393 / 762
第14章・日常へ戻る時
雪の中の“血闘(けっとう)”
しおりを挟む
“サッキーノ”では住民の『索谷マーティン(さくや・まーてぃん)』、『池田ジョイス(いけだ・じょいす)』、『服部多分三郎(はっとり・たぶさぶろう)』、『波留ニンニン(はる・にんにん)』の四人が集まり、積雪の危険を訴えて雪が積もる中避難を呼び掛けていた。
「みなさん、危ないですよ!!!避難してください!!」
避難を呼び掛けてから住民の大半が集会所へと避難したのであった。しかしまだまだ皆が避難していない。するとマーティンと途中合流した義渋中照英(ぎしぶなか・しょうえい)と今鍋ビーナス(いまなべ・びーなす)はなんと日輪を見つけたのである。
「あんた、避難しないと……」
「こんな楽しい雪の日になぜ避難しなくちゃいけないのだ?」
「何を言って……まさかあんたかこの雪を起こしたのは……?」
「“爆竹の果実(ニトロ・フルーツ)”!!」
日輪が実を投げると実は分裂し、爆竹のようにバチバチ爆発する。
「うわぁぁ!!」
3人はダメージを受けた。その時、ある人物が現れたのである。
「コハク会長!?」
「大丈夫か?サッキーノの治安を乱す輩を許さない!!」
姫野コハク(ひめの・こはく)サッキーノ住民会(自治会)会長が3人の元に現れたのである。姫野は怒りを見せて能力を発動させたのである。
「あ!!猪の能力だ!!」
マーティンは叫ぶ。姫野は猪に変身できる能力者であった。マーティンは曲がったことが大嫌いな姫野に希望を託したのである。
「突進(タックル!!)」
姫野は日輪に体当たりをしたのである。すると日輪はそれをうまいこと回避したのだ。
「猪はこんがり焼いて焼き肉にしてやる。“業火の実(バーニング・フルーツ)”!!」
「!?」
実が空中で分解すると姫野に強力な火が襲いかかったのである。
「ぐぉぉぉぉーーっ!?」
「コハクさん!!?」
雪の銀世界の中で燃え上がる炎。しかし火がおさまると姫野は少しの火傷があっただけで重傷には至らなかったのだ。
「サッキーノからお前“達”には消えてもらう。」
すぅ~っと息を吸った姫野は強風の追い風を受けて再び日輪に向かって突進したのである。
「“風の体当突進(ウィンディ・アタック・タックル)”!!!!」
すると追い風でスピードアップした姫野を日輪は避けることが出来なかった。
“ドーンっ!!”
「ぐぉぉぉぉーーっ!!」
今度は日輪が悲鳴を上げた。近くの塀に身体をぶつけた日輪は頭から血を流して塀にもたれて座り込んでいたのである。雪はまだ止まず降り続いていた。
「みなさん、危ないですよ!!!避難してください!!」
避難を呼び掛けてから住民の大半が集会所へと避難したのであった。しかしまだまだ皆が避難していない。するとマーティンと途中合流した義渋中照英(ぎしぶなか・しょうえい)と今鍋ビーナス(いまなべ・びーなす)はなんと日輪を見つけたのである。
「あんた、避難しないと……」
「こんな楽しい雪の日になぜ避難しなくちゃいけないのだ?」
「何を言って……まさかあんたかこの雪を起こしたのは……?」
「“爆竹の果実(ニトロ・フルーツ)”!!」
日輪が実を投げると実は分裂し、爆竹のようにバチバチ爆発する。
「うわぁぁ!!」
3人はダメージを受けた。その時、ある人物が現れたのである。
「コハク会長!?」
「大丈夫か?サッキーノの治安を乱す輩を許さない!!」
姫野コハク(ひめの・こはく)サッキーノ住民会(自治会)会長が3人の元に現れたのである。姫野は怒りを見せて能力を発動させたのである。
「あ!!猪の能力だ!!」
マーティンは叫ぶ。姫野は猪に変身できる能力者であった。マーティンは曲がったことが大嫌いな姫野に希望を託したのである。
「突進(タックル!!)」
姫野は日輪に体当たりをしたのである。すると日輪はそれをうまいこと回避したのだ。
「猪はこんがり焼いて焼き肉にしてやる。“業火の実(バーニング・フルーツ)”!!」
「!?」
実が空中で分解すると姫野に強力な火が襲いかかったのである。
「ぐぉぉぉぉーーっ!?」
「コハクさん!!?」
雪の銀世界の中で燃え上がる炎。しかし火がおさまると姫野は少しの火傷があっただけで重傷には至らなかったのだ。
「サッキーノからお前“達”には消えてもらう。」
すぅ~っと息を吸った姫野は強風の追い風を受けて再び日輪に向かって突進したのである。
「“風の体当突進(ウィンディ・アタック・タックル)”!!!!」
すると追い風でスピードアップした姫野を日輪は避けることが出来なかった。
“ドーンっ!!”
「ぐぉぉぉぉーーっ!!」
今度は日輪が悲鳴を上げた。近くの塀に身体をぶつけた日輪は頭から血を流して塀にもたれて座り込んでいたのである。雪はまだ止まず降り続いていた。
0
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる