ロルスの鍵

ふゆのこみち

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盗賊の街編

Lv.127 実感

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 疑似空間へ降り立ってすぐ、倒れ込むようにして寝転がった。
そういえば、どうして地面だけ元通りなのだろう。
頬を押し付けながらぐったりと身を預け、目を閉じた。

「今日はなんだか疲れた……」

 ゴロンと仰向けになると、視界に真っ黒な羽根が現れる。
深い紫がこちらを見ているはずもないのに、突然恥ずかしくなって慌てて起き上がった。
地面はあっても、以前のように椅子や机があるわけじゃない。それがどうしてかナキアを遠く感じさせ、酷く落ち着かない気持ちにさせた。

 魔法でなんでも出来るなら、いっそ僕が作ってしまってもいいんじゃないか。
この空間に雨は降らないだろうが、それでも屋根は欲しい。砂時計さえ見えれば問題ないだろう。
 思い描いたのはロルスに見せてもらった景色の中、隅の方にポツンと建てられた東屋だ。異端の天使たちが集っていたあの場所は居心地が良さそうだった。
ぐうぅ、と柱が僕らを囲う様にして上へ伸びる。柱同士から屋根の外枠部分が広がって行き、そこを膜が覆えば透明な屋根の完成だ。これなら砂時計を見ることが出来る。

「再現に特化しているんだな、ここって」

 記憶が目の前で見られることといい、黒液を相手取った時といい、僕がぼんやりとでも断片を持っていればそこから形成されていく。
頭の中で描いたことを構築していく現実とでは違った魔法の在り方だ。
 チラ、とナキアを見た。
今僕らの間に机なんて出したって仕方がない。意識がないまま椅子に座らせて対面するなんて、まるで人形遊びのようだ。

 人形。
何気なく浮かんだ言葉にゾッとした。

「今日は、というより今日も、か。色々あったんだよ」

 ありすぎたくらいだが。
誤魔化す様に口を開いた。財布を盗られそうになったところをジェティさんから助けてもらって、バゲル騎士やバノさんと再会し、シャムル様が幽霊退治を依頼して来たと思ったらシュヒの居場所もわかって、酒場では空気に飲まれて目を回す……。
ああ、濃い。濃い一日だった。

 酒場からの帰り道、イヴァが言っていたことも気にかかる。

『お前が目潰しした奴居ただろ。アイツ、どっかで見なかったか?』

 誓って言うが、僕に目潰しをしたという意識はない。結果的にそうなってしまっただけだ。
牛乳を顔に被ってシクシクと体を丸めた姿はバノさんに通じるものがあるな、なんて失礼なことを考えはしたが、彼自体に見覚えがあるかと言われると微妙だ。お世辞にも記憶に残りやすい顔とは言えない。
特徴を上げるならそばかす、だろうか。

 旅立ってから出会った人達は既に村の人口より多く、余程のことがなければ記憶に埋もれてしまう。個性が強く印象深い人はそうそう忘れられないが。
例えばテネスさんや若様の横に僕が居たとして、僕自身を覚えていられる人なんてほとんどいないだろう。それと同じだ。

 このときはファリオンさんが「目潰し」にどんな反応を示しているのかが気にかかってそれどころではなかった。
そこで、誤魔化す様に後の方針について話し合うことにしたのだ。


『ゲンデンのことはバゲル騎士に。この件と幽霊、いえ、シュヒアルの確保をキサラくんにお願いします』
『僕も出歩いていいんですか?』
『常駐する神官たちとの顔合わせなども予定に組み込まれたので、そろそろ自由が効かなくなってきました。つまりはちょうどいいです。勿論ゲンデンには気を付けてもらわないといけませんが』
『あ? 常駐が居んのになんで儀式ってのはそいつらがやんねぇんだ』
『石板を森から街に移して、常駐の神官たちが儀式を執り行う方が楽ですよね? 慰問の神官が必要だとしても到着時に役目は終えたはずなので、後のことは任せてしまってもいいんじゃないですか?』
『それが出来ないから私たちが必要だったのだと思いますよ。少なくとも私は儀式参加出来る神官がただの神官だとは思っていません。影響力が強く、一か所に留まれない。例えるなら、そうですね……私のような立場だとは考えられませんか?』

 ファリオンさんは、預言者の弟子と同じで権力に偏りを生む立場にあると考えているようだった。
僕としては儀式がどんな風に行われるのかが気になる。特別な何かがあるのだろうか。

『何より、私が危険視しているのはシャムル様です』
『貴族の割に無害そうだったがな。腹の探り合いどころか隠し事なんて出来ませんって顔してたぞ』
『当人はそうでも、彼女の後ろに居る人間たちまでそうとは限りません。シャムル家であれば私が預言者の弟子だと知ったところでどうにもならないでしょうが、彼らの主なら』
『コルテフェルト公爵家、ですか?』
『ええ。かの家のご当主は現役の宰相です。とんでもない大物ですよ』


「シャムル家が管理を任されていたお屋敷にシュヒが現れて、それを偶然見た人たちが幽霊だと思い込んだ、ってことなんだけど。世界って案外狭いね。誰にも知られない内に処理したいって相談を持ち掛けた相手が、僕らだったんだから」

 村の外はどこまでも広いのだと思っていた。
しかし実際出て見ると、思いがけないところに人の縁があって、繋がっている。図らなくたって別れた相手と再会出来るくらいだ。

「ナキア、今君が遠くに行っているのなら、きっとそこにも果てがあるんだろうね」

 ナキアが眠りに落ちてから、気が付いたことがある。
まず、あちらが目を向けてくれなければ決して視線は合わない。
僕が一方的に話をしたって、相槌を打ってくれていた。無言のときだって、表情に、目線に、空気に、反応があったことを知る。

 不意に思い出したのは大戦だ。
戦いを掲げた人間たちも、こんな気持ちだったのだろうか。
失うとは、きっと、今のような。



「キサラ、起きろ」

 いつの間にか夢が終わり、朝になっていた。時刻は青日せいびだ。
すっかり寝坊したようで、シーラまで起こしに来ている。
ボンヤリとする頭でのそりと起き上がり、やっとの思いで寝台を後にした。

「キサラくん、おはようございます」
「おはようございます……」
「キサラおはよう。もう朝ご飯は出来てるから席に着いていいよ」
「ありがとう」

 眠すぎて瞼がくっついたままあくびをする僕にファリオンさんが苦笑した。昨日は大変でしたね、と。
そうだとも、大変だった。すごく、大変だったのだ。
 あの後ジェティさんにゲンデンの下っ端が僕らを探している、巻き込まれる可能性がある、と伝えたのに「望むところだ」と返されてしまった。
酒場が大いに盛り上がり、夕飯があるからと断っても中々酔っ払いたちが離してくれなくて。

「ファリオンさんが助けてくれれば良かったのに」
「あの面々では私なんて簡単に抑え付けられてしまいますよ」

 ここぞとばかりに細身だと主張してくるが、昨夜は片腕でひょいひょい酒樽を運んでいる姿を見た。
魔術を使っているのかもしれないが、少なくともただの細身は並々と酒が注がれた樽なんて持ち上げようとも思わない。僕なら間違いなく転がす。

「魔術を使うまでもなくシュヒアルの居所がわかったのは幸いでしたね。一件落着です」

 解決なんて一つもしていない。
思わずムッとして睨むがどこ吹く風だ。

「シャムル様はシュヒを幽霊だと思っているんですよね? そのままにしていたら不都合が起きるんじゃないですか」
「おや、そこに気が付くとは。流石ですね」
「いつ突っついてやろうかって顔に書いてありましたよ。褒められた気がしません」
「君に隠し事は出来ないですね」

 まったく白々しい。
「隠し事」を強調する辺り、僕の隠していることを白状させたいみたいだ。
これまでの態度は揺さぶりに他ならない。僕は良いように転がされている。

「この先、社交界の場で顔を合わせるかもしれません。よって誤解は解いておく必要があります。体から魂が離れてしまった生霊、とでもしましょうか。これならシュヒアルが生きていても問題ないでしょう」
「でもそうすると、シュヒアルちゃんとラギスさんが恋人同士みたいだね」
「え?」
「男女の生霊が二人で居るなんて、『障害があるけど添い遂げたい』と思ってるみたいじゃない?」
「そういうものなんですか?」
「いえ、どうでしょう」

 僕らでは思いつきもしない発想だが、シャムル様が同じことを考えればそれは醜聞として広まりかねない。
ファリオンさんと僕は思わず顔を見合わせた。

「確かに、シュヒアルのことを全く知らない第三者から見れば男女の仲であると勘繰られる可能性もありますね。盲点でした」
「生霊として出て来た理由、居場所を伝えようとしたってことならどうかな。従者ならシュヒアルちゃんを庇って一緒に居たとしてもおかしくないでしょ?」
「違いがいまいちよくわかりませんが、そうなればシュヒアルやその従者が何故この街に居るのかが問題になりますね。誘拐だと解釈されたら取り返しがつきません」

 転移陣で飛ばされたという事実が明らかになれば、それこそ誘拐として成立してしまう。状況から犯人として「セルぺゴ」が引っ張り出され、それを見逃したパドギリア子爵にまで害が及ぶ。

「その辺りは追々詰めましょう。まずはシャムル様にキサラくんを差し向け、納得していただきます。シュヒアルの正体が幽霊ではないこと、出来れば魔女である事実を隠すこと。これさえ押さえていただければ結構です。幸いにも彼女は勢いで押し切れそうな方なので、何かあっても誤魔化しが効くでしょう」

 何故だろう、神官服に身を包み笑みを浮かべたファリオンさんが極悪人に見える。
僕の口からはハキハキと「わかりました」と出て行くのだが、面白がるように目が細められた。

「シーラさんは私に付いてください。タスラくんはキサラくんの従者役をお願いします」
「わかりました」
「コルラス、シーラのことよろしくね」
「いいよー」
「何かあれば風の民を通してキサラくんにお伝えします。シャムル様と接触があった場合は上手く誤魔化してくださいね。では行きましょう、シーラさん」
「行って来ます!」
「いてくる~」
「いってらっしゃい」

 僕らはファリオンさんとシーラ、コルラスが出掛けて行くのを見送ってすぐに中庭へ出た。
いつの間にかウィバロも出てきていて、井戸の前に立つ。

「精霊魔法の練習ってやっぱりここでしてたの?」
「練習っていうよりは、洗濯物をちょっとね」
「洗濯物? 何も干してなかったけど。あ、まさか」
「魔法って便利だよね」
「短時間で乾かしたんだ。どうやったの?」

 キラキラと好奇心に満ちた目で見つめられると、悪い気はしない。
イヴァとウィバロの二人は元々魔法に精通しているので、ああだこうだと頭を悩ませるのは僕とタスラだけだ。

「実はウィバロからも色々教えてもらってるんだけどさ、土の属性って自由度が高くて」
「そうなんだ。風の属性は何でも簡単に出来そうに見えて意外と扱いが難しいよ。ここ一面水浸しになったんだから」
「えっ、全然気付かなかった」
「イヴァの力を借りて辺りの水を蒸発させたんだ」
「そんな使い方も出来るんだね。火の属性は攻撃にしか使えないと思ってたよ。それか薪にくべるくらい」
「僕も。案外日常面でも使えるのかもしれないね。風と掛け合わせると熱風にしたり出来るんだよ」
「前にやってた属性付加ってやつ? 土と炎だと何が出来るかな」
「土を焼き固めれば陶磁器を作れるんじゃない? 鉄を溶かしたら鍛冶師みたいなことが出来るかも」
「すごいすごい! キサラ、今度やってみようよ」

 熱が重要になるから、僕とタスラというよりはイヴァとタスラの魔法練習になる。
けれど純粋に見て見たいし、陶磁器が自作出来るならやってみたい。

「魔法を使わなくても出来ることの方が多いかもね」
「それでもいいよ、一回ちゃんとした魔導具を作ってみたかったんだ」
「対魔獣戦で罠を作ってなかった?」
「既存の物を掛け合わせて、だよ。廃品とかをもらったんだ」
「それでも充分すごいと思うけど」
「一から部品を作れたらどうなると思う? それこそ、ドワーフみたいに」
「うわぁ、ドワーフか。本格的な職人みたいでかっこいいなぁ」

 僕らは興奮気味にどんな物までなら個人で造れるか話し合った。
細かい部品類は実現出来ないだろうが、大きな物ならどうだろう。
今ここにテネスさんが居たなら、色々なことが質問出来たのに。僕とタスラは彼女が居ないことを惜しんだ。

「おい、誰か来たぞ」

 イヴァの言葉にピタッと動きが止まる。
ウィバロも加え白熱していた素材談義は一旦お開きとなった。植物系の素材についてまだ話していないのに。

「出て来るね」
「僕は食堂に居るから」
「了解」

 従者役なので当然、来客を迎え入れるのはタスラの役割だ。
突然の訪問に居住まいを正す。やって来るのはバゲル騎士か、シャムル様か。
……タスラが連れて来たのはその両方だった。

「先客が居らしたのだが、お邪魔だっただろうか」
「いえ、あの、私の問題など些細なことですわ。どうか騎士様、ご遠慮なさらないでください」

 そうきたか、と思ったのは僕だったのか、イヴァだったのか。
バゲル騎士にはゲンデンのことを伝えたいし、シャムル様には幽霊の件で僕が対応すると申し出たい。どちらも個別で話がしたかったが、同時に来てしまった以上揃ってもてなすしかない。

「タスラさん、お二人にお飲み物を」
「はい」
「先触れもなく訪ねてすまなかった」
「私も、お約束があったわけではないのに突然押しかけてしまって」
「どうかお気になさらないでください。神官が出ていますので、私しかもてなせませんが」
「構わない。君に用があって来た」
「私も、構いません」

 同席に関しても快く受け入れてくれて助かった。
部屋数はあるものの、応接室の類はない。本当に宿舎としての役割しか持たないところを見れば、普段はここに来客がない、もしくは許されないのだろう。

「それで、どのようなご用件でしょう」
「顔を見た時点で済んだようなものなのだがね。どうも君を探している男たちがいるようで、気になってな」
「この通り、無事です」
「連中に心当りは」
「あります。ちょうど良かった、その件で渡したいものがあるので少し外してもよろしいでしょうか」
「ああ、頼む」
「シャムル様、失礼します」

 シャムル様も軽く礼をして答えてくれた。
こんな場面で席を外すなんて本来なら咎められてもいいところだが、バゲル騎士が許可しているのに彼女が引き留めるわけにもいかない。
 サッと自室代わりの部屋に駆け込み、備品として提供された紙に概要だけ書いていく。
口頭がダメなら手紙を書けばいいのだ。

『盗賊団ゲンデンの目撃情報あり』

 簡潔にそれだけ書くと小さく丸めて紐で留めた。
これが回答でもある。

「お待たせしました。こちらになります」
「……君の無事を確認出来て何よりだった。今日はこれで失礼する。セリネトゥア嬢、ご一緒出来て光栄でした」
「こちらこそ、バゲル騎士」

 飲み終えた器を置き、バゲル騎士が席を立つ。
見送りは不要とのことだったので、椅子の横に立ち上がって頭を下げた。
シャムル様も同じようにバゲル騎士の背に礼をする。僕が退席中簡単な挨拶を交わしていたらしい。

 バゲル騎士をその場で見送った後、僕らは再び席に着く。
シャムル様はバゲル騎士の存在に緊張していたのかホッと息を吐いた。

「騎士様がいらっしゃるとは思わず、驚いてしまいました。キサラ様はバゲル騎士とも面識が?」
「以前旅の途中でお会いしました。その時からのご縁で、良くしてもらっています」
「そうなのですか。ロヴェレンチェ家の方々が派閥などにご興味を持たれないとはいえ、騎士派寄りの方だと思っていました。お声をかけられたときは見咎められてしまったのかと」

 騎士派の人間からすれば、神官を頼るなんてあり得ないことだ。あくまで命令する立場でなくてはならない。
供も付けず自ら出向いたところを見咎められれば、貴族社会にシャムル様の居場所はなくなるだろう。

「キサラ様、幽霊退治の件はどうなりましたか」
「力不足かもしれませんが、私が当たらせていただきます。神官はご存知の通り、儀式前の準備で手が空きませんので」
「まぁ、手伝っていただけるのですね。良かった……」

 喜色満面の笑みを向けられると、なんだか申し訳なくなってくる。
シュヒがすみません、という具合に。とはいえ合流は喜ばしいことだ。

「早速ですが、お屋敷はどちらにありますか」




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