ロルスの鍵

ふゆのこみち

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魔獣狩り編

Lv.93 その姿は

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「帰ろうぜー、もうつまんねぇよ」

 全身から力を抜いてダルそうにしているイヴァの足が、歩く度にダルンダルンと揺れる。お尻の部分に手を添えて安定させようとするが俺は赤ん坊か!と暴れるのでそのままだ。

「てっきり魔獣狩りに行くんだと思ったぜ」
「傭兵とか自警団とかがその辺りはやってくれるよ。それにコルラスの精霊魔法は攻撃向きじゃないって知ってる癖に」
「狩りは自分でするからいいんだろ。俺が生きていくのにはこの身一つで困らねぇ」
「暴れたかったんだ……」

 肩透かしを食らったらしいイヴァが腕の中で更に脱力した。好戦的過ぎるせいか最近不完全燃焼らしい。例の箱庭を模した疑似空間でも充分に力を発揮出来なかったからだとは思うのだが、だからといってわざわざ魔獣のところへ行こうとは思えない。

「戦うのは兄さんやイヴァに任せるよ。僕が今やれることなんて売り込みしかない」
「なんだってそんなことするんだ」
「どこかの商会に単発か短期で雇ってもらわないと。町が閉鎖されて行き来が制限されているし、魔獣の騒ぎで物流が滞ってるんだ。その内流通が規制されて物価が上がるだろうし、前の町ではシュヒについてたおかげでお客様扱いだったから資金繰りは必要なかったけど、今回はそうもいかないから」
「何だソレめんどくせ、まぁ頑張れ」

 イヴァには元々通貨の概念がないらしい。買い出しに行ったとき物の売り買いの仕組みについては理解したようだけど、重要性はわからなかったようだ。職業というものに関してもそれぞれが役割を果たして生活していることに首を捻っている。魔法に関してなら色々な知識を持っていても、人間の営みについての理解は皆無だ。やはり魔物なのだなと思う。

「また影に入る?」
「長時間は無理だ。契約してれば別だがな」
「そっか」
「……なんだよ」
「ここの町でも芸を披露する気ない?」
「冗談じゃねぇ。ここじゃご馳走なんて期待出来ねぇからな」

 前のように動物使いの旅芸人ということにしたかったのだけど、やる気はないらしい。
今の状況だと娯楽の側面がある売り込みは悪手なので特に問題もないが、誤魔化しが利かないときの理由付けぐらいにはさせてもらおう。

「どこに売り込むのが一番かな。通常より忙しくなってるところは限られてると思うけど」
「そういや、物価が上がるって言ってたな。食糧は大丈夫なんじゃねぇのか?」
「どうして?」
「魔獣を狩ったら肉が残るだろ」
「ああ……魔獣の肉は瘴気を纏うものもあるし、ほとんどが呪われるんじゃないかって理由で食用にはならないんだ。その代わり体の一部に魔石を内包していたりするから一部では買い取りがあるかな。瘴気や毒素が強すぎるものはどうなってるかわからないけど」
「へぇ、勿体ねぇ。買い手は魔石がなかったらどうすんだ」
「さぁ。魔術師協会は実験の素体にするらしいからそっちに流れるんじゃない?」

 実験と聞いてイヴァの体が少し強張った。僕も前までは何とも思っていなかったが、監獄塔や魔人の件があってからはあまり良い印象を抱かない。どんなことをしているのかまではわからないが。

「町の出入りはどこが管理してるんだろ」
「テイザに聞いてくりゃ良かったな」
「そうだね」

 ついでに町の様子を見ておこう。人の動きや物価の確認、それから市場の変化はしばらく見ておかなければならない。

(いつまでこの状態が続くかわからないからかな、微妙に値段が高い気がする)
〔続けば更に上がるってことか〕
(考えたくもないね。優先されるのは食糧面だろうから、他は後回しにされるかもしれない。必要なものは今の内に買っておいた方がいいかも)

 生活用品で頻繁に使われる消耗品は値段が上がっていたが、それ以外の、どちらかといえば趣向品に当たる物は変化がなかった。むしろ今下手に値段を動かしたら売れるものも売れなくなるのだろう。
シーツ代わりに布を買ったりしてそのまま色々と見て回った。

 町で話題になるのは魔獣のことばかりだ。本当か嘘かはわからないまでもこんなのが出たあんなのが出た、どこの誰がどんな決定をしている、兵はこんな対策をしているようだ、などと思った以上に情報が入って来る。後で兄さんと照らし合わせれば情報の精度が上がるだうし、出てきた甲斐もあるというものだ。


 人々の話に耳を傾けていたイヴァがとある住民の話を拾った。町の出入りに関して管理をしている所は二か所あり、手続きを行っているのは町長以下役人だとか。

(役所から商会に繋ぎを作ってもらおう。出入りの規制で困っていると言えば少しは口利きをしてくれるかもしれない)
〔駄目だったらどうすんだ〕
(繋ぎがないまま直接商会へ、かな)

 正直それだと厳しいのだが、無ければないでどうにかするしかない。
以前の働き口はシュヒが窓口の役割を果たしてくれていたおかげで苦労がなかったのだと改めて思う。僕は恵まれていたのだ。

「出入りの手続きはあちらへ」
「いえ、商会への繋ぎを作ってもらいたくて来ました」
「……商会へ?」

 あからさまに嫌そうな顔をされた。この忙しいときに何をさせる気だ、といったところか。
しかし面倒そうな顔をしながらもついて来るようにと促された。自分が対応するより丸投げした方が楽だと判断したのだとはっきりわかる顔をしている。よそ者だし体裁も何もないんだろう

「ここでお待ちください」

 個室へ通され座って待つようにと言われた。対面するように椅子が置かれているのを見ると、ここは何かのやり取りをするときに使われる部屋なのだろう。聞き取りをされて紹介状が書かれる流れか、それともここで放置して受付を終了という流れか。
 しばらく待っていると扉が開き、これまた面倒そうな顔をした壮年の男性が現れた。

「商会への繋ぎが欲しいとか? ……見ない顔ですね、旅のお方か」
「はい。ここへ滞在するにあたって収入源がありませんので、確保にと」
「直接商会へ行けばよろしいではありませんか」
「護衛を雇えない者は如何なる理由があろうとも出入りを禁ず、らしいですね。雇える人員を残さず一部が独占していると聞きました」
「こちらも仕事なので」
「わかっています」

 無言で視線を交わし合い、やがて役人の目がイヴァへ移った。

「旅芸人、ですか」
「いいえ」
「では何を売り込むおつもりですか。こちらも使えない者を紹介しては立つ瀬がありません」
「文字の読み書きが出来ます」
「ふ……どんな田舎から来たのかは存じませんが、そんなことが一体何の役に立つと?」

 役人であるから当然、文字の読み書き程度は出来るのだろう。隠しもせず侮蔑の目を向けられるといい気分はしない。話は終わったとばかりに立ち上がった役人を無言で見つめる。

「これといって重要ではない能力をひけらかす暇があったら他の技能を磨くことですね。お帰りを」

 扉を開けて出るように促され、そのまま部屋を出た。
 文字の読み書きを特殊技能だと思ったことはないが、代筆業をしていたときや写本の仕事をしていたときはその仕事ぶりを認めてもらい、褒められもした。誇りを持てることだっただけに、あんな物言いをされて胸の辺りが苦しくなる。

『手紙だ』

 ナキアに文字を教え、手紙のやり取りをしたことを思い出した。
なんだか思い出まで汚された気分になってしまうが、あの役人にはそんな気はなかっただろう。こんなことで挫けてしまっていては本当に食い扶持に困ってしまうことになる。
 イヴァを抱え直してから役所を出た。紹介状はもらえなかったが、商会に行くならどうぞと地図を渡されたから、行くのには困らない。しかし足が進まず道の端へ寄って座り込んでしまった。

「大丈夫か?」
「平気だよ。言ってることは正しい。……でも、あの反応ならもう少し考えた方が良いかもしれないね」
「考えるって何をだ?」
「売り込み方かな」
「……前みたく旅芸人のフリでもいいんだぞ」
「ありがとうイヴァ」

 見世物は嫌だって言っていたのに、慰めてくれているんだろうか。少し強めに抱きしめてイヴァの後頭部に顔を埋める。

「僕の強みって何かな」
「精霊魔法が使えるだろ」
「でもそれはコルラスの力だよ。僕のじゃない」
「まぁ、そうだな」
「今までだって、別に僕が必要だったわけじゃないし、僕の力が役に立ったわけじゃない」
「それでもやったのはお前だろ」

 ぐ、と唇を噛みしめた。でも僕である必要はなかったんだ。ただたまたま僕がそこに居ただけ。
居なければ誰かがやっていただろう。

「タスラを救ったのだってシーラだ。僕は何も」

 少しは強くなれたと思っていたが、所詮それも誰かの力を借りたものでしかない。僕はまだ、一人では立てていないのだ。それでもいいとイヴァは言うが、本当にそうだろうか?



「具合が悪いのか?」
「……え」

 大きな掌が頭を躊躇いがちに撫でた。ただ、そういったことをあまりしないのだろう。力加減が少しおかしくて、首が痛い。けれど気遣いだけは伝わって来た。聞き覚えのある声にまさかと思って顔を上げる。

「ナキア?」
「久しぶりだな」
「え、どうして、猫の姿は」
「猫の方が好みだったか。すまない、あれでは手が届かないのだ」
「いや、そうじゃなくて」

 紫の目が高い位置から見下ろしてくる。真っ黒な髪は猫の時と変わりなく、綺麗だ。

「疑似空間の外だと、猫の姿しか出来ないのかと思ってた」
「今回は特別だ。しかしこれだと、どうも目立つようだな。瞳の色が珍しいらしい」
「瞳の色だけじゃないと思うけど」
「他に何がある? まぁいい、せっかくこの姿なのだ。いつものように茶でも飲もう」
「は? お前らいつも疑似空間で会ってんのか」

 伸びあがったイヴァがナキアをぐいぐいと押しのける。
ムッとしたナキアはイヴァを摘まむように持ち上げ睨みつけた。

「お前についてわかったこともあるのだが。そうか、知りたくないようだな」
「何!? なんだ、何がわかったんだ」
「お前が知らずともキサラが知っていればいいだろう。ここで話すことでもない」
「あれ何かしら、動物が喋ってる?」
「そういう芸なんじゃないか?」

 ナキアとイヴァが目立ってしまい、慌てて自分が声をあてていたのだと誤魔化してその場から逃げた。町の中にはどこも人が居るが、空き家の裏なら別だ。店も何もないから人も居ない。

「あっぶなかった。イヴァ、人が多いところでは念話でってあんなに言ったのに」
「急に来たこいつが悪い」
「何が問題だ。成果を上げてきただろう」
「成果を上げたかどうかは俺が判断する。どんなことかわからねぇだろうが」

 フン、と鼻を鳴らしたナキアとイヴァが睨みあうが、何故協力関係にあるのに仲良く出来ないのか。

「それで? ここはどこだ。集団は、半成はどうなった」

 ナキアは僕の気配を追って来たらしい。傍には常にイヴァが居て、妖精の気配も纏わりついているから独特なのだという。ナキア曰く、目立つのだとか。
 まずはナキアに状況を説明した。半成は例の空間から解放されたことや黒金ローブの男について、そして何故この町に滞在しているのか。

「黒金ローブの実験男か。魔物を従えていると。それにしても今度は魔獣の異常発生とはな」
「こっちの情報は渡したぞ。いい加減俺についてわかったことがなんなのか教えろ」
「少し静かに出来ないのか。今思案しているだろう」
「考え込みてぇなら一人でやれ」
「黙っていても益は無いか……。まず、体の一部が変化する件についてだが、特にこれといって特徴のない生物だった」
「ただの動物ってことか?」
「そうだな」

 魔法陣の再現をロッドさんとしたとき本当に不便だったらしく、何故一部が動物に変化出来るのに人間は駄目なのかと嘆き始めた。手だけ人間になられても不気味なので、僕としてはそんな視覚的な暴力を受けずにすんでホッとしているのだが。

「今のその姿は聖獣パルダラというものを模したものらしい。もう一方、狼と見間違う方は幻獣バクシロンを模した姿だとわかった」
「聖獣……!?」

 びっくりして腕の中にいるイヴァを見る。これが聖獣。
ナキアの説明によるとこの小動物サイズの姿と本来の姿は違うのだそうだ。何故聖獣パルダラの、仮の姿の方なのかはわからない。

「魔物でありながら魔獣を模した姿を取れないのが不思議だな。何故だ?」
「俺が知るか」
「それもそうか。今言ったパルダラ、バクシロンに心当りはあるだろうか」
「無い」
「容姿についてわかっただけか。私の収穫は今のところこれだけだ」
「礼は言っておく」

 ナキアが片眉を上げて意外そうにイヴァを見るがイヴァはそれ以上何も言わず、足を上下させ始めた。

「それより、ナキアは一体……」
「猫になれることか? それとも今こうしてここに居ることか」
「両方」
「ではまず姿について説明しよう。猫になれる、というよりは憑依に近いだろうか。猫の中に入る魔導具を持っている、程度の認識で良い。今こうしてここに居るのは知りたいことがあったからだ」
「知りたいこと?」
「私は黒金ローブの男が古代の呪いに関して何らかの知識があると考えている」
「「!!」」

 古代の呪い。僕とイヴァの魂が繋がってしまったきっかけ。

「手がかりをそいつが持ってるっていうのか」
「確証はない。推測の域は出ないが関連はあると考えている」
「根拠は。そこに至る理由はなんだ」
「単に転移陣を見て思っただけだ。魔封じを織り込んでおきながら破綻していなかっただろう。魔法に関し精通していると見ただけのこと」

 小さく、念話で〔それだけじゃねぇはずだ〕というイヴァの声が聞こえてきた。
無意識だったのか、他に何かが流れてくることは無い。

「他の者に怪しまれたくはない。私はまた猫の体を借り傍に居よう」
「要らねぇよ」
「呪いに関して必要なのだ。お前の許可は問題ではない。それより滞在先はどこにある?」
「これだけど」

 つ、とそのまま空き家を指すとナキアはそれを眺めて「変わった趣向だな」と言ってそのまま入って行ってしまった。
中に入り天井や壁などをぐるりと見回してからギシギシと鳴る足元に目をやる。

「今にも崩れそうだが」
「確かにな。それには同意だ」
「ここしかないのか。キサラの部屋はどこにある?」
「こっち」

 ギッギ、と階段が鳴るけど今のところ底は抜けていない。ナキアは顔を顰めるでもなく不思議そうな顔をして左右上下を見ているだけだ。

「キサラ、お帰りなさい!」
「シーラ、えっと、知り合いに会って」
「ふぇ」

 後ろからやって来たナキアを見てシーラが驚いたような声を出した。みるみるうちに顔が真っ赤になっていって、小さな声で「キサラ、こんなに綺麗な人と知り合いなの!?」と興奮気味に言われた。

「シーラと言ったか。よろしく頼む」
「はじめまして……」
「ナキアと言う」
「ナキアさん」
「部屋に入ってもいいだろうか」
「ど、どうぞ!」

 部屋の中に入るとナキアが「他の場所より綺麗だな」と零し、それにシーラが自慢げに胸を張って僕を見た。ふんふん、と得意気な顔をしているが、耳の辺りが少し動いてしまっている。
頭を撫でつつ布を直して隠すと、ナキアがこちらに向き直った。

「実は少し、魔術の心得があるのだが」

 ナキアが他には言わないようにと口元に人差指を置くと、一瞬にして古びた部屋が新しくなってしまった。


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