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第12章・ヒナの国造り
規格外の強さ、桧桜悦樹②
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ダメージが大きいヒナに追い討ちとばかりに桧桜の攻撃が始まろうとしていた。
「今、ハンマーでどついたら死んでしまうからじわじわといたぶってやる!!」
するとヒナの右腕をつかむと身体から電気を発生させてヒナを痺れさせたのである。
「うわぁぁぁぁぁっっ!!!」
「じわじわ、いたぶってやるよ!!たくさん遊んでね!!」
苦しむヒナの顔を見て桧桜は楽しんでいる表情を見せたのである。冷酷且つ残忍な性格である桧桜のおぞましい攻撃はヒナを苦しめて追い詰めていた……のだが……
“バコンッ!!”
「ぐぉ!?」
何者かに背後から叩かれて倒れる桧桜。後ろには金属バットを持つ男性がいたのである。
「…………あなたは……?」
「大丈夫か?怪我がひどいみたいだな……俺が『お母さん』を守ってやるよっ!!」
「お母さん……?」
謎の青年はそう言うと金属バットを装備した上でアクロバティックな動きを見せたのである。起き上がった桧桜が懐から銃みたいな物を取り出して彼に電気弾を撃ちまくってもスイスイ避けるのであった。
「く、なんだね君は……?」
「僕は『猫屋敷日尚(ねこやしき・にちひさ)』だ。よろしく!」
「仲間……なのかい?」
「仲間じゃない!俺の『お母さん』だよっ!!」
「…………何だと!?」
「わ……私は息子はいないわよ!?」
なんと青年はヒナの息子だといいはじめたのである。だがヒナは結婚すらしていないのになぜ……と思いきや……
「俺は未来から事故でこの時代に流れてきただけだ。ゴーザの孤児院でお母さんを見つけてからずっと付けてきていたんだ!!」
どうみてもストーカーだろ……と突っ込まれかねないが、彼はヒナを心配してはついてきてくれたのであった。
「あと、お母さんが襲われていたときに近くにいた竜太さんや直露さんを呼んだのも俺だよ!!」
なんと偶然の出会いと思われていた再会も危機を感じた日尚による助けであったのだ!!最も二人が近くにいたのは偶然なので偶然は偶然に変わりはないのである。
「…………面白い……!!」
桧桜はにやりと笑った一方でヒナは涙を流していた。優しき息子の姿に心が打たれたのだ。
「私はあなたが生まれる未来まで絶対くじけないわ!!ありがとう!!」
「お母さん、そうこなくっちゃ!!」
ヒナの強きを見た日尚は本来の母の姿を見てかそう言ったのである。そして二人で桧桜に反撃をする準備はできていた。
「今、ハンマーでどついたら死んでしまうからじわじわといたぶってやる!!」
するとヒナの右腕をつかむと身体から電気を発生させてヒナを痺れさせたのである。
「うわぁぁぁぁぁっっ!!!」
「じわじわ、いたぶってやるよ!!たくさん遊んでね!!」
苦しむヒナの顔を見て桧桜は楽しんでいる表情を見せたのである。冷酷且つ残忍な性格である桧桜のおぞましい攻撃はヒナを苦しめて追い詰めていた……のだが……
“バコンッ!!”
「ぐぉ!?」
何者かに背後から叩かれて倒れる桧桜。後ろには金属バットを持つ男性がいたのである。
「…………あなたは……?」
「大丈夫か?怪我がひどいみたいだな……俺が『お母さん』を守ってやるよっ!!」
「お母さん……?」
謎の青年はそう言うと金属バットを装備した上でアクロバティックな動きを見せたのである。起き上がった桧桜が懐から銃みたいな物を取り出して彼に電気弾を撃ちまくってもスイスイ避けるのであった。
「く、なんだね君は……?」
「僕は『猫屋敷日尚(ねこやしき・にちひさ)』だ。よろしく!」
「仲間……なのかい?」
「仲間じゃない!俺の『お母さん』だよっ!!」
「…………何だと!?」
「わ……私は息子はいないわよ!?」
なんと青年はヒナの息子だといいはじめたのである。だがヒナは結婚すらしていないのになぜ……と思いきや……
「俺は未来から事故でこの時代に流れてきただけだ。ゴーザの孤児院でお母さんを見つけてからずっと付けてきていたんだ!!」
どうみてもストーカーだろ……と突っ込まれかねないが、彼はヒナを心配してはついてきてくれたのであった。
「あと、お母さんが襲われていたときに近くにいた竜太さんや直露さんを呼んだのも俺だよ!!」
なんと偶然の出会いと思われていた再会も危機を感じた日尚による助けであったのだ!!最も二人が近くにいたのは偶然なので偶然は偶然に変わりはないのである。
「…………面白い……!!」
桧桜はにやりと笑った一方でヒナは涙を流していた。優しき息子の姿に心が打たれたのだ。
「私はあなたが生まれる未来まで絶対くじけないわ!!ありがとう!!」
「お母さん、そうこなくっちゃ!!」
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