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第17章・ステラガーデン死刑台編
「軍艦がバックにいるみてえだ」①
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死刑台の付近で何か調査をしているのか壁をペタペタさわり始めた男性。そして携帯を取り出して誰かに連絡をしていたのである。その様子を先程の末里12兄弟の一人、十次が見ていたのである。そして竜太は電話を切って再び調査を始めた。
「(さあ・・・見つけましたよぉ!!憎きWの一味っ!!)」
“ドカッ!”
「うひっ!!」
すると十次は怒りの表情を見せて男性に殴りかかった・・・が気づかれた男性の小突きに吹っ飛ばされてしまったのであった。男性はついに表情を見せたのである。
「俺の邪魔を・・・すんじゃねえ!!」
「フ、強気だな!!グリーンウッドフィールドの仲間であり、あの噂の伝説を持つ・・・」
「ちょっと待て!!噂はともかく俺はグリーンウッドフィールドの部下じゃねえ!!むしろ敵対している!!」
男性は竜太であった。処刑日までに入国し、グリーンウッドフィールド討伐のための対策を練っていたようだ。
「そ・・・そりゃあ初耳だ。すまなかった。何ならあれだ!!手を組まないか!?」
「手?」
「はい。我々12兄弟はある事情からグリーンウッドフィールドを打倒したいと考えていました。」
「ほぉ・・・」
「その理由の一つが・・・」
竜太に十次は耳打ちしたのであった。すると竜太はニタッと笑い、なんと共闘を飲み込む姿勢を見せたのである。
「よければ協力する。あんた達も俺と同じか・・・それを知らずに先程はすまなかった。」
二人はガッシリと握手をしたのであった。お互いに仲間意識が生まれ、心強い同盟が生まれたのであった。
一方、死刑台を触って耐震性を確認するグリーンウッドフィールドの部下の一人である【平井鋼一】のもとに電話がかかってきたのである。
「やあ・・・久しぶりだな。お、そりゃやったな!!俺はグリーンウッドフィールド様の命で死刑台を確認しているからまたね!!」
電話を切る平井に宇梶が質問をした。
「誰だ?」
「母方の従弟です。母の弟の子でして・・・」
「ああ・・・ならかまわん。」
宇梶は平井に対してこれ以上追及しなかったのであった。
「(さあ・・・見つけましたよぉ!!憎きWの一味っ!!)」
“ドカッ!”
「うひっ!!」
すると十次は怒りの表情を見せて男性に殴りかかった・・・が気づかれた男性の小突きに吹っ飛ばされてしまったのであった。男性はついに表情を見せたのである。
「俺の邪魔を・・・すんじゃねえ!!」
「フ、強気だな!!グリーンウッドフィールドの仲間であり、あの噂の伝説を持つ・・・」
「ちょっと待て!!噂はともかく俺はグリーンウッドフィールドの部下じゃねえ!!むしろ敵対している!!」
男性は竜太であった。処刑日までに入国し、グリーンウッドフィールド討伐のための対策を練っていたようだ。
「そ・・・そりゃあ初耳だ。すまなかった。何ならあれだ!!手を組まないか!?」
「手?」
「はい。我々12兄弟はある事情からグリーンウッドフィールドを打倒したいと考えていました。」
「ほぉ・・・」
「その理由の一つが・・・」
竜太に十次は耳打ちしたのであった。すると竜太はニタッと笑い、なんと共闘を飲み込む姿勢を見せたのである。
「よければ協力する。あんた達も俺と同じか・・・それを知らずに先程はすまなかった。」
二人はガッシリと握手をしたのであった。お互いに仲間意識が生まれ、心強い同盟が生まれたのであった。
一方、死刑台を触って耐震性を確認するグリーンウッドフィールドの部下の一人である【平井鋼一】のもとに電話がかかってきたのである。
「やあ・・・久しぶりだな。お、そりゃやったな!!俺はグリーンウッドフィールド様の命で死刑台を確認しているからまたね!!」
電話を切る平井に宇梶が質問をした。
「誰だ?」
「母方の従弟です。母の弟の子でして・・・」
「ああ・・・ならかまわん。」
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