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その後①強制告白

完全なる操縦※

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「あっ……ああ……ん…ぅ、ぁあ、ハヤト……ハヤトぉ……っ!」

 彼の背中に向かってその名前を切なく呼び、自らの手で胸の尖りを摘まむ。

「はぁん……あっ、ああっ……うぅんっ……んん!」

 くりくり、くにくにと胸を刺激し続けて、快感を貪る。下半身が疼いてきて、欲望のままに下着の中へ手を滑らせた。

「はぁ……ぁん……」

 片方の胸を弄り続けて、もう片方の手を下にずらし、割れ目を広げて陰核に触れる。びりびりとした刺激に浸り始めて甘い溜息を漏らすと、ハヤトはペンを置いて振り向き、にやりとした表情で私の乱れる様子を眺めた。

「いい顔になってきたね。ちゃんと気持ち良くなれてて偉いよ。もう少し待っててね……あと数ページだから」
「くっ……お願い、解いて……解いてよぉ……あっ、ハヤト……好き……じゃない!んっ、大好き……」
「ふふ、抗えないの悔しいね、本当に可愛いなぁ」

 彼のベッドの上で、ハヤトを求めながら快感を貪る。違う、こんなの私の本心じゃない。でも私は彼の勉強する姿を見せつけられながら、自慰行為にふけっている。

「はぁ……ん、んん……あっ、あ……っ!」

 ハヤトが机に向かっている間、私は彼を思いながらオナニーするようにと魔法をかけられてしまった。ハヤトはわざと私の目の前で、乱れる私を置いてきぼりにして魔法学のさらなる知識を積んでいく。この人はどこまで私の敗北感を煽れば気が済むのだろうか。

「ん、んぅ…ハヤトぉ……早く……」

 勉強もさせて貰えず、憎らしい人の名前をひたすらに呼び、自らを慰める。彼に向けてだらしなく足を広げながら、ショーツに手を入れて陰核を擦る。指を割れ目に沿わせ、上方向へスーッとなぞるのを繰り返すと、その気持ち良さから自分の物とは思えない程の甘ったるい声を漏らしてしまう。

「はぁ……ん……あっ、あぁん……やっ……」
「オリビアがイったら終わろうかな」

 ハヤトはこちらに背を向けながらそう言って、本のページをめくった。

 でも、私は知っている。

「やっ……あっ、ああん!もうイク、イクっ……!!」

 彼の真後ろで、オーガズムを求めて小さな突起をくにゅくにゅと激しくこね回した。そして数秒後、彼のベッドに透明な液体が飛び散る。私は仰け反って腰を浮かせ、盛大に達した。全身を襲う快楽に、体をぴくぴくと痙攣させる。

「は、あ……はぁ……あっ、待って、止めてハヤト、お願い、お願いっ!!」

 私の指は、まだ快感が収まっていないのに、再び敏感な乳首や陰核を擦り始めた。やっぱりだ。この人は私が達しても、魔法を解いてくれない。

「ごめん、あとここも勉強しておきたいんだった……もう少し頑張ってね。オリビアは頑張り屋さんだから出来るよね」
「やだっ!お願いします!あっ、ああっ!や、またイッちゃう……ああぁんっ!」

 私の体は私じゃなくてハヤトの言う事を聞いてしまう。どれぐらい時間が経っただろう。結局私はハヤトが本を置くまでの数十分の間、激しく自慰行為を続けてしまった。

「お疲れ様オリビア。寂しかった?」
「はあっ…!!はぁ……はぁ…………」

 返事も出来ない程呼吸を乱す私の頭を撫で、ハヤトはベッドの上に来た。私はようやく手を動かすのをやめる事を許されたかと思うと、今度は服を脱いで座る彼にまたがるように指示される。私は当然のように従ってしまう。これもいつも通りだ。そそり立つ彼の物に手を添え、ぐちゃぐちゃに濡れた自らの中に導く。嫌になるほどの快感が全身を襲う。根元まで入り込み、その圧迫感に私は歯を食いしばった。

「オリビア、僕も好きだよ」
「私は好きじゃないっ!最低、さいて……あっ……ん!あぁあっ……!ハヤト、動いていい?もう我慢出来ないっ!好き、好きなのぉ……!」

 声帯さえも乗っ取られ、口が勝手に愛を叫ぶ。そして腰を浮かせ、上下運動を始めるとすぐに潮を噴いて絶頂を迎える。もう何度も何度も達しているから下半身は力が入らなくて動けないはずなのに、ハヤトに媚びるように一心不乱に跳ねた。そんな私の腰を支えて、ハヤトも下から突き上げた。

「うああぁああっ……!」

 奥まで刺さる度に絶頂を繰り返す。私は彼の首に腕を巻き付けて、だらだらとよだれを垂らしながらよがり狂う。もう首や腰や足にまで力が入らないのに、私はハヤトを気持ちよくさせるために必死に腰を打ち付ける。こんなセックスの仕方なんて知らないのに、私の体はハヤトに操られて、彼のために動き続ける。

「はぁ……、一生懸命動くオリビア可愛い……もっと見せて」
「あっ!あぅ……っ、やだぁ……もう、助けて……っ!あああっ!!」
「あはは、嫌じゃないだろ?ほら、ここも触ってあげるね」

 ハヤトは私の胸の先端に指を添えて、擦るように弄った。私はそれを味わいながら、彼の上でぐりぐりと腰を回して快感を求める。

「はぁ……ん、ああ……あっ、イク……っ!」
「オリビア、愛してるよ。ずっと僕の側にいてね。ほら君は?」
「う、うぅ……っ!や……好きっ!!ハヤト、あっ……愛してる……!!」
「いい子だ。ご褒美にいっぱい出してあげるね」
「やめて!!嫌……出して!ハヤト、私の中に全部出してぇ……!!」

 言葉さえ彼に支配され、思ってもいない事を言わされる。ハヤトは私の腰を両手で掴んで、思い切り突き上げた。

「んあっ、あっ、ぁあああっ!!」

 膣の中がうねっているのを感じる。私は逃げ出したい心と裏腹にハヤトの引き締まった体に密着するように抱き着いて、甘く叫びながら全身を震わせ、彼の全てを歓迎してしまった。

 長く続くエクスタシーに浸っていると、ハヤトは私の頭を抱えて頂点に優しくキスをした。

「オリビア、君は弱いね……一度も僕に勝てない君が大好きだよ。初めて君を大勢の前で悔し泣きさせた時、凄く興奮したんだ。ずっと僕に負け続けてね」
「うぅ……あ……はぁ……っ、あぁ……」

 彼は私の目尻に溜まった涙を舐め、そのまま口付ける。私は力なくそれを受け入れて、意識を手放した。



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