ヒナの国造り

第１７章・ステラガーデン死刑台編

光の希望と絶望④～資仁枚・知坦川連合ＶＳ周参見野軍艦家～

　周夫と彼を呼びに来た男性が外に出ると相手は大軍でやって来たのである。


　「あいつら元から話し合いのふりして俺らを殺そうとしていたみたいだな。」


　「チーちゃん、どうする？」


　「まあはめられたからにははめ返す・・・・のみだな！！」


　「どういうこっちゃ？」


　「仕返すってことだ。」


　すると男性をよそに周夫は大軍の元へと走り出したのである。


　「チーちゃん、あぶねえ！！」


　「・・・敵側・・の心配かい？」


　「！？」


　すると周夫は身体から蒸気のような煙を発生させると大軍の方を見て不敵な笑みを浮かべたのである。すると大軍の一人が何かに反応したのだ。


　「あ・・・あつい・・・！？」


　そう呟く男性戦闘員の身体から大量の汗が流れており、他の面々も汗を流していたのであった。


　「やべえ・・・汗が止まんねえ・・・！！」


　「脱水・・・してる・・・」


　敵の様子を見た男性は周夫の能力に感心したのであった。


　「チーちゃん、すげえな敵が次々と暑さで戦線離脱していくよ。」


　「フフフ・・・こんなの朝飯前だ。」


　「ふぇ～っ！！」


　「それより資仁枚と知坦川の二人と拳で会話がしたい。必ずやつらのもとにたどり着いてやる！！」


　「そやな・・・あいつの命・・・・・もかかっとるしな！！」


　「そうだ！！だからここで逃げるわけにはいかないんだ！！」


　「チーちゃん、もうすぐしたら何人か合流するからそれまでは無理しない範囲であの大軍を出来るだけ倒そう！！」


　「ああ、そうだな！！」


　「知坦川のクソガキ・・・・、覚悟しとれよ！！」


　そして大軍に向かって周夫は蒸気のような煙を身体にまとい敵を次々となぎ倒す。相棒の男性も自慢の拳で次々と敵を殴り倒していく。すると・・・


　「おい、ここから先は俺通さねえ。」


　「！？」


　「お前・・・！？」


　目の前に現れたのは・・・！？



　一方、彼らの元に向かう面々の姿があった。


　「幸ゆき兄、キャンディーなめながら走るなよ。」


　「なめないと落ち着かないんだよ！！」


　「顔はいかついのに中身が残念だなあ・・・」


　「太陽、貴様どういう意味だ！？」


　「はいはい、二人とも喧嘩はダメよ！！」


　「ちっ！！」


　二人の喧嘩を止めたのは周参見野軍艦家４７女のユミリであった。キャンディーをなめる幸徳に太陽が注意をして言い合いというトホホな展開であったが３人が向かう先は・・・！！