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第17章・ステラガーデン死刑台編
厄介な男・周参見野俊顕
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俊顕は着地するとホテルの入り口に向かうと扉の前で警備員に止められたのである。先程の周参見野家の人物ではなく別の人物であったという。
「あ、君ぃ。入っちゃダメだよ。」
「おじさん、誰ですかぁ~?」
「僕はここの警備員の丸山だ。今日の会議の出席者の一人のいとこでその縁から警備員を任されているんだ。」
「そうですかぁ~。それでご親族の方はどのような方で~?」
「まあ・・・エネルギータンク構想を実現させるために信念を持ちながら活動をしています。が・・・それが何か?」
ところが丸山のその一言に俊顕は険しい目付きで反応したのである。
「そりゃあ・・・すごいですねえ。でもそれってスーザックの自然を破壊しちゃうってことですよねえ?そんなことする人達は・・・殺さないといけないですねえ~!!」
「!?」
その頃、肇は顔をしかめていたのである。
「(・・・俊顕・・・厄介な男がここに来やがった・・・・・・あいつが来たらロクなことがねえ・・・)」
するとホテルの入り口辺りからとてつもない爆発音がしたのである。
「(・・・ま、まさか!?)」
肇は険しい表情でホテルの入り口に向かうと丸山警備員が腰を抜かして顔を驚かせていたのであった。丸山の向かいにいた俊顕は肇の顔を見ると爽やかな笑みを見せたのであった。
「やあ、肇くん!久しぶりだねえ!!」
「俊顕兄さん・・・あんた何てことをしてくれたんだ・・・!!むやみに何でも爆発させたらダメでしょうに!!幸い丸山さんが爆風を止める能力があったから良かったものの・・・」
「でも肇さん・・・私、ビックリしましたよ~!!」
丸山も驚く俊顕の力ではあった。すると数名の警備員達と共に寿明もやってきたのである。
「あ、ジュッちゃん!!」
「シュン兄さん・・・また何をしたんですか・・・むやみに爆発を起こしちゃダメですよ!?」
俊顕に注意する寿明。異音同名のためか寿明は『ジュッちゃん』、俊顕は『シュン』と呼ばれているようだ。
「(え?爆弾はどこだ?)」
一部の駆けつけた警備員は爆弾がないことに気付いたのである。しかし俊顕は寿明と肇に事情を説明した。
「だってエネルギータンク構想を実現させたら大変でしょ?だったら邪魔者は消した方が良いでしょう?」
可愛い顔してえげつない発言をする俊顕であった。
「あ、君ぃ。入っちゃダメだよ。」
「おじさん、誰ですかぁ~?」
「僕はここの警備員の丸山だ。今日の会議の出席者の一人のいとこでその縁から警備員を任されているんだ。」
「そうですかぁ~。それでご親族の方はどのような方で~?」
「まあ・・・エネルギータンク構想を実現させるために信念を持ちながら活動をしています。が・・・それが何か?」
ところが丸山のその一言に俊顕は険しい目付きで反応したのである。
「そりゃあ・・・すごいですねえ。でもそれってスーザックの自然を破壊しちゃうってことですよねえ?そんなことする人達は・・・殺さないといけないですねえ~!!」
「!?」
その頃、肇は顔をしかめていたのである。
「(・・・俊顕・・・厄介な男がここに来やがった・・・・・・あいつが来たらロクなことがねえ・・・)」
するとホテルの入り口辺りからとてつもない爆発音がしたのである。
「(・・・ま、まさか!?)」
肇は険しい表情でホテルの入り口に向かうと丸山警備員が腰を抜かして顔を驚かせていたのであった。丸山の向かいにいた俊顕は肇の顔を見ると爽やかな笑みを見せたのであった。
「やあ、肇くん!久しぶりだねえ!!」
「俊顕兄さん・・・あんた何てことをしてくれたんだ・・・!!むやみに何でも爆発させたらダメでしょうに!!幸い丸山さんが爆風を止める能力があったから良かったものの・・・」
「でも肇さん・・・私、ビックリしましたよ~!!」
丸山も驚く俊顕の力ではあった。すると数名の警備員達と共に寿明もやってきたのである。
「あ、ジュッちゃん!!」
「シュン兄さん・・・また何をしたんですか・・・むやみに爆発を起こしちゃダメですよ!?」
俊顕に注意する寿明。異音同名のためか寿明は『ジュッちゃん』、俊顕は『シュン』と呼ばれているようだ。
「(え?爆弾はどこだ?)」
一部の駆けつけた警備員は爆弾がないことに気付いたのである。しかし俊顕は寿明と肇に事情を説明した。
「だってエネルギータンク構想を実現させたら大変でしょ?だったら邪魔者は消した方が良いでしょう?」
可愛い顔してえげつない発言をする俊顕であった。
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