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第17章・ステラガーデン死刑台編
宇宙会食⑦の15~ウィンガタウンと竜太のこと①~
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レオと万知子が話をしているちょうどその頃、ウィンガタウンではエネルギータンクの建設が始まろうとしていたのである。
「さて・・・いよいよ建設が始まるな。」
そう呟いたのはウィンガタウンの議員の一人である【日紙六兵】であった。彼はある人物からエネルギータンクの建設に携わるよう任命された人物であった。その時彼の視界にエネルギータンクを見つめる少年の姿があった。
「おや?君は誰かな。」
「俺?俺は向簾竜太だよ!おじさんはだぁれ?」
「私は日紙六兵、ウィンガタウンの政治を任された者だよ。」
「じゃあおじさんが俺達のウィンガタウンを変えてくれるんだね!!やったぁ!!」
「ああ、君達のこれからは必ず明るい未来にするから。大丈夫だよ・・・」
「わーい!!ありがとうおじさん!!」
六兵の言葉に喜びを隠せない竜太少年は明るい未来が必ずやってくるのだと信じ込んでいたのである。ウィンガタウンは現在では【東住吉】姓が増えているが本来はブルーサイドやドーリンなどに並ぶ【日紙】氏の本拠地の一つであった。竜太は帰宅すると母親に話しかけたのである!!
「お母さん!!今日ね、エネルギータンクの前にいたおじさんが俺達の未来を明るくしてくれると言ってくれたんやで!!」
「え、そうなの?良かったわね竜太・・・」
「お母さん・・・(今日も機嫌が悪いなぁ・・・)」
竜太に冷たくあしらう母であった。すると少し体つきのいい爽やかな感じの男性が家に入って来たのであった。
「あなた、おかえりなさい!!」
「お父さん、おかえり!!」
「よお!貴子、竜太!!後でゲームしような竜太!!」
「あなたダメよ。竜太は勉強させなくちゃいけないわよ。」
「ちゃ~んと勉強するよな!?竜太!!」
「うん!!」
「やれやれ・・・少しだけよ。」
「わーい!!」
彼は竜太の父親である【向簾浩晃】で竜太と仲が良いようだ。
「お父さん、後で部屋に来てね!!」
「OK!!」
竜太は自分の部屋へ戻ると貴子は浩晃に言ったのである。
「向簾くん・・・気を使わなくていいのよ。あの子はあなたと・・・」
「あいつと遊ぶのが俺は好きなんだ。」
二人は何やらこそこそと話をしていたのであった。
◆◆◆◆◆◆◆◆
ある日のことである。竜太はテレビを見ていると占い師が出演しており未来を占うのだという。
『大変じゃ・・・2003年にとある地域で悲劇が起こるぞ。そしてそこから3年後、8年後、13年後、16年後、24年後にも大いなる災いが起きるぞ・・・!!』
「(ふーん、何か起きるんだ。でも人類滅亡みたいなもので信用する必要は無いんだよね。)」
竜太は占い師を見ながら冷めたような反応をしていたのであった。しかしこれからこの世界が大きく揺らぐことを彼はまだ知らない・・・!!
「さて・・・いよいよ建設が始まるな。」
そう呟いたのはウィンガタウンの議員の一人である【日紙六兵】であった。彼はある人物からエネルギータンクの建設に携わるよう任命された人物であった。その時彼の視界にエネルギータンクを見つめる少年の姿があった。
「おや?君は誰かな。」
「俺?俺は向簾竜太だよ!おじさんはだぁれ?」
「私は日紙六兵、ウィンガタウンの政治を任された者だよ。」
「じゃあおじさんが俺達のウィンガタウンを変えてくれるんだね!!やったぁ!!」
「ああ、君達のこれからは必ず明るい未来にするから。大丈夫だよ・・・」
「わーい!!ありがとうおじさん!!」
六兵の言葉に喜びを隠せない竜太少年は明るい未来が必ずやってくるのだと信じ込んでいたのである。ウィンガタウンは現在では【東住吉】姓が増えているが本来はブルーサイドやドーリンなどに並ぶ【日紙】氏の本拠地の一つであった。竜太は帰宅すると母親に話しかけたのである!!
「お母さん!!今日ね、エネルギータンクの前にいたおじさんが俺達の未来を明るくしてくれると言ってくれたんやで!!」
「え、そうなの?良かったわね竜太・・・」
「お母さん・・・(今日も機嫌が悪いなぁ・・・)」
竜太に冷たくあしらう母であった。すると少し体つきのいい爽やかな感じの男性が家に入って来たのであった。
「あなた、おかえりなさい!!」
「お父さん、おかえり!!」
「よお!貴子、竜太!!後でゲームしような竜太!!」
「あなたダメよ。竜太は勉強させなくちゃいけないわよ。」
「ちゃ~んと勉強するよな!?竜太!!」
「うん!!」
「やれやれ・・・少しだけよ。」
「わーい!!」
彼は竜太の父親である【向簾浩晃】で竜太と仲が良いようだ。
「お父さん、後で部屋に来てね!!」
「OK!!」
竜太は自分の部屋へ戻ると貴子は浩晃に言ったのである。
「向簾くん・・・気を使わなくていいのよ。あの子はあなたと・・・」
「あいつと遊ぶのが俺は好きなんだ。」
二人は何やらこそこそと話をしていたのであった。
◆◆◆◆◆◆◆◆
ある日のことである。竜太はテレビを見ていると占い師が出演しており未来を占うのだという。
『大変じゃ・・・2003年にとある地域で悲劇が起こるぞ。そしてそこから3年後、8年後、13年後、16年後、24年後にも大いなる災いが起きるぞ・・・!!』
「(ふーん、何か起きるんだ。でも人類滅亡みたいなもので信用する必要は無いんだよね。)」
竜太は占い師を見ながら冷めたような反応をしていたのであった。しかしこれからこの世界が大きく揺らぐことを彼はまだ知らない・・・!!
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