『思春期のかがりちゃん』season２

⑪『委員長の失恋』

かが「ゆきちゃんのことが…好きです！！！」

私は告白した。
ゆきちゃんは驚いた顔をしていた。


ゆ「え！？告白！？」

私は続けて伝えた。

かが「これだけは伝えたかったの！私の気持ち！」


ゆきちゃんが顔を赤くして答えた。

ゆ「あ、ありがとう…///嬉しいよ。でも…」



かが「わかってる！…わかってるよ。」
私は俯きそうになったけど、
真っ直ぐとゆきちゃんをみつめた。


かが「ゆきちゃんにはいちごちゃんがいるのはわかってる。けど、私のこの想いはどうしてもちゃんと伝えたかったの！！」


ゆ「ありがとう。かがりんの気持ち、ちゃんと伝わったよ。」

ゆきちゃんはにっこりと笑った。


かが「……最後にお願いしてもいい？」

ゆ「うん？なに？」


かが「キス…してほしい…駄目ならかまわなッ…！？」


ゆきちゃんは私のメガネを外して
優しくキスをしてきた。

ゆ「特別だよ♡」

私はぼう然としてしまった。
絶対に断られるって思ってたから…


ゆ「これからも私の友だちでいてね♡」

かが「うん…///」


私たちは少し話した後解散した。



1人で帰路につく。
すると前に人が立っていた。

かんなちゃんだ。

かん「お疲れさま。」

かが「かんなちゃん…」

私はかんなちゃんのほうに走った。

かが「…かんなちゃんッ！私、私ね。ちゃんと気持ち伝えたよ！私の気持ち。。。」

かん「あぁ。」

かが「ちゃんと…伝わった…よ。私の…想い……」

あれ？涙が止まらない。
おかしいな。ちゃんと気持ちは伝えたはずなのに。胸が痛い。苦しい。


かんなちゃんをみると、
私にむかって両手を広げてくれていた。

かん「よく頑張った。おいで。」


私はかんなちゃんに歩み寄り胸をかりた。

私はかんなちゃんの腕の中でわんわん泣いた。




これが私の人生初の"失恋"。