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第10章・団結に向けて
東口喜愛①
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一方、ヒナと雪にある嬉しいお知らせがあったのだ。普段は箱に入れられるので実感はあるかどうかは分からないが二人の部屋に新入りとして喜愛がやって来ることになったのだ。監視に箱から出された(いつものごとく、袋に詰められてから箱に入れられます)二人は同じく箱から出された喜愛に近付いたのである。
「喜愛ちゃん!これからもよろしくね!!」
「ヒナさん、雪さん、よろしくお願いします!!!」
そして食堂で三人がならび食事をすることになる。
「喜愛ちゃんの両親は?」
「何処にいったか分からないの……気がついたらここにいたの……」
「ヒナさん、喜愛ちゃんは捨てられたのでは?」
「雪ちゃん、まだ決めるのは早いよ。多分その可能性は無いとは言えないけど……」
「喜愛は捨てられてない!!いつのまにかここにいたのっ!!」
二人の会話が聞こえたのか喜愛は怒りはじめたのである。
「喜愛ちゃん……ごめんね!」
「ヒナさん、雪さん……私こそごめんなさい…………捨てられたかどうかは分からないけど自分のことが分からなくなるときがあって……」
「私は完全に両親に捨てられたから喜愛ちゃんがそうだとしたら私は喜愛ちゃんの気持ち……分かるな……!!」
「ヒナさん……」
「私も捨てられた訳じゃないけど両親と会ってないよ!喜愛ちゃんはまだ分からないからお父さんとお母さんを信じてあげて!!」
「雪さん…………うん………信じる。」
一方、電車内である話が行われていたのである。
「実は尚徳さん……」
「どうしました?」
「あの……僕の兄の子供も一緒に探してほしいなと思いまして……」
「兄の子供?」
「僕の兄で東口家次男の東口与一郎(ひがしぐち・よいちろう)の次女が生まれて3年くらいしたある日に突然居なくなったのです。」
「姪っ子ちゃんが行方不明ですか?一体どこへ……?」
「それが分かりません。兄と義理の姉さん(兄の妻)と探しに行ったこともありますが何処にもいませんでした。今生きていれば8歳くらいだろうか……無事でいてほしいと願っています。」
「よし、ヒナちゃんのこともあるから協力しますよ!!ところでその子の名前は…………」
一方、ヒナは喜愛と仲良くなって遊んでいた。雪も心を既に開いており3人は姉妹のような仲の良さだった。
「3人姉妹みたいだな。」
3人の部屋に花井がやって来た。彼女たちの様子を見た花井は笑顔を見せていたのである。喜愛は花井が来ると喜んでいるのでどうやら花井とは長らくの付き合いがあるようだ。喜愛はどうもヒナと同じくすぐに友達を増やせるタイプのようである。
「喜愛ちゃん!これからもよろしくね!!」
「ヒナさん、雪さん、よろしくお願いします!!!」
そして食堂で三人がならび食事をすることになる。
「喜愛ちゃんの両親は?」
「何処にいったか分からないの……気がついたらここにいたの……」
「ヒナさん、喜愛ちゃんは捨てられたのでは?」
「雪ちゃん、まだ決めるのは早いよ。多分その可能性は無いとは言えないけど……」
「喜愛は捨てられてない!!いつのまにかここにいたのっ!!」
二人の会話が聞こえたのか喜愛は怒りはじめたのである。
「喜愛ちゃん……ごめんね!」
「ヒナさん、雪さん……私こそごめんなさい…………捨てられたかどうかは分からないけど自分のことが分からなくなるときがあって……」
「私は完全に両親に捨てられたから喜愛ちゃんがそうだとしたら私は喜愛ちゃんの気持ち……分かるな……!!」
「ヒナさん……」
「私も捨てられた訳じゃないけど両親と会ってないよ!喜愛ちゃんはまだ分からないからお父さんとお母さんを信じてあげて!!」
「雪さん…………うん………信じる。」
一方、電車内である話が行われていたのである。
「実は尚徳さん……」
「どうしました?」
「あの……僕の兄の子供も一緒に探してほしいなと思いまして……」
「兄の子供?」
「僕の兄で東口家次男の東口与一郎(ひがしぐち・よいちろう)の次女が生まれて3年くらいしたある日に突然居なくなったのです。」
「姪っ子ちゃんが行方不明ですか?一体どこへ……?」
「それが分かりません。兄と義理の姉さん(兄の妻)と探しに行ったこともありますが何処にもいませんでした。今生きていれば8歳くらいだろうか……無事でいてほしいと願っています。」
「よし、ヒナちゃんのこともあるから協力しますよ!!ところでその子の名前は…………」
一方、ヒナは喜愛と仲良くなって遊んでいた。雪も心を既に開いており3人は姉妹のような仲の良さだった。
「3人姉妹みたいだな。」
3人の部屋に花井がやって来た。彼女たちの様子を見た花井は笑顔を見せていたのである。喜愛は花井が来ると喜んでいるのでどうやら花井とは長らくの付き合いがあるようだ。喜愛はどうもヒナと同じくすぐに友達を増やせるタイプのようである。
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