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第16章・ステラガーデン編
ベアトリクスVS小伊霊①
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ベアトリクスは剣を握るとどう見ても皇帝の一族には見えない剣士のような立派な構えを見せたのである。
「私は小さい頃から剣術を学んでいたのよ。だから舐めてかからないでほしいの……強いわよ……」
するとベアトリクスは小伊霊に斬りかかったのである。その動きは素早いが小伊霊も剣でベアトリクスの斬撃を防いだのである。
「私……あんたなんかに負けないわ…………!!私達に歯向かう逆賊分子ども覚悟しろ!!」
小伊霊もなかなか良い動きを見せて剣で交える。
「(あの女……どこかで見たことあるなあ……)」
竜太は小伊霊の姿をどこかで見たことがあるようで小伊霊をずっと睨み付けていたのである。
「あんた……皇帝ってどんな存在か知っているの?」
「皇帝……それはこの国の象徴よ……そう聞いているわ……!!」
小伊霊はベアトリクスに質問をして彼女は回答したのだが……小伊霊の顔は険しくなっていたのである。そしてさらに強く剣で斬りつけるとベアトリクスは剣で攻撃を防ぐも吹き飛んでしまったのである。
「いたっ……!!」
「あんた……バカ!?皇帝は神なのよ!!神っ!!国の象徴とかどころじゃないわよっ!!あの連中に何を洗脳されたの!?そんな知識の無さでよく落裔を名乗れたわね!!むしろ落裔を名乗る資格はないわっ!!」
しかしこれを聞いていた竜太は怒り心頭であった。
「人には価値観があるだろっ!!何さっきから自分の価値観を押し付けているんだ!!ええ加減にせえや!!」
いまだ誰かは思い出せないが竜太は小伊霊に対してどんどん怒りを見せてきたのであった。
「戦ってもいないあんたが何で口を出してくるの!!あなたこそいい加減にしなさいっ!!」
小伊霊が竜太に反論をしているとベアトリクスは起き上がり、再び剣を構えたのである。
「小伊霊さん……?まだ終わってないわよ……私はまだ戦えるわよ……!!!」
「あら……しぶとい王女様ね……」
もう倒したものだと思っていた小伊霊はベアトリクスのしぶとさに驚いたのであった。
「あなたには負けたくない……あなたのような人に負けてたまるかって……ねっ!!」
ベアトリクスは小伊霊に対して強い敵視を露にしたのである。
…………一方である山中にてある女性が山賊に周りを囲まれて逃げられずにいたのである。女性は息が乱れ全身に怪我を負っていたのである。
「はあ……はあ……」
「おい、女ぁ!!俺等に歯向かおうとはいい度胸しているなあ……」
「私は……何もしてませ……ん……はあ……」
山賊の長らしき人物が女性の体に持っていたこん棒をつつきながら不適な笑みを浮かべていた。
「まあ……もうこれでお前を捕らえることが出来る……」
「お前達の非道さ……許すことは出来ぬ……」
「誰だっ!!?」
山賊の長が振り向くと仲間以外誰もいなかったがスパッと閃光が走ると女性を囲んでいた山賊は皆、倒れたのである。
「ギャアアアーーっ!!」
「な……なんだ……!?」
「女性を大の山賊達で苦しめて恥を知らぬようだな……覚悟せよ!!」
「久允尹様……!!どうします……?」
「俺一人でやる!!」
…………再びベアトリクスと小伊霊との戦いに戻る。しぶとさを見せるベアトリクスを睨み付けた小伊霊はついに能力を発動しようとしていたのである。
「あんたに今から能力を見せてやるわ。久々だわ……私に能力を発動させようとする人間は……」
「!?」
小伊霊の目は余裕を無くし、ベアトリクスに対して異常な怒りを露にしたのである。
「私は小さい頃から剣術を学んでいたのよ。だから舐めてかからないでほしいの……強いわよ……」
するとベアトリクスは小伊霊に斬りかかったのである。その動きは素早いが小伊霊も剣でベアトリクスの斬撃を防いだのである。
「私……あんたなんかに負けないわ…………!!私達に歯向かう逆賊分子ども覚悟しろ!!」
小伊霊もなかなか良い動きを見せて剣で交える。
「(あの女……どこかで見たことあるなあ……)」
竜太は小伊霊の姿をどこかで見たことがあるようで小伊霊をずっと睨み付けていたのである。
「あんた……皇帝ってどんな存在か知っているの?」
「皇帝……それはこの国の象徴よ……そう聞いているわ……!!」
小伊霊はベアトリクスに質問をして彼女は回答したのだが……小伊霊の顔は険しくなっていたのである。そしてさらに強く剣で斬りつけるとベアトリクスは剣で攻撃を防ぐも吹き飛んでしまったのである。
「いたっ……!!」
「あんた……バカ!?皇帝は神なのよ!!神っ!!国の象徴とかどころじゃないわよっ!!あの連中に何を洗脳されたの!?そんな知識の無さでよく落裔を名乗れたわね!!むしろ落裔を名乗る資格はないわっ!!」
しかしこれを聞いていた竜太は怒り心頭であった。
「人には価値観があるだろっ!!何さっきから自分の価値観を押し付けているんだ!!ええ加減にせえや!!」
いまだ誰かは思い出せないが竜太は小伊霊に対してどんどん怒りを見せてきたのであった。
「戦ってもいないあんたが何で口を出してくるの!!あなたこそいい加減にしなさいっ!!」
小伊霊が竜太に反論をしているとベアトリクスは起き上がり、再び剣を構えたのである。
「小伊霊さん……?まだ終わってないわよ……私はまだ戦えるわよ……!!!」
「あら……しぶとい王女様ね……」
もう倒したものだと思っていた小伊霊はベアトリクスのしぶとさに驚いたのであった。
「あなたには負けたくない……あなたのような人に負けてたまるかって……ねっ!!」
ベアトリクスは小伊霊に対して強い敵視を露にしたのである。
…………一方である山中にてある女性が山賊に周りを囲まれて逃げられずにいたのである。女性は息が乱れ全身に怪我を負っていたのである。
「はあ……はあ……」
「おい、女ぁ!!俺等に歯向かおうとはいい度胸しているなあ……」
「私は……何もしてませ……ん……はあ……」
山賊の長らしき人物が女性の体に持っていたこん棒をつつきながら不適な笑みを浮かべていた。
「まあ……もうこれでお前を捕らえることが出来る……」
「お前達の非道さ……許すことは出来ぬ……」
「誰だっ!!?」
山賊の長が振り向くと仲間以外誰もいなかったがスパッと閃光が走ると女性を囲んでいた山賊は皆、倒れたのである。
「ギャアアアーーっ!!」
「な……なんだ……!?」
「女性を大の山賊達で苦しめて恥を知らぬようだな……覚悟せよ!!」
「久允尹様……!!どうします……?」
「俺一人でやる!!」
…………再びベアトリクスと小伊霊との戦いに戻る。しぶとさを見せるベアトリクスを睨み付けた小伊霊はついに能力を発動しようとしていたのである。
「あんたに今から能力を見せてやるわ。久々だわ……私に能力を発動させようとする人間は……」
「!?」
小伊霊の目は余裕を無くし、ベアトリクスに対して異常な怒りを露にしたのである。
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