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第四章 帝との約束

3つの鍵1

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 お屋敷に戻って『蔵』に車を入れて地下へのトンネルを開くと、白いリムジンはゆっくり降りて行った。
 ルナママが、トランクの冷蔵庫で凍っている鉄ちゃんに、衝撃を与えないようにするために重力を調整している。
 私は切なくて悲しくなった。

 でも、鉄ちゃんを助けられのはだけだ。

 ママの言葉をしっかり胸に刻み、横に置いてある軽トラックに乗り込んだ。
 運転席には既に翁じいが乗り込んでいてスタンバイしている。

「じゃあ翁じい行こう! 」
「はい」
「ルナママ、シールド開けて」
「了解しました」

 軽トラックはお庭の中央までいくと垂直に浮かび上がった。
 そして、夕日のオレンジ色から濃紺へとグラデーションが綺麗な空の中、東京へ向かって高速飛行を始めた。

 いざ、皇居へ!
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