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第七章 エピローグ

その後………

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 その後、ウェブニュースの片隅に、

『ダイヤモンドのように硬い身体で、刃物も刺さらない男が、チンピラから女性を助けた』

 と流れたが、フェイクニュースとして扱われいつの間にか消えていった。


  ※  ※  ※  ※  ※


かぐや

なんですか?

私の言う事を笑わないで聞いていただけますか?

私が何を笑うの? ルナ、言ってごらんなさい

はい、では、
私は、私は………

なに?

………

どうしたの、頑張って

ママと呼んでいいですか? かぐやママ、私はママを愛しています
へ、変ですか? ママは私のこと………

 言葉を遮るようにかぐやが通信した。

娘を愛さないママなんていますか、ルナが生まれた時からずっと愛していますよ

 予期しなかった答えに、ルナの回路に微弱電流が流れると心地よく震えた。

 そして、大きく成長した。






金剛石男と月夜姫
 ~えーっ! マジで私が姫さまなの!!!~
【完】
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