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狂愛へのカウントダウン
16話 2度目の完全敗北※
しおりを挟む「オリビア、凄く可愛かった。僕のこれ、入れてもいいよね?」
「はぁ……え………」
彼の大きなソレは張り詰めていて、腹につかんばかりに反り返っている。血管が浮き出てビクビクと震え、先端からは液が流れ出ていた。あれで終わらせてくれる訳がないと分かっていても、いよいよこの瞬間が来てしまい、恐怖に血の気が引いていく。
「怖がらなくていいよ、優しくするから」
「い……いやっ!」
ハヤトは私の割れ目にそれを当てて擦り始めた。私の愛液とハヤトの液が混ざりあって、くちゅりと音を立てる。
「オリビア、また僕の事しか考えられなくするからね」
「や、やめっ……やめて!!」
ハヤトが私の中へ入ってくる。ぐちゃぐちゃに濡らされたせいで、私のアソコはいとも簡単に彼を受け入れてしまった。中を押し広げ、ゆっくりと奥まで到達させると、彼は私の膝裏に腕を回して密着するように抱き着いてきた。キスをされ、ぎゅっと締め付けられている間に、彼のモノが私の膣に馴染んでいってしまう。
がっちりとホールドされた状態で、ハヤトは腰を動かし始めた。ゆっくりと引き抜いては、また奥まで突き刺し、私の良い所を刺激する。
「あっ……あぁん……あああっ」
私はさっきの愛撫でしっかり体を準備させられていたため、すぐに快感の波に飲み込まれてしまった。ハヤトは私の胸にしゃぶりつくと、強く吸い上げた。同時に、男根が私の中で大きくなっていくのを感じる。さっき散々いじられてとても敏感になってしまった胸の突起は、ハヤトの舌の上で転がされてまた嬉しそうに起き上がった。それを甘噛みされながら舐められると、彼との結合部から蜜が溢れて、ぐちゅぐちゅと音を立てながら外に流れるのを感じる。
「あぁ……はぁ……ふ、うぁ……」
「オリビア、君程に……僕の征服欲を満たしてくれる人……いないよ。はぁっ……大好きだよ」
ハヤトは私を見下ろし、目を細めた。私の胸に舌を這わせながら、だんだんと腰を動かすスピードを速めていく。私の反応を見て、弱い部分を探ってくる。強く打ちつけたり、
浅く突いたりして、私を快感へと追い詰める。
「ハヤト、お願い……もうやめてぇ」
私はそう言うが、もう半分以上彼を受け入れてしまっていた。あまりの気持ち良さに、何も考えられなくなってきている。ハヤトも額に汗を浮かべ、激しく息をしながら、私を思い切り突き上げる。
「くっ……オリビア……好きだ……君は……はぁ…僕のものだよ……っ」
「あぁぁ…あっ……ああんっ!!」
最後にハヤトは私の頭を自分の胸に埋めるように引き寄せ、小刻みに腰を振った。何度も奥に当たり、私も2度目の絶頂が近い事を悟る。
「あ……オリビア……っ!!」
「あっ!やあ……ああああっ!!」
私の名前を叫ぶように呼び、しがみつくように髪をぐしゃりと掴んで動きを止め、自身の精を吐き出した。同時に私も最高潮に達し、びくびくと震えながら彼の熱い迸りを内側に感じた。
「最高だったよ……やっと一つになれたね。中に出しちゃったけど安心して……対策済みだから」
彼はぐったりと私の体に倒れ込み、荒い呼吸をしながら抱きしめた。私は息を切らして動けずにいたが、余韻が引いていくにつれ涙が頬を伝った。
ハヤトと繋がってしまった。最悪だ。これほど最悪な事ってあるのだろうか。彼の魔法によって痴態を晒され、最後まで彼の思い通り、思う存分に味わい尽くされてしまった。
「もう1回したいところだけど……これから一緒に暮らすんだから、焦る必要は無いよね。ゆっくり回数増やしていこうね」
「…………本当に帰してくれないの……?」
「え?そうだよ。もう避けられたくないからね。一番近くで僕の才能見せつけてあげたいし」
ハヤトは、この期に及んで私が張り合うのを期待しているのだろうか。ここまでされて、私がなお食らいつくとでも思っているの?
「いいえ……負けたわ。あなたは凄い。どんなに才能を見せつけられても、もう私に対抗心は出てこない」
「ダメだよ。オリビアはこれからもずっと僕に勝負を挑んで貰う。でも、やる気が無いなら……こんな力、いらないよね」
────え?
彼が何を言っているのか理解する間もなく、ハヤトは杖をかざした。
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