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第5章・地獄の懸垂と古代都市の復活阻止と成分の正体
直伸拘束作戦⑤
しおりを挟む二上と長野は無事に起駑川と合流したのである。
「おぉ、起駑川さん!どうされましたか!」
「大変だ!ヒナちゃんと雪ちゃんが行方不明になったらしいぞ!!」
「え!?マジでですか!?」
「おいおい、雪ちゃんはご両親の了解を得て来てもらってるからちゃんと護衛をしなくちゃいけないのに……」
「すまん……少し目を見放した隙に……」
「でもあの子(ヒナ)の性格を考えると隙を見せたら何処かにいかれても無理はないよな二上……」
「しかしなあ、長野よ。もし直伸さんに二人が捕らえられたら何をされるか分かったもんじゃない……!!!」
「……確かに。あの人のことだから命の危険にも有り得る……あの人は何をするのか分からないからな……」
「というより長野よ、俺達これだけ歩いたの久しぶりだな。」
「確かに。俺らずっとトラック移動だからな。」
「ちょっと二上君と長野君、とにかく二人の目撃情報を知っている人がいるから話を聞いてから捜索に協力してほしいがいいかな?」
「構いませんよ!な、長野!」
「おう。構わないよ。それより一刻も早く二人を見つけないとね……!!」
そして起駑川の元にある体操服のジャージを着た男性が現れた。どうやら二人の最終目撃者のようだ。
「すみません、何か詳しいことをご存知で……?」
「はい、二人はコテージ方面へと向かっていったのを見ました。そこから先は詳しくないです……」
「コテージ……?一体なんのコテージですか?」
「コテージですか?あのコテージは元々この山がスキー場として営業していた時に建てられたものです。しかしここ近年の内にスキー場は閉鎖され、あのコテージは理由が分かりませんが取り壊されなかったもののかなり廃墟になっていると噂があるので誰も近づきませんね。」
「直接見たことはありますか?」
「いや、廃墟だから近づくなと小さいときから母から言われていたので近くで見ていないです。
「それなら見に行く価値はある!!」
「見に行くって……あのコテージをですか……?」
「ええ。コテージにです!!」
「え、あそこは本当に何もないと思いますよ……?」
「ああ、だから行くんだよ。直伸があそこをアジトにしているかもしれないからね。」
「ですが、あのコテージ周辺はちょっと安全な場所ではないので行くことについてはあまりおすすめできませんな。」
「いや、良いよ。危険でもいきますよ!」
起駑川はやる気が出てきたのである。三人はコテージへと向かった。
「おぉ、起駑川さん!どうされましたか!」
「大変だ!ヒナちゃんと雪ちゃんが行方不明になったらしいぞ!!」
「え!?マジでですか!?」
「おいおい、雪ちゃんはご両親の了解を得て来てもらってるからちゃんと護衛をしなくちゃいけないのに……」
「すまん……少し目を見放した隙に……」
「でもあの子(ヒナ)の性格を考えると隙を見せたら何処かにいかれても無理はないよな二上……」
「しかしなあ、長野よ。もし直伸さんに二人が捕らえられたら何をされるか分かったもんじゃない……!!!」
「……確かに。あの人のことだから命の危険にも有り得る……あの人は何をするのか分からないからな……」
「というより長野よ、俺達これだけ歩いたの久しぶりだな。」
「確かに。俺らずっとトラック移動だからな。」
「ちょっと二上君と長野君、とにかく二人の目撃情報を知っている人がいるから話を聞いてから捜索に協力してほしいがいいかな?」
「構いませんよ!な、長野!」
「おう。構わないよ。それより一刻も早く二人を見つけないとね……!!」
そして起駑川の元にある体操服のジャージを着た男性が現れた。どうやら二人の最終目撃者のようだ。
「すみません、何か詳しいことをご存知で……?」
「はい、二人はコテージ方面へと向かっていったのを見ました。そこから先は詳しくないです……」
「コテージ……?一体なんのコテージですか?」
「コテージですか?あのコテージは元々この山がスキー場として営業していた時に建てられたものです。しかしここ近年の内にスキー場は閉鎖され、あのコテージは理由が分かりませんが取り壊されなかったもののかなり廃墟になっていると噂があるので誰も近づきませんね。」
「直接見たことはありますか?」
「いや、廃墟だから近づくなと小さいときから母から言われていたので近くで見ていないです。
「それなら見に行く価値はある!!」
「見に行くって……あのコテージをですか……?」
「ええ。コテージにです!!」
「え、あそこは本当に何もないと思いますよ……?」
「ああ、だから行くんだよ。直伸があそこをアジトにしているかもしれないからね。」
「ですが、あのコテージ周辺はちょっと安全な場所ではないので行くことについてはあまりおすすめできませんな。」
「いや、良いよ。危険でもいきますよ!」
起駑川はやる気が出てきたのである。三人はコテージへと向かった。
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