも私の思いが迷走してしまう原因なのですよね。
同じ城内に住んでいるはずなのにどうしてこんなにも会わないのでしょうか…メイル兄様が関わっているとなると私がどんな頑張ってもお義姉様に会うことはままならないでしょうね。
メイル兄様の事は大好きでしたが、お義姉様を婚約者として迎えた最近のメイル兄様はちっさい男に思えて仕方ありません…
溺愛するならするでいいですが、独占欲が強いのは重いですよね。
「ティナ様…お寛ぎ中に申し訳ございません。ドイル国に向かわれる際の準備ですが、そろそろ本格的に準備されないと…」
私がいつもの様に1人物思いに耽ってしまっていると困り顔のサリーが遠慮がちに私に話しかける。
「…そうね…。大体持って行くもののリストは出来上がっているけど1週間も城を出る事は初めてだからどのくらい持っていけばいいか迷うわよね…」
サリーがクローゼットを見ながら簡易なドレスから豪華なドレスまで色々手に取っていく。
お義姉様のご実家にお世話になるのだから、荷物は最低限に抑えた方がいいわよね…
「やっぱり一度、お義姉様に時間をとっていただいて確認をしたいわ。何もお話が出来ていないのだもの。」
「そうですね。」
「多分、お義姉様と私がお会いできないのは絶対的にメイル兄様の策略ですわよね。」
私が呆れ気味に言うとサリーは明らかに気不味そうな表情をする。
「…8割型そうだと思います」
サリーの返答に私は思わずため息をこぼしてしまう。
「サリー。メイル兄様に謁見の許可を。できればお義姉様も一緒にお願いしますと…」
「かしこまりました。」
サリーは頭を下げるとすぐに部屋を出て行く。
ドイル国へ出立の日も近づいています。
流石に断られることはないでしょう…
5分程でサリーは私の部屋に戻ってきた。
サリーは身分的に直接皇帝に謁見許可を取る事ができないので執事長のメリールに依頼しに行く。メリールが宰相のハーブスかメイル兄様の側近のランかトゥイに確認をとり謁見許可をもらう。
以前の様にフラッと廊下で出会えればいいですが、まあ…あり得ませんね。
あれもメイル兄様の計画でしょうから。
許可が出るまで1時間…半日か…はたまた1日待つことだってある。
兄妹であるけれど時間が掛かる作業です。
とりあえず何もせず待っているのは時間がもったいない。
絶対的に必要な物をサリーと荷造りを始めるとすぐに部屋の扉がノックされた。
部屋に来たのはメリールで明日の朝一にメイル兄様とお義姉様にお会いできる事になった。素早い対応にホッとする。
翌朝、朝食が終わるとランが私を迎えにきてメイル兄様の執務室へと向かう。
執務室に入るとメイル兄様とお義姉様が仲むつましく私を待っていた。
「メイル兄様。お義姉様。急な謁見申し訳ありません。」
私が頭を下げるとすぐ様にお義姉様が近づいてくる。
「ティナ様っ。ドイル国にお連れするお話をしたまま中々お会いできなくて申し訳ありません。」
申し訳なさそうに私をみるお義姉様を見て思わずメイル兄様を睨みつけてしまう。
そんな私をみてメイル兄様は呆れた顔をする。
「ティナ…考えは変わったか?」
考えが変わる?
メイル兄様の目的はそこですか…
お義姉様と私を引き離して私のドイル国に行くという考えを改めさせるつもりだったのですね。
さすがメイル兄様。私の性格をよく分かっていますね。
普段の私なら悩んだ末に、『ご迷惑をかけるのでやっぱりいいです』と言ってるところですもんね…
でも、残念ながら今回ばかりは私の意思も強いのですよ。
「私の気持ちは変わりませんわ。メイル兄様…お義姉様にご迷惑をかけてしまうのは心苦しいですが、私にとってもこれが最後のチャンスかもしれませんので。」
生まれて初めてメイル兄様に反抗的な態度をとってしまう。
心臓がバクバク言っている。
私の意思を伝えるためにメイル兄様に笑みを投げかけるが、メイル兄様の見えぬ圧にだんだん直視できなくて目をそらしてしまう。
すると丁度その時、お義姉様が私の手をとって微笑んでくれる。
「迷惑だなんて思っておりませんよ。ティナ様。私は嬉しいのです。ティナ様がドイル国に興味を持って下さる事も、私と共にドイル国に行きたいと言って下さった事も…」
お義姉様が私に優しい笑顔を向ける。
その笑顔を見て私の心がツキリと痛む。
自分の下心が気まずくてチラリとメイル兄様に視線を戻すとメイル兄様はそんなお義姉様を愛おしそうに見つめていた。
ドイル国とお義姉様の間に何かあるのは確かですが、お義姉様はドイル国自体を大切に思っているのですね。
何だろう…このチグハグな感じ…
メイル兄様は軽く息を吐くと私の前まで近づいてきて私の手を握るお義姉様の手を私から引き離す。
「アエリアもこう言っているから私ももう何も言わないが、いいかティナ…先日トゥイに言い渡したの言付けは必ず守れ。」
「…分かっております…」
私が答えるとメイル兄様は明らかに不服が残る顔を私に向けた。
その後、メイル兄様は自らの机に座り執務を始め、私とお義姉様はランがお茶を用意してくれたのでそのまま執務室のソファーに座ってドイル国に向かう為の話を始めた。
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