sheep Friends

欲しい服

私は今、かんなちゃんがおすすめしてくれた、お店に来ている。そこには、可愛い洋服がたくさん並んでいた。その中で、ピンクのヒラヒラが付いたワンピースが目にとまった。
「可愛い!でも…こんな可愛い服、私に似合わないか…」
欲しいと思ったけど、買う勇気は出ませんでした。

次の日

「どうした？シープちゃん？そんな顔してほら、スマイル！」
一緒に遊んでいたつじくんが私に言った。
「ごめん…ちょっとぼーっとしちゃった！」
気にしてないと思っていたけど、やっぱり昨日の可愛い洋服の事が気になっていたのかちょっと上の空になってたみたい…
「本当？」
「うん、なんでもないよ！心配しないで！」
つじくんと別れた後、もう一度あの可愛いワンピースが売っていた店に行ってみた。

「じー」
と服を見ていると
「シープちゃん？」
と話しかけられた。
「わ！」
びっくりして自分の声じゃないような声を出した。振り向くとそこにはらいなちゃんとかんなちゃんがにこにこしながら立っていた。
「びっくりしたぁ」
私は苦笑いすると
「洋服を買いに来たの？」
かんなちゃんは言った。
「ううん、ちょっと見に来ただけ！！」といって逃げるようにその場を離れてかんなちゃんとらいなちゃんにバイバイをして家に帰った。

次の日

かじつくんが家に来た。家にきても部屋に来るのは初めてなんじゃないかレベルでかじつくんは久しぶりだと思う。
「部屋キレイだなぁ。そうだ！きて！」
何もわからず付いて行くといつも来ている公園に着いた。　
そこには、つじくん、かんなちゃん、ひっくん、らいなちゃんがいた。
「シープちゃん！これ！」
つじくんは恥ずかしそうに箱を私にくれた。
「ありがとう！」
「開けてみて！」
かんなちゃんがいう。開けてみると…私がほしかった服。
「絶対似合うから！」
「…なんで私がこの服が欲しかった事がわかったの？」
「そりゃずっとこの服見てるから！」
「…ありがとう！みんなぁ！」
私はこのみんなの思いがとても嬉しいです。