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盗賊の街編
Lv.131 急転
しおりを挟む「お迎えに上がりました、キサラ様」
神官の宿舎前。恭しく礼をした老紳士は、シャムル家の執事だ。
時刻は炎夜、夕方を過ぎた頃。これから僕は、例の別邸へ行く。落ち着かない気持ちを抑えるべく小さく息を整え、馬車へ乗り込んだ。
今夜、僕の行動で全てが決まる。
◇
プレニが連れ攫われた直後、僕はファリオンさんに居場所を突き止めて欲しいと頼んだ。しかし即座に却下され、プレニのためだと諭される。
「大抵の場合、見つかって良かったでは終わりません。必ず誰かがどうやって探し当てたのか、その方法を暴こうとするでしょう」
「ファリオンさんが人探しをするのは魔導具を使って、ですよね。問題があるんですか」
「ええ。私のこの魔導具は、魔族の魔力が染み込んだ魔石で出来ています。いわば、これは魔力の結晶。魔族に限らず、魔物は個体ごとに展開出来る魔法が違います。つまり」
「量産される魔導具じゃねぇから魔術に特徴が出るってわけだな」
イヴァの言葉にハッとした。
魔導具は造製魔導具、複製魔導具の二種類に分けられる。
「造製魔導具」とは、職人の手で作られる魔導具を指す。例えば通信用の魔導具やテネスさんの使っていた魔素測定器などがこれだ。人間が所有する魔導具の大半を占める、一般的な分類である。
対して「複製魔導具」とは、魔力が染み込んだ魔石から出来るもので、魔物の力を魔術として展開する魔導具のことだ。ファリオンさんの魔導具がこれに当たる。
造製魔導具と違って複製魔導具は一点物。
特殊な魔術であれば個人を特定することも出来る。
「ファリオンさんの魔導具を使うと、一部の人間には預言者の弟子だとわかってしまうんですね」
「そういうことです。預言者の弟子が行方不明者を探した。どうなるかわかりますか」
「……わかりません」
「プレニという少女は簡単に連れ戻せるでしょう。けれどその瞬間、預言者に繋がる者と見做されます。考えても見てください、預言者を欲するのは誰ですか」
権力者たちだ。例外がなければ、貴族籍にある人間。
「預言者に繋がるであろう唯一。それが、半成の少女だとしたら」
貴族たちの中にはプレニを「所有」しようと考える者も出るだろうと、ファリオンさんは言う。
「この先一生分の自由を手離すことになります。それで、助かったと言えますか?」
命があれば良いだろう、そんなことは口が裂けても言えない。今でさえ帽子の中に長い耳を押し込んで、人目に付かないようにしているのに。
緩く首を横に振った僕を見て、ファリオンさんは促した。
「貴方が今、出来ることは何ですか」
そこからは早かった。
パドギリア子爵の書状を使い、街から出る場合にのみ制限をかける。ジェティさんたちが中心となって目撃情報を募っている間、パドギリア子爵へ手紙を出した。
荷鳥は早馬よりも早く手紙を届ける。貴族の使用する連絡手段の一つなのだが、バゲル騎士が手続きをしてくれたおかげで利用出来た。
「単独行動は厳禁だ。二人から三人での行動が望ましい」
「わかったね、騎士様の言うことは絶対だよ!」
「「「応ッ!!」」」
ジェティさんの酒場には、入りきらない程の人が集まっていた。傭兵と言われても納得する体躯の人物ばかりだが、自警団というわけではないらしい。
こんな人たちをまとめ上げるジェティさんもすごい気迫だ。ガッタルさん程大きな人は居ないが、彼らはただそこに居るだけで威嚇になる。
「泥棒って、何を盗まれたんだ?」
「えっ、酒場に酒がない?!」
「棚に何もないじゃないか、一体誰がこんなこと」
「いやだよ祭りも近いのに。あたしらも変な奴見かけたら取っ捕まえてやるからね」
プレニのことは伏せなければならないので、当然話題には出せない。僕は階段途中に腰を下ろし、酒場へやって来た人たちとのやり取りを聞いていた。
表向きジェティさんたちが探しているのは酒場から持ち出された大量のお酒、ということになっている。
夜は酒場だが昼間は(数日置きに)お酒を売っているらしい。
「姐さんは酒蔵を持ってるんだ。旦那さんが三代目、姐さんがそれを継いだから、四代目かな? 女の人には蜂蜜酒が特に人気でさ。醸造酒、蒸留酒、混成酒、酒場にはなんでも置いてあるけど、酒精度の高い蒸留酒を作って消毒用に販売してるんだよ。あ、醸造酒を料理用に使ってるって人も居たっけ」
スポールさんの話を聞いて納得した。
特に生活に密接しているのなら、お酒が盗まれたと聞いて怒る人も多いわけだ。見た限り街の人たちは協力的で、購入分を盗まれてしまった人は自ら探しに出る程熱心である。
「変だね、こんだけ探して酒瓶一つ見つからないなんてさ」
プレニが居なくなってから一夜明け、紫日になってもこれといった情報は得られなかった。
中身を別の瓶に移して売っているのでは、と馴染みのない酒売りから買い取り味見、なんてこともしたらしいが、空振りに終わる。
「料理振る舞ってる店も、姐さんの酒がねぇから困ってるようですぜ」
「棚以外の酒は残ってるって今からでも言った方が良いかねぇ」
「そりゃいけやせんぜ。犯人の野郎引きずり回してからにしやしょう」
「あんなに一気に運んだら一本位ぶちまけてもおかしくないのに。なんでだろうな」
プラックは鼻をひくりと動かして難しい顔をした。
僕らは、ゲンデンの人間が怪しいと考えている。しかし街に点在する宿へ手分けして探しに出ても、それらしき人物は見当たらなかった。
こうなると隠れて過ごせそうな場所を探すしかない。地図を開いて話し合っていると、バゲル騎士が「目撃者がいた」と言って酒場へ入ってきた。
「流石は騎士様だ。どこに居るんだい、酒泥棒は」
「生憎とわかっているのは逃げた方角だけだ」
広げられた地図の前に立ち、酒場の上辺りに指を置く。すい、と横に動かしながら「西方向へ去るのを見たらしい」と示した。
「人相はどうだったんですかい」
「顔は見ていないそうだ」
「背の高さくらいはわかってるんだろう?」
「いいや」
「じゃあ、何を見たってのさ」
「馬車だ」
「馬車? 乗り合いの馬車は経路が決まってやすし、止まる場所だって酒場から離れてらぁ」
「じゃあ荷運びの馬車? ああでも区画ごとに来る日が決まってるよな。酒場はいつだ、姐さん」
「緑の日だねぇ。プレニが居なくなったのは青日だから、荷運びの馬車はここに来ないはずだ」
「他に街を走る馬車なんて、貴族様の馬車し……か……」
バゲル騎士は僕の言葉を肯定するかのように頷いた。
「紋章付きの馬車がこの辺りの路地に止まっていたそうだ。すぐにその場を立ち去ったらしいが、間違いない」
庶民が見ただけでは紋章から家名まで割り出すことは出来ない。だから隠さなかったのだ。
走り去る間際、何かが割れる音と少女のものと思われる悲鳴が馬車から聞こえて来たという。
「まさか、貴族様が相手とはね」
想定していた相手はゲンデンだったが、真逆の人物が対象になりそうだ。貴族の居住区画は庶民では入れない。
「騎士様は貴族様なんだよな。探せないのか?」
プラックが苦しそうな顔をして尋ねるが、バゲル騎士は首を振った。曰く、貴族は馬車や馬での移動が一般的。街中を目的もなく歩くことはほとんどないという。
更に外の人間が貴族の居住区画を歩くとき、招待状がなければならないのだとか。
不審な馬車が居たから、酒場の酒が盗まれたから。これらは理由にならない。仮にシュヒを探すためと言えば、区画内の貴族たちを敵に回すことになる。
ここで必要なのは根回しだ。
既にパドギリア子爵へ手紙を出し、事後報告ではあるが書状を利用する許可も得た。昼を過ぎれば通信の約束もある。
貴族が相手なら、話しておいた方がいいだろう。
「バゲル様! 宿に憲兵隊騎士の人が来た、ました。話があるからすぐに戻って欲しいって言ってますですよ」
「そうか、わかった。すまないが少し席を外す。紋章の特徴について聞いておいてくれ」
「あの、ありがとう騎士様。俺、ちょっと誤解してた」
「礼を言うのはまだ早い。目撃した人間が後でここに来ることになっている。私の代わりにしっかりな」
「はい!」
「行くぞバノ。買い出しは後だ」
「ええっ」
バゲル騎士とバノさんが出て行くと、プラックは気合いを入れるように頬を叩いた。
「坊主、俺はお前に謝んねぇといけねぇな。首、痛かったろう」
ガッタルさんは律儀に謝ってくれたが、確かに首を絞められたのは痛かった。こういうときは素直に謝罪を受け入れないと、ずっと罪悪感を引きずることになる。
なのでありがたく、ご飯を奢ってもらうことで水に流した。
これ以上食べられないという程料理を用意されたのは誤算だった。残りを全部イヴァが平らげたのも。
僕は一杯になったお腹に若干の苦しさを覚えながら宿舎に戻り、ファリオンさんから封筒を受け取った。
「シャムル様からの招待状です」
完全に忘れていたが、幽霊退治を依頼されていたのだった。晩餐に招待するという形を取ってまずは下見をと書いてある。
了承の返事を書いていると、イヴァが手元を覗き込んで言った。
「そういや、屋敷は西にあったよな」
「そうだよ。西側の門寄りで、あ!?」
「堂々と入って行けるってわけだ。良かったな」
招待されたのは、炎夜。明日の夜に僕らは何の問題もなく貴族の居住区画へ入れる。
上手くすれば、シュヒとの合流も可能だ。
「すごい、すごいよイヴァ。なんで今まで気付かなかったんだろう」
「従者ってのが何人まで付けれんのか後で子爵に聞いとけ。そんで、誰を連れてくのか決めりゃいい」
「イヴァー!!」
「ぐぇっ」
パドギリア子爵との通信には、バゲル騎士も立ち会うことになっている。呼び出されたことで時間に間に合うか不安もあったが、予定前には戻って来た。
ただ、とても難しい顔をしている。
「どうかしたんですか?」
「いや、ゲンデンのことなんだが、誰が捨て置くよう指示したのかわかった。ファルデルト第五王子殿下だ。今しがた、会って来た」
「は、え、王族がこの街に居るんですか!?」
「ああ。私も初めてお目にかけたのだが、殿下は体調が優れないようだった。長椅子に身を預け、従者に全てのご意思を任されていたのでな」
ぐったりと動かず、時折瞬きをするだけ。
しかし頬に王族紋があったため、その身分を疑う余地はないという。
パドギリア子爵との通信の場にハドロニア様が居るのには驚いたけれど、ゲンデンに関することや第五王子についても報告出来た。
第五王子のくだりではバキンと何かが折れるような音が聞こえたのだが、特に触れられることなく話が進む。バゲル騎士も「ん?」という顔はしていたが、特に深追いする気はないらしい。
「それにしても中央塔が落とされるとは。やはりここに私が招集されたこと自体が怪しいな」
[集められた騎士たちについても調べた方がいいだろう]
「そうだな。監獄塔とは別の場所が狙われている可能性もある」
憲兵隊同士の話が終わると、今度は例の馬車についての報告だ。
[紋章の特徴について聞き取りは進んでいるのか]
「今頃話を聞いているはずです」
[バゲル、紋章から家名を特定出来るか?]
「知っているだろうが、私は貴族としてより騎士として生きた時間の方が長い。早い話が、自信は無いな」
[そうか。少し待て]
通信用の魔導具からハドロニア様が誰かと話している声が聞こえた。
ただ距離が遠いのか、会話の内容は全くわからない。
[パドギリア子爵の使いとして、紋章に詳しい者がそちらへ向かうそうだ。……第五王子殿下との面識もあるらしい]
「それは心強いが、急に手配して間に合うのか?」
[殿下のためなら労力は惜しまないと]
ハドロニア様にしては何だかおかしな喋り方だ。歯切れが悪く、居心地が悪そうに聞こえる。
僕とバゲル騎士は顔を見合わせた。
「バセ、体調でも悪いのか? 少し変だぞ」
[いや気にするな、大丈夫だ。とにかく使者が行く。到着は明日だ]
「明日!? 早すぎないか」
[一刻も早く……殿下の、お役に立ちたいと……]
最後に至っては最早棒読みである。抑揚なく喋るハドロニア様にバゲル騎士が焦り出した。
「わかった、この話はもう良い。何かあれば情報をそちらへ渡す」
[では、次の通信を橙日に。キサラくんはシャムル家での結果を報告してくれないか]
「わかりました。良い結果をお待ちください」
パドギリア子爵へお礼を言って、その日の通信は終わった。これから酒場へ向かい聞き取り結果を聞く。勿論バゲル騎士も一緒だ。
タスラは従者役としてついて来てくれた。
「へぇ、貴族の居住区画へ入れるのかい」
「俺も行く!」
「プラック」
「頼む、お願いだキサラ。プレニは俺が探さないと。兄ちゃんが、兄ちゃんが悪かったんだ。ずっと一緒に居て、守ってやらなきゃいけなかったのに」
兄ちゃんが。
兄さんのことを思い出す。掴まれた腕が痛んでも、振りほどけなかった。
「プラック、招待されていない人は入れない」
「でも、従者は行けるって」
「敬語は喋れる? 使用人のように、振る舞える?」
「……出来ない」
「僕が従者役としてキサラと行くから安心して。これでも鼻は人間より良いし、プレニの匂いを辿れるかも」
「駄目だ!!!」
今まで聞いたことが無い程大きな声でプラックが叫んだ。
顔が青ざめていき、駄目だ、と繰り返す。
「ごめん、姐さんごめん。俺たちのために黙ってくれてたのに。でもこうなったら、隠してちゃ駄目だ」
プラックはポツリポツリと過去にあったことを話始めた。まるで血を吐くようにして、言葉を押し出す。
「俺たち兄妹は、貴族の所有物だったんだ。アイツらは、絵を壁に飾るような感覚で半成を檻に入れる。俺たちは奴隷としてすら扱われなかった。屋敷に置いてある壺と同じ。そこにあって当然の、置物なんだ」
「それは」
「半成の子供は特に珍しいから、は、はく製にするって、アイツが。だから俺たち、助けてって。姐さんは、俺たちを連れ出してくれてっ」
「もういい。もういいよプラック」
「だから、行っちゃ駄目だタスラ。人間はまだ良い、人間ならまだヒトだと認識される。でも俺たち半成は……!」
嗚咽し出したプラックの頭を抱きしめた。
タスラは今どんな顔をしてるだろう。
「アイツが、この街まで追って来たのかもしれない。俺たちを連れ戻しに」
「プラック……」
「騎士様、騎士様お願いだ。俺たちはもうあんなところに戻りたくない」
「勿論そんなことはさせない。誰なんだ、その貴族とは」
怖い程の威圧感がのしかかって来る。爆発を抑えたような低い声音が、バゲル騎士の怒りを表しているのだ。
浅く呼吸を繰り返すプラックの耳を帽子の上から塞ぐ。ジェティさんが口を開くのが見えた。
「ドッシュバル。確か、そんな名前だった」
「ドッシュバル男爵か!」
いよいよ吠えるようにバゲル騎士が言った。その人物は「悪名高き」男爵だという。
「ドッシュバル家は元々爵位が上の貴族だった。何代か前、大きな罪を問われ男爵位に下ったが、野心は血に刻まれているようだな」
本来であれば侯爵位なのだと言いふらしていたのを、実際に見たことがあるらしい。先祖は哀れにも「王族」の策略に嵌まり、失脚したのだと。勿論誰も取り合うことはなかった。
当時明らかになった罪は言い逃れの出来ない証拠が幾つもあったのだ。
男爵は尚も言い募り、貴族社会では浮いた存在になっていった。……数年前までは。
「事業を幾つか持っていたが、どれも振るわず没落寸前とまで囁かれていた。それが突然、羽振りが良くなったのだ」
事業を成功させたと息巻いていたが、それらしい店も商会も存在していない。後ろ盾になる者が現れるとは考えられないようだ。
「落ちた貴族、と言われている。表に出せない生業で儲け、利を上げているのではないかと」
「酒も盗まれちまったしねぇ。案外、盗品を売り捌いてたりするかもだ」
「とにかく疑わしい家はわかった。紋章と照合し、確定した時点で男爵を捕縛して……」
「あの」
目撃された貴族の馬車に、疑わしい男爵。重傷の男、盗まれた大量のお酒。
半成だけが目的なら、余計な動きは幾つもある。更に時機を示し合わせたかのように、差し止められた目撃情報。
特定の標的はなく、欲しいと思った物は持ち主を殺してでも奪うと言われる、盗賊団。
「ゲンデンが、ドッシュバル男爵と手を結んでいたら?」
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