純粋な男子高校生はヤクザの組長に無理矢理恋人にされてから淫乱に変貌する

47話

 彼はくすくすと笑いながら乳首ばかりを弄ってくる。
 腰をかくかくさせるだけでそれ以外の反応を隠しているからか、面白くないとでも言うように顔を顰める。
 
 「なぁ、そんなに我慢してて苦しくねぇの？」

 「だから何にもないですって、言ってるじゃないですかぁ……っ」 

 「チッ、面白くねぇ。もう知らねぇからな」

 彼は俺の服を無理矢理に腕のあたりまで脱がし腫れて赤く色づき始めた右の乳首を口に含み、両手を拘束していた手で未だに触れていなかった左の乳首を摘んだ。
 すぐに双方の乳首への愛撫がはじまり、俺は目尻に涙を浮かばせた。

 「んっ、寿人さっそれ……や、あぁ」

 頭を横に振るが彼は目も向けずに乳首をずっと弄ってくる。
 俺は抵抗する力さえもなくなり、口元に手をあててただ声を我慢するだけ。
 でもそれも限界で……。

 「寿人さん……もう俺、イキそぅ……」

 そう呟くと彼は何故かそこで手を止めた。
 絶頂に届きそうな感覚だけが残ってしまい、もどかしい。

 「え、なんでやめたの……」

 「わざとだ。ここ・・するのはこれだけ。あとは車戻ってからだ」

 俺の服を下ろしながらそんなことを言った。

 「え、でも俺勃って……」

 「んなもん鞄で隠せばいいだろ。ほら、行くぞ」

 持ってきていた鞄を俺に手渡し、彼はドアを開けた。