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第5章・地獄の懸垂と古代都市の復活阻止と成分の正体
悪魔の直伸⑦
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あまりにも重く、悲しく深刻な雪の話を聞いたヒナは自分のことのように悲しい気持ちになった。
「そして英商事さん(義兄)も妹と伯父(熊尾)に対する殺人の関与を疑われて取り調べを受けました。内容は酷いものでした……」
雪の義兄は凄みをかけられたりと脅迫を受けても自白せず心身疲労に陥り、ヒナがこの世界に来る一年前に急死したという。これは疲労が原因と分かり、殺人ではないと判明したが彼の死により死人に口無しと言わんばかりに義兄は地元メディアに完全に殺人犯とでっち上げられてしまい親族は苦しむ羽目になったのだ。
「直伸さんのせいでたくさんの人が苦しんでいるのね……こんな人が政治に携わるのは絶対ダメだわ……!!雪ちゃん、私も協力するから一緒に直伸さんをやっつけましょう!!」
「ありがとうございます。」
「私は猫屋敷日奈凛と言います。ヒナと呼んでくださいね!!」
「よろしくお願いします、ヒナさん!」
ヒナは雪を抱き締めて頭を撫でると雪は涙を流しながらヒナの胸元にもたれていたのである。
「(なんとかこの子のためにも必ず直露さんを勝たせるしかない……!!)」
少ししてから二人は山道を進むとドーリンへと到着した。そして少し歩いてみたが直伸や彼の仲間がいる気配はなかった。そのため様子を見ながら直露の応援を呼び掛けていくことにしたのである。
「すみません、日紙直露さんへの応援よろしくお願いします!!」
「ごめんやけど直伸に投票すんねん。」
「え……でも直伸さんは……」
「君は一部メディアの直伸批判を間に受けているのかね?それじゃリテラシーないなあ。」
「いや、批判のニュースは知らないわよ……」
「じゃあ何をもとに?」
「あの人の話をあちこちから聞いたけどいい話を聞かないですよ。」
「勝手なこと決めつけるな!!投票は直伸さん!!他の人には何ら期待すらしていないぞ!!」
結局相手にしてもらえないばかりか直伸への支持ぶりが強く、ヒナは事実を知らないということに驚愕したのである。ドーリンは元々直伸と深い関わりがあるので支持者の心は簡単に変わらない。例え疑惑を伝えても『ただの疑惑』か『一部メディアのデマ』として流されるがオチである。しかも前者より後者が多いのも事実である。ヒナは雪とともに対策の話をしようとしていたのである。
「君達、勝手なこと言わんといてほしいなあ。」
嫌な声がしたのでヒナが振り返るとなんと直伸がいたのである。
「君達の話は全部嘘だ。僕は何も悪いことしてないからね!!」
少し苛立ち気味の直伸にヒナは戦闘体制で挑もうとしたのである。するとある支援者がやって来たのである。
「直伸さん、兵篭さんからの支援が途絶えた件に……あ、誰だこの二人は!?」
「あ……」
「(この人、まさかあの殺人ゲームにも携わっていたのか……もはや救いどころがないわ……!!)」
ヒナは強烈に引いていた。まさかあの凶悪な行事にまさかの直伸が関与していたからだ。
「そして英商事さん(義兄)も妹と伯父(熊尾)に対する殺人の関与を疑われて取り調べを受けました。内容は酷いものでした……」
雪の義兄は凄みをかけられたりと脅迫を受けても自白せず心身疲労に陥り、ヒナがこの世界に来る一年前に急死したという。これは疲労が原因と分かり、殺人ではないと判明したが彼の死により死人に口無しと言わんばかりに義兄は地元メディアに完全に殺人犯とでっち上げられてしまい親族は苦しむ羽目になったのだ。
「直伸さんのせいでたくさんの人が苦しんでいるのね……こんな人が政治に携わるのは絶対ダメだわ……!!雪ちゃん、私も協力するから一緒に直伸さんをやっつけましょう!!」
「ありがとうございます。」
「私は猫屋敷日奈凛と言います。ヒナと呼んでくださいね!!」
「よろしくお願いします、ヒナさん!」
ヒナは雪を抱き締めて頭を撫でると雪は涙を流しながらヒナの胸元にもたれていたのである。
「(なんとかこの子のためにも必ず直露さんを勝たせるしかない……!!)」
少ししてから二人は山道を進むとドーリンへと到着した。そして少し歩いてみたが直伸や彼の仲間がいる気配はなかった。そのため様子を見ながら直露の応援を呼び掛けていくことにしたのである。
「すみません、日紙直露さんへの応援よろしくお願いします!!」
「ごめんやけど直伸に投票すんねん。」
「え……でも直伸さんは……」
「君は一部メディアの直伸批判を間に受けているのかね?それじゃリテラシーないなあ。」
「いや、批判のニュースは知らないわよ……」
「じゃあ何をもとに?」
「あの人の話をあちこちから聞いたけどいい話を聞かないですよ。」
「勝手なこと決めつけるな!!投票は直伸さん!!他の人には何ら期待すらしていないぞ!!」
結局相手にしてもらえないばかりか直伸への支持ぶりが強く、ヒナは事実を知らないということに驚愕したのである。ドーリンは元々直伸と深い関わりがあるので支持者の心は簡単に変わらない。例え疑惑を伝えても『ただの疑惑』か『一部メディアのデマ』として流されるがオチである。しかも前者より後者が多いのも事実である。ヒナは雪とともに対策の話をしようとしていたのである。
「君達、勝手なこと言わんといてほしいなあ。」
嫌な声がしたのでヒナが振り返るとなんと直伸がいたのである。
「君達の話は全部嘘だ。僕は何も悪いことしてないからね!!」
少し苛立ち気味の直伸にヒナは戦闘体制で挑もうとしたのである。するとある支援者がやって来たのである。
「直伸さん、兵篭さんからの支援が途絶えた件に……あ、誰だこの二人は!?」
「あ……」
「(この人、まさかあの殺人ゲームにも携わっていたのか……もはや救いどころがないわ……!!)」
ヒナは強烈に引いていた。まさかあの凶悪な行事にまさかの直伸が関与していたからだ。
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