純粋な男子高校生はヤクザの組長に無理矢理恋人にされてから淫乱に変貌する

番外編『猫の日だからってはしゃがないで((6))』

 「っん、く……」

 口を上下に動かしながら、彼のペニスをしゃぶる。
 これまでに何度もしてきたから随分と慣れてしまった。
 関係を持つ前のことを考えると想像もつかない事だ。
 人って変わるものだな……
 なんて考えていると、彼の手が俺の胸を触り始めた。
 突然のことでびくっと体が震えてしまう。
 無造作に触ってくる彼の指は俺の乳輪を触れるか触れないかという具合に撫でた。
 さっきまでは上手く出来ていたはずのフェラが、ぎこちないものに変わっていくのが自分でもわかる。
 体全体の神経が胸に集中してしまっているようで、手と口にあまり力が入らない。
 今はまだ乳首には触れられていないはずなのにその周りを触られただけで体が反応してしまう。
 だけど、嫌じゃない。
 もっとして欲しいとさえ思ってしまう。
 周りじゃなくて、その中心にある物を弄って欲しい……。

 「寿人さっ……焦らさないで……」

 俺は我慢できずに、フェラを中断して懇願した。
 彼は乳輪を触り続けながら俺に問うた。

 「焦らすって何を？」

 「そこばっかり触るの……っう」

 「きちんと言ってくれねぇとわかんねぇんだけど」

 「乳首の周りは嫌だって言ってるんです……どうせ、分かってるんですよね」

 「あっそ。てか可愛げねぇなその言い方。まぁいいや……」

 彼は俺の望んでいた部位を摘み、囁いてきた。

 「ここばっかり弄ってやったらお前、嫌でも可愛くなるもんなぁ？」