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第一章 地球人と月夜姫

月夜姫と鉄ちゃんのメール

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———月夜姫のメール———


鉄ちゃんへ


もう身の危機は去りました。
心配してくれてありがとうございます
m(_ _)m
でもね翁じいの都合でちょっと遠くに行くことになって少しの間メールが出せなくなります。ゴメンね。
携帯電話が通じないところなんだ。
帰るまで待っててね。


月夜


———鉄ちゃんのメール———


月夜ちゃんへ

ひゃあ
今どき携帯電話通じないとこなんて、地球にあるの?
(持ってないから分からないけど)
すっごい興味ある、どこなの?
すっごい山奥?
すっごい地下?
南極?
アフリカのサバンナ?

でも元気そうでよかったです




———月夜姫のメール———


鉄ちゃんへ

鉄ちゃんにだけ本当のこと言うね。

笑わないでね………(*⁰▿⁰*)

行くのは【月】(・Д・)

月に行くんだ。
びっくしした?
本当だよ(//∇//)

月夜


———鉄ちゃんのメール———


月夜ちゃんへ


つきはちきゅうじゃありません
でんぱがとどきそうもありませんね
いろいろだいじょうぶでしょうか?
つきよちゃんはうそついたことないもんね
ぼくはしこうていししました





———月夜姫のメール———


鉄ちゃんへ

話しはいろいろややこしくて、説明するのがムズカシイ!
でも私を信じて待っていてね。
帰ってきた時はもう働いていると思うけど必ず迎えにいくからね!

月夜


———鉄ちゃんのメール———


月夜ちゃんへ

僕はぜったい月夜ちゃんを信じてます
メールができないのは寂しいけど、会える日を待ってる

月でもどこでも行っといで、でもこれだけは約束してほしい
元気でいること!
危ないことはしないこと!

行ってらっしゃーいって笑顔で叫んだよー




———月夜姫のメール———


鉄ちゃんへ

うん(^ν^)
必ず元気で帰って来ます!
「行ってきまーす」

月夜



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