390 / 762
第14章・日常へ戻る時
実力試し・飛鳥対春日
しおりを挟む
すると飛鳥に対してある人物が勝負を挑んできたのであった。
「おい、新人。なんかにやにやしているみたいだが俺を倒してみろ!!俺は強いぞ!!」
「いいねえ……」
勝負を挑んだのは『春日(かすが)』といい本名は『カスミン』である。少し大きめの剣を持っており細身のイケメンである。
「この剣は“春日之剣(かすがのつるぎ)”という春日家に伝わる宝刀だ。切れ味抜群だぜ?」
「ほぉ……見させてもらおうか……」
「いくぞ…………“草那芸剣(くさなぎのつるぎ)”っっ!!!」
“ドッ!!”
春日は飛んで上から剣で斬りかかるも飛鳥はアクロバットな動きで回避したのである。
「なかなかな斬り方!!こんな剣士がこの世にいたとは!!!」
「お前の動きもなかなかだ!!」
しかし春日は手を緩めず再び剣技を披露した。
「くらえっ!!“布都御魂(ふつのみたま)”っっ!!!」
“サッ!!”
春日は横に身体を回転させて斬りかかるも飛鳥は飛んで避けたのであった。
「なら俺も……いくぞっ!!“アクロバットドライブ”っっ!!!」
空中でバク転するかのように飛び、そのまま春日に蹴りかかったのだが……
“ドカッ!!!”
「効かないねえ……」
顔面を蹴ったはずが身体が固いのか効かないばかりか逆に強烈な蹴りを食らわされたのであった。
“ドコッ!!”
「うぉっ!!」
“バシッ!!”
壁に叩きつけられた飛鳥だが頭から流血したにも関わらずニヤリと笑ったのである。
「なかなかやるじゃん……ヘヘヘ……」
「フハハハ……お前もやるようだ。しかしこれが最後の一撃だ……『国見の剣(くみのけん)』だ……」
剣を構えた春日は力をためて飛鳥に振りかかろうとした時である。
「そこまでだっ!!」
初雁が大きく声を荒げた。春日と飛鳥の戦いを見て二人の戦闘能力が分かったというのもあるが怪我をこれ以上負わせてはいけないと止めたのだろう。
「お前達の力は分かった。この力を是非ともW様の国を造るために役立ててほしい。」
「わ……分かりました……」
二人は息があったかのように同時に喋ったのである。
「あ……」
「あ……」
「ハハハハハハハハハ!!!」
二人は顔を合わせると爆笑したのである。あの戦いを経て強い絆で結ばれるようになったのだ。
「仲良くしろよ、二人とも。」
「はい!!」
春日と飛鳥……二人の物語はこれから始まるのだろうか……
「おい、新人。なんかにやにやしているみたいだが俺を倒してみろ!!俺は強いぞ!!」
「いいねえ……」
勝負を挑んだのは『春日(かすが)』といい本名は『カスミン』である。少し大きめの剣を持っており細身のイケメンである。
「この剣は“春日之剣(かすがのつるぎ)”という春日家に伝わる宝刀だ。切れ味抜群だぜ?」
「ほぉ……見させてもらおうか……」
「いくぞ…………“草那芸剣(くさなぎのつるぎ)”っっ!!!」
“ドッ!!”
春日は飛んで上から剣で斬りかかるも飛鳥はアクロバットな動きで回避したのである。
「なかなかな斬り方!!こんな剣士がこの世にいたとは!!!」
「お前の動きもなかなかだ!!」
しかし春日は手を緩めず再び剣技を披露した。
「くらえっ!!“布都御魂(ふつのみたま)”っっ!!!」
“サッ!!”
春日は横に身体を回転させて斬りかかるも飛鳥は飛んで避けたのであった。
「なら俺も……いくぞっ!!“アクロバットドライブ”っっ!!!」
空中でバク転するかのように飛び、そのまま春日に蹴りかかったのだが……
“ドカッ!!!”
「効かないねえ……」
顔面を蹴ったはずが身体が固いのか効かないばかりか逆に強烈な蹴りを食らわされたのであった。
“ドコッ!!”
「うぉっ!!」
“バシッ!!”
壁に叩きつけられた飛鳥だが頭から流血したにも関わらずニヤリと笑ったのである。
「なかなかやるじゃん……ヘヘヘ……」
「フハハハ……お前もやるようだ。しかしこれが最後の一撃だ……『国見の剣(くみのけん)』だ……」
剣を構えた春日は力をためて飛鳥に振りかかろうとした時である。
「そこまでだっ!!」
初雁が大きく声を荒げた。春日と飛鳥の戦いを見て二人の戦闘能力が分かったというのもあるが怪我をこれ以上負わせてはいけないと止めたのだろう。
「お前達の力は分かった。この力を是非ともW様の国を造るために役立ててほしい。」
「わ……分かりました……」
二人は息があったかのように同時に喋ったのである。
「あ……」
「あ……」
「ハハハハハハハハハ!!!」
二人は顔を合わせると爆笑したのである。あの戦いを経て強い絆で結ばれるようになったのだ。
「仲良くしろよ、二人とも。」
「はい!!」
春日と飛鳥……二人の物語はこれから始まるのだろうか……
0
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる