ロルスの鍵

ふゆのこみち

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盗賊の街編

Lv.133 失敗

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 屋敷の人間を広間に集めた上で結界を展開した。コルラスに頼んで張ってもらったものなので本来魔導具を用いる必要はないのだが、ただの神官見習いを装うためにそれらしいものを魔導具と偽って置いておく。
これで誰にも疑われることなく離脱出来るはずだった、の、だが。

「シャムル様、危険ですから広間へ戻ってください」

 供も付けずシャムル様が僕らの後をついて来てしまった。
シャムル様は一見大人しく見えるが、案外脱走癖があるのかもしれない。よくよく考えて見れば神官宿舎に現れたときも一人だった。
比較対象がシュヒしか居ないのであまりはっきりとしたことはわからないが、「貴族の令嬢」にしては行動力がありすぎるのではないだろうか。

「ですけれど、このお屋敷は街で一番大きいでしょう? 外へ出てもお庭で迷ってしまいますわ」
「失礼。キサラ様、我々は案内として私兵をお借りした方がよろしいかと。現在お屋敷を取り仕切っておられるのはシャムル様ですから、不在にされては緊急時の対応も難しいでしょう」

 従者として進言したダルコスタさんの言葉に、シャムル様はハッとした様子で口元に手をやった。
つい最近まで侍女をしていたというし、まだその意識が抜けきっていないようだ。

「私ったら、またやってしまいましたね。今すぐ兵を呼び案内をさせ、ひわっ!?」

 僕らの後ろを見て、シャムル様が驚いたように肩を跳ね上げる。
つられて振り返ると何故か柄の悪い男が扉から出て来るところだった。

「な、な、そこは物置き部屋ですよっ何故そんなところにいらっしゃるの」

 あん? と男が首を捻っている間に次から次へと男たちが部屋から出て来た。とてもじゃないが、ただの物置き部屋に入る人数とは思えない。

〔キサラ。全員ではないけど、何人か見覚えがあるよ〕
(それって、ゲンデンの?)
〔そう、僕らを追いかけて来た人達〕

 正直分が悪いどころの話ではない。
バゲル騎士が居れば話は別だが、今この場に居るのはタスラにダルコスタさん、シャムル様だ。イヴァは普通に動物のフリをしていなければならないし、僕とタスラが精霊魔法を使うなんて言語道断。
ダルコスタさんの正体がはっきりしない以上、力の露見は避けるべきだろう。ここは逃げるしかない。

 「おいアイツら追いかけろ!」なんて声も聞こえるが、むしろこちらが捕まえる方であって。

「ひわわわわっ、どうして追いかけて来るんですか!?」
「顔を見られたからでは?」
「シャムル様、どこか時間を稼げる場所などはありますか」
「私もまだこのお屋敷には慣れていなくてですね……! あっ、書斎なんてどうでしょう。内側から鍵がかけられますし、他の部屋よりも扉が頑丈です」
「お部屋はどちらに?」
「もうすぐです!」
「では失礼を。近くなったら仰ってください」
「ひぁっ!?」

 令嬢だからと言えば当然だが、シャムル様は走るのに適した装いではない。そこでダルコスタさんが足元を掬うようにして横抱きにすると、そのまま走り出した。

「うわ、キサラ様後ろすごい数になってます」
「え、うっわ本当だ何人居るんだろうアレ」
「十人から数えるのをやめたのでわかりません」

 むしろタスラが十人まで数えたことの方が驚きだ。人間の足ではないのだし、全力を出して走っていないだけで余裕があるのかもしれない。

〔おいおい待て待て待て、捕まえるって息巻いてただろうが。なんで今やんねぇんだ? 折角それらしい奴らが居んのに〕
(皆西門と子爵邸に集中しているからここに人員は割かれていないし、何事もなければバゲル騎士も今頃子爵邸に向かってるはず。僕らが相手するにしても向こうの数が多すぎて話にならないよ)
〔連絡は取れねぇのか〕
(待機してるファリオンさんのところへコルラスを向かわせて、そこから伝達を回してもらうしかないかな。取り敢えず到着まで逃げ回って時間を稼がないと)

 それにしても、ゲンデンは何故ここに? コルテフェルト公爵家の別邸と知っていて乗り込んできたのならまだ目的がありそうだが、単純に街で一番大きなお屋敷を狙っただけの可能性もある。
しかしどちらにせよ私兵を警戒しない理由がわからない。貴族の家には必ず兵士が居ると、盗賊をしていなくても知っているだろうに。

 ゲンデンの背後に貴族が居るとして、公爵家にまで手を出せるだろうか。それ程までに考えなしならとっくに拠点の砦も落ちているはず。
もしや、繋がりはドッシュバル男爵やデンバリッテ子爵だけではないのか。例えば、コルテフェルト公爵家に並ぶ家格の貴族が協力しているとか。
盗賊団ゲンデンが街から出られなくなったにも関わらず規制解除をしなかった理由は、通達を出すことで自分の存在が知られることを恐れていた?

「あ。ありましたあそこです。他より大きな扉の」
「わかりました。タスラさん、開けてください」
「はい」

 飛び込むような勢いでタスラが扉を開け、すぐにダルコスタさんが続いた。
最後に僕が転がり込むと待ち構えていたタスラが扉を閉め、シャムル様が鍵をかける。
寸前のところで締め出された男たちは扉を壊さんばかりの勢いで殴り、外からは怒鳴り声が聞こえて来た。

「では、窓から脱出を……」
「それでは同じことですね。身を隠せるような場所に心当りはありますか」
「いいえ、そんなものここには」
「あ」

 重いものが引きずられるような音につられ、僕らの目はタスラに向いた。壁にはぽっかりと穴が開いている。

「あ、えっと、扉の前に何か置けば簡単には入って来られないんじゃないかと思って。取り敢えず本棚を動かしてみたんですけど……」

 近寄ってみると下へ続く階段が見えた。ともかくここから降りることにして、ダルコスタさんが窓を開ける。逃げたように見せるためだ。
壁の穴に身を寄せた僕らは三人で本棚を動かし入口を閉じた。これで隠れていることもわからないだろう。
 直後、扉が破られたのかすぐ傍で怒鳴り音や足音が聞こえた。息を顰めジッと動かないまま、その場をやり過ごす。気配がないことを確認し、僕らは動き出した。

「別邸とはいえ公爵家の持ち物です。万が一の時に備え脱出経路が確保してあったのかもしれませんね」

 ダルコスタさんがどこからか取り出したカンテラを頼りに階段を下る。勿論書斎へ戻る勇気も灯りから離れる度胸もなく、僕らは促されるまま後に続いた。

「書斎にこんな秘密があったなんて」
「それらしい話はお聞きになられなかったのですか」
「ええ、ちっとも。姉から大体のことを引き継ぎましたが、一度も話題に上りませんでした。姉より前の方たちもきっと知らなかったはずです」

 先頭を歩いていたダルコスタさんが不意に足を止め、腕を上げる。
見れば誰かが壁にもたれかかり足を投げ出すような形で座っていた。腕を伸ばす動作に併せカンテラの灯りが伸び、その姿がはっきりと浮かび上がる。

「シャムル様はご覧になられない方が良いかと。キサラ様、どうかお祈りを」

 僕の位置からは白骨化した遺体が見えていた。
シャムル様は位置的に見えないだろうが、お祈りを頼まれていたとあれば何が発見されたのかわかる。知らなかったとはいえ自分の管理しているお屋敷だ。死体があった衝撃は大きいだろう。

 僕としても死体を発見するのは初めてのことではないが、慣れたわけではない。しかし身なりを見れば貴族とハッキリわかるこの人物が、誰なのか特定しなければならなかった。
祈りを捧げ不死者として起き上がらないことを願った後、ダルコスタさんと共に身元の確認を始める。
装飾品の類は身に着けておらず、今のところ爵位すらわからない。

「あれ、この指」

 指輪や腕輪などをつけていないか確認している最中、指に違和感を覚えた。
左手の薬指、第二関節から先の骨が他と違った色をしている。よくよく見れば何かの石のようだ。

「石を加工して、骨の代わりに?」

 石で出来た指は他の指と同じく第一関節まで存在していた。
触ってみればわかるのだが、手触りや温度が全く違う。つるりと削がれた表面はひんやりとしていて、骨よりも重みがあった。
 これに反応したのはダルコスタさんだ。
「まさか」と呟くのが聞こえたかと思うと、何故か靴底を確認して絶句している。

「指として使用されている石は、加工した結晶質石灰岩です」
「見ていないのにわかるんですか?」
「魔物に噛まれ、指の骨だけ抜かれたという人物がこの国に一人だけ居るのですよ。美術品に造詣の深かった当時の要人が、頑丈な石を加工して骨を作らせたという一度聞いたら忘れられないような話がありまして。一部の人間にとったら、それなりに有名な話です」
「そんな、そんなはずがありません。あり得ません。だって、だってそれが本当なら」
「……シャムル様?」

 ガクガクと震えたシャムル様はそのまま床へ崩れ落ち、ボロボロと涙を流し始めた。青ざめた顔で手巾を握り、タスラ越しに遺体を見つめる。
喋ることが出来なくなったシャムル様に代わり、ダルコスタさんがその正体を明かした。


「宰相閣下。コルテフェルト公爵家のご当主です」


 ダルコスタさんは厳しい表情でコルテフェルト公爵を見つめている。シャムル様はそんなはずがないと再度言い募り、首を振った。

「閣下は、当主様はご健在です。旅立ったのなら何故、私たちに報せがないのです。そ、それに仮にも一国の宰相であらせられるお方ですよ。職務を続けられないとあれば隠し通せるはずありません」
「それなのです、シャムル様。この街に第五王子殿下が現れたという話はご存知ですか」
「いいえ。しかしそれが閣下と何の関係があるというのですかっ」
「殿下を騙る者が居ます」
「っ、え?」

 何かとんでもないことを耳にしている気がする。僕の背には知らず、冷たい汗が流れていた。

「キサラ様はパドギリア子爵に対し個人的なご報告をなさいました」
「それがきっかけでダルコスタさんが来てくれました」
「ええ。しかし残念ながら私は貴方がたへ助力をするために遣わされたわけではありません。通信用魔導具でキサラ様が報告を上げられたあの日、実は第五王子殿下もその場に同席していたんですよ」
「はっ!!?」
「バゲル騎士の報告が事実であるとすれば同時に二人、殿下が存在していたことになります。パドギリア子爵邸の殿下、この街に現れた殿下。どちらかが本物で、どちらかはそうでない」
「その、バゲル騎士は王族紋を見たと言っていました」
「それは大変なことです、キサラ殿。王子と騙るだけでなく、王族紋を公然と偽造した。重罪であることに間違いありませんが、単なる不敬には留まらないでしょう」

 ダルコスタさんはどちらが本物か確信しているようだった。
耳の奥からドッド、ドッド、とうるさい程の早鐘が押し寄せる。

「私はパドギリア子爵ではなく第五王子殿下の命を受け、この地へ参りました。キサラ殿、セリネトゥア嬢、タスラ殿、改めてご挨拶申し上げる。私はファルデルト第五王子殿下の側近・ダルコスタ。殿下を騙る者を捕えるために参りました」

 ダルコスタさん曰く、偽装の方法はいくらでもある。
顔を変える方法、姿を偽る手段、視覚を惑わす術。どれも一時的なモノらしいが。

「現在、王宮は何の問題もなく機能しています。表向きだと言えばそれまでですが、特にこれといった混乱はありません。これがどういうことか、おわかりいただけるでしょうか」
「閣下の席には、誰が」
「変わらず、コルテフェルト公爵が居られますよ」

 しかし本物はここに居る。
亡骸となって朽ちている。

「では公爵を名乗りその席に着いているのは一体誰なのですか」

 主と仰ぎ仕えて来た公爵が偽物だとわかったのだ。呆然と涙を流すシャムル様に最早表情はない。
骨になっている以上、その人物は決して短くない期間コルテフェルト公爵として過ごしたはずである。

「シャムル、様」
「私たちは一体誰に仕えていたのです」
「暴く方法を探さなければならないでしょうね。それには耐え難い程の多くを見逃し、受け流し、聞き逃さなければなりません」
「……」
「貴女に出来ますか、セリネトゥア嬢。コルテフェルト公爵家に仕えるシャムルのご子女様」
「出来ます」

 弱々しく震えていたシャムル様が睨むようにしてダルコスタさんを見返した。よろめく体を叱咤し、立ち上がる。
手にしていた手巾ではなく手の甲で豪快に涙を拭うと、彼女は胸の内を明かした。

「忠誠を捧げる先を、主を奪った者を許しません。これまで見抜けなかったのは一族全体の恥に他なりませんが、ここで雪がなければ誇りすら失われましょう」

 確かに、マズい。
シュヒが騎士団に見つけて欲しかったものとはこれだったのだ。
現役の宰相。生きているハズの人間が死体として発見された。現在は誰かがなり替わっていて、それを知った僕らは恐らく命を狙われることになる。
今更見なかったことには出来ないと頭ではわかるのだが、しかし。

(シュヒがすぐに騎士団へ連絡を取らなかったのって)
〔巻き込まれねぇようにだろ。ど真ん中に飛び込んじまったな〕
(あぁ……)
〔せめてお前らが神官だの見習いだのと役を引き受けてなかったらここには居なかったんだろうが。まぁ、なるようになったわけだ〕
(あぁぁ……)

 発見する必要はあった。
ただ、それは僕らでなくても良かったはずだ。

 シュヒは騎士団にこの場所を発見させたかったのだと、今ならわかる。
任務中に遺体が見つかれば記録が残され、仮にそこで身元がわからなくてもいずれ僕が気が付いたように誰かが指に違和感を覚えたはずだ。
正式な報告書が作成されれば後に多くの人間が死体発見の事実を知る。

 宰相閣下がコルテフェルト公爵本人ではないと、遅かれ早かれ明るみになっていたはずだ。誰一人命を脅かされない形で。
偶然が幾重にも重なり、僕らはシュヒの思惑を崩してしまった。更にこの場に居合わせたことで僕やタスラは否応なく巻き込まれるだろう。

「とにかくここから脱出しましょう。まずは安全の確保を」
「その前に良いですか、シャムル様」
「なんでしょう、キサラ様」
「公爵家に仕えているはずのシャムル様が、何故子爵家の侍女に?」
「そのようにお命じがあったからです。デンバリッテ子爵家の侍女として勤めるように、と。派閥が違いますから、私もおかしいとは思っていたのです。もしや既に公爵様はこの場所に……」
「デンバリッテ子爵!? シャムル様、デンバリッテ子爵家の侍女だったんですか!?」
「え、ええ。私も出来ることなら公爵家へ仕えたいと思っていましたので、何の未練もなく辞めてしまいましたが」

 あの、何か? と首を傾げるシャムル様を見てなんとなく、事の経緯が見えた。
侵入した男たちがゲンデンの人間だったとするなら、彼らの狙いはシャムル様だったのだろう。

「デンバリッテ子爵のお屋敷で何か見ませんでしたか? こう、あまり良くないと思えるものを」
「よろしくないもの、ですか? ……雇われていた身でこのようなことを申し上げるのは、本来褒められたことではないのですが……。強いて言うのであればその、趣味趣向が変わっていた、と言いますか」
「と、いうのは」
「流行とは遥かに遠い物をお飾りになられたり、そうですね、度々お見えになるドッシュバル男爵様のご趣味に合わせてお屋敷が随分と印象を変えたと思います。特に男爵様は希少なものがお好きなようで、珍しいものを好まれました。確か……ああ、そうです、収集癖がおありだと聞きました。なんでも、前に集めていたものが途中で欠けてしまったようで、その頃は酷くお荒れになったとか」

 プラックと、プレニのことだろうか。
歯ぎしりしたくなるのをグッと堪え、他に無いかと先を促す。決定的なことがあったからこそ、狙われたはずなのだ。

「公爵家からの正式なご命令ではありましたが、子爵様との繋がりらしき繋がりは何もなかったのです。社交界の場でも言葉を交わしていらしたという話も聞きませんし、他に、他にですか。……あっ」
「何か?」
「男爵様がお屋敷に来られますと、お二人は揃ってどこかへお出になられていました。それで、お嬢様のお部屋を掃除中に一度招待状を見たことがあるのです」
「招待状ですか」
「ええ。競売のお誘いだと思います。お嬢様がご帰宅した際に『良い買い物だった』と仰られていたので。夜に市やお店はそう開いていませんし、夕方頃に邸宅を出たというのに日帰りでしたから」

 盗賊団ゲンデンの資金繰りは闇市に品を流すことで成立している。開催の日時が不定期であれば場所の特定も容易ではない。
招待状が送られたということは子爵家が主催の立場ではないだろうが、ドッシュバル男爵が貴族を招待、競売を実施していた可能性は充分に考えられた。

「貴族相手ならば調査は入りにくいですし、売り場が拡大すれば盗品であろうが高値で捌けますね」

 騎士の多くは貴族の人間だ。
貴重な品が入ることを良しとすれば、砦を落とさないよう指示を出すことも出来る。駄目押しに粗暴な人間の(例えば僕らを追って来た男たちのような)出入りはなかったかと聞けば、答えは是。

「頻繁にありました。子爵様は傭兵だと仰られていましたが」

 荷物の運搬を頼んでいたとかで、多くの品が出入りしていたという。
傭兵だと言えば多少乱暴な人間が居ても誰も気に掛けたりしない。

「決まりですね。ドッシュバル男爵、デンバリッテ子爵の両名から話を聞きましょう」




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