『ブラックボックス』

うどん

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〜第5章〜

121.『エト』

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ハナを監禁している部屋から出たシロサキはある人物に電話を掛けていた。


シロ「・・・あぁ、シロサキだ。リカさんから話は聞いてる?…そう。今からそっちに行くから用意しておいて。…じゃあ。」

シロサキは電話を切り、バイクに乗って移動した。


バイクを走らせて30分。
到着した先は古びた薬局店だった。


シロ「お邪魔するよ。」


?「・・・随分早いな。シロサキ。」


白衣を着た黒髪の男が店の奥から出てきた。


シロ「準備出来てるんだろうね?エト。」


男の名前は『エト』。
組織に所属している闇医者だ。
口が悪く、シロサキはエトが苦手らしい。



エト「あぁ。リカ様の頼みだ。当たり前だろ馬鹿が。ほら。」

エトは頼まれた物を出した。
出したのはクスリだった。


シロ「((相変わらず口の悪いヤツだな…))」


エト「これは1日3回まで。5時間以上空けてから使えよ。わかったか?」

エトはクスリの説明を始めた。

そしてエトはもう1つクスリを取り出した。



エト「これはまだ試作段階だが、使うヤツは刑事ってリカ様から聞いている。多分大丈夫だろう。」


シロ「これはどんな効果があるんだ?」

エトはため息をついた。


エト「試作段階って言っただろ。ちゃんと聞いてたのかお前。詳しい効果は実験しないとわからん。だが中に危険ドラッグの成分が入っている。中毒になる可能性があるから使うなら気をつけろ。」


エトは試作品のクスリの説明をした。


シロ「なるほど。わかった。いざとなったら使ってみよう。」

シロサキはクスリを受け取った。

エト「こっちのクスリはリカ様が『犬』の調教に使用なされているヤツだ。スイもこれを使っていた。これは命には支障はない。だがこの試作品は命の保証は無い。それだけ覚えておけ。」

シロ「了解。ありがとう。」

エト「わかったら早く行け。私は忙しいんだ。」

エトは手をパタパタさせシロサキを帰らそうとした。

シロサキはクスリを受け取って店を出た。


シロ「ほんと感じ悪いなアイツ…腹立つわぁ…」

シロサキは悪態をつけながらバイクに乗った。


シロ「試作品ね……。危険ドラッグって言ってたけどなにが入ってんだろ?」

シロサキは試作品に何が配合されてるのか気になったがエトに聞いても腹が立つだけなのでやめた。


シロ「まぁいいか。戻ろっ」

シロサキはバイクを走らせハナを監禁している場所に戻った。


シロサキはハナの監禁部屋に戻って来た。


「あ、お疲れ様です!」
1人の男がシロサキの帰りに気づいた。

「「「お疲れ様です!」」」


シロ「どうだ?刑事さんは。」


「はい。楽しませて貰ってますが、まだ堕ちないですね。」

シロサキはハナの様子を見る。

ハナは激しく犯されており、身体は男たちの体液まみれになっていた。
しかしハナの目は死んでおらず怒りが満ちていた。


ハナ「・・・待っとったで……シロサキぃ……」

ハナは戻ってきたシロサキを睨みつける。


シロ「・・・くっさ。イカ臭いぞお前。」

シロサキは鼻をつまんだ。



シロ「おいお前ら。汚いからこの女洗え。玩具はちゃんと綺麗に片付けろって親に教わらなかったか?」



「は、はい!分かりました!」


男たちは濡らしたタオルでハナの身体を拭いていく。


ハナ「・・・」


ハナはずっとシロサキを睨んでいた。
男たちなど眼中に無かった。


シロ「そんなに見つめられたら照れるじゃないか。」

ハナ「なにいうてんねんアホ。お前は絶対許さへんからな…」

シロサキは鼻で笑った。


「吹き終わりました。シロサキさん。」


シロ「ご苦労さま。十分楽しめただろう?もう下がれ。」


「はい。ありがとうございました。失礼します。」

男たちは監禁部屋を出た。


シロ「さて…2人っきりになったね。ハナ刑事。」


ハナ「あぁ。はよ外さんかい。ボコボコにしたる。」


シロ「怖い怖い。まだ外さないよ。まだな。」

シロサキはハナの身体を見つめる。

シロサキはハナの腹部にスタンガンを押し当てる。


ハナ「ッ!?」

バチバチとスタンガンが鳴り響き、ハナは反り返った。


シロ「懐かしいなぁ。お前の先輩にもこうしてやったのを思い出したよ。リン…だったっけ?アイツお漏らししてたなぁ。あの時は笑ったよ。あははは」


ハナ「ッ!?お前……リン先輩を……」


シロサキはまたスタンガンを押し当てる。

シロ「お前はどこまで耐えれるかな?ハナちゃん♡」

監禁部屋にスタンガンの音とハナの叫び声が響き渡る。

数分間に続いたがハナは耐え続けた。


シロ「お前結構タフだねぇ。じゃあここはどう?」

シロサキはスタンガンをハナの秘部に押し当てる。


ハナ「や、やめ……ヒギィッ!!?」

ハナはビクビクと痙攣させ、とうとう失禁した。


シロ「アハハハハハ!!やっと漏らした!そう!その顔!その顔が見たかったの!!」

シロサキは爆笑した。


ハナ「うぅ……」


あまりの電撃でハナは意識が朦朧とする。


シロサキはチャンスと思い、エトから受け取ったクスリを飲ませた。


シロ「大丈夫。これでよくなるよ。」



ハナ「な……なにを……飲ませたんや……」


ハナの意識が遠のいていく。



シロ「それは起きてからのお楽しみだ。」


ハナはシロサキを見つめながら意識を失った。。。
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