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番外編(ノアandアキ)

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      ノアandアキ

僕の名前は、
 ノア・サーヴァント
 3歳になりました。

僕には弟がいます。
 アキ・サーヴァント
 同じ3歳です。

同じ日に生まれた来た、可愛い弟です。

僕の父様と母様は、凄く優しくて、綺麗でカッコいいです。

父様は、偉い人みたいです。
でも、僕は父様は残念な人だと思う。
顔は、凄くカッコいい。
身体も大きくて、背も高いです。
いつも優しくて、、、でも、母様の事になると、ダメダメになります。

いつも、母様の側に居て、母様を抱っこしてチュッチュッと、キスしてる。
僕と、アキにもチュッチュするけど、母様には、しつこいくらいにして、よく怒られてる。

だから、僕は父様に聞いてみた。
「とぉさま。どぉして、かぁさまのことが、すきなの?」
父様は
「ん?どうして?んー母様が母様だからかな?ハルはな、あ、母様はな、父様の為にこの国に来たんだ。」
「このくに?」
「あぁ、母様は、ここではない遠い遠い国から来たんだよ。」
「どうして?」
「どうしてかな?父様と母様は一つだったんだ。それが別れてしまった。そして、戻って来た。だから、父様と母様が一つに戻って、お前達が産まれて来たんだ。」
「???わかんない。」
「だろうな。ふふっ、いつか、いつの日かノアも分かる時が来る。」
「そうなの?」
「あぁ、父様が母様を大好きな気持ちも分かる時が来る。」
「ふぅ~ん。」

父様の話は、難しくてよくわからなかったけど、父様が母様を凄く好きなのはわかったからいいや。

僕達が3歳になったから、やりたい事を教えてと、母様に聞かれた。

僕は、父様みたいに強くなりたいから、父様に剣術を教えてもらう事にした。
身体を動かすのは、好きだから。
父様って、凄く強いんだって!

この前、じぃじが教えてくれた。
「ノアの父様は、凄く強いんだぞ。強すぎて闘う相手が居ないんだぞ。あ、そうだ今年の観覧試合は父様が出るって言ってたから、見に行くか?」
「うん!いく!」
後から、母様に聞いたら、そうだよ。と言ったから、試合見に行きたいと、母様にお願いしたら、連れて行ってくれるって!
今から楽しみ。

その後、父様の強さにビックリして、父様を尊敬する様なるのは、また、次の機会に






僕の名前は、
 アキ・サーヴァント
 3歳になりました。
僕には、兄がいます。
 ノア・サーヴァント
同じく3歳です。

同じ日に生まれた、少し残念な兄です。

僕の父様母様は、凄くカッコいいし、綺麗だし、優しい。

ノアは、銀髪で紫色の目。顔は母様に似ていて、綺麗だ。
僕は、黒髪、黒目で顔は、父様に似てる。
僕も、母様に似たかった。
黒髪で黒目は母様と同じだけど、顔は父様そっくりだ。
自分で言うのも、嫌だけど、凄く整った顔なんだ。

父様は、すぐに母様に引っ付こうとする。
父様が母様を凄く好きなのはわかるけど、くっ付き過ぎだと思う。

母様にね、聞いてみたんだ。
「かぁさま、とぉさまのどこがすき?」
「ん?父様のどこかぁ~。そうだなぁ優しい所?んー?ちょっと残念で可愛い所かなぁ~。どして?聞いたの?」
「ええとね、とぉさま、いつもかぁさまにひっついてるから?」
「ははっ!可愛いねアキは。母様はね。父様が大好き。父様に会う為に、凄く遠い所から来たんだ。母様はね、父様に会えて幸せになれたんだよ。そして、アキとノアを授かる事が出来て、本当に幸せ。」
「しあわせ?」
「そう。幸せ。」
「ふぅ~ん。よくわかんにゃい。」
あ、噛んだ。
僕は、まだ上手く話せない。ノアみたいに話したいのに、話せなくて、、
そんな時には、父様も母様は
「ゆっくりでいいんだよ。母様はアキの話し方が好きだよ。可愛くて。ノアはノア
アキはアキ。双子だからと言って、一緒じゃなくていいんだよ。」
僕が涙目になっていると、
真っ先にノアが抱きつく。
そして、母様、父様が抱きしめてくれる。
僕は、胸がポカポカと暖かくなる。
母様。これが幸せ?なのかな。
そうなら、僕は毎日幸せだよ。


それから、母様に3歳になったから、やりたい事を教えて?と聞かれたので、僕は迷わずピアノが弾きたい!と答える。

母様が凄く喜んでるのを見て、僕も嬉しくて母様に抱きつく。
母様が
「アキは、優しい子だから、きっと上手に弾けるようになるよ。嬉しいな。アキあり
がとうね。ピアノを好きでいてくれて。」
「かぁさまのピアノだいすきぃ。ぼくもかぁさまのように、できる?」
「出来るよっ!あぁ、本当に可愛いな。アキは。もう!大好きアキ!」
僕を抱き上げて、クルクル回す。
それを見て、ノアが「僕も!」て言って父様にクルクル回されて、グッタリしてた。


そんな楽しい時に、母様が急に倒れた。
父様は僕達に大丈夫だ!と言ったけど、1番大丈夫じゃないのは、父様じゃないかなぁ?
僕とノアは、この後、大喜びするのは、
また、次回に。ね!
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