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第16章・ステラガーデン編
“機関車(ディーゼル)・クライド”と“アトップ・駒川”
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その頃スイダースの旅館にいた竜太達だが、松浦はあることを気にしていたのである。
「何か殺気感じないか?」
「ん……確かに……?」
竜太も他のメンバーも殺気を感じたようで誰かから狙われているのではと皆が感じた。
「困りましたね……」
竜太が呟くと松浦が言った。
「大丈夫っすよ。何とかなりますがな!!」
「でも松浦さん、この時点で体力を消耗したらダメですよ。なんとか戦闘回避の方針で行きましょうや。」
「あ……そうか……確かに言われてみればそうだな……よし、竜太さん。策を練ってみてください。」
「計算など朝飯前さ。」
すると竜太にクライドが話しかけたのである。
「提案とか以前に僕の“あれ”で何とかなりますよ。」
「…………?あれ?」
するとクライドは旅館から不要品となっていた大きな木の板と縄を貰ってきたのであった。木の板には7人(竜太・松浦・伸一・重寛・東口慶・新平・ベアトリクス)が乗れる大きさであった。クライドは木の板の前の方にドリルで穴を二つ開けるとそこから縄を通して自分の腰に巻き付けたのであった。
「さあ、行きますよ。」
するとクライドの頭から煙が出てくるとなんと煙突が頭上に現れたのである。そして腕や服が黒色に染まり、クライドは口からも煙を出したのである。竜太は彼の靴の下と木の板の下に車輪が現れていることに気付いたのだ。
「さて……運転手はこの私、クライドと申します。目的地はどこでしたでしょうか竜太さん。」
「一応隣の“ヨトカナ”まで。」
「分かりました。この私、“機関車使い”のジョニー・クライドが運転いたします……出発進行!!」
するとクライドの身体が動き始め、みるみるスピードを上げていくのであった。
「シュポポポポーッ!!」
「やるねえ!!クライドさん!!」
一方、単独でグリーンウッドフィールドの所持するビルを潜入捜査をしていた成功の部下の一人の駒川は警備隊に囲まれていたのであった。
「こりゃあやばいな。」
すると駒川は懐から長い縄を取り出すと身体にぐるぐる巻き付けて顔と足もと以外を縄で巻いたのである。縄の先は口で加えていた。
「アホだ!!自ら捕らえるとは!!」
「まあいい、捕まえてしまえ!!」
警備隊が一斉攻撃しようとすると駒川は余裕の笑みを浮かべていたのである。
「あ、これは自滅や降参じゃないよ……見ててみな。」
すると口で加えた縄をプッと吐くように口から話すと縄がほどけていき、全てほどけると駒川の身体は回転し始めたのである。回転の際に駒川は両腕を横に伸ばしてまさにプロペラである。
“ドッ!!”
“ドッ!!”
「ぎゃあ~あっ!!」
「見たか警備隊!!“駒回し使い”には簡単に勝てねえと上司に報告しとけよ!!」
敵はどんどん吹っ飛んでいく。回転がおさまる頃には全ての警備隊を倒していたのであった。
「ふう……疲れた……目は“駒回し使い”だから回らないけどね。」
一方、グリーンウッドフィールドの部下の内部で何かが起きた。ステラガーデンの中に野良猫一匹が迷い込んだ時であった。
「にゃ~お」
「可愛いなあ。ホレ、肉だぞ!!」
あの片山津が野良猫に餌をあげていた時だった。すると一緒にいた男が猫を蹴り飛ばしたのである。
“ドシッ!!”
「びぎゃあ~!!」
「賀灘!!何しやがる!!」
蹴飛ばしたのはグリーンウッドフィールドの最近のお気に入りである『賀灘浮人』であった。彼は最近、活躍がめざましく幹部達から気に入られているのだ。
「猫に餌などやるな。この猫は早く捕まえて処分をしなければならない……」
だが……それを聞いたが大祐は?
“ドッ!!”
「!?」
「生き物の命を何だと思ってやがる貴様!!おもちゃじゃないんだぞコラ!?」
「物を蹴って何が悪い?」
「……物を蹴って何が悪いだと!?すでに貴様には悪さや酷さが身に染みているなあ!!」
賀灘が振り向くと怒りを見せる大祐の姿があった。怒りのバトルはまだ終わらないようだ。竜太達とヌイ達とキララ達はまどうなるのやら?
仲間割れも始まり、一体どうなるかが分からなくなってきた今後の展開……現在も死刑執行に向けて時間は進んでいく。ヒナを救出するために竜太達はステラガーデンへと向かい、ヌイ達も成功達もキララ達も集まろうとしていたのである。
「いよいよ……久しぶりに俺も動くか……」
クライドディーゼルで走る竜太達の姿をマンションの屋上から眺めている男性は呟いた。
「何か殺気感じないか?」
「ん……確かに……?」
竜太も他のメンバーも殺気を感じたようで誰かから狙われているのではと皆が感じた。
「困りましたね……」
竜太が呟くと松浦が言った。
「大丈夫っすよ。何とかなりますがな!!」
「でも松浦さん、この時点で体力を消耗したらダメですよ。なんとか戦闘回避の方針で行きましょうや。」
「あ……そうか……確かに言われてみればそうだな……よし、竜太さん。策を練ってみてください。」
「計算など朝飯前さ。」
すると竜太にクライドが話しかけたのである。
「提案とか以前に僕の“あれ”で何とかなりますよ。」
「…………?あれ?」
するとクライドは旅館から不要品となっていた大きな木の板と縄を貰ってきたのであった。木の板には7人(竜太・松浦・伸一・重寛・東口慶・新平・ベアトリクス)が乗れる大きさであった。クライドは木の板の前の方にドリルで穴を二つ開けるとそこから縄を通して自分の腰に巻き付けたのであった。
「さあ、行きますよ。」
するとクライドの頭から煙が出てくるとなんと煙突が頭上に現れたのである。そして腕や服が黒色に染まり、クライドは口からも煙を出したのである。竜太は彼の靴の下と木の板の下に車輪が現れていることに気付いたのだ。
「さて……運転手はこの私、クライドと申します。目的地はどこでしたでしょうか竜太さん。」
「一応隣の“ヨトカナ”まで。」
「分かりました。この私、“機関車使い”のジョニー・クライドが運転いたします……出発進行!!」
するとクライドの身体が動き始め、みるみるスピードを上げていくのであった。
「シュポポポポーッ!!」
「やるねえ!!クライドさん!!」
一方、単独でグリーンウッドフィールドの所持するビルを潜入捜査をしていた成功の部下の一人の駒川は警備隊に囲まれていたのであった。
「こりゃあやばいな。」
すると駒川は懐から長い縄を取り出すと身体にぐるぐる巻き付けて顔と足もと以外を縄で巻いたのである。縄の先は口で加えていた。
「アホだ!!自ら捕らえるとは!!」
「まあいい、捕まえてしまえ!!」
警備隊が一斉攻撃しようとすると駒川は余裕の笑みを浮かべていたのである。
「あ、これは自滅や降参じゃないよ……見ててみな。」
すると口で加えた縄をプッと吐くように口から話すと縄がほどけていき、全てほどけると駒川の身体は回転し始めたのである。回転の際に駒川は両腕を横に伸ばしてまさにプロペラである。
“ドッ!!”
“ドッ!!”
「ぎゃあ~あっ!!」
「見たか警備隊!!“駒回し使い”には簡単に勝てねえと上司に報告しとけよ!!」
敵はどんどん吹っ飛んでいく。回転がおさまる頃には全ての警備隊を倒していたのであった。
「ふう……疲れた……目は“駒回し使い”だから回らないけどね。」
一方、グリーンウッドフィールドの部下の内部で何かが起きた。ステラガーデンの中に野良猫一匹が迷い込んだ時であった。
「にゃ~お」
「可愛いなあ。ホレ、肉だぞ!!」
あの片山津が野良猫に餌をあげていた時だった。すると一緒にいた男が猫を蹴り飛ばしたのである。
“ドシッ!!”
「びぎゃあ~!!」
「賀灘!!何しやがる!!」
蹴飛ばしたのはグリーンウッドフィールドの最近のお気に入りである『賀灘浮人』であった。彼は最近、活躍がめざましく幹部達から気に入られているのだ。
「猫に餌などやるな。この猫は早く捕まえて処分をしなければならない……」
だが……それを聞いたが大祐は?
“ドッ!!”
「!?」
「生き物の命を何だと思ってやがる貴様!!おもちゃじゃないんだぞコラ!?」
「物を蹴って何が悪い?」
「……物を蹴って何が悪いだと!?すでに貴様には悪さや酷さが身に染みているなあ!!」
賀灘が振り向くと怒りを見せる大祐の姿があった。怒りのバトルはまだ終わらないようだ。竜太達とヌイ達とキララ達はまどうなるのやら?
仲間割れも始まり、一体どうなるかが分からなくなってきた今後の展開……現在も死刑執行に向けて時間は進んでいく。ヒナを救出するために竜太達はステラガーデンへと向かい、ヌイ達も成功達もキララ達も集まろうとしていたのである。
「いよいよ……久しぶりに俺も動くか……」
クライドディーゼルで走る竜太達の姿をマンションの屋上から眺めている男性は呟いた。
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