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しおりを挟むセバス(執事長)
朝から何やらヴォルフが珍しく吠え立てている。
急いで外を見ると、ジークバルト様が雨の中立ちすくんでいらっしゃる。
私は、妻であり、この屋敷の家政の長である、マリアンヌに
「マリアンヌ!急いで着替えの用意を!」
そう伝言を伝えて、ジークバルト様に声を掛けに外に出る。
すると、ジークバルト様の腕の中に子供の様な方が見えた。
ジークバルト様が
「番だ!急いで侍医を呼んでくれ!後着替えも!俺は湯殿に向かう!頼んだぞ!」
そう言いながら、ものすごい勢いで屋敷の中に入っていった。
私は、一瞬何が起こったのかわからなかったが、すぐに我に帰り急いで後を追った。
屋敷に入るなり私は、息子であるトーマスに、
「トーマス!大変だ!ジークバルト様の番様が現れた!すぐに侍医のモーリス様に連絡して、すぐに来てもらってくれ!」
そう伝えると、
「はぁ?番?嘘だろ?」
と、信じてないようで
「本当だ!今ジークバルト様がそうおっしゃっていたのだ!早く!急げ!」
私が少し声を荒げると、
「わ、わかった!本当なんだな、急いで連絡する」
そう言いながら、慌てて走って行く。
さて、これほど嬉しい事は、ありません。
ジークバルト様がいかに番様を欲していたか、大旦那様や大奥様や屋敷中の皆知っていましたから。
どんな番様なのでしょうか。
良い人だといいのですが…
さぁ!これから忙しくなりそうですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
早速読んで頂きありがとうございます♪
本当に嬉しいです。
落ち着いたら、コメント欄を解放しようと思ってます。
ごめんなさい。メンタルが豆腐並なので
もうちょっと待ってくださいね。
誤字脱字があると思いますが、優しく見守って頂きたく思います。
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