623 / 762
第17章・ステラガーデン死刑台編
ライコウの怒りと『矛盾』②
しおりを挟む
再び回想に入り、不敵な笑みを浮かべた男性に誘われたライコウは少し疑い深い目を彼に向けながらも・・・
「もしご存知なら是非とも・・・」
「そうか、仲間になるか!!そりゃ嬉しいねえ~」
ライコウは渋々ながらも仲間になることを承諾したのである。それを聞いて喜ぶ男性であった。しかし男性はライコウに背を向けると不気味に笑いはじめたのである。
「(グヒヒヒヒ・・・うまく行きそうだ!!)」
そしてあるビルの社長室まで連れてこられたライコウは社長室の椅子に座るある人物と話をしたのであった。そして部屋を出るときに一礼したのである。
「本日はお忙しい中、ありがとうございました。」
一礼をしてから部屋の扉を閉じると『15』と言う数字が刻まれたリストを両手にはめる男性と出会ったのである。
「新入りかい?」
「はじめまして、す・・・いや、鳥海寺ライコウです。」
「そうかい、こちらこそはじめまして。僕は“いのちの診療所”の所長の【鷲見ライチ】。よろしくねっ!!」
「こちらこそよろしくお願いします!!」
どうもこの鷲見という人物もライコウを連れてきた男性と関わりがあると見られている。しかしこの日はビルを出て男性と別れて自宅に帰ろうとしていたライコウだったが先程の鷲見が追いかけてきたのである。
「はぁ、はぁ・・・!!君、さっきのライコウ君だね?」
「え・・・ええ。どうされましたか?」
すると鷲見の口からとんでもない発言が出てきたのだ。
「ライコウ君、悪いことは言わない。さっきの男や社長室にいた男とは関わるな!!君を徹底的に利用して君の人生を狂わせるだけだ!!」
しかし・・・
「急に何を・・・?こんなこと言うのは申し訳ないですがあなたには関係ない話です。僕にとって利のある話だったので彼らと協力することに決めたので・・・では・・・」
ライコウは耳を傾けるも鷲見の忠告を受け入れずどこかへ立ち去ったのである。ライコウが立ち去る姿を見て鷲見は寂しそうな顔をしていたのである。
「(絶対に彼は後悔するぞ・・・)」
一週間後、例のビルに訪問したライコウをある二人のモーニング姿の人物が待っていたのであった。
「はじめまして、私は【石原益幸】といいます。こちらは僕の母方叔父の子どもで従弟にあたる宇治橋君です。」
「はじめまして、ライコウ君。私は宇治橋といいます。君が新入りかな?ならば私と素敵な世界を築き上げませんか?」
「(素敵な世界・・・)はい、よろしくお願いします!!」
“素敵な世界構想”を打ち明けた宇治橋という謎の人物に魅せられたライコウは彼の部下になることを決意したのであった。しかしその後は・・・
「もしご存知なら是非とも・・・」
「そうか、仲間になるか!!そりゃ嬉しいねえ~」
ライコウは渋々ながらも仲間になることを承諾したのである。それを聞いて喜ぶ男性であった。しかし男性はライコウに背を向けると不気味に笑いはじめたのである。
「(グヒヒヒヒ・・・うまく行きそうだ!!)」
そしてあるビルの社長室まで連れてこられたライコウは社長室の椅子に座るある人物と話をしたのであった。そして部屋を出るときに一礼したのである。
「本日はお忙しい中、ありがとうございました。」
一礼をしてから部屋の扉を閉じると『15』と言う数字が刻まれたリストを両手にはめる男性と出会ったのである。
「新入りかい?」
「はじめまして、す・・・いや、鳥海寺ライコウです。」
「そうかい、こちらこそはじめまして。僕は“いのちの診療所”の所長の【鷲見ライチ】。よろしくねっ!!」
「こちらこそよろしくお願いします!!」
どうもこの鷲見という人物もライコウを連れてきた男性と関わりがあると見られている。しかしこの日はビルを出て男性と別れて自宅に帰ろうとしていたライコウだったが先程の鷲見が追いかけてきたのである。
「はぁ、はぁ・・・!!君、さっきのライコウ君だね?」
「え・・・ええ。どうされましたか?」
すると鷲見の口からとんでもない発言が出てきたのだ。
「ライコウ君、悪いことは言わない。さっきの男や社長室にいた男とは関わるな!!君を徹底的に利用して君の人生を狂わせるだけだ!!」
しかし・・・
「急に何を・・・?こんなこと言うのは申し訳ないですがあなたには関係ない話です。僕にとって利のある話だったので彼らと協力することに決めたので・・・では・・・」
ライコウは耳を傾けるも鷲見の忠告を受け入れずどこかへ立ち去ったのである。ライコウが立ち去る姿を見て鷲見は寂しそうな顔をしていたのである。
「(絶対に彼は後悔するぞ・・・)」
一週間後、例のビルに訪問したライコウをある二人のモーニング姿の人物が待っていたのであった。
「はじめまして、私は【石原益幸】といいます。こちらは僕の母方叔父の子どもで従弟にあたる宇治橋君です。」
「はじめまして、ライコウ君。私は宇治橋といいます。君が新入りかな?ならば私と素敵な世界を築き上げませんか?」
「(素敵な世界・・・)はい、よろしくお願いします!!」
“素敵な世界構想”を打ち明けた宇治橋という謎の人物に魅せられたライコウは彼の部下になることを決意したのであった。しかしその後は・・・
0
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる