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ファーストエピソード ~決戦へ~
23.力の模索
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「は?今……なんて言った?」
「いや、だからね。もう十分だと言ったんだよ。いや、それは別に君に失望してとか、そういう意味合いではなくね。ミッションコンプリートの意味で、もう十分だと言ったんだよ」
頼まれていたマガタマの在り処を正直に話し、諦めようと考えていた道中が馬鹿馬鹿しい。
ルーツァークの小屋に着いてすぐに事の顛末を話したのだが、その反応は予想外のものだった。彼曰く、誰が持ってきてくれと言ったんだ?という事らしいが、しかし全くもって迷惑な言い回しである。言葉遊びでしか無い。
「いや、しかしよ……そんな事でいいんならなんで……」
「言ったろう?僕は世界……街に出られないんだ。したがって情報集めは他の誰かにやってもらう必要があるのさ。なんにせよ、マガタマを彼が所持しているのが分かっただけでも大殊勲ものなのさ」
よくわからない言い分だが、とにかくいいと言うのだから良いのだろう。しかし気になるのはやはりマガタマである。なぜこの男がそこまでの執着を見せるのか?なぜレクスァがそれを所持している事が、有益な情報なのか?
「じゃあ本題に入ってくれるんだろうな?」
そう言ったヴァンの瞳は若干疲労気味であった。それもそうだが、わざわざこんなところまで来て、街に行かされ、そしてまたここに戻ってくる往復をこの一日でやらされたのだからいくら体力的な部分が回復しようとも、気力的な面ではやつれているのは当然と言えた。
「もちろんさ。約束だからね……それじゃあ、マガタマの事から話そうか」
曰く、そのマガタマ。つまるところの生命ノ魔珠は、超古代のブラックテクノロジーにより生まれた神器。と、一口に説明されたものの、よくわからない。それでも淡々と説明を続けるルーツァークによれば、そのマガタマを使用すれば永遠に朽ちる事のない体を手に入れられる、のだとか。
「だからそれを彼が持っているこの状況はあまり芳しくない……つまりは君たちは不老不死の怪物級の強さを持った男と闘うという、負け戦をしなけりゃならなくなるわけだからね」
「冗談じゃねえぜ……そんな事になってるんなら勝ち目がねえじゃねえか」
不老不死。死なない体。それに対抗する策などあるわけもない。なぜなら死なないのだから。
「しかし彼が不老不死になっている可能性は非常に低い。限りなくゼロだ。なぜならその神器というのは、決まったやり方で発動させなければただのガラクタだからね」
しかしいずれは解明してしまうかもしれないね、とルーツァークは語った。
だが超古代、あくまで古代ではなく超と付けるその意味はなんなのだろうか。古代と言うだけで数百年というイメージは付くが、それをも超える過去の遺物であるとでもいうのだろうか。
「なあ、そのマガタマはどれくらい昔のものなんだ?」
おもむろにヴァンが質問する。
「うん、まあざっと数千年前のものになるのかな。それも生まれたのはこの地球じゃない。まあ、この話はまた今度してあげよう。ともかくマガタマはそういうものだ、そして、神器は一つじゃない」
数千年前、そして地球ではないどこかで出来たもの。そんな話が正直に信じられるわけも無かったが、しかしこの男の風貌やイダテンの存在を知っているヴァンとしては、そんなことも有り得るのかもしれないな、と一区切りをつける事ができた。
そして、そんなとんでもない効力を持ったアイテムが一つではない、そうルーツァークは語る。
「神器は全部で三つあるんだ。一つは命を。一つは時を。一つは力を。それぞれに役割があって、それぞれに効力は違う。あと二つの在り処は分かっていないが……しかし、その二つも彼は狙っているだろうね」
彼、というのがレクスァであるのはこの場合、すぐに理解できた。しかしなぜそんなものを求めるのだろうか。それを求めて、暴走しているのだろうか。
「一応、それぞれの名前を教えておこう。時空ノ魔境、封龍魔刀、だ。ああでも確か、あの剣はこうも呼ばれていたな」
「ドラゴンソード、と」
「ドラゴンソード……?呼ばれ方が二つあるのか?」
「まあ、その辺も色々なのさ。なにせ数千年前の遺産だ、時や場所を変えて色々変わるもんだよ」
しかしながら、これでハッキリとしたのはレクスァが何を目的として動いているか、と言った事だった。残る二つの神器も探しているのだ。そしてその結果にどうするつもりなのかは本人に聞いてみないと分からないが、ともあれあんな状態の人間に使わせていいものとも思えない。
マガタマですら永遠の命を約束されるのだ、時の、などと銘打っているその鏡はきっと時間をどうこうできるものなのだろうし、剣に関しても、例えば世界を滅ぼすとか、そういう力を持っていておかしくない。
カガミとソードについても聞いてみたが、なぜかそれは教えてもらえなかった。
そしておそらくその二つはここらにはないだろう、とも。
「ま、なんにせよ分かったぜ、色々とな……本来ならアンタみたいな胡散臭い奴は信用できねえ、で片付けるところだけど……聞いてみてなんとなく信じられる部分、てのもまああったしな。しかし…」
「しかし、なんだい?ああ、そうか。彼の目的がわかっても、実力が及んでいないから、しかし…なのかい?」
「……やっぱり胡散臭えな、アンタ。その通りだよ、俺の全力でも足元にも及んでねえ………全くどうしたもんかと悩んでるんだ」
結局は力が無ければ……というレクスァの言葉を思い出していた。悔しいが、その通りである。そして、バーンエネルギーという力を手に入れたことで少々調子に乗っていたこともまた、ヴァンは自覚していた。だからこそ、その今だからこそハッキリと分かる。
あのレクスァには、およそ勝機なんてものはカケラもない。
「このバーンエネルギーを無理やりに最大限で使っても、歯も立たねえなんてな………全く情けねえ、バンバスにあれだけでかいこと言っておきながらこのザマとはよ」
「ふーむ……まあ、今の君たちでは勝てないだろうねえ、絶対に」
「うるせえよ、わかってるぜそんなことは……しかしどうすりゃいい……」
バーンエネルギーは、彼ら三人にとって大きな希望と言えた。しかし同時に、それは最後の砦でもあった。それでも敵わなかった今、死力を尽くしても敵わなかった今。修行だなんだという次元でもないことはわかっている。だからと言って全てを諦めるわけにもいかないというのだから始末が悪いのだ。
「じゃあ、なんとかできるかもしれない策を一つ、プレゼントしようか」
ルーツァークはうっすら笑みを浮かべて言う。
「なんとかできるかも…しれない策?あるのか、そんなものが」
「ああ、あるにはあるよ。ただしこれは君にしか出来ないし、これをやるということは君は一人で闘わなくちゃならなくなる……そして、これをやってもなお彼には届かないかもしれない。それでもやるかい……?」
それを受けたヴァンの回答は決まっていた。
例え少しでも、勝つ可能性が見えるのなら。今よりも強くなれるのなら。
「そうかい。なら教えてあげるよ…………究極燃焼を」
「いや、だからね。もう十分だと言ったんだよ。いや、それは別に君に失望してとか、そういう意味合いではなくね。ミッションコンプリートの意味で、もう十分だと言ったんだよ」
頼まれていたマガタマの在り処を正直に話し、諦めようと考えていた道中が馬鹿馬鹿しい。
ルーツァークの小屋に着いてすぐに事の顛末を話したのだが、その反応は予想外のものだった。彼曰く、誰が持ってきてくれと言ったんだ?という事らしいが、しかし全くもって迷惑な言い回しである。言葉遊びでしか無い。
「いや、しかしよ……そんな事でいいんならなんで……」
「言ったろう?僕は世界……街に出られないんだ。したがって情報集めは他の誰かにやってもらう必要があるのさ。なんにせよ、マガタマを彼が所持しているのが分かっただけでも大殊勲ものなのさ」
よくわからない言い分だが、とにかくいいと言うのだから良いのだろう。しかし気になるのはやはりマガタマである。なぜこの男がそこまでの執着を見せるのか?なぜレクスァがそれを所持している事が、有益な情報なのか?
「じゃあ本題に入ってくれるんだろうな?」
そう言ったヴァンの瞳は若干疲労気味であった。それもそうだが、わざわざこんなところまで来て、街に行かされ、そしてまたここに戻ってくる往復をこの一日でやらされたのだからいくら体力的な部分が回復しようとも、気力的な面ではやつれているのは当然と言えた。
「もちろんさ。約束だからね……それじゃあ、マガタマの事から話そうか」
曰く、そのマガタマ。つまるところの生命ノ魔珠は、超古代のブラックテクノロジーにより生まれた神器。と、一口に説明されたものの、よくわからない。それでも淡々と説明を続けるルーツァークによれば、そのマガタマを使用すれば永遠に朽ちる事のない体を手に入れられる、のだとか。
「だからそれを彼が持っているこの状況はあまり芳しくない……つまりは君たちは不老不死の怪物級の強さを持った男と闘うという、負け戦をしなけりゃならなくなるわけだからね」
「冗談じゃねえぜ……そんな事になってるんなら勝ち目がねえじゃねえか」
不老不死。死なない体。それに対抗する策などあるわけもない。なぜなら死なないのだから。
「しかし彼が不老不死になっている可能性は非常に低い。限りなくゼロだ。なぜならその神器というのは、決まったやり方で発動させなければただのガラクタだからね」
しかしいずれは解明してしまうかもしれないね、とルーツァークは語った。
だが超古代、あくまで古代ではなく超と付けるその意味はなんなのだろうか。古代と言うだけで数百年というイメージは付くが、それをも超える過去の遺物であるとでもいうのだろうか。
「なあ、そのマガタマはどれくらい昔のものなんだ?」
おもむろにヴァンが質問する。
「うん、まあざっと数千年前のものになるのかな。それも生まれたのはこの地球じゃない。まあ、この話はまた今度してあげよう。ともかくマガタマはそういうものだ、そして、神器は一つじゃない」
数千年前、そして地球ではないどこかで出来たもの。そんな話が正直に信じられるわけも無かったが、しかしこの男の風貌やイダテンの存在を知っているヴァンとしては、そんなことも有り得るのかもしれないな、と一区切りをつける事ができた。
そして、そんなとんでもない効力を持ったアイテムが一つではない、そうルーツァークは語る。
「神器は全部で三つあるんだ。一つは命を。一つは時を。一つは力を。それぞれに役割があって、それぞれに効力は違う。あと二つの在り処は分かっていないが……しかし、その二つも彼は狙っているだろうね」
彼、というのがレクスァであるのはこの場合、すぐに理解できた。しかしなぜそんなものを求めるのだろうか。それを求めて、暴走しているのだろうか。
「一応、それぞれの名前を教えておこう。時空ノ魔境、封龍魔刀、だ。ああでも確か、あの剣はこうも呼ばれていたな」
「ドラゴンソード、と」
「ドラゴンソード……?呼ばれ方が二つあるのか?」
「まあ、その辺も色々なのさ。なにせ数千年前の遺産だ、時や場所を変えて色々変わるもんだよ」
しかしながら、これでハッキリとしたのはレクスァが何を目的として動いているか、と言った事だった。残る二つの神器も探しているのだ。そしてその結果にどうするつもりなのかは本人に聞いてみないと分からないが、ともあれあんな状態の人間に使わせていいものとも思えない。
マガタマですら永遠の命を約束されるのだ、時の、などと銘打っているその鏡はきっと時間をどうこうできるものなのだろうし、剣に関しても、例えば世界を滅ぼすとか、そういう力を持っていておかしくない。
カガミとソードについても聞いてみたが、なぜかそれは教えてもらえなかった。
そしておそらくその二つはここらにはないだろう、とも。
「ま、なんにせよ分かったぜ、色々とな……本来ならアンタみたいな胡散臭い奴は信用できねえ、で片付けるところだけど……聞いてみてなんとなく信じられる部分、てのもまああったしな。しかし…」
「しかし、なんだい?ああ、そうか。彼の目的がわかっても、実力が及んでいないから、しかし…なのかい?」
「……やっぱり胡散臭えな、アンタ。その通りだよ、俺の全力でも足元にも及んでねえ………全くどうしたもんかと悩んでるんだ」
結局は力が無ければ……というレクスァの言葉を思い出していた。悔しいが、その通りである。そして、バーンエネルギーという力を手に入れたことで少々調子に乗っていたこともまた、ヴァンは自覚していた。だからこそ、その今だからこそハッキリと分かる。
あのレクスァには、およそ勝機なんてものはカケラもない。
「このバーンエネルギーを無理やりに最大限で使っても、歯も立たねえなんてな………全く情けねえ、バンバスにあれだけでかいこと言っておきながらこのザマとはよ」
「ふーむ……まあ、今の君たちでは勝てないだろうねえ、絶対に」
「うるせえよ、わかってるぜそんなことは……しかしどうすりゃいい……」
バーンエネルギーは、彼ら三人にとって大きな希望と言えた。しかし同時に、それは最後の砦でもあった。それでも敵わなかった今、死力を尽くしても敵わなかった今。修行だなんだという次元でもないことはわかっている。だからと言って全てを諦めるわけにもいかないというのだから始末が悪いのだ。
「じゃあ、なんとかできるかもしれない策を一つ、プレゼントしようか」
ルーツァークはうっすら笑みを浮かべて言う。
「なんとかできるかも…しれない策?あるのか、そんなものが」
「ああ、あるにはあるよ。ただしこれは君にしか出来ないし、これをやるということは君は一人で闘わなくちゃならなくなる……そして、これをやってもなお彼には届かないかもしれない。それでもやるかい……?」
それを受けたヴァンの回答は決まっていた。
例え少しでも、勝つ可能性が見えるのなら。今よりも強くなれるのなら。
「そうかい。なら教えてあげるよ…………究極燃焼を」
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