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第15章・古座川町編
密室の殺人者(アサシン)⑨
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とりあえず妙造は部屋の扉を少し見るとある不審なものを発見したのである。
「ドアノブにひも……?」
「本当だ。ドアノブにひもが引っ掛かってるわ。」
カンイチがひもに気づくと引っ掛かり方を見てみる。するとノブの鍵を閉める部分に引っ掛かっており妙造は何か直感したのである。
「(んー、もしかして。いや、まだ証拠が足りなすぎる。まだまだ調べないトゥ……)」
少し噛んだ妙造はとりあえず部屋の中に入り、何か怪しいものはないか確認したのである。
「ん?」
部屋の中を見ているとまさかの証拠品を発見したのである。
「(これは被害者の腕時計だ!!しかしなぜ夜の9時半で壊れているんだ?もしかしてこれは……)」
妙造は目をつむると頭の中で線と線がつながった。だがもう一本線を引きたいと思うと……
「(まだ何かあるはずだ……お。)」
地面をよく見るとよだれが垂れていたのである。妙造は早速カンイチに声を掛けたのである。
「この唾液がいつ垂れたか分かりますでしょうか?」
「よし、ナイス発見だ。鑑定員(鑑識)に見てもらおう。」
早速鑑識に見せるとこの唾液は朝の5時頃に垂れたものだと判明したのである。更に妙造の予想を裏付ける重要なある結果も出たのである。
「義渋中さん、まさかの鑑定結果です!!死亡時刻は本日ではなく昨日の夜9時頃だと判明しました!!」
「何!?死亡時刻は違っていたか。」
「(あとは……)」
鑑定の結果に驚くカンイチの横で妙造はドアに掛けられていた糸とほぼ同じ糸を用意していた。
同日午後5時半……
旅館の広間に当時間帯に勤務していた従業員3名、後に出勤した4名、警察官8名、容疑者10名、シークレットエージェント5名が並ぶ。なお、従業員は監視カメラで時間帯に現場にいないことが確定していたのであった。
「犯人は分かりました。探偵漫画や小説に憧れたこの探偵剣士の南兵軽妙造が全てを明かしましょう!!」
その頃、あの『江藤ロゼ』が部下の『ナポリタン』と『ビリー』を連れてあるビルの屋上にいたのである。
「お、何か結界が張られてるよ!」
「何かが起きている?」
「フハハハハ……あそこで何かがあるのだ。私も行きたいな……!!」
そう言ってロゼは腕を横に広げると桜吹雪が散ったのである。するとナポリタンは目から長距離電磁波を出すと結界に跳ね返されたのである。
「あれ、なかなか強い結界ですよ。」
「ちょっと近くに行って見てきますわ。」
するとビリーは結界の方向に指を差すと指先からケーブル線みたいなのが延びてきたのである。そしてビリーの指先がパンタグラフに変化すると彼はそのケーブル線をパンタグラフで渡るとその姿はまさにロープウェーだった。実際に指先のパンタグラフの力のおかげでロープウェーの動きように結界まで向かっているのである。長距離移動可能な能力である。
「(俺のロープウェーは視界に見える場所までならケーブル線を繋ぐだけで行けるんだぜ!!)」
しかも移動スピードは速かったのだが……結界に到着すると結界に触れると電撃が身体を走り、撤退してきたのである。
「ダメでした……電線は結界に入れましたが俺の生身は入れませんでした……」
「無理するな……」
電気にしびれたビリーの姿を見てロゼは心配していたのである。そしてその頃、妙造探偵の推理が炸裂していたのだ!!
「ドアノブにひも……?」
「本当だ。ドアノブにひもが引っ掛かってるわ。」
カンイチがひもに気づくと引っ掛かり方を見てみる。するとノブの鍵を閉める部分に引っ掛かっており妙造は何か直感したのである。
「(んー、もしかして。いや、まだ証拠が足りなすぎる。まだまだ調べないトゥ……)」
少し噛んだ妙造はとりあえず部屋の中に入り、何か怪しいものはないか確認したのである。
「ん?」
部屋の中を見ているとまさかの証拠品を発見したのである。
「(これは被害者の腕時計だ!!しかしなぜ夜の9時半で壊れているんだ?もしかしてこれは……)」
妙造は目をつむると頭の中で線と線がつながった。だがもう一本線を引きたいと思うと……
「(まだ何かあるはずだ……お。)」
地面をよく見るとよだれが垂れていたのである。妙造は早速カンイチに声を掛けたのである。
「この唾液がいつ垂れたか分かりますでしょうか?」
「よし、ナイス発見だ。鑑定員(鑑識)に見てもらおう。」
早速鑑識に見せるとこの唾液は朝の5時頃に垂れたものだと判明したのである。更に妙造の予想を裏付ける重要なある結果も出たのである。
「義渋中さん、まさかの鑑定結果です!!死亡時刻は本日ではなく昨日の夜9時頃だと判明しました!!」
「何!?死亡時刻は違っていたか。」
「(あとは……)」
鑑定の結果に驚くカンイチの横で妙造はドアに掛けられていた糸とほぼ同じ糸を用意していた。
同日午後5時半……
旅館の広間に当時間帯に勤務していた従業員3名、後に出勤した4名、警察官8名、容疑者10名、シークレットエージェント5名が並ぶ。なお、従業員は監視カメラで時間帯に現場にいないことが確定していたのであった。
「犯人は分かりました。探偵漫画や小説に憧れたこの探偵剣士の南兵軽妙造が全てを明かしましょう!!」
その頃、あの『江藤ロゼ』が部下の『ナポリタン』と『ビリー』を連れてあるビルの屋上にいたのである。
「お、何か結界が張られてるよ!」
「何かが起きている?」
「フハハハハ……あそこで何かがあるのだ。私も行きたいな……!!」
そう言ってロゼは腕を横に広げると桜吹雪が散ったのである。するとナポリタンは目から長距離電磁波を出すと結界に跳ね返されたのである。
「あれ、なかなか強い結界ですよ。」
「ちょっと近くに行って見てきますわ。」
するとビリーは結界の方向に指を差すと指先からケーブル線みたいなのが延びてきたのである。そしてビリーの指先がパンタグラフに変化すると彼はそのケーブル線をパンタグラフで渡るとその姿はまさにロープウェーだった。実際に指先のパンタグラフの力のおかげでロープウェーの動きように結界まで向かっているのである。長距離移動可能な能力である。
「(俺のロープウェーは視界に見える場所までならケーブル線を繋ぐだけで行けるんだぜ!!)」
しかも移動スピードは速かったのだが……結界に到着すると結界に触れると電撃が身体を走り、撤退してきたのである。
「ダメでした……電線は結界に入れましたが俺の生身は入れませんでした……」
「無理するな……」
電気にしびれたビリーの姿を見てロゼは心配していたのである。そしてその頃、妙造探偵の推理が炸裂していたのだ!!
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