462 / 762
第15章・古座川町編
ある飛行機と危険なプロジェクト①
しおりを挟む
その頃、とある飛行機は空を飛んでいたが旅客機のジェットタイプの長さが3分の1の飛行機であり運転席の上辺りに普通の飛行機には当然無いはずの細長く伸びたなぞのアンテナが填められていたのである。
「さて、何処へと行きますか?」
操縦士らしき男性は隣にいた男性に聞いたのである。
「場所は……」
すると操縦士らしき男性に耳打ちをしたのである。操縦士らしき男性は笑顔で言った。
「ラジャー!!」
この操縦士の名前は『ルリー・ステラハート』といい、隣の男性は『スタ・エアポート』という。
「エアポートさん……この輸送が成功したら俺達は出世出来るんじゃないでしょうか!?」
「アホ!気を緩めるな!!俺は油断は絶対しないぞ!!だから……必ず運びきれ!!話はそれからだ!!」
このエアポートの言葉は重大な任務であることを伺わせるのである。航空会社の社員……とは思えないような私服姿の二人。ましてや操縦は確かにプロのように出来てはいるが怪しい機体に動きもユラユラ揺れたりと怪しいものである。するとエアポートの電話が鳴りはじめたのである。
「(しまった!!電話を切るの忘れてた……)」
急いで電話の電源を落とそうとしたが相手が“黒岡”とあってエアポートは対応しようとしたのである。
「エアポートさん、電話今したらダメじゃないですか!!」
「分かってるけど黒岡からだ……」
「それならすぐに会話を済ませてくださいね。」
エアポートが電話に出ると黒岡が彼に言う。
『もしもし……エアポートさんですか?今はどの辺の辺りにいますかね?』
「今なあ、何処かな?……どれどれ……分かった!!今は……」
黒岡は場所を聞いてニヤリとしたのである。
『よし、それなら順調ですね。あと何時間くらいで着きますか?』
「そんなにかからないかな。」
『分かりました。僕はこれから別の用事があるので“ある人”に任せます。なので輸送だけはしっかりと頼みますよ。』
「うぃっす!!」
「ラジャー!!」
エアポートとルリーはしっかり黒岡に返事をしたのである。二人を乗せた怪しい飛行機はある島が見えてくると着陸の準備をはじめた。
「ルリー、あの島だ。あそこに着陸をしたら無事成功だ。」
「ラジャー!!」
滑走路らしき道に飛行機は降りると着陸に成功したのである。尚、着陸した場所にあるモーニング姿の男性が3人立っていたのである。二人は飛行機から降りるとそのうちの一人が彼らの元に歩んできた。
「やあ、お疲れさん。」
「お久しぶりです。」
エアポートはどうやら男性を知っているようであった。
「エアポートさん……この方は?」
「この人は『ステラ・グリーンウッドフィールド』さん。この町の大富豪の方だよ。」
「はじめまして、ルリー・ステラハートと言います。」
「こちらこそはじめまして、ステラ・グリーンウッドフィールドと言います。こちらこそよろしくね。」
外見は優しそうな男性であり、穏やかな印象も見受けられるが……
「無事輸送は致しました。」
「ありがとう、お疲れさんだな。それで優秀なスタ君……」
「はい?」
「君に私の娘を紹介しよう。いつも大変な輸送をしてもらい、よく頑張っているから次女の『ジーン』か四女の『チッタ』を紹介したいと思う。」
「いやいや……僕はまだ……」
「気にするな。君は優秀だし、頑張ってくれているからそれくらいはしないとな。」
「…………わざわざすみません。」
「ルリー君だったかな?君もスタ君同様誰かを紹介しよう。君もスタ君の支えになってくれているからそれくらいしてやらんとな。人脈はたくさんあるから後日連絡する。」
「わざわざ申し訳ない……ありがとうございます。」
しかしエアポートに対する評価を見るとステラの輸送はとても重要な仕事と見られる。一体何を輸送しているのか……?
「さて、何処へと行きますか?」
操縦士らしき男性は隣にいた男性に聞いたのである。
「場所は……」
すると操縦士らしき男性に耳打ちをしたのである。操縦士らしき男性は笑顔で言った。
「ラジャー!!」
この操縦士の名前は『ルリー・ステラハート』といい、隣の男性は『スタ・エアポート』という。
「エアポートさん……この輸送が成功したら俺達は出世出来るんじゃないでしょうか!?」
「アホ!気を緩めるな!!俺は油断は絶対しないぞ!!だから……必ず運びきれ!!話はそれからだ!!」
このエアポートの言葉は重大な任務であることを伺わせるのである。航空会社の社員……とは思えないような私服姿の二人。ましてや操縦は確かにプロのように出来てはいるが怪しい機体に動きもユラユラ揺れたりと怪しいものである。するとエアポートの電話が鳴りはじめたのである。
「(しまった!!電話を切るの忘れてた……)」
急いで電話の電源を落とそうとしたが相手が“黒岡”とあってエアポートは対応しようとしたのである。
「エアポートさん、電話今したらダメじゃないですか!!」
「分かってるけど黒岡からだ……」
「それならすぐに会話を済ませてくださいね。」
エアポートが電話に出ると黒岡が彼に言う。
『もしもし……エアポートさんですか?今はどの辺の辺りにいますかね?』
「今なあ、何処かな?……どれどれ……分かった!!今は……」
黒岡は場所を聞いてニヤリとしたのである。
『よし、それなら順調ですね。あと何時間くらいで着きますか?』
「そんなにかからないかな。」
『分かりました。僕はこれから別の用事があるので“ある人”に任せます。なので輸送だけはしっかりと頼みますよ。』
「うぃっす!!」
「ラジャー!!」
エアポートとルリーはしっかり黒岡に返事をしたのである。二人を乗せた怪しい飛行機はある島が見えてくると着陸の準備をはじめた。
「ルリー、あの島だ。あそこに着陸をしたら無事成功だ。」
「ラジャー!!」
滑走路らしき道に飛行機は降りると着陸に成功したのである。尚、着陸した場所にあるモーニング姿の男性が3人立っていたのである。二人は飛行機から降りるとそのうちの一人が彼らの元に歩んできた。
「やあ、お疲れさん。」
「お久しぶりです。」
エアポートはどうやら男性を知っているようであった。
「エアポートさん……この方は?」
「この人は『ステラ・グリーンウッドフィールド』さん。この町の大富豪の方だよ。」
「はじめまして、ルリー・ステラハートと言います。」
「こちらこそはじめまして、ステラ・グリーンウッドフィールドと言います。こちらこそよろしくね。」
外見は優しそうな男性であり、穏やかな印象も見受けられるが……
「無事輸送は致しました。」
「ありがとう、お疲れさんだな。それで優秀なスタ君……」
「はい?」
「君に私の娘を紹介しよう。いつも大変な輸送をしてもらい、よく頑張っているから次女の『ジーン』か四女の『チッタ』を紹介したいと思う。」
「いやいや……僕はまだ……」
「気にするな。君は優秀だし、頑張ってくれているからそれくらいはしないとな。」
「…………わざわざすみません。」
「ルリー君だったかな?君もスタ君同様誰かを紹介しよう。君もスタ君の支えになってくれているからそれくらいしてやらんとな。人脈はたくさんあるから後日連絡する。」
「わざわざ申し訳ない……ありがとうございます。」
しかしエアポートに対する評価を見るとステラの輸送はとても重要な仕事と見られる。一体何を輸送しているのか……?
0
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる