12 / 28
戦慄の幕開け ②
しおりを挟む
あれから更に二週間が経過した。
ヒカリは、未だに消えない。
祭りが終わって床に就く前、ヒカリは、ケット・シーに問い合わせた。
『申し訳ございません。ただ今、プログラミングがフリーズしておりまして、ゲームオーバーが不可能な状態となっております。ですので、ミッションも、今しがたナッシングということで、自由にのびのびとやっていきましょう!また、状況がが起き次第、連絡致しますので…』
消えないのは、良かったものの、ヒカリは何処か強い不安が過ぎった。
この世界は、安全なのだろうかー?
何か、脅威なる存在が現れたら、自分は無事で居ることが出来るだろうかー?
現に、今、目の前に居る赤ずきんが全然
子供の頃に見た赤ずきんのイメージは、小柄で華奢でお転婆でしおらしい女の子だった。
だが、今、近くいいる彼女は違う。
長身で、骨格ストレート、グラマーで筋骨隆々だ。
性格は男勝りでボーイッシュ、女子力皆無だ。
そんな彼女は、今、自分の目の前で筋トレに励んでいる。60回を三セット、黙々と懸垂をし続ける。
自分の頭がおかしくなったのだろうか?
この世界が、幻覚だったのだろうか?
いや、他の世界にも多種多様な赤ずきんが居るはずだ。
色んなサンタクロースや白雪姫がいるように、おとぎ話のキャラクターは、色んなバージョンに変換されてきたからだ。
どうせなら、イメージ通りの可愛らしい女の子の赤ずきんが良かった、そしたら色々ガールズトークで盛り上がれたのにな…と、ヒカリは深くため息をついた。
今日は、雨だ。
モルガンは、用を足しに街へと足を運んだ。
魔女の会合があるらしい。
自分は、半日ほど彼女とずっと二人きりだ。
自分は、徐々に彼女に慣れてはきたが、未だ、少し怖い。
赤ずきんは、筋トレが終わると、スポーツドリンクを飲み干し、シャワー浴びに浴室まで向かった。
ヒカリは、ホッと胸を撫で下ろし材料の仕込み作業を始めた。
仕事には、大分慣れてきた。
こんな本格的な仕事を任されるのは、初めてだ。
ヒカリは、この店で働くようになってから水を得た魚のようにイキイキとしていた。
ドアのベルが鳴り、ヒカリは玄関の扉を開け開けた。
制帽に軍服姿の男が、姿を見せた。
「赤ずきんは、居ないかね?」
「え…赤ずきん…ですか?」
「赤いローブを纏ったパンクファッション風の女だ。左頬にうッすら痣があるだろうー?少年のような顔立ちだ。どうやら、この村に潜伏してると聞いてね…」
その言葉に、ヒカリはハッとした。
「居ません!見た事ないです!」
ヒカリは不穏な状況を察し、咄嗟に嘘をついた。
「彼女は、指名手配中なんだよ。」
「なんの事ですか…?」
「噂は、聞いてる筈だろ…?彼女は、殺戮マシンと言って良いだろう。もう、300人は殺めてきたんだ。サジタリウスの者は、過去に居た者含めて、検挙の司令が下されてるんだ。」
「でも、もし、この村に潜伏していたとすれば、既に殺人事件があってもおかしくは無いじゃないですか?」
サジタリウスとは、あの人を喰らうだとかキメラなどと言われている、最恐戦闘集団だ。
この前の祭の時、見たあのサジタリウスの一団の戦闘風景が、
脳裏を過ぎった。
「それもそうだが、彼等サジタリウスは、頭脳犯でもあってね…この何処かに息を潜めているやも知れん。」
憲兵は、ビラを渡した。
そこには、サジタリウスと言われるメンバーと、その端に赤ずきんの顔が載せられていた。
「ほら、身体の一部に蠍のタトゥーがあるんだよ。」
「そんな者は、ここにい、いません…」
蠍のタトゥーに、ヒカリはハッとした。
「まぁ、いい、また来る。」
憲兵は、そうとだけ言いその場を去った。
「ヒカリー、客人来たか…?」
奥の方から、赤ずきんが姿を現した。
「え…?いや、来なかったですよ。」
ヒカリは、咄嗟に憲兵から渡されたビラを後ろに隠した。
「ホントに、今日は雨が酷いよなー。ちょっと、」
赤ずきんは、そう言うと居間に座り新聞を拡げていた。
ここ、二週間、奇妙なまでに平穏な日々が続いていた。
ここは、ゲーム世界、ファンタジアの筈だ。
だとしたら、何か妖魔が1体、2体出てもおかしくはない。
まるで、嵐の前の静けさだ。
再び、ベルがけたたましく鳴った。
ヒカリは恐る恐るベルを開けると、
「大変だ!村中、いや、街の者も、殆ど眠りについたんだ。」
「殆ど…」
「それって、どういう事だ…」
ヒカリと赤ずきんが、村市場へと向かうと、巨大な茨のタワーが出現していた。
その巨大な茨のつたは、ぐるりと繁華街や住宅街を取り囲んでいた。
「何、これ…?」
妙な静けさだ。
人気が、何処にも見当たらないー。
人が所々でばたりと倒れているのが見えた。
「危ない!」
ヒカリは、赤ずきんに腕を引っ張られ押し倒された。
ーと、ヒカリのすぐ真後ろを巨大な茨がドリル状渦を成しながら横切った。赤ずきんは両手に持ったサブマシンガンでそれを乱射した。
「危ないから、お前は自分を守ることだけ考えてな。」
「…ありがとう。」
彼女はいつもは女子力皆無で怖いが、こういう緊急事態では頼りになる。
遠くの方から、狼の遠吠えがこだまする。
赤ずきんは、ハッと瞠目し動きを固めた。
ーと、彼女の眼光は鋭く吊り上がり、動きを止めた。
奥の方から、狼の一団が姿を見せた。それは、前世でよく見る狼では無い。
それよふた周りほどの体躯をした、狼の一団だ。
身体からは、青黒とした炎を放出している。
赤ずきんは、項垂れ銃をキツく握り締めた。
ヒカリは、未だに消えない。
祭りが終わって床に就く前、ヒカリは、ケット・シーに問い合わせた。
『申し訳ございません。ただ今、プログラミングがフリーズしておりまして、ゲームオーバーが不可能な状態となっております。ですので、ミッションも、今しがたナッシングということで、自由にのびのびとやっていきましょう!また、状況がが起き次第、連絡致しますので…』
消えないのは、良かったものの、ヒカリは何処か強い不安が過ぎった。
この世界は、安全なのだろうかー?
何か、脅威なる存在が現れたら、自分は無事で居ることが出来るだろうかー?
現に、今、目の前に居る赤ずきんが全然
子供の頃に見た赤ずきんのイメージは、小柄で華奢でお転婆でしおらしい女の子だった。
だが、今、近くいいる彼女は違う。
長身で、骨格ストレート、グラマーで筋骨隆々だ。
性格は男勝りでボーイッシュ、女子力皆無だ。
そんな彼女は、今、自分の目の前で筋トレに励んでいる。60回を三セット、黙々と懸垂をし続ける。
自分の頭がおかしくなったのだろうか?
この世界が、幻覚だったのだろうか?
いや、他の世界にも多種多様な赤ずきんが居るはずだ。
色んなサンタクロースや白雪姫がいるように、おとぎ話のキャラクターは、色んなバージョンに変換されてきたからだ。
どうせなら、イメージ通りの可愛らしい女の子の赤ずきんが良かった、そしたら色々ガールズトークで盛り上がれたのにな…と、ヒカリは深くため息をついた。
今日は、雨だ。
モルガンは、用を足しに街へと足を運んだ。
魔女の会合があるらしい。
自分は、半日ほど彼女とずっと二人きりだ。
自分は、徐々に彼女に慣れてはきたが、未だ、少し怖い。
赤ずきんは、筋トレが終わると、スポーツドリンクを飲み干し、シャワー浴びに浴室まで向かった。
ヒカリは、ホッと胸を撫で下ろし材料の仕込み作業を始めた。
仕事には、大分慣れてきた。
こんな本格的な仕事を任されるのは、初めてだ。
ヒカリは、この店で働くようになってから水を得た魚のようにイキイキとしていた。
ドアのベルが鳴り、ヒカリは玄関の扉を開け開けた。
制帽に軍服姿の男が、姿を見せた。
「赤ずきんは、居ないかね?」
「え…赤ずきん…ですか?」
「赤いローブを纏ったパンクファッション風の女だ。左頬にうッすら痣があるだろうー?少年のような顔立ちだ。どうやら、この村に潜伏してると聞いてね…」
その言葉に、ヒカリはハッとした。
「居ません!見た事ないです!」
ヒカリは不穏な状況を察し、咄嗟に嘘をついた。
「彼女は、指名手配中なんだよ。」
「なんの事ですか…?」
「噂は、聞いてる筈だろ…?彼女は、殺戮マシンと言って良いだろう。もう、300人は殺めてきたんだ。サジタリウスの者は、過去に居た者含めて、検挙の司令が下されてるんだ。」
「でも、もし、この村に潜伏していたとすれば、既に殺人事件があってもおかしくは無いじゃないですか?」
サジタリウスとは、あの人を喰らうだとかキメラなどと言われている、最恐戦闘集団だ。
この前の祭の時、見たあのサジタリウスの一団の戦闘風景が、
脳裏を過ぎった。
「それもそうだが、彼等サジタリウスは、頭脳犯でもあってね…この何処かに息を潜めているやも知れん。」
憲兵は、ビラを渡した。
そこには、サジタリウスと言われるメンバーと、その端に赤ずきんの顔が載せられていた。
「ほら、身体の一部に蠍のタトゥーがあるんだよ。」
「そんな者は、ここにい、いません…」
蠍のタトゥーに、ヒカリはハッとした。
「まぁ、いい、また来る。」
憲兵は、そうとだけ言いその場を去った。
「ヒカリー、客人来たか…?」
奥の方から、赤ずきんが姿を現した。
「え…?いや、来なかったですよ。」
ヒカリは、咄嗟に憲兵から渡されたビラを後ろに隠した。
「ホントに、今日は雨が酷いよなー。ちょっと、」
赤ずきんは、そう言うと居間に座り新聞を拡げていた。
ここ、二週間、奇妙なまでに平穏な日々が続いていた。
ここは、ゲーム世界、ファンタジアの筈だ。
だとしたら、何か妖魔が1体、2体出てもおかしくはない。
まるで、嵐の前の静けさだ。
再び、ベルがけたたましく鳴った。
ヒカリは恐る恐るベルを開けると、
「大変だ!村中、いや、街の者も、殆ど眠りについたんだ。」
「殆ど…」
「それって、どういう事だ…」
ヒカリと赤ずきんが、村市場へと向かうと、巨大な茨のタワーが出現していた。
その巨大な茨のつたは、ぐるりと繁華街や住宅街を取り囲んでいた。
「何、これ…?」
妙な静けさだ。
人気が、何処にも見当たらないー。
人が所々でばたりと倒れているのが見えた。
「危ない!」
ヒカリは、赤ずきんに腕を引っ張られ押し倒された。
ーと、ヒカリのすぐ真後ろを巨大な茨がドリル状渦を成しながら横切った。赤ずきんは両手に持ったサブマシンガンでそれを乱射した。
「危ないから、お前は自分を守ることだけ考えてな。」
「…ありがとう。」
彼女はいつもは女子力皆無で怖いが、こういう緊急事態では頼りになる。
遠くの方から、狼の遠吠えがこだまする。
赤ずきんは、ハッと瞠目し動きを固めた。
ーと、彼女の眼光は鋭く吊り上がり、動きを止めた。
奥の方から、狼の一団が姿を見せた。それは、前世でよく見る狼では無い。
それよふた周りほどの体躯をした、狼の一団だ。
身体からは、青黒とした炎を放出している。
赤ずきんは、項垂れ銃をキツく握り締めた。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
魔法適性ゼロと無能認定済みのわたしですが、『可視の魔眼』で最強の魔法少女を目指します!~妹と御三家令嬢がわたしを放そうとしない件について~
白藍まこと
ファンタジー
わたし、エメ・フラヴィニー15歳はとある理由をきっかけに魔法士を目指すことに。
最高峰と謳われるアルマン魔法学園に入学しましたが、成績は何とビリ。
しかも、魔法適性ゼロで無能呼ばわりされる始末です……。
競争意識の高いクラスでは馴染めず、早々にぼっちに。
それでも負けじと努力を続け、魔力を見通す『可視の魔眼』の力も相まって徐々に皆に認められていきます。
あれ、でも気付けば女の子がわたしの周りを囲むようになっているのは気のせいですか……?
※他サイトでも掲載中です。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
夢巡
茶竹抹茶竹
SF
「誰かの悪夢が私を襲う」
西暦二〇五〇年、脳波をデータへと変換するブレイン・マシン・インターフェースが普及。だがその不具合によって、人々の睡眠中の夢がネット上の仮想世界にて勝手に具現化してしまう事態となっていた。
夢の中で自由に振る舞う技術を持つ古澄は、悪夢を利用した次世代ネットテロの防止に奔走する。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[不定期更新中]
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
ドラゴンさんの現代転生
家具屋ふふみに
ファンタジー
人が栄え、幸福に満ちた世界。それを遠くから見届け続けた始祖龍のレギノルカは、とても満足していた。
時に人に知恵を与え。
時に人と戦い。
時に人と過ごした。
この世に思い残す事などほぼ無く、自らの使命を全うしたと自信を持てる。
故にレギノルカは神界へと渡り……然してそこで新たなる生を受ける。
「……母君よ。妾はこの世界に合わぬと思うのだが」
これはふと人として生きてみたいと願ったドラゴンさんが、現代に転生して何だかんだダンジョンに潜って人を助けたり、幼馴染とイチャイチャしたりする、そんなお話。
ちなみに得意料理はオムライス。嫌いな食べ物はセロリですって。
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる