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第15章・古座川町編
新しい伝説の幕開け①
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近畿南部の和歌山県古座川町の山の集落の中にポツンと建つ一軒家。ここには中年の夫婦と女性の3人が住んでいる。平和に暮らす3人ではあるがこの内の女性は実は只者ではないのである。
猫屋敷日奈凛(本名・大原凛)
●和歌山県古座川町出身(出生地は不明)
●1988年4月8日生まれの18歳
●家族……養父・養母・義兄弟(男女3人)
●職業……児童施設の臨時職員
●特殊能力『氷の壁』
●好きな食べ物……カレーライス・有田ミカン
●好きな場所……地元・古座川町と冒険できる場所(ハラハラドキドキして楽しいから)
●好きな男性のタイプ……養父みたいな優しくて真面目な人
●尊敬する人物……養父・坂本龍馬・植村直巳
●趣味……冒険・登山・火山の研究・子供と遊ぶこと・温泉巡り・カラオケ
●将来の夢……若い内は冒険を楽しみ、その後はその経験を小説にまとめること
彼女は異世界の旅で色々なことを学び、そして能力を授かり一旦元の世界に帰ってきたのである。だが彼女の旅はまだ終わっていない。
2006年9月1日、『JR古座駅』のホームにヒナは居た。この日は大阪市内のホテルに行くのであった。11月に施設の行事で『大阪城』や『新世界』に観光に行くため、宿泊のための予約であった。当初は息長が行く予定だったが本人がやや体調不良であるのとヒナが大阪の方に行きたがっていたために彼女が予約に行くことが実現したのである。
特急『くろしお』号(天王寺行き)が到着するとヒナはそれに乗車したのであった。すると眼鏡を掛けたあやしい学生のような若さの男性も乗車したのであった。彼は先程からホームでヒナの方をジロジロと見ていたのである。ただしヒナ本人はあまり気にしていなかったようだ。
電車に揺られて三時間ほどすると終点の天王寺駅に到着した。ヒナはすぐさま大阪環状線に乗り換えて京橋駅へと向かった。京橋駅の近くのホテルに予約を済ませたヒナではあったが突然嫌そうな顔をしたのであった。
「もう、何よあの人!!ジロジロ見てきて嫌だわ……というより何で私に付いてくるのよ!!!」
そうなのだ。古座駅でジロジロ見てきた男性がなんと京橋まで付いてきたのである。さすがに見られるくらいなら気にしないヒナもここまで来ると嫌な気分になるのも当然だろう。
「(写真撮影完了……)」
男性は呟いた。その時、眼鏡の向こうの目は鋭くなっていたのである。そしてその場で誰かに電話をかけていたがヒナは予約の手続きに集中して聞いていなかった。彼は彼女の元を去るともう見かけることはなかったのである。
「(本当に何だったのあの人!!?)」
ずっと付きまとわれていたためか怒り口調のヒナ。だがこの人物が後のヒナに大きく関与することをヒナを含む誰も知らなかったのであった。
猫屋敷日奈凛(本名・大原凛)
●和歌山県古座川町出身(出生地は不明)
●1988年4月8日生まれの18歳
●家族……養父・養母・義兄弟(男女3人)
●職業……児童施設の臨時職員
●特殊能力『氷の壁』
●好きな食べ物……カレーライス・有田ミカン
●好きな場所……地元・古座川町と冒険できる場所(ハラハラドキドキして楽しいから)
●好きな男性のタイプ……養父みたいな優しくて真面目な人
●尊敬する人物……養父・坂本龍馬・植村直巳
●趣味……冒険・登山・火山の研究・子供と遊ぶこと・温泉巡り・カラオケ
●将来の夢……若い内は冒険を楽しみ、その後はその経験を小説にまとめること
彼女は異世界の旅で色々なことを学び、そして能力を授かり一旦元の世界に帰ってきたのである。だが彼女の旅はまだ終わっていない。
2006年9月1日、『JR古座駅』のホームにヒナは居た。この日は大阪市内のホテルに行くのであった。11月に施設の行事で『大阪城』や『新世界』に観光に行くため、宿泊のための予約であった。当初は息長が行く予定だったが本人がやや体調不良であるのとヒナが大阪の方に行きたがっていたために彼女が予約に行くことが実現したのである。
特急『くろしお』号(天王寺行き)が到着するとヒナはそれに乗車したのであった。すると眼鏡を掛けたあやしい学生のような若さの男性も乗車したのであった。彼は先程からホームでヒナの方をジロジロと見ていたのである。ただしヒナ本人はあまり気にしていなかったようだ。
電車に揺られて三時間ほどすると終点の天王寺駅に到着した。ヒナはすぐさま大阪環状線に乗り換えて京橋駅へと向かった。京橋駅の近くのホテルに予約を済ませたヒナではあったが突然嫌そうな顔をしたのであった。
「もう、何よあの人!!ジロジロ見てきて嫌だわ……というより何で私に付いてくるのよ!!!」
そうなのだ。古座駅でジロジロ見てきた男性がなんと京橋まで付いてきたのである。さすがに見られるくらいなら気にしないヒナもここまで来ると嫌な気分になるのも当然だろう。
「(写真撮影完了……)」
男性は呟いた。その時、眼鏡の向こうの目は鋭くなっていたのである。そしてその場で誰かに電話をかけていたがヒナは予約の手続きに集中して聞いていなかった。彼は彼女の元を去るともう見かけることはなかったのである。
「(本当に何だったのあの人!!?)」
ずっと付きまとわれていたためか怒り口調のヒナ。だがこの人物が後のヒナに大きく関与することをヒナを含む誰も知らなかったのであった。
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