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19 新しい朝
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カーテンの隙間から朝の陽の光が差し込んでいる。二階の自分たちの部屋の向きではありえない光景だ。寝ぼけ眼で周囲を見回し、自分が身を寄せていた相手に目をやって、ようやく遥奈は頭がハッキリとしてきた。
普段であれば目覚まし時計よりも早く目を覚ますのだが、さすがに今朝だけはそうもいかなかったらしい。何しろ、二泊三日の林間学校から帰ったその日の夜に、妹の亜紀と一緒に義父とベッドを共にしたのだから。
口付けを交わし、肌を合わせ、姉妹二人と義理の父親は、三人川の字になって淫らな夜を愉しんだのである。
そして身も心も満足しきった遥奈は、愛しい男に寄り添いながら、夢も見ないような深い眠りに落ちていたらしい。
好きな男の腕枕で、爽やかな朝を迎える。
それは、女の子が夢想する可愛らしいロマンスの一つである。
遥奈の視線の先に、那津男の寝顔が見える。義父の逞しい胸に手を当てながら、いまだ夢見心地の少女は、ほうと溜息を吐いた。
「……で、亜紀は何をしているの?」
「ふへ?」
視線を那津男の下半身に向けると、朝立ちで硬くなっている那津男の肉棒を、妹の亜紀が咥えていた。遥奈と同じく、何も身に着けていない。
「パパのが元気だから、起きる前から、する気まんまんなのかなーって……」
「そんなワケ無いでしょう! 男の朝の生理現象よ!」
「冗談だよ。知ってる知ってる」
妹の歳で、なぜ知っているのかという疑問が浮かんだが、すぐに以前の学校で亜紀が借りたという少女マンガを思い出した。遥奈も読んでみたのだが、今時の少女マンガは……、などと思ったものである。
それに、姉と那津男の情事を覗いていたという事は、母親の情事を覗いていた事もあったのかもしれない。以前に住んでいた安アパートで、襖の向こうから一晩中、男と母親の嬌声が聞こえてきた事もあったのだ。幼い亜紀は寝ていたと思っていたのだが、実は寝たふりだったという事もある。
遥奈は身を起こし、大きく伸びをした。母親の芙由美は巨乳と言っていい見事な果実を胸に揺らしていたが、娘の遥奈も歳に比べてサイズは大きめだ。カーテンの隙間から漏れる陽光に照らされて、形の良い乳房がプルンと揺れた。
「朝御飯の用意をしてくるわ。いくら日曜とはいっても、程々にしておきなさいよ」
「どうせ、今日は一日、パパとここいると思うけど?」
「亜紀は昨日からずっとでしょうに……。お義父さんも寝たふりは止めて、早く起きてよ。日曜日は家の掃除って、前から決めているでしょ」
「おっと、バレてたか」
「パパ、おはよー」
「はい、おはよ。遥奈も」
「おはよう、お義父さん」
「なあ、遥奈。今日くらいはいいだろ? せっかく親子三人でいるんだ。家族サービスってヤツだよ」
そう言いながら、身体を横たえたまま、那津男は遥奈の白くて綺麗な腿に手を当てた。すすすと遥奈の腿を撫で回し、その指先で義理の娘の媚肉に軽く触れる。
「ふ……」
それは僅かな刺激であったが、昨夜からずっと義理の父親と戯れていた身体は敏感に反応した。遥奈の口から、甘くて切ない吐息が漏れる。
「こ、こんなエッチな家族サービス、聞いたコトが無いんだけど……」
「こんなに仲の良い家族は、ウチくらいのもんだからな」
確かに、今の遥奈たちの関係は良好だ。円満な家族関係と言っていい。だが、那津男の言う「仲の良い」というのが、義理とはいえ親子で肉体関係を持つ事を指しているのだから、遥奈は素直に頷けなかった。
那津男と亜紀との関係を受け入れたとはいえ、遥奈はいまだに自分を常識のある人間だと思っているのである。
そんな娘の心境など知らないと言った風に、義理の父親は口を軽く開けて舌をチロチロと揺らした。
「遥奈……」
「ん……ふ……」
義父の求めに応じて、遥奈は那津男と唇を重ねた。仰向けに寝たままの義父に覆い被さり、乳房を押し付ける。
「それじゃ、あたしが先にパパをもらうね。お姉ちゃんはキスに夢中だから、いいよね?」
確認の体をとりつつ、相手の返事を待つ事無く亜紀は那津男の肉棒に跨った。幼い無毛の媚肉に、義父の赤黒い亀頭を押し付ける。義父のモノを舐め回していた亜紀は、すでに性的な興奮に満たされていたのか、可愛らしい媚肉の割れ目は淫らな汁で濡れていた。そのおかげなのか、小さな身体に大きな男のモノが、なんなく飲み込まれていく。
「んん……んああっ! は……あ……」
那津男に聞いた話では、亜紀が処女を義父に捧げたのは、ほんの三日前だ。なのに、男のモノを受け入れるその様は、随分と慣れているように見える。自分の不在だった二泊三日の間に、亜紀はどれほど那津男と交じり合ったのだろうか。
オンナの顔を見せて肉棒を蜜壷に飲み込んだ妹は、陶然とした表情で気持ち良さげな声を漏らしていた。だが、遥奈を見て、何かに気付いたような顔をする。
「お姉ちゃんも……、んんっ! パパに、してもらったら? パパの……舌……、とってもいいよ……あああっ!」
幼い少女の身体で淫らに腰を動かす亜紀が、そんな事を言い出した。今の那津男の態勢で、女の部分に舌の愛撫を受けるのなら、遥奈は男の顔に跨る事になる。
「亜紀は歳の割りにエロい事をたくさん知ってて驚くよな。子供のくせに、エロマンガで勉強したらしいぞ」
「少女……マンガだよっ! ああんっ!」
妹の抗議は無視して立ち上がると、遥奈は那津男の頭の上に膝立ちになった。義父の肉棒を蜜壷に納めている妹と向き合う形になる。そして、ゆっくりと腰を落としていった。
那津男に秘所を舐められた事が無いわけではない。だが、これまでは遥奈の方が受け身であり、自分から女の部分を男の顔に押し付けるような態勢は初めてである。
多分、傍から見れば、とんでもなくイヤらしいポーズをしているのだと遥奈は思う。
「もっと、腰を落としていいぞ」
「んふあっ!」
さすがに那津男の方は初めてではなかったようで、抱えるように遥奈のお尻を掴むと、顔に押し付けられた義理の娘の秘所をベロベロと舐め回し始めた。
遥奈の身体を、甘くて淫らな快感が下半身から迸る。普段、義理の父親に跨っている時は正対した騎乗位なので、大抵は那津男と両手を恋人繋ぎにしていた。だが、今は逆向きで、那津男は娘のお尻を撫で回しており、手の行き場が無い。媚肉から来るストレートな快感に身体を震わせながら、遥奈は両手をフラフラと彷徨わせた。
「お姉ちゃん」
と、正面で那津男と交わっている妹が姉を呼んだ。腰を前後に動かしながら、甘く淡く微笑んでいる。そして、両手を遥奈に向って差し出した。
遥奈も両手を差し出し、亜紀と手を繋ぐ。
そして、妹とキス。
血の繋がっていない那津男とは違い、妹の亜紀は正真正銘、実の妹である。父親が違うとはいえ、血の繋がった姉妹である事には変わりがない。
その実の妹と、遥奈は心からの口付けを交わした。
同じ男を好きになり、同じ男と交わり合いながら、血の繋がった妹と唇を重ねる。舌を絡ませる。濃厚なキスをする。
それは、姉妹の親愛の情を超えた甘くて淫らなキスであった。
「はあふ……お姉ちゃあん……」
「んん……亜紀……」
姉妹の交わりが見えているのかいないのか、那津男の舌は遥奈の秘所を万遍なく這い回っている。それに、舌だけでなく唇も使って媚肉を食み、吸い付いてくる。
「んふう……」
那津男の舌と唇が気持ち良い。
妹とキスをしながら、遥奈は自分の身体の奥から湧き上がってくるものを感じていた。ビリビリと身体全体を痺れさせ、四肢の芯の中に快感を伝える感覚が触手のように広がっていく。
「お姉……ちゃん。気持ち良い? 気持ち良いよね、パパの舌。あたしも、もう、イキそう……ああんっ! パパのが、おっきくて……んんんっ! も……もう……っ!」
握った亜紀の手がギュッと掴んでくる。
自分の身体に広がりつつある快感に、遥奈も妹の手を握り返す。
遥奈の股の下で、那津男は娘の媚肉を舐め回し続けている。舌を使い、唇を使い、鼻先まで使って遥奈のオンナの部分を刺激する。
あと一押しで、遥奈の身体は絶頂を迎えそうだ。その一押しを求めて、遥奈は両足をさらに広げて腰を落とした。義父の顔に媚肉を押し付け、腰を前後に動かす。これまで遥奈であれば、考えられない行為である。
娘の求めに応えるように、口を大きく開いた那津男が、媚肉を丸ごと飲み込むように吸い付いてきた。そして義父の舌先は媚肉を割り開き、その奥にある女の一番敏感な肉の芽を探り当てる。
「ん……はああっ! い……あああんっ!」
那津男の舌先によって生まれた甘くて鋭い刺激に、遥奈の身体が跳ね上がるように震えた。下腹の奥から広がった快感は、四肢の芯をえぐるように遥奈の身体を駆け巡る。身体を塗り替えるような愉悦の波が、少女の身体を満たしていく。全身が、快感だけになる。
「あ……ふあ……あああっ!」
同時に、妹の亜紀も絶頂を迎えたようである。遥奈と繋いだを力いっぱい握りしめ、全身を震わせて身体を弓なりに逸らす。
義理の父親に仲良く跨った姉妹は、同じように身体を震わせて快感を貪るのだった。
「あ……はああ……」
「お姉ちゃん……」
「亜紀……」
「……パパが苦しそうだよ?」
「ひえっ!」
自分が何に跨っていたのかを思い出した遥奈は、慌てて那津男から飛びのいた。
「ご、ごめんなさい、お義父さん!」
「大丈夫だ。……お前のエッチな汁で溺れそうになったがな」
「んなっ……」
そう言って身体を起こした那津男は、娘を引き寄せてキスをした。義父の口の周りは、自分の愛液でドロドロだった。
「ん……」
「亜紀はイッたみたいだから、次はお前の番だな」
「はえ? 私ももう、今……」
「俺はまだなんだ。亜紀、交代だよ」
「うん、分かった」
蜜壷からぬるりと義父の男根を抜き取った亜紀は、遥奈の背後に回り込んで姉の乳房を鷲掴みにした。
「あたしたちだけ満足しちゃダメだよね。ちゃんとパパも気持ち良くしてあげなきゃ……ねっと!」
「きゃうっ!」
姉を背後から抱きかかえた亜紀は、そのまま圧し掛かるようにして遥奈をベッドに押し付けた。そして姉の白くて綺麗なお尻をつるりと撫でる。
「はい、パパ。この格好でするのが好きなんでしょ? お姉ちゃんはお尻を少し上げて?」
いわゆる寝バックの態勢に無理やりされた遥奈は、それでも素直に従って脚を軽く広げた。那津男の目に、お尻とその間にある媚肉を見せつけるようにする。
「亜紀……、後で覚えてなさいよ……!」
「えへへー、コワイなー」
などと言いつつ、亜紀は遥奈の耳元に顔を近付けて囁いた。
「あたしもこの格好でパパにされたけど、お姉ちゃんも好きでしょ?」
どうやら、この態勢でしているところも、以前に覗かれていたようである。
「姉妹ゲンカは勘弁してくれよ。……いくよ」
「ふ……。ん……あああんっ!」
俯せになっている遥奈の身体を、那津男がさらに覆い被さってきた。蜜壷の入り口に那津男のモノが当たっていたが、それが遥奈の中に押し入ってきた。まるで、そのまま喉元まで貫かれたような快感が遥奈の身体の中心を走る。寝バックの態勢で得られるこの快感は、那津男とのセックスで得られる、遥奈の好きな感覚の一つである。
「んんふ……、んんっ! お義父さんが……いっぱい……で……」
「んふふ、そうだよねぇ。パパに入れられると、身体の中がパパでいっぱいになる感じがするよねぇ」
俯せになって那津男に突き入れられている遥奈の脇で、亜紀は嬉しそうに姉と義父のセックスを眺めている。
そんな亜紀と目が合った遥奈は、薄く唇を開いて舌を出した。そして、何かを舐めるような仕草で舌をチロチロとさせる。
「……っ! んふふ、やっぱり、お姉ちゃんもエッチなんだねぇ」
姉の意図が伝わったのか、俯せになった遥奈の正面に移動した亜紀は、大きく脚を開いて秘所を差し出した。遥奈の目の前に、妹のオンナの部分が晒される。
「仲間外れは、イヤでしょ?」
「うん……、あたしも一緒に、したいよ……」
那津男に背後から突かれながら、遥奈は妹の媚肉に舌を這わせた。
亜紀の幼い陰唇は未発達で、ぴっちりとした割れ目が綺麗に縦筋となっている。だが、さっきまで義父の肉棒を納めていたせいか、割れ目の間からは淫らな女の汁が漏れ出していた。
それを掬い取るような動きで、遥奈は妹に舌の奉仕を始めた。
「んんっ……。お姉ちゃんの……舌……、エッチだよぉ」
「二人とも、エロいな……っ!」
那津男の腰の動きが速くなってきた。絶頂を迎えるのが早いような気がするが、さっきまで亜紀と交わっていたのだから、それも当然と言えた。
あるいは、姉妹で淫らに交わる光景に興奮したのだろうか。
「い、イクぞ……っ! おああっ!」
その声と共に、那津男は遥奈に深く突き入れた態勢で固まった。腰をわずかに震わせて、娘の中に精液を注ぎ込む。
「ふ……はああっ……。はあっ、はあっ……」
背後から覆い被さったまま、那津男は娘の身体の上で脱力していた。
那津男の身体は確かに重いが、仰向けでも、俯せでも、男が絶頂を迎えて自分の身体に体重を預けているのが、遥奈は好きだった。そのまま、愛しい男の身体の重みを感じながら、まどろみの中に落ちていきそうになる。
だが、遥奈の口を突いて出た言葉は、色気とは無縁のものであった。
「……お腹すいた」
「そうだね。朝御飯もまだだし」
「お前ら……女の子なのに、余韻とか情緒とか、そういうのはないのか……」
「今さらでしょ。それに……」
一瞬だけ、遥奈は亜紀と視線を交わす。
「今日はずっと、こんな感じで家族サービスしてくれるんでしょ? お義父さん」
「いっぱいしようね、パパ♪」
***
トーストとサラダ。ベーコンエッグにコーヒーという簡単な朝食を済ませた三人は、これからの事を話していた。
ちなみに三人とも、裸のままである。
「それで、アイツを探す事にしたの?」
「そうだ」
「あたしは反対……。どっかで野垂れ死んでればいいんだ……」
「亜紀……」
「お前たちの気持ちも分かるから、探すといっても俺だけだ。芙由美とお前たちを会わせるような事はしない。遥奈にも言った通り、これはただの手続きなんだ。お前たちを芙由美から切り離し、俺だけのモノにするためのな」
「パパだけの……」
その言葉に、亜紀は眼を輝かせた。
「それじゃあっ! あたしたち、パパと結婚できるの?!」
「ああ~、残念ながら、そいつはダメなんだ。一度養子縁組をして親子関係になったら、結婚は出来ない」
「なんでよっ! あたしたちとパパは、血が繋がってないんだよっ! 本当の親子じゃないのにっ! ……あああっ! ゴメン、パパっ! そういう意味じゃないのっ!」
「大丈夫だ。分かってる」
そう言って、那津男は隣に座る亜紀の頭に手を載せた。
「だけど、結婚は出来ないが、結婚式は出来る」
「ふえ?」
「俺たちの関係は、俺たちが分かっていればいいって事さ」
「そうね。私たちは親子で家族だけど、それは別に、誰かの許可が必要な事じゃないものね」
「差し当たって、亜紀は早く大人になれ。いいオンナにな」
「うん、分かったっ!」
普段であれば目覚まし時計よりも早く目を覚ますのだが、さすがに今朝だけはそうもいかなかったらしい。何しろ、二泊三日の林間学校から帰ったその日の夜に、妹の亜紀と一緒に義父とベッドを共にしたのだから。
口付けを交わし、肌を合わせ、姉妹二人と義理の父親は、三人川の字になって淫らな夜を愉しんだのである。
そして身も心も満足しきった遥奈は、愛しい男に寄り添いながら、夢も見ないような深い眠りに落ちていたらしい。
好きな男の腕枕で、爽やかな朝を迎える。
それは、女の子が夢想する可愛らしいロマンスの一つである。
遥奈の視線の先に、那津男の寝顔が見える。義父の逞しい胸に手を当てながら、いまだ夢見心地の少女は、ほうと溜息を吐いた。
「……で、亜紀は何をしているの?」
「ふへ?」
視線を那津男の下半身に向けると、朝立ちで硬くなっている那津男の肉棒を、妹の亜紀が咥えていた。遥奈と同じく、何も身に着けていない。
「パパのが元気だから、起きる前から、する気まんまんなのかなーって……」
「そんなワケ無いでしょう! 男の朝の生理現象よ!」
「冗談だよ。知ってる知ってる」
妹の歳で、なぜ知っているのかという疑問が浮かんだが、すぐに以前の学校で亜紀が借りたという少女マンガを思い出した。遥奈も読んでみたのだが、今時の少女マンガは……、などと思ったものである。
それに、姉と那津男の情事を覗いていたという事は、母親の情事を覗いていた事もあったのかもしれない。以前に住んでいた安アパートで、襖の向こうから一晩中、男と母親の嬌声が聞こえてきた事もあったのだ。幼い亜紀は寝ていたと思っていたのだが、実は寝たふりだったという事もある。
遥奈は身を起こし、大きく伸びをした。母親の芙由美は巨乳と言っていい見事な果実を胸に揺らしていたが、娘の遥奈も歳に比べてサイズは大きめだ。カーテンの隙間から漏れる陽光に照らされて、形の良い乳房がプルンと揺れた。
「朝御飯の用意をしてくるわ。いくら日曜とはいっても、程々にしておきなさいよ」
「どうせ、今日は一日、パパとここいると思うけど?」
「亜紀は昨日からずっとでしょうに……。お義父さんも寝たふりは止めて、早く起きてよ。日曜日は家の掃除って、前から決めているでしょ」
「おっと、バレてたか」
「パパ、おはよー」
「はい、おはよ。遥奈も」
「おはよう、お義父さん」
「なあ、遥奈。今日くらいはいいだろ? せっかく親子三人でいるんだ。家族サービスってヤツだよ」
そう言いながら、身体を横たえたまま、那津男は遥奈の白くて綺麗な腿に手を当てた。すすすと遥奈の腿を撫で回し、その指先で義理の娘の媚肉に軽く触れる。
「ふ……」
それは僅かな刺激であったが、昨夜からずっと義理の父親と戯れていた身体は敏感に反応した。遥奈の口から、甘くて切ない吐息が漏れる。
「こ、こんなエッチな家族サービス、聞いたコトが無いんだけど……」
「こんなに仲の良い家族は、ウチくらいのもんだからな」
確かに、今の遥奈たちの関係は良好だ。円満な家族関係と言っていい。だが、那津男の言う「仲の良い」というのが、義理とはいえ親子で肉体関係を持つ事を指しているのだから、遥奈は素直に頷けなかった。
那津男と亜紀との関係を受け入れたとはいえ、遥奈はいまだに自分を常識のある人間だと思っているのである。
そんな娘の心境など知らないと言った風に、義理の父親は口を軽く開けて舌をチロチロと揺らした。
「遥奈……」
「ん……ふ……」
義父の求めに応じて、遥奈は那津男と唇を重ねた。仰向けに寝たままの義父に覆い被さり、乳房を押し付ける。
「それじゃ、あたしが先にパパをもらうね。お姉ちゃんはキスに夢中だから、いいよね?」
確認の体をとりつつ、相手の返事を待つ事無く亜紀は那津男の肉棒に跨った。幼い無毛の媚肉に、義父の赤黒い亀頭を押し付ける。義父のモノを舐め回していた亜紀は、すでに性的な興奮に満たされていたのか、可愛らしい媚肉の割れ目は淫らな汁で濡れていた。そのおかげなのか、小さな身体に大きな男のモノが、なんなく飲み込まれていく。
「んん……んああっ! は……あ……」
那津男に聞いた話では、亜紀が処女を義父に捧げたのは、ほんの三日前だ。なのに、男のモノを受け入れるその様は、随分と慣れているように見える。自分の不在だった二泊三日の間に、亜紀はどれほど那津男と交じり合ったのだろうか。
オンナの顔を見せて肉棒を蜜壷に飲み込んだ妹は、陶然とした表情で気持ち良さげな声を漏らしていた。だが、遥奈を見て、何かに気付いたような顔をする。
「お姉ちゃんも……、んんっ! パパに、してもらったら? パパの……舌……、とってもいいよ……あああっ!」
幼い少女の身体で淫らに腰を動かす亜紀が、そんな事を言い出した。今の那津男の態勢で、女の部分に舌の愛撫を受けるのなら、遥奈は男の顔に跨る事になる。
「亜紀は歳の割りにエロい事をたくさん知ってて驚くよな。子供のくせに、エロマンガで勉強したらしいぞ」
「少女……マンガだよっ! ああんっ!」
妹の抗議は無視して立ち上がると、遥奈は那津男の頭の上に膝立ちになった。義父の肉棒を蜜壷に納めている妹と向き合う形になる。そして、ゆっくりと腰を落としていった。
那津男に秘所を舐められた事が無いわけではない。だが、これまでは遥奈の方が受け身であり、自分から女の部分を男の顔に押し付けるような態勢は初めてである。
多分、傍から見れば、とんでもなくイヤらしいポーズをしているのだと遥奈は思う。
「もっと、腰を落としていいぞ」
「んふあっ!」
さすがに那津男の方は初めてではなかったようで、抱えるように遥奈のお尻を掴むと、顔に押し付けられた義理の娘の秘所をベロベロと舐め回し始めた。
遥奈の身体を、甘くて淫らな快感が下半身から迸る。普段、義理の父親に跨っている時は正対した騎乗位なので、大抵は那津男と両手を恋人繋ぎにしていた。だが、今は逆向きで、那津男は娘のお尻を撫で回しており、手の行き場が無い。媚肉から来るストレートな快感に身体を震わせながら、遥奈は両手をフラフラと彷徨わせた。
「お姉ちゃん」
と、正面で那津男と交わっている妹が姉を呼んだ。腰を前後に動かしながら、甘く淡く微笑んでいる。そして、両手を遥奈に向って差し出した。
遥奈も両手を差し出し、亜紀と手を繋ぐ。
そして、妹とキス。
血の繋がっていない那津男とは違い、妹の亜紀は正真正銘、実の妹である。父親が違うとはいえ、血の繋がった姉妹である事には変わりがない。
その実の妹と、遥奈は心からの口付けを交わした。
同じ男を好きになり、同じ男と交わり合いながら、血の繋がった妹と唇を重ねる。舌を絡ませる。濃厚なキスをする。
それは、姉妹の親愛の情を超えた甘くて淫らなキスであった。
「はあふ……お姉ちゃあん……」
「んん……亜紀……」
姉妹の交わりが見えているのかいないのか、那津男の舌は遥奈の秘所を万遍なく這い回っている。それに、舌だけでなく唇も使って媚肉を食み、吸い付いてくる。
「んふう……」
那津男の舌と唇が気持ち良い。
妹とキスをしながら、遥奈は自分の身体の奥から湧き上がってくるものを感じていた。ビリビリと身体全体を痺れさせ、四肢の芯の中に快感を伝える感覚が触手のように広がっていく。
「お姉……ちゃん。気持ち良い? 気持ち良いよね、パパの舌。あたしも、もう、イキそう……ああんっ! パパのが、おっきくて……んんんっ! も……もう……っ!」
握った亜紀の手がギュッと掴んでくる。
自分の身体に広がりつつある快感に、遥奈も妹の手を握り返す。
遥奈の股の下で、那津男は娘の媚肉を舐め回し続けている。舌を使い、唇を使い、鼻先まで使って遥奈のオンナの部分を刺激する。
あと一押しで、遥奈の身体は絶頂を迎えそうだ。その一押しを求めて、遥奈は両足をさらに広げて腰を落とした。義父の顔に媚肉を押し付け、腰を前後に動かす。これまで遥奈であれば、考えられない行為である。
娘の求めに応えるように、口を大きく開いた那津男が、媚肉を丸ごと飲み込むように吸い付いてきた。そして義父の舌先は媚肉を割り開き、その奥にある女の一番敏感な肉の芽を探り当てる。
「ん……はああっ! い……あああんっ!」
那津男の舌先によって生まれた甘くて鋭い刺激に、遥奈の身体が跳ね上がるように震えた。下腹の奥から広がった快感は、四肢の芯をえぐるように遥奈の身体を駆け巡る。身体を塗り替えるような愉悦の波が、少女の身体を満たしていく。全身が、快感だけになる。
「あ……ふあ……あああっ!」
同時に、妹の亜紀も絶頂を迎えたようである。遥奈と繋いだを力いっぱい握りしめ、全身を震わせて身体を弓なりに逸らす。
義理の父親に仲良く跨った姉妹は、同じように身体を震わせて快感を貪るのだった。
「あ……はああ……」
「お姉ちゃん……」
「亜紀……」
「……パパが苦しそうだよ?」
「ひえっ!」
自分が何に跨っていたのかを思い出した遥奈は、慌てて那津男から飛びのいた。
「ご、ごめんなさい、お義父さん!」
「大丈夫だ。……お前のエッチな汁で溺れそうになったがな」
「んなっ……」
そう言って身体を起こした那津男は、娘を引き寄せてキスをした。義父の口の周りは、自分の愛液でドロドロだった。
「ん……」
「亜紀はイッたみたいだから、次はお前の番だな」
「はえ? 私ももう、今……」
「俺はまだなんだ。亜紀、交代だよ」
「うん、分かった」
蜜壷からぬるりと義父の男根を抜き取った亜紀は、遥奈の背後に回り込んで姉の乳房を鷲掴みにした。
「あたしたちだけ満足しちゃダメだよね。ちゃんとパパも気持ち良くしてあげなきゃ……ねっと!」
「きゃうっ!」
姉を背後から抱きかかえた亜紀は、そのまま圧し掛かるようにして遥奈をベッドに押し付けた。そして姉の白くて綺麗なお尻をつるりと撫でる。
「はい、パパ。この格好でするのが好きなんでしょ? お姉ちゃんはお尻を少し上げて?」
いわゆる寝バックの態勢に無理やりされた遥奈は、それでも素直に従って脚を軽く広げた。那津男の目に、お尻とその間にある媚肉を見せつけるようにする。
「亜紀……、後で覚えてなさいよ……!」
「えへへー、コワイなー」
などと言いつつ、亜紀は遥奈の耳元に顔を近付けて囁いた。
「あたしもこの格好でパパにされたけど、お姉ちゃんも好きでしょ?」
どうやら、この態勢でしているところも、以前に覗かれていたようである。
「姉妹ゲンカは勘弁してくれよ。……いくよ」
「ふ……。ん……あああんっ!」
俯せになっている遥奈の身体を、那津男がさらに覆い被さってきた。蜜壷の入り口に那津男のモノが当たっていたが、それが遥奈の中に押し入ってきた。まるで、そのまま喉元まで貫かれたような快感が遥奈の身体の中心を走る。寝バックの態勢で得られるこの快感は、那津男とのセックスで得られる、遥奈の好きな感覚の一つである。
「んんふ……、んんっ! お義父さんが……いっぱい……で……」
「んふふ、そうだよねぇ。パパに入れられると、身体の中がパパでいっぱいになる感じがするよねぇ」
俯せになって那津男に突き入れられている遥奈の脇で、亜紀は嬉しそうに姉と義父のセックスを眺めている。
そんな亜紀と目が合った遥奈は、薄く唇を開いて舌を出した。そして、何かを舐めるような仕草で舌をチロチロとさせる。
「……っ! んふふ、やっぱり、お姉ちゃんもエッチなんだねぇ」
姉の意図が伝わったのか、俯せになった遥奈の正面に移動した亜紀は、大きく脚を開いて秘所を差し出した。遥奈の目の前に、妹のオンナの部分が晒される。
「仲間外れは、イヤでしょ?」
「うん……、あたしも一緒に、したいよ……」
那津男に背後から突かれながら、遥奈は妹の媚肉に舌を這わせた。
亜紀の幼い陰唇は未発達で、ぴっちりとした割れ目が綺麗に縦筋となっている。だが、さっきまで義父の肉棒を納めていたせいか、割れ目の間からは淫らな女の汁が漏れ出していた。
それを掬い取るような動きで、遥奈は妹に舌の奉仕を始めた。
「んんっ……。お姉ちゃんの……舌……、エッチだよぉ」
「二人とも、エロいな……っ!」
那津男の腰の動きが速くなってきた。絶頂を迎えるのが早いような気がするが、さっきまで亜紀と交わっていたのだから、それも当然と言えた。
あるいは、姉妹で淫らに交わる光景に興奮したのだろうか。
「い、イクぞ……っ! おああっ!」
その声と共に、那津男は遥奈に深く突き入れた態勢で固まった。腰をわずかに震わせて、娘の中に精液を注ぎ込む。
「ふ……はああっ……。はあっ、はあっ……」
背後から覆い被さったまま、那津男は娘の身体の上で脱力していた。
那津男の身体は確かに重いが、仰向けでも、俯せでも、男が絶頂を迎えて自分の身体に体重を預けているのが、遥奈は好きだった。そのまま、愛しい男の身体の重みを感じながら、まどろみの中に落ちていきそうになる。
だが、遥奈の口を突いて出た言葉は、色気とは無縁のものであった。
「……お腹すいた」
「そうだね。朝御飯もまだだし」
「お前ら……女の子なのに、余韻とか情緒とか、そういうのはないのか……」
「今さらでしょ。それに……」
一瞬だけ、遥奈は亜紀と視線を交わす。
「今日はずっと、こんな感じで家族サービスしてくれるんでしょ? お義父さん」
「いっぱいしようね、パパ♪」
***
トーストとサラダ。ベーコンエッグにコーヒーという簡単な朝食を済ませた三人は、これからの事を話していた。
ちなみに三人とも、裸のままである。
「それで、アイツを探す事にしたの?」
「そうだ」
「あたしは反対……。どっかで野垂れ死んでればいいんだ……」
「亜紀……」
「お前たちの気持ちも分かるから、探すといっても俺だけだ。芙由美とお前たちを会わせるような事はしない。遥奈にも言った通り、これはただの手続きなんだ。お前たちを芙由美から切り離し、俺だけのモノにするためのな」
「パパだけの……」
その言葉に、亜紀は眼を輝かせた。
「それじゃあっ! あたしたち、パパと結婚できるの?!」
「ああ~、残念ながら、そいつはダメなんだ。一度養子縁組をして親子関係になったら、結婚は出来ない」
「なんでよっ! あたしたちとパパは、血が繋がってないんだよっ! 本当の親子じゃないのにっ! ……あああっ! ゴメン、パパっ! そういう意味じゃないのっ!」
「大丈夫だ。分かってる」
そう言って、那津男は隣に座る亜紀の頭に手を載せた。
「だけど、結婚は出来ないが、結婚式は出来る」
「ふえ?」
「俺たちの関係は、俺たちが分かっていればいいって事さ」
「そうね。私たちは親子で家族だけど、それは別に、誰かの許可が必要な事じゃないものね」
「差し当たって、亜紀は早く大人になれ。いいオンナにな」
「うん、分かったっ!」
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