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第16章・ステラガーデン編
ベアトリクスの秘密②
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その頃、ある研究所にて。研究所に所属する『笠縫英樹』研究員はパソコンをいじりながらある情報を探していたのである。
「ある未来の皇帝一族の出身の女性がこの現代にいるそうだ。まさかとは思うが調べなければならないな……」
その頃、ベアトリクスは竜太達と行動しながら話を続けていたのである。
「帰るためにはある場所へと行かなければいけないの。だからしばらくは皆さんと行動を……」
「反対!!」
すると新平は一緒にいたくないのか激怒したのであった。
「俺はその女とやっぱり行動したくねえ。皇帝一族は過去であろうと現在であろうと未来であろうと絶対に許さねえ!!」
「ホントに嫌な人だわ……一体何を恨んでいるのですか?」
すると新平の口から衝撃事実が明らかになったのである。
「俺達は3000年前からこの世界を支えてきた国主の家系でな……古代から中世にわたって国の発展に治からを注いだ古代系の一族だ。しかし近世あたりから皇帝一族は権力を強めて政府や国の組織も我々を排除しに向かった!!意味が分かるか!?貴様等によって我々の歴史は狂わされたんだよっ!!!」
「ご……ごめんなさい……」
「ごめんで済んでも保安官(警察)いらんしそもそも保安官にも頼まねえ。権力の犬だからな!!」
するとムッとした竜太は新平を一喝したのである。
「ベアトリクスさん……あなたは謝らなくていい。そして新平さん……あなたがどのような思いをされてきたかは分かりませんし、話を聞いていて辛かっただろうと思います。でもこの子に当たっても何も始まらないでしょう!?だったらあなたの嫌いな権力に怒りをぶつけましょうや!!そんな陰湿な怒りじゃ何も解決しない!!」
「あんたに俺の気持ちは分かるのか!?」
「分かるさ……おれもそうだった……」
「…………」
「竜太さん……」
新平は黙り込み、松浦は竜太を見つめるだけであった。
「……チッ。しゃあねえ……今回は悪魔に魂を売った気持ちでお前らに協力してやるよ。俺もこのまま終わりたくねえしグリーンウッドフィールドの面をしばきてえしな……」
「そうしましょう!!それで反骨精神です!!」
新平の心変わりに竜太は喜んだ。新平も竜太の顔を見て小さな笑みを浮かべていた。
「さて行くぜえ!!」
レストランを出た竜太一行は再びクライドディーゼルに乗って目的地へと向かおうとしていたのだが……
「俺も仲間にいれてくれ!!」
すると全く知らない人物がいたので竜太は話しかけたのであった。
「ん、あなたは?」
「俺?名乗るほどじゃあないけど『橿原磐彦』っていう。」
誰か知らない人物に「仲間に要れて」と頼まれて仲間のほしい竜太はあっさり承認したのである。
「いいですよ!行きましょう!!」
「かたじけない……ありがとうございます!!」
橿原とガッチリ握手する竜太であったが松浦は橿原を怪しそうに睨み付けていたのである。
「ある未来の皇帝一族の出身の女性がこの現代にいるそうだ。まさかとは思うが調べなければならないな……」
その頃、ベアトリクスは竜太達と行動しながら話を続けていたのである。
「帰るためにはある場所へと行かなければいけないの。だからしばらくは皆さんと行動を……」
「反対!!」
すると新平は一緒にいたくないのか激怒したのであった。
「俺はその女とやっぱり行動したくねえ。皇帝一族は過去であろうと現在であろうと未来であろうと絶対に許さねえ!!」
「ホントに嫌な人だわ……一体何を恨んでいるのですか?」
すると新平の口から衝撃事実が明らかになったのである。
「俺達は3000年前からこの世界を支えてきた国主の家系でな……古代から中世にわたって国の発展に治からを注いだ古代系の一族だ。しかし近世あたりから皇帝一族は権力を強めて政府や国の組織も我々を排除しに向かった!!意味が分かるか!?貴様等によって我々の歴史は狂わされたんだよっ!!!」
「ご……ごめんなさい……」
「ごめんで済んでも保安官(警察)いらんしそもそも保安官にも頼まねえ。権力の犬だからな!!」
するとムッとした竜太は新平を一喝したのである。
「ベアトリクスさん……あなたは謝らなくていい。そして新平さん……あなたがどのような思いをされてきたかは分かりませんし、話を聞いていて辛かっただろうと思います。でもこの子に当たっても何も始まらないでしょう!?だったらあなたの嫌いな権力に怒りをぶつけましょうや!!そんな陰湿な怒りじゃ何も解決しない!!」
「あんたに俺の気持ちは分かるのか!?」
「分かるさ……おれもそうだった……」
「…………」
「竜太さん……」
新平は黙り込み、松浦は竜太を見つめるだけであった。
「……チッ。しゃあねえ……今回は悪魔に魂を売った気持ちでお前らに協力してやるよ。俺もこのまま終わりたくねえしグリーンウッドフィールドの面をしばきてえしな……」
「そうしましょう!!それで反骨精神です!!」
新平の心変わりに竜太は喜んだ。新平も竜太の顔を見て小さな笑みを浮かべていた。
「さて行くぜえ!!」
レストランを出た竜太一行は再びクライドディーゼルに乗って目的地へと向かおうとしていたのだが……
「俺も仲間にいれてくれ!!」
すると全く知らない人物がいたので竜太は話しかけたのであった。
「ん、あなたは?」
「俺?名乗るほどじゃあないけど『橿原磐彦』っていう。」
誰か知らない人物に「仲間に要れて」と頼まれて仲間のほしい竜太はあっさり承認したのである。
「いいですよ!行きましょう!!」
「かたじけない……ありがとうございます!!」
橿原とガッチリ握手する竜太であったが松浦は橿原を怪しそうに睨み付けていたのである。
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