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第7章・Enemy search(敵探し)
敵を見つけるためには①
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しかし黒竜社に乗り込むためには当然やるべきことがある。それをせずに乗り込むのは危険だと判断したサトキはやるべきことを伝授することにしたのである。
「黒竜社に乗り込む前にすべき事案は『強力なバックの確保』『緊急脱出能力者及び緊急脱出アイテムの所持』『武器・防具の強化』の三つです。」
「緊急脱出に関しては京介君がいるから……」
「いや、ヒナさん……僕も瀕死の重傷を負ったり、疲労が重なれば能力は使えなくなります。だからアイテムは必要ですね。」
「武器と防具の強化か……これはどうしたらええんや?」
議論は尽きない中、松浦はある人物に電話をかけていた。
「もしもし……ちょっとお願いしたくて電話したんだが……」
「ありがとう!頼みますね。」
電話を切った松浦は突然発言した。
「武器の強化なら大丈夫。知り合いに今頼んだから少ししたら来てくれますよ。」
「松浦さん、ありがとう。」
しかし問題は尽きない。強力なバックの確保と言っても黒竜社の幹部を越える強い人達などなかなかいないし緊急脱出アイテムの存在など見たことすらない。これでは黒竜社に乗り込むのは無理だなと思いきや……
「ヒナちゃん、俺のいた会社の14階のどこかに緊急脱出アイテムがある。しかもたくさんあったはずや。また行くしかないわ!!」
「竜太さん!それなら行きましょう!!」
緊急脱出アイテムの確保は大丈夫な方向に進みそうだ。だが最後の問題は協力してくれる援軍ではあるが……
“ピンポーン!!”
誰かが来たようだ。雪が迎えに行くということでヒナたちは議論を続けていた。するとエレベーターが開き、雪と女性がもう一人いたのである。
「はじめまして!!右栂涼子(みぎとが・りょうこ)といいます!!」
少しふくよかな感じで可愛らしい子であった。松浦の知り合いである……とはいえなぜか竜太が少し照れているのである。
「はじめまして……」
「はじめまして!!」
「竜太さん、何照れてるの?」
ヒナが竜太の背中を叩いた。すると竜太はムッとした。
「ヒナちゃん、緊張しているときに刺激与えんといてな!!」
「もっとキリッとしなさいよ!!」
「俺は……キリッと……しているよ!!」
かっこつけはじめた竜太はニコニコ(ニヤニヤ?)しながら涼子に話しかけはじめたのである。
「涼子さん、はじめまして!!」
「先程も挨拶されませんでしたか?」
「気のせいで……」
「(気のせい……?んなわけないでしょう……)」
突然2回もはじめましてと言ったのを気のせいだと主張する竜太に京介は呆れてしまったのである。しかし今は竜太の事情での展開ではなく、武器の強化が優先事項である。涼子はあるカタログを取り出したのである。
「黒竜社に乗り込む前にすべき事案は『強力なバックの確保』『緊急脱出能力者及び緊急脱出アイテムの所持』『武器・防具の強化』の三つです。」
「緊急脱出に関しては京介君がいるから……」
「いや、ヒナさん……僕も瀕死の重傷を負ったり、疲労が重なれば能力は使えなくなります。だからアイテムは必要ですね。」
「武器と防具の強化か……これはどうしたらええんや?」
議論は尽きない中、松浦はある人物に電話をかけていた。
「もしもし……ちょっとお願いしたくて電話したんだが……」
「ありがとう!頼みますね。」
電話を切った松浦は突然発言した。
「武器の強化なら大丈夫。知り合いに今頼んだから少ししたら来てくれますよ。」
「松浦さん、ありがとう。」
しかし問題は尽きない。強力なバックの確保と言っても黒竜社の幹部を越える強い人達などなかなかいないし緊急脱出アイテムの存在など見たことすらない。これでは黒竜社に乗り込むのは無理だなと思いきや……
「ヒナちゃん、俺のいた会社の14階のどこかに緊急脱出アイテムがある。しかもたくさんあったはずや。また行くしかないわ!!」
「竜太さん!それなら行きましょう!!」
緊急脱出アイテムの確保は大丈夫な方向に進みそうだ。だが最後の問題は協力してくれる援軍ではあるが……
“ピンポーン!!”
誰かが来たようだ。雪が迎えに行くということでヒナたちは議論を続けていた。するとエレベーターが開き、雪と女性がもう一人いたのである。
「はじめまして!!右栂涼子(みぎとが・りょうこ)といいます!!」
少しふくよかな感じで可愛らしい子であった。松浦の知り合いである……とはいえなぜか竜太が少し照れているのである。
「はじめまして……」
「はじめまして!!」
「竜太さん、何照れてるの?」
ヒナが竜太の背中を叩いた。すると竜太はムッとした。
「ヒナちゃん、緊張しているときに刺激与えんといてな!!」
「もっとキリッとしなさいよ!!」
「俺は……キリッと……しているよ!!」
かっこつけはじめた竜太はニコニコ(ニヤニヤ?)しながら涼子に話しかけはじめたのである。
「涼子さん、はじめまして!!」
「先程も挨拶されませんでしたか?」
「気のせいで……」
「(気のせい……?んなわけないでしょう……)」
突然2回もはじめましてと言ったのを気のせいだと主張する竜太に京介は呆れてしまったのである。しかし今は竜太の事情での展開ではなく、武器の強化が優先事項である。涼子はあるカタログを取り出したのである。
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