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第5章・地獄の懸垂と古代都市の復活阻止と成分の正体
当日の朝③
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支援者から情報を聞いた直露はジッと出来ず、友達や支援者を集めてキャッチボールをすることにしたのである。
直露の元に集まったのは選挙管理委員会の淀光鷹春(よどみつ・たかはる)の息子の鷹尚(たかなお)、支援者の筒香文助(つつごう・ふみすけ)、筒香の友人の山口(やまぐち)、若月(わかつき)、吉田(よしだ)、古川(ふるかわ)、近所の悪ガキの雄太(ゆうた)と寿彦(としひこ)、直露の同級生の西野(にしの)の9人。そこにヒナと先程目を覚ました雪を加えての11人であった。だがキャッチボールにしては人が多いので直露が投手、集まった9人が打者、ヒナが審判、雪がスコアラーでとりあえずシート打撃を開始したのである。
直露は上位の結果にウキウキしていたのか球が速い速い!!気づけば3回を投げて無安打5三振の投球であった。
「(私野球は知らないけどルールは私の世界と変わらないみたいね。)」
すると直露の球が雄太に直撃し、雄太はうずくまったのである。
「デッドボール、出塁よ。」
「ヒナちゃん、球に当たって出塁するのは君の世界の話。ここでは球に当たってこらえて打席にはいるが男の子の勲章。さあ、寝ないで立ちやがれ!!」
すると打者は立ち上がり、打席に入った。直露のストレートを捉えて結構飛ばしてホームランとなったのだ。
「ヒナちゃん、これはこの世界のプロでもそういう(当てられても打席を続ける)ルールだから心配などいらん!情にかられるな!!」
なんて厳しい世界だとヒナが思い込むと筒香の携帯に電話がかかってきたのである。
「もしもし、筒香です。え……トライギアでの直露さんへの票が……?わかりました、すぐに報告します。」
「どうしました、筒香さん?」
「直露さん、トライギアで直露さんへの投票が急増しているんですよ。まさかの展開に僕も驚いています!!」
なんと支持の少なかったはずのトライギアでの直露票が増えているのだ。まさかと思いきや直露は心当たりがあった。
「(もしかしたら直伸は自分の反対派を減らそうと洗脳をたくさんしていたかもしれない。それが解かれつつある今だから僕に票が増えているのかもしれない……!!)」
直露の予想通りかもしれない。彼の古い付き合いの女性も直露に「(古代都市反対派に)洗脳されている」と言っていたし、洗脳されたような感じの人はいたような気がする。だからその人達への洗脳が解けているから今こうやって票に繋がっていると直露は読んでいたのだ。だがそれでも油断はしない。
「必ず、直露くんが通りますように!!」
ヒナはお祈りをしたのである。すると太陽が白く光ったので何かが起きると彼女は確信したのであった。
直露の元に集まったのは選挙管理委員会の淀光鷹春(よどみつ・たかはる)の息子の鷹尚(たかなお)、支援者の筒香文助(つつごう・ふみすけ)、筒香の友人の山口(やまぐち)、若月(わかつき)、吉田(よしだ)、古川(ふるかわ)、近所の悪ガキの雄太(ゆうた)と寿彦(としひこ)、直露の同級生の西野(にしの)の9人。そこにヒナと先程目を覚ました雪を加えての11人であった。だがキャッチボールにしては人が多いので直露が投手、集まった9人が打者、ヒナが審判、雪がスコアラーでとりあえずシート打撃を開始したのである。
直露は上位の結果にウキウキしていたのか球が速い速い!!気づけば3回を投げて無安打5三振の投球であった。
「(私野球は知らないけどルールは私の世界と変わらないみたいね。)」
すると直露の球が雄太に直撃し、雄太はうずくまったのである。
「デッドボール、出塁よ。」
「ヒナちゃん、球に当たって出塁するのは君の世界の話。ここでは球に当たってこらえて打席にはいるが男の子の勲章。さあ、寝ないで立ちやがれ!!」
すると打者は立ち上がり、打席に入った。直露のストレートを捉えて結構飛ばしてホームランとなったのだ。
「ヒナちゃん、これはこの世界のプロでもそういう(当てられても打席を続ける)ルールだから心配などいらん!情にかられるな!!」
なんて厳しい世界だとヒナが思い込むと筒香の携帯に電話がかかってきたのである。
「もしもし、筒香です。え……トライギアでの直露さんへの票が……?わかりました、すぐに報告します。」
「どうしました、筒香さん?」
「直露さん、トライギアで直露さんへの投票が急増しているんですよ。まさかの展開に僕も驚いています!!」
なんと支持の少なかったはずのトライギアでの直露票が増えているのだ。まさかと思いきや直露は心当たりがあった。
「(もしかしたら直伸は自分の反対派を減らそうと洗脳をたくさんしていたかもしれない。それが解かれつつある今だから僕に票が増えているのかもしれない……!!)」
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「必ず、直露くんが通りますように!!」
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