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17.使い魔との特別な関係
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僕からなかなか離れようとしないリュウをなんとか宥めて帰らせ、部屋に戻ってくると、ノヴァがげんなりとしてぼやく。
「あいつの相手してどっと疲れた……」
ぐったりとした様子でベッドに寝そべり、ノヴァは横をポンポンと叩いて添い寝を要求してくる。
「回復させろ」
「うん」
いつも魔力補給のためにくっついているので、なんの抵抗もなく横に収まる。
それから、ノヴァをぎゅうと抱きしめて言う。
「ノヴァ、ありがとう」
「別にお前のためじゃない」
ノヴァは素っ気なく返して僕を抱きすくめる。
抱き枕にされながら、決闘の場面を振り返ってふと気づく。
(そういえば、エナジー・ドレインする方法は吸血することでもできたんだ。ノヴァは僕に負担がかからないように、軽い接触で調整してくれていたんだな)
にこにこと見つめていれば、ノヴァが胡乱気な半目で呟く。
「……なんだよ?」
「ノヴァはやっぱり優しいなと思って」
明るく微笑みかけて、改めてお礼を言う。
「リュウを助けてくれて、ありがとう」
「……俺は甘すぎるんだろうな」
ノヴァは複雑な表情を浮かべて考え込み、重々しく吐露する。
「時には非情にならなければいけないこともある。仲間を守るためなら、なおさら……なのに、俺はどん底に落ちて嘆く者を放っておけない……冷徹にならなければいけないと、頭ではわかっているのにな……」
自分を叱責するように言葉を吐く。
そんなノヴァの目を覗き込んで、率直に言う。
「だけど、僕はそんな優しいノヴァが好きだよ」
「お前な……好き嫌いの問題じゃないだろうが……」
気落ちしている様子のノヴァを元気づけたくて、気持ちを言葉にして伝える。
「僕はそのままのノヴァでいいと思うよ。大丈夫、何かあったら一緒に考えればいいんだからさ」
気軽に笑って言えば、ノヴァは口を開いて何か言いかける。
けど、思いとどまり大きな溜息を吐いた。
「はぁー……」
「だいたい、思いやりのないノヴァなんてノヴァらしくないし、無理があるよ。言葉や態度はぶっきらぼうでも、心根の優しいところが透けて見えちゃってるのが、ノヴァの可愛いところなんだから」
主張し続ける僕をムッとした表情で睨んで、ノヴァが低い声をだす。
「うるさい、黙らないと噛むぞ」
少し尖った白い歯を見せて脅してるつもりなのだろうけど、シャーシャー威嚇して毛を逆立ててる愛猫みたいで、まったく怖くない。
むしろ、人姿でも可愛く感じてしまう僕は、なかなかに重症なのかもしれないと思う。
ノヴァが回復できるなら、それくらいやぶさかではないと思ってしまうので、相当なものだ。
「少しくらいなら、噛んでも大丈夫だよ」
「っ!?」
僕が何気なく言えば、ノヴァは息を詰まらせた。
肩口をはだけさせて首筋を見せ、ここだと指を滑らせて促す。
「吸血する方が回復しやすいんでしょう?」
「……っ……ごくり」
首筋を見て狼狽えたノヴァは、なぜか赤面して生唾を呑み込んだ。
しばし逡巡して手を伸ばし、噛むか噛まないか考えているようだったが、結局は手を引っ込めて喚く。
「お前はやっぱりおかしい! この人たらしがっ!!」
ノヴァは背中を向け、ふて寝する姿勢を取ってしまった。
そうなると、今度は僕がノヴァを背中からハグするような体制になる。
ふてくされたみたいな態度なのに、お腹に回した腕にはしっかりと手が添えられていて、背を向けつつも尻尾を絡めて甘えてくる愛猫みたいで和んでしまう。
僕はノヴァの背中に顔をうずめ、ぎゅうと抱きしめて呟く。
「ノヴァを見てると、時々、昔飼っていた猫を思い出すんだ」
僕はノヴァの温もりを感じながら、昔を懐かしんで思い出を語る。
「人慣れしていない黒い野良猫でね、胸のところに白い毛が生えてて、星の形をしていたから、ノヴァ(新星)って名前をつけたんだ。虐待されていたのか、傷だらけで倒れていたところを僕が保護したんだけど、威嚇したり暴れたりで世話するの大変だったんだよ」
人は害を及ぼす恐ろしい存在だと怯えきっていて、暴れ回って怪我をする姿は本当に可哀想だった。ご飯も拒絶して衰弱していく様子は、思い出すだけでも胸が痛む。
「でもね、その子が元気になってくれるだけで十分だと思って、根気よく世話し続けてたら、少しずつ懐いてくれてね。僕がいないと不安になるのか、いつもくっついて歩いて、さり気なく甘えてくれるところとか、とても可愛かったんだよ」
他の人にはまったく懐かなかったけど、僕にだけは心を開いてくれたのだ。
怖がりですぐにビックリして、ネズミの玩具にもウーウー唸って、毛を逆立ててモコモコになってしまうのが可愛かった。
「元気になって何年もずっと一緒に暮らしてたんだけど、ある日突然、前触れもなく居なくなっちゃって、いくら探しても見つからなかった……心にぽっかり穴が開いたみたいで、寂しくて悲しくて堪らなかった。猫は死期を悟ると居なくなるというから、仕方なかったのかもしれないけど……僕は最期まで一緒にいたかったな」
今思えば、その寂しさを紛らわせるために、動物の世話に没頭していたところもあるのかもしれない。
「だからかな。ノヴァが僕を召喚して命を救ってくれた時、運命的なものを感じたんだよ。なんとなく面影が似ている気がして、猫のノヴァが僕のところに戻ってきてくれた気がして、すごく嬉しかったんだ……」
身動きもせずに黙って聞いていたノヴァが呟く。
「俺はその猫じゃない……」
ノヴァは僕の方へと振り返り、苛立たしげな声でハッキリと言う。
「俺を居なくなった猫の代わりにするな!」
眉を潜めた表情で怒らせてしまったかと思い、素直に謝る。
「そうだよね。ごめん……」
「俺は――」
俯く僕の顔を両手で上向かせ、ノヴァは真っ直ぐに僕を見つめて言うのだ。
「――俺は何があってもお前を一人になんてしない。お前は俺の使い魔で、俺はお前の片割れだろう。二人で一つだと言ったのはお前だろうが」
ノヴァの言葉がすとんと胸に落ちてきて、欠けていた心が満たされていくような感覚があった。
胸が温かくなって表情が綻ぶ。
「うん、そうだったね」
嬉しくなって笑いかければ、ノヴァは強い声で断言する。
「運命を共にすると誓った、その証がこの刻印だ。これだけ色濃く繋がっているんだからな。俺はお前を手放すつもりなんてない」
刻印のある僕の右手を握り、ノヴァは同じ刻印のある手の甲を見せて言った。
右手を並べて見れば、六芒星の魔法陣のような刻印は黒々としている。
「この星印にそんな意味があったんだ……そっか」
僕は他にも知らない仕組みがあるのかなと思い、ふと訊いてみる。
「そう言えば、ノヴァって僕のこと名前で呼ばないよね。何か意味があるの?」
「それは……お前が俺の使い魔だからだろ……」
ノヴァは言いよどみ、ぼそぼそと呟いた。
「使い魔ってそういう決まり事があるの?」
「いや、決まり事ではないが……普通は自分の半身も同然の使い魔を名前で呼ぶのは変だろう……わざわざ呼ばなくても、使い魔でわかるだろうし……」
「なるほど、妙な拘りというか魔族特有の価値観があるのか。人型の使い魔は珍しいらしいし、そういうものなのか」
なんとなく名前を呼ばない理由はわかったけど、その文化の違いは受け入れがたいものがある。
「でも、僕はやっぱりノヴァに名前で呼ばれたいな」
「そ、そうなのか?」
「うん、人前で呼ぶのは抵抗があるなら、二人の時だけでもいいからさ。名前、呼んでほしいな」
期待の眼差しで訴えると、ノヴァが困惑した顔をして言う。
「それはなんというか、ただならぬ関係みたいじゃないか?」
「僕とノヴァは半身ってくらい特別な関係なんだし、いいんじゃない?」
強めに押してみると、ノヴァはためらいがちに口を開き、たどたどしく言う。
「マ……マナ……マ、ナ…………ッ……マナ、トッ!」
一生懸命に僕の名前を口にするノヴァが、すごく可愛いくてしかたない。
顔がどんどん赤くなってきて、若干涙目になって震えているのがおかしくて、思わず吹きだしてしまう。
「ぷふっ、名前呼ぶだけでなんでそんなに真っ赤になってるの? あははは」
「う、うるさい、バカ……この、バカマナト……」
「ぷふふ、恥ずかしがってるノヴァ可愛いー♡ あはははは」
「何がそんなにおかしいんだ! もう呼ばないからな!!」
お腹を抱えて笑っていれば、ノヴァが怒ってガバリと起きあがってしまった。
やらかしてしまったなと思いつつ、両腕を伸ばしてノヴァを見上げ、笑顔でハグ待機する。
「えぇー、やだやだ、もっと呼んでよー。もう笑わないからさ」
釈然としないといった表情をしながらも、ノヴァは僕の胸元にポフリと顔をうずめ、ぼそりと呟く。
「……マナト」
「うん。ありがとう、ノヴァ」
ぎゅうとノヴァを抱きしめて、僕は思うのだ。
これからも、ずっと一緒に居られたらいいなと。
いつまでも、二人で共に生きていけたらいいなと、心から願っていたのだった。
◆
「あいつの相手してどっと疲れた……」
ぐったりとした様子でベッドに寝そべり、ノヴァは横をポンポンと叩いて添い寝を要求してくる。
「回復させろ」
「うん」
いつも魔力補給のためにくっついているので、なんの抵抗もなく横に収まる。
それから、ノヴァをぎゅうと抱きしめて言う。
「ノヴァ、ありがとう」
「別にお前のためじゃない」
ノヴァは素っ気なく返して僕を抱きすくめる。
抱き枕にされながら、決闘の場面を振り返ってふと気づく。
(そういえば、エナジー・ドレインする方法は吸血することでもできたんだ。ノヴァは僕に負担がかからないように、軽い接触で調整してくれていたんだな)
にこにこと見つめていれば、ノヴァが胡乱気な半目で呟く。
「……なんだよ?」
「ノヴァはやっぱり優しいなと思って」
明るく微笑みかけて、改めてお礼を言う。
「リュウを助けてくれて、ありがとう」
「……俺は甘すぎるんだろうな」
ノヴァは複雑な表情を浮かべて考え込み、重々しく吐露する。
「時には非情にならなければいけないこともある。仲間を守るためなら、なおさら……なのに、俺はどん底に落ちて嘆く者を放っておけない……冷徹にならなければいけないと、頭ではわかっているのにな……」
自分を叱責するように言葉を吐く。
そんなノヴァの目を覗き込んで、率直に言う。
「だけど、僕はそんな優しいノヴァが好きだよ」
「お前な……好き嫌いの問題じゃないだろうが……」
気落ちしている様子のノヴァを元気づけたくて、気持ちを言葉にして伝える。
「僕はそのままのノヴァでいいと思うよ。大丈夫、何かあったら一緒に考えればいいんだからさ」
気軽に笑って言えば、ノヴァは口を開いて何か言いかける。
けど、思いとどまり大きな溜息を吐いた。
「はぁー……」
「だいたい、思いやりのないノヴァなんてノヴァらしくないし、無理があるよ。言葉や態度はぶっきらぼうでも、心根の優しいところが透けて見えちゃってるのが、ノヴァの可愛いところなんだから」
主張し続ける僕をムッとした表情で睨んで、ノヴァが低い声をだす。
「うるさい、黙らないと噛むぞ」
少し尖った白い歯を見せて脅してるつもりなのだろうけど、シャーシャー威嚇して毛を逆立ててる愛猫みたいで、まったく怖くない。
むしろ、人姿でも可愛く感じてしまう僕は、なかなかに重症なのかもしれないと思う。
ノヴァが回復できるなら、それくらいやぶさかではないと思ってしまうので、相当なものだ。
「少しくらいなら、噛んでも大丈夫だよ」
「っ!?」
僕が何気なく言えば、ノヴァは息を詰まらせた。
肩口をはだけさせて首筋を見せ、ここだと指を滑らせて促す。
「吸血する方が回復しやすいんでしょう?」
「……っ……ごくり」
首筋を見て狼狽えたノヴァは、なぜか赤面して生唾を呑み込んだ。
しばし逡巡して手を伸ばし、噛むか噛まないか考えているようだったが、結局は手を引っ込めて喚く。
「お前はやっぱりおかしい! この人たらしがっ!!」
ノヴァは背中を向け、ふて寝する姿勢を取ってしまった。
そうなると、今度は僕がノヴァを背中からハグするような体制になる。
ふてくされたみたいな態度なのに、お腹に回した腕にはしっかりと手が添えられていて、背を向けつつも尻尾を絡めて甘えてくる愛猫みたいで和んでしまう。
僕はノヴァの背中に顔をうずめ、ぎゅうと抱きしめて呟く。
「ノヴァを見てると、時々、昔飼っていた猫を思い出すんだ」
僕はノヴァの温もりを感じながら、昔を懐かしんで思い出を語る。
「人慣れしていない黒い野良猫でね、胸のところに白い毛が生えてて、星の形をしていたから、ノヴァ(新星)って名前をつけたんだ。虐待されていたのか、傷だらけで倒れていたところを僕が保護したんだけど、威嚇したり暴れたりで世話するの大変だったんだよ」
人は害を及ぼす恐ろしい存在だと怯えきっていて、暴れ回って怪我をする姿は本当に可哀想だった。ご飯も拒絶して衰弱していく様子は、思い出すだけでも胸が痛む。
「でもね、その子が元気になってくれるだけで十分だと思って、根気よく世話し続けてたら、少しずつ懐いてくれてね。僕がいないと不安になるのか、いつもくっついて歩いて、さり気なく甘えてくれるところとか、とても可愛かったんだよ」
他の人にはまったく懐かなかったけど、僕にだけは心を開いてくれたのだ。
怖がりですぐにビックリして、ネズミの玩具にもウーウー唸って、毛を逆立ててモコモコになってしまうのが可愛かった。
「元気になって何年もずっと一緒に暮らしてたんだけど、ある日突然、前触れもなく居なくなっちゃって、いくら探しても見つからなかった……心にぽっかり穴が開いたみたいで、寂しくて悲しくて堪らなかった。猫は死期を悟ると居なくなるというから、仕方なかったのかもしれないけど……僕は最期まで一緒にいたかったな」
今思えば、その寂しさを紛らわせるために、動物の世話に没頭していたところもあるのかもしれない。
「だからかな。ノヴァが僕を召喚して命を救ってくれた時、運命的なものを感じたんだよ。なんとなく面影が似ている気がして、猫のノヴァが僕のところに戻ってきてくれた気がして、すごく嬉しかったんだ……」
身動きもせずに黙って聞いていたノヴァが呟く。
「俺はその猫じゃない……」
ノヴァは僕の方へと振り返り、苛立たしげな声でハッキリと言う。
「俺を居なくなった猫の代わりにするな!」
眉を潜めた表情で怒らせてしまったかと思い、素直に謝る。
「そうだよね。ごめん……」
「俺は――」
俯く僕の顔を両手で上向かせ、ノヴァは真っ直ぐに僕を見つめて言うのだ。
「――俺は何があってもお前を一人になんてしない。お前は俺の使い魔で、俺はお前の片割れだろう。二人で一つだと言ったのはお前だろうが」
ノヴァの言葉がすとんと胸に落ちてきて、欠けていた心が満たされていくような感覚があった。
胸が温かくなって表情が綻ぶ。
「うん、そうだったね」
嬉しくなって笑いかければ、ノヴァは強い声で断言する。
「運命を共にすると誓った、その証がこの刻印だ。これだけ色濃く繋がっているんだからな。俺はお前を手放すつもりなんてない」
刻印のある僕の右手を握り、ノヴァは同じ刻印のある手の甲を見せて言った。
右手を並べて見れば、六芒星の魔法陣のような刻印は黒々としている。
「この星印にそんな意味があったんだ……そっか」
僕は他にも知らない仕組みがあるのかなと思い、ふと訊いてみる。
「そう言えば、ノヴァって僕のこと名前で呼ばないよね。何か意味があるの?」
「それは……お前が俺の使い魔だからだろ……」
ノヴァは言いよどみ、ぼそぼそと呟いた。
「使い魔ってそういう決まり事があるの?」
「いや、決まり事ではないが……普通は自分の半身も同然の使い魔を名前で呼ぶのは変だろう……わざわざ呼ばなくても、使い魔でわかるだろうし……」
「なるほど、妙な拘りというか魔族特有の価値観があるのか。人型の使い魔は珍しいらしいし、そういうものなのか」
なんとなく名前を呼ばない理由はわかったけど、その文化の違いは受け入れがたいものがある。
「でも、僕はやっぱりノヴァに名前で呼ばれたいな」
「そ、そうなのか?」
「うん、人前で呼ぶのは抵抗があるなら、二人の時だけでもいいからさ。名前、呼んでほしいな」
期待の眼差しで訴えると、ノヴァが困惑した顔をして言う。
「それはなんというか、ただならぬ関係みたいじゃないか?」
「僕とノヴァは半身ってくらい特別な関係なんだし、いいんじゃない?」
強めに押してみると、ノヴァはためらいがちに口を開き、たどたどしく言う。
「マ……マナ……マ、ナ…………ッ……マナ、トッ!」
一生懸命に僕の名前を口にするノヴァが、すごく可愛いくてしかたない。
顔がどんどん赤くなってきて、若干涙目になって震えているのがおかしくて、思わず吹きだしてしまう。
「ぷふっ、名前呼ぶだけでなんでそんなに真っ赤になってるの? あははは」
「う、うるさい、バカ……この、バカマナト……」
「ぷふふ、恥ずかしがってるノヴァ可愛いー♡ あはははは」
「何がそんなにおかしいんだ! もう呼ばないからな!!」
お腹を抱えて笑っていれば、ノヴァが怒ってガバリと起きあがってしまった。
やらかしてしまったなと思いつつ、両腕を伸ばしてノヴァを見上げ、笑顔でハグ待機する。
「えぇー、やだやだ、もっと呼んでよー。もう笑わないからさ」
釈然としないといった表情をしながらも、ノヴァは僕の胸元にポフリと顔をうずめ、ぼそりと呟く。
「……マナト」
「うん。ありがとう、ノヴァ」
ぎゅうとノヴァを抱きしめて、僕は思うのだ。
これからも、ずっと一緒に居られたらいいなと。
いつまでも、二人で共に生きていけたらいいなと、心から願っていたのだった。
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