ロルスの鍵

ふゆのこみち

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盗賊の街編

Lv.130 無礼者

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 冬、春。その境目はどの国においても特別なものである。
二つの季節を前に執り行われる儀式は、代々神官がその役目を担ってきた。

 儀式自体は建国の頃から存在しているが、形式や場所は一切変わらない。
儀式として成立する形式の保存は言うまでもなく重要だが、儀式場も同様の位置づけであった。
故に、初代国王は神官には儀式そのものを、儀式場には戦士を遣わし、守らせたのである。

 神官は一代限り。つまり力のある者のみの着任・継承であるが、戦士は親から子へと役目を継がせ、やがて儀式場を守る一族となる。
 儀式場の近くへ居を構えた一族を中心に街が出来、いつからか儀式に併せ祭りが開催されるようになった。(一説によれば、神官たちを労おうとしたのが始まりだとか)。

 時代が流れて行くと、年に二度開かれる祭りは人々にとって親しみやすい恒例行事となり、規模が大きくなる。
次第に儀式に関わる神官や戦士だけのものではなくなっていき、民衆たちからすれば儀式よりも祭りの方が重要になった。
 儀式は神官のみで行われ、只人では儀式場にたどり着くことすら出来ない。
重要視されながらも民衆が詳細を知らず、神官以外が立ち入らないというのもまた、それが理由だ。
だからこそ昨今では儀式の季節というより祭りの季節、という認識が強いのだろう。

 時に森が、川が、滝が、聳える山が、洞窟の闇が常人を阻む。
人間の通れる道はただ一つ。旅する蝶テベ・フェアプの導きが無ければたどり着けず、蝶の入手は神官にのみ可能という話だ。
どんな仕組みかまでは、伏せられているが。


「濃霧の森か」

 書類を眺め、該当する街がどの儀式場に当たるのかを確認する。
街の地図に照らし合わせ、貴族の居住区画にそれぞれの家名を書き込んでいった。

「動きがあれば報告を。カウク」
「は。協会派は依然、大人しいです。しかし不信を抱いた者の離脱は避けられなかったようで、移動先はそれぞれ騎士派、貴族派になります。派閥を離れたもののどこからも受け入れられない、そんな者も中には居るようですが」
「ケルメ、神官派はどうだ」
「はい。『中央塔崩壊に際し神官ウィップ不帰』と報告を受けたためか安心しきっています。こちらからの離脱はありません」
「レウ」
「中立派への接触が確認されました。魔術師派は特に動きがありませんが、貴族及び騎士派、協会派、神官派は共に引き抜きを打診しています。既に離脱者数名。名簿を作成しました」
「見せろ」

 名簿には派閥離脱者、打診段階、接触された貴族たちの名前があるが、見た限り痛手ではない。
協会派の中には中立派へ合流しようという動きも見られたが、泳がせておいた方が良さそうだ。

「厄介なのは貴族派たちの勢いか。結束力が高まっただろう」
「いえ、それが……コルテフェルト公爵への不信感の方が強いようです」
「うん?」

 思わず手を止め、レウの顔を見た。
コルテフェルト公爵と言えば、厳格な人物として知られている。幼き時分にはよくネチネチチクチク嫌味で刺されたものだ。
 嫌われる相手にはとことん嫌われるが、一方で信奉者も多いはず。それが、不信感。
全く結びつかない言葉に眉を寄せた。

「そもそも、宰相をしているのだ。有象無象が多少の不満を抱いたところで何の不思議も無いが、一体どんな政策提案をした」

 会議にかける前に原案をどこかへ持ち出したとしたら、正式なものではないため自分が知らなくても不思議はない。そんな事情から政策に関することだと思ったのだが、レウはそうではないと言う。

「何もしていないのです。表立った行動は、何も」

 妙な話だ。公爵や宰相といった立場が関係ないとするならば、一体何があったというのか。
ちょうど書き込んでいた家名に手が止まる。シャムル家。コルテフェルト公爵家に長く仕える家だ。
どうせ出向くのだ、この家の人間から詳しい話を聞き出せばいいだろう。

「レウ、ここに座りなさい」

 レウを呼び、椅子に座らせる。
その意味するところを理解したのか、三人は気を引き締めるように背筋を正した。

「ケルメとカウクに補佐を任せなさい。不明点があれば自分たちで解決しようとせず、私に必ず連絡を。良いね」

 コクコクと三人が頷いた。
しかしレウの顔は自分とそっくり同じに作りかえられているため、妙な気分だ。

「ケルメ、転移陣の用意を」
「お任せください」
「カウク、荷物をここへ」
「はっ、ただいま」

 魔法使いは数少ない貴重な人材だ。ケルメもその一人である。
彼女は時々、驚く程の忠誠心を示してくる。
 本来高額で買い取るべき転移陣なのだが、私の使用に限っては一切報酬を受け取ろうとしない。困ったものだ。
 ケルメのみならず、カウク、レウも彼女に勝るとも劣らない忠誠を、どうやら私に向けているらしい。
カウクは私の傍へ仕えるため自ら片目を潰し、レウは私の影武者となるべく自分の顔を捨てた。

(私は一体彼らに何をしてしまったのか)

 永遠の謎とも言っていい命題だが、やることは山積みだ。解いている暇はないと後回しにしていたら彼らはいつの間にか仕事を覚え、雑務はほとんど取り上げられた。
特に驚いたのは好みの対象を、人物から食材、趣向品に至るまで把握されていたことだ。どうやって調べたのやら。

 時折、貴族社会そのものや対立する相手よりも私に跪く三人の方が余程、と思うことがある。勿論口にはしないが。
友人にそれとなく相談を持ち掛けたこともあるが「好かれてるねぇ」という全く具体性のない返答しか得られず、諦めた。
 諦めはしても疑問は解消されない。ふとした拍子に頭を悩ませる問題だ。
ギシィ、と歯ぎしりをする音が聞こえた。顔を上げると三人とも同じような顔をして書面を睨んでいる。
カウクは一体いつの間に戻ったのか。

「ああ、この街か。例の男爵が居るというのは」

 ドッシュバル男爵家。男爵位にあるものの、立ち上げた事業が成功したようで財力はそれなりにある。
ただ思い上がりが甚だしく、私のみならず我が弟までもを侮り無礼な態度を取った男だ。
 だらしなく肥えた腹は、揺れる度に不快感を抱かせる。
ギトギトとした顔に長く目を合わせられず、皆やや下を見てしまうというのがよく見られる光景だ。笑えば空気が潰れたような音と共に体がどぅるんどぅるんと揺れ動き、眉を顰めるしかない。

 全く同じ体型をしているリダレウト伯爵は、不思議なことにドッシュバル男爵とは真逆の印象を抱かせる。
食事の場面ではどんなものも至福の表情でお食べになられるのだが、それがとても癒されると評判だ。社交界ではこれもいかがですか、と次々菓子や料理を勧められており、食べっぷりも爽快だ。
 リダレウト伯爵が美味しそうに食べれば「自分もあれが食べたい」と皆が考える。次の日に同じ物を手に入れられるかが腕の見せ所だろう。
 ふっくらと出た腹はふかふかで、触りたいと考える人間も少なくない。彼の娘が頬をぴったりつける様など、羨ましいと誰もが口を揃える程だ。無論、私も一度は触ってみたいと思っている。

 この差は、一体。
やはり人柄が関係しているのだろうか。

「男爵の元へ赴くのですか」
「私が代わりに向かいましょう」
「いや、私が行く。油断を誘うのも目的の内だ」
「しかし、この、この男。あろうことかダルコスタ様をか、か、格下などと宣ったのですよ!? 一目でも見ようものなら目が腐ってしまいます!!」

 レウの叫びにケルメとカウクがビキリと青筋を浮かび上がらせた。
そんなこともあったか。ファルドへの無礼な態度へ憤っていたので、自分への侮辱など耳にも入らなかった。

「嫌な予感がします。この男、ろくでもない噂が絶えません。聞くに堪えず、見るに堪えず。明らかに貴族ではない者たちを従えていたという話もあります。もし身の程知らずの暴走で御身が危険に晒されでもしたら!」
「ケルメの言う通りです。やはりここはこの、レウめが」
「もしくはこのカウクをお供に!」
「何をどさくさに紛れているの、そんなこと許さないわ。私、私をお傍に!」
「はっ!? 私は、私はお傍に居られない……」

 影武者が本人と並んでいては問題だ。レウはその点に気が付いてさめざめと泣き出した。
私の顔でそんなことをするな。

「視察部の不審な動きについても探りを入れる。お前たちはこの名簿の人間に監視をつけろ」
「「「御意のままに」」」

 当面の課題は人手が足りないことだ。
レウ、ケルメ、カウクが居れば中立派陣営に関して事足りるが、他にも駒が欲しい。
シャムル家。コルテフェルト公爵家から離れるのであれば、是非確保しておきたいところだ。

「転移先の指定が完了しました。いつでも行けます」

 ケルメの言葉に頷き、広げられた陣の上に立つ。
荷物は私が転移した直後に届けられるだろう。

「留守はお任せください」

 恭しく礼を取ったレウに併せ、ケルメとカウクが頭を下げた。
駄々をこねてはいたが「いってらっしゃいませ」と口にした以上、やるべきことを成すだろう。


 トン。いつものことながら丁寧に飛ばされたので、着地音が小さい。

 転移先は濃霧の森点前、誰にも目につかない小屋の中。
窓の外を覗くと、祭りは近いのだと感じさせられた。
城の中で忙しくしていると、中々四季の移り変わりを感じられない。秋が終わりに差し掛かっていることに、私は初めて気が付いたのだ。

(年内に片が付けば良いのだが)

 今回用意した身分は、ファルドと同じく庶民のものだ。こうすれば従者役を用意する必要もない。

『神官用の宿舎へ向かっていただければ、こちらと連絡の取れる魔導具があります。後のことは彼らと合流すればわかるはずです』

 パドギリア子爵の言葉通り、まずは神官用宿舎を目指す。
キサラという少年に、バゲル騎士か。会うのが楽しみだ。





 私は小屋を出てから北門を過ぎ、わざわざ東門から街へ入った。
例のドッシュバル男爵の屋敷が西門寄りだからだ。単純に顔を合わせたくない。
関所を抜けると、物々しい空気に気が付く。そういえば「令嬢と見られる少女が誘拐された」のだったか。
 盗賊団ゲンデンに、ヴェロデスに、儀式に祭り。さぞかし多くの人間が頭を抱えていることだろう。

 宿舎到着後は、まず盗賊団ヴェロデス捕縛のために集められた騎士たちの内情を探る。
街へ現れたという「第五王子」はそこから接触出来るはずだ。
今回の捕縛の件を視察部が把握していないことは明らかだ。一体誰が動かしたのかが問題である。
たどり着くための糸口は、現状バゲル騎士に接触した「第五王子殿下」のみ。私は方角を確認し、歩き出した。

 乗り合いの馬車に乗る為、駅へ向かう。
どの門から入っても宿舎まで距離があり、歩きで向かえば日が暮れるどころか朝になる。
ところで、乗り合いの馬車を見かけたことはあっても乗ったことは無い。わからなければ「田舎から出て来た」と言えば良いと言ったのは、確かカウクだ。

 私は辺りの景色を頭の中の地図と照らし合わせ、興味を持った物の前では足を止めた。
一本道を外れれば治安が悪くなることも多いのだが、この街はどういうわけかそういった側面を見せない。
儀式場に近く、祭りを開く関係で巡回などに力が入っているのかもしれない。
だとすれば、視察として訪れても有意義に過ごせる。治安維持はどこへ行っても重要な課題だ。

 何より、たった一人で(荷物はあるが)身軽に歩くのは気分がよかった。
ファルドもこれをいち早く味わっていたのなら、今後身分に拘ることもないかもしれないな。
私はとても気に入った。外に出るときは庶民になろう。

「ひ、きゃあああああ!!」

 もうすぐで馬車に乗れるというところだった。
悲鳴を聞かないふりなど出来ず、私はすぐさま声の上がった方へ向かう。
血濡れの男が倒れているのを発見し、駆け寄った。
見たところ悲鳴を上げたご婦人に怪我はないようだ。

「おい、大丈夫か」

 見開かれたまま動かない目を見て、遅かったことを悟る。
血は既に乾いていた。ご婦人はこんな時間に酔っ払いかと呆れて寄ったが、既にこの状態だったと証言。辺りには人だかりが出来始めていた。
「自警団を呼んでくれないか」と声掛けをすると、何人かが役人や兵士を呼ぶと言いながら駆けて行った。
自警団は居ないのか?

 それにしても、到着直後にこれか。
溜息を吐きたくなる気持ちを抑え、男の様子を検分する。
服の破れ具合からして、刃物で一突きか。刃渡りが不明なので傷の深さはわからないが、相当強い力で押し込まれたようだ。骨が折れている。
馬乗りになって体重をかけたと見られた。

 体を起こし、傷が貫通していないことを確認する。背中に血は付着していない。
傷の状態を見るため服を捲り上げると、腹部に見覚えのある刺青が現れた。

(ゲンデンか)

 幸い私の背が目隠しとなり、周囲の人間の目には入らなかったようだ。騒がれる前に男から離れ、人だかりに紛れた。

 盗賊団ゲンデンの人間が、殺された。報復が起きればこの街は更に荒れるが、これが単なる切り捨てであったのなら。

「この男は……」

 隣に立った男が険しい顔をしてゲンデンの男を見下ろしていた。
服装は、神官。すぐ後ろには神官付き従者の姿がある。
少年は神官見習い「役」という話だ。彼に連れて行ってもらおう。

「すまない神官殿。キサラという神官見習いに会いたいのだが、どこへ行けば良いだろうか」
「失礼、どなたでしょうか」
「私の名はダルコスタ。パドギリア子爵の使いと言えば伝わるだろうか」
「そうですか、パドギリア子爵の。私はファリオンと申します」

 街から専用の馬車が支給されているようで、乗り場へ行く手間が省けた。
馬車へ乗り込むと早速、ファリオン殿が切り出す。
私がどこまで事情を知っているのか、立ち位置はどこなのか。それを見極めたいらしい。

「紋章に詳しい人間を遣わすということでしたが、貴方は紋章官なのですか」
「助手を勤めたことがあるだけだ。それよりも、あの男を知っているようだったが」
「顔見知り程度の間柄ですが。彼は貴方と同じ人物を探していたのですよ」
「ゲンデンが、少年を?」
「一度街中で揉めたようです。以来しつこくキサラさんを追っていたようなのですが……」

 ゲンデンの目撃情報あり。
視察部へ報告が上がった直後、目撃された男が殺された。
捨て置けと命令を下したのは「第五王子」。報告を挙げたバゲル騎士は本件と無関係と見て良い。
中央塔襲撃は彼の不在を狙ったかのではないだろうか。

「ダルコスタ様」

 つい口端を上げた私を見て、ファリオン殿が問いかけるように声をかけてきた。

「『殿下』が指示を出したという話があまりにも、おかしくてな」
「……」
「憲兵隊視察部の不審な動き、か。笑わせる」

 驚いたように目を見張る様子が見えたが、私は最早表情を取り繕えない。
獰猛な獣の如く、牙を剥く。

「こんな屈辱は初めてだ」

 王は、婚姻を結ばない。
神官派の貴族はファルドに対してシュヒアルという令嬢との縁組を勧めた。
それは即ち、王族の地位を返上しろということ。王位継承権を放棄しろという、厚かましい要求だ。
発言した者を調べれば、派閥は違えどドッシュバル男爵の縁戚に当たることが判明した。
一体どこまで我々を貶めれば気が済むのか。

「各門への通達は解除されていないな」
「はい」

 今回、通達のために使われたのはパドギリア子爵直筆の書状。
対象はモンドレフト伯爵家令嬢。子爵家と伯爵家の連名とも取れるその書状は簡単には覆せない。
モンドレフト伯爵以上の爵位、もしくは権限を持っていることが第一条件だ。
各門へ出された通達の撤回がされていないのは、両家の家格に権限が及ばないということ。

 「第五王子」がゲンデンを庇うような指示を出した。しかし関所には規制がかけられ、バゲル騎士に出くわしたが最後確実に捕えられる状況だ。
そんな中でゲンデン側の人間が通達を撤回しないのは、単にそれが出来ないからだ。
また、権限を持たないという事実こそ「第五王子」が偽物であるという証明になる。

「バゲル騎士とやらにこれを渡してくれないか。王族紋について書かれている」

 バゲル騎士が騙されたのは、頬の王族紋が原因だった。王族紋とは王族以外が持たぬ証。
王族は滅多なことでは王城から出ないため多くの貴族は知らずにいるようだが、王城から出れば王族紋は
王族の領域と定められた場所、明確に影響を及ぼす範囲でのみ、姿を現すのだ。

 ……一時的であっても「王族の領域」だと大地から認識されれば、その限りではない。
対魔獣戦で結界を展開した際は、結界内に居る間限定的に浮かび上がっていたようだ。

 疼く手首をなぞり、前へ座る男に努めて明るく笑いかけた。


「それで、預言者の弟子が何故神官の真似事を?」




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